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第12章 vs聖義の剣
第250話 七罪"強欲"のダート
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「おいっ!しっかりしろ!」
「っ!?す、すまん!」
ルクスは目の前にいる人物の言葉で我に
返った。先程まで何故か、昔の記憶が頭
の中を駆け巡り、それに没頭していたの
だが今はそんなことをしている場合では
ない。なんせ今もなお、"新生人"の攻撃から彼を守って
くれている者がいるのだから。
「危ないところを助けてくれて、感謝す
る!"蒼き竜棍"モールよ!」
「どうやら、まだ闘志は消えていないよ
うだな……………やれるか?」
「ああ!代わってくれるか?」
「よしっ!いくぞっ!そらっ!」
「ぎぎやあっ!?」
一気に力を抜いて後ろへと下がるモー
ル。すると急に支えがなくなった"新生人"は体勢を崩
し、つんのめる状態になった。そして、
そのタイミングに合わせて駆けていたル
クスは軸脚をしっかりと踏み込み、渾身
の蹴りをお見舞いした。
「"ルクス・キック"!!」
「ぐぎぎやあっ!?」
これにはたまらず吹っ飛ばされて地面へ
と転がる"新生人"。良い踏み込みから繰り出されたイン
パクトのある一撃、それと何故かは分か
らないが力が身体の奥底から溢れ出して
くるのを感じたルクスは満足そうに頷い
た。
「うし。これなら、いける!!」
「後は頑張ってくれ。もう助けは必要な
いだろう?」
「おう!」
「じゃあ、我はあそこで踏ん反り返って
る奴らの相手をしに行ってく
る………………あ、そういえば」
「ん?なんだよ」
「お前、ネーミングセンスないんだな」
「ほっとけ!!」
――――――――――――――――――
「はぁ~世話になっちまったな」
モールが敵の幹部の元へと行くのを見送
ったルクスは軽くため息をついた。彼と
しては注目しているクラン、それもいず
れは模擬戦でもできたらと考えていた者
相手に借りを作ったことで"お願い"が
しにくくなってしまったのを嘆いた。と
同時に助けられたこと自体は特にプライ
ドをへし折られたと感じることもなかっ
た。むしろ頼もしそうな背中を見たこと
でクラン"黒天の星"全体のレベルの高
さが窺えて、嬉しく感じた程である。
「……………よし、切り替えていくぞ。ま
ずは目の前の敵に集中するんだ」
ルクスは自分に言い聞かせると今、戦う
べき相手に視線を移した。するとどうだ
ろう。先程まで地面をのたうち回ってい
たはずがいつの間にか復活し、こちらを
不気味な表情で見つめている……………と
思いきや、次の瞬間にはいきなり笑い始
めたではないか。
「ぐぎゃっ、ぐぎゃっ、ぐぎゃぎゃぎゃ
ぎゃ!!」
笑えば笑う程、"新生人"の纏う魔力はどんどんと濃くな
っていく。しかも変化はそれだけにとど
まらない。身体が一回りも大きくなり、
嵌め込まれている宝玉が妖しく輝き出し
た。そして、終いには………………
「ホシイ…………ホシイ……………モット
チカラガホシイ」
明らかに本人の意思とは異なる声が聞こ
えてくる始末。ここまで変化させる七罪
の力にルクスは戦慄した。と同時に気を
引き締め直す。ここで止められなけれ
ば、一体どれだけの被害が出るかは想像
がつかない。絶対に退く訳にはいかなか
った。
「こんな力が昔、地上で猛威を奮ってた
のか……………恐ろしいな」
ルクスは臨戦態勢を崩さず、敵を注視し
た。ここから先は一瞬の油断が命取りで
ある。敵の一挙手一投足に気を配り、す
ぐに動けるよう構えておくのは当然だっ
た。おそらく、敵は先程とは比にならな
いスピードで襲い掛かってくるだろう。
そう予想したルクスだったが果たして、
それは……………当たっていた。
「ホシイ……………チカラガ!!」
「っと!」
直後、激しく正面からぶつかる2人。拳
と蹴りが交わり、その衝撃で地面は陥没
し、近くの木々が倒れていく。明らかに
常人の為せる技ではなかった。
