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第47話 友達の定義
「うおおおおっ!?なんだこれ!?風呂が!風呂が……っ!!」
今、俺は全力でびっくりしていた。
目の前にあるのは、まるで池みたいなサイズのバスタブ。白い大理石の縁取りに、香る湯気、そしてお湯には花びらがぷかぷか浮