「"ルクス・ローキック"!!」
「チカラ!モット!」
何度もぶつかり合い、余波で舞い上がっ
た土砂が容赦なく降り注ぐ。純粋な近接
戦闘。小細工などをする余裕は一切な
く、いかに己の肉体が強靭か見せつける
ようなそんな戦いがしばらく続く。
「"鋼の帝王"!!」
そんな流れが変わったのは一瞬の隙をつ
いてルクスが得意技を放った時だった。
しかし、それは先程、あまり効果がなか
った技である。では一体何故、このタイ
ミングでそれも一度失敗している技を使
ったのか。その答えは単純明快だった。
「目の前のこいつを倒すにはこれしかね
ぇ!"鋼脚"!!」
「グゥ!イ、イタイ!!」
どれだけ策を弄しようが結局は自分が最
も得意とする技には勝てないとルクスは
悟ったからだ。それに理由はハッキリと
はしないが彼は感じていたのだ。今まで
のどんな時よりも今が一番コンディショ
ンが良いと。具体的に言えば。魔力も身
体能力もいつもの何倍もあるように感じ
られたのだ。
「コレデモクラエ!」
「ぬうっ!そんなの効かんわ!」
"新生人"が繰り
出した拳を腹で難なく受け止めるルク
ス。その直後、今度はルクスの反撃が炸
裂した。
「"ルクス・ファイト"!!」
「グワッ!?アガッ!?ゲアッ!?ヤ、
ヤメロ」
拳と蹴りの雨。それらが一気に降り注
ぎ、滅多打ちにされる"新生人"。それはルクスが疲れる
まで続き、一区切りついた時にはお互い
がフラフラになっていた。
「ア………アガッ…………イ、いたい」
「はぁ、はぁ、ふぅ~」
「ぐっ、馬鹿にしやがって。お、俺を一
体誰だと思ってやがる!俺は…………七
罪"強欲"の力を得たダート様だ
ぞ!!」
「知らねぇよ!」
「知れよ!!」
「ってか、勝手に目覚めてんじゃねぇ!
"ルクス・プレス"!!」
喚き散らすダートに構わず、最後の大技
を決めにかかるルクス。それは鋼で覆い
尽くされた巨体で敵にのしかかる技であ
り、一度食らってしまえば逃げ場はどこ
にもない。
「ちくしょ~~~!!」
現にダートはどうすることもできず、大
きな叫び声が辺り一帯に響き渡る最期と
なってしまったのだった。
「っ!?す、すまん!」
ルクスは目の前にいる人物の言葉で我に
返った。先程まで何故か、昔の記憶が頭
の中を駆け巡り、それに没頭していたの
だが今はそんなことをしている場合では
ない。なんせ今もなお、"新生人"の攻撃から彼を守って
くれている者がいるのだから。
「危ないところを助けてくれて、感謝す
る!"蒼き竜棍"モールよ!」
「どうやら、まだ闘志は消えていないよ
うだな……………やれるか?」
「ああ!代わってくれるか?」
「よしっ!いくぞっ!そらっ!」
「ぎぎやあっ!?」
一気に力を抜いて後ろへと下がるモー
ル。すると急に支えがなくなった"新生人"は体勢を崩
し、つんのめる状態になった。そして、
そのタイミングに合わせて駆けていたル
クスは軸脚をしっかりと踏み込み、渾身
の蹴りをお見舞いした。
「"ルクス・キック"!!」
「ぐぎぎやあっ!?」
これにはたまらず吹っ飛ばされて地面へ
と転がる"新生人"。良い踏み込みから繰り出されたイン
パクトのある一撃、それと何故かは分か
らないが力が身体の奥底から溢れ出して
くるのを感じたルクスは満足そうに頷い
た。
「うし。これなら、いける!!」
「後は頑張ってくれ。もう助けは必要な
いだろう?」
「おう!」
「じゃあ、我はあそこで踏ん反り返って
る奴らの相手をしに行ってく
る………………あ、そういえば」
「ん?なんだよ」
「お前、ネーミングセンスないんだな」
「ほっとけ!!」
――――――――――――――――――
「はぁ~世話になっちまったな」
モールが敵の幹部の元へと行くのを見送
ったルクスは軽くため息をついた。彼と
しては注目しているクラン、それもいず
れは模擬戦でもできたらと考えていた者
相手に借りを作ったことで"お願い"が
しにくくなってしまったのを嘆いた。と
同時に助けられたこと自体は特にプライ
ドをへし折られたと感じることもなかっ
た。むしろ頼もしそうな背中を見たこと
でクラン"黒天の星"全体のレベルの高
さが窺えて、嬉しく感じた程である。
「……………よし、切り替えていくぞ。ま
ずは目の前の敵に集中するんだ」
ルクスは自分に言い聞かせると今、戦う
べき相手に視線を移した。するとどうだ
ろう。先程まで地面をのたうち回ってい
たはずがいつの間にか復活し、こちらを
不気味な表情で見つめている……………と
思いきや、次の瞬間にはいきなり笑い始
めたではないか。
「ぐぎゃっ、ぐぎゃっ、ぐぎゃぎゃぎゃ
ぎゃ!!」
笑えば笑う程、"新生人"の纏う魔力はどんどんと濃くな
っていく。しかも変化はそれだけにとど
まらない。身体が一回りも大きくなり、
嵌め込まれている宝玉が妖しく輝き出し
た。そして、終いには………………
「ホシイ…………ホシイ……………モット
チカラガホシイ」
明らかに本人の意思とは異なる声が聞こ
えてくる始末。ここまで変化させる七罪
の力にルクスは戦慄した。と同時に気を
引き締め直す。ここで止められなけれ
ば、一体どれだけの被害が出るかは想像
がつかない。絶対に退く訳にはいかなか
った。
「こんな力が昔、地上で猛威を奮ってた
のか……………恐ろしいな」
ルクスは臨戦態勢を崩さず、敵を注視し
た。ここから先は一瞬の油断が命取りで
ある。敵の一挙手一投足に気を配り、す
ぐに動けるよう構えておくのは当然だっ
た。おそらく、敵は先程とは比にならな
いスピードで襲い掛かってくるだろう。
そう予想したルクスだったが果たして、
それは……………当たっていた。
「ホシイ……………チカラガ!!」
「っと!」
直後、激しく正面からぶつかる2人。拳
と蹴りが交わり、その衝撃で地面は陥没
し、近くの木々が倒れていく。明らかに
常人の為せる技ではなかった。
「"ルクス・ローキック"!!」
「チカラ!モット!」
何度もぶつかり合い、余波で舞い上がっ
た土砂が容赦なく降り注ぐ。純粋な近接
戦闘。小細工などをする余裕は一切な
く、いかに己の肉体が強靭か見せつける
ようなそんな戦いがしばらく続く。
「"鋼の帝王"!!」
そんな流れが変わったのは一瞬の隙をつ
いてルクスが得意技を放った時だった。
しかし、それは先程、あまり効果がなか
った技である。では一体何故、このタイ
ミングでそれも一度失敗している技を使
ったのか。その答えは単純明快だった。
「目の前のこいつを倒すにはこれしかね
ぇ!"鋼脚"!!」
「グゥ!イ、イタイ!!」
どれだけ策を弄しようが結局は自分が最
も得意とする技には勝てないとルクスは
悟ったからだ。それに理由はハッキリと
はしないが彼は感じていたのだ。今まで
のどんな時よりも今が一番コンディショ
ンが良いと。具体的に言えば。魔力も身
体能力もいつもの何倍もあるように感じ
られたのだ。
「コレデモクラエ!」
「ぬうっ!そんなの効かんわ!」
"新生人"が繰り
出した拳を腹で難なく受け止めるルク
ス。その直後、今度はルクスの反撃が炸
裂した。
「"ルクス・ファイト"!!」
「グワッ!?アガッ!?ゲアッ!?ヤ、
ヤメロ」
拳と蹴りの雨。それらが一気に降り注
ぎ、滅多打ちにされる"新生人"。それはルクスが疲れる
まで続き、一区切りついた時にはお互い
がフラフラになっていた。
「ア………アガッ…………イ、いたい」
「はぁ、はぁ、ふぅ~」
「ぐっ、馬鹿にしやがって。お、俺を一
体誰だと思ってやがる!俺は…………七
罪"強欲"の力を得たダート様だ
ぞ!!」
「知らねぇよ!」
「知れよ!!」
「ってか、勝手に目覚めてんじゃねぇ!
"ルクス・プレス"!!」
喚き散らすダートに構わず、最後の大技
を決めにかかるルクス。それは鋼で覆い
尽くされた巨体で敵にのしかかる技であ
り、一度食らってしまえば逃げ場はどこ
にもない。
「ちくしょ~~~!!」
現にダートはどうすることもできず、大
きな叫び声が辺り一帯に響き渡る最期と
なってしまったのだった。
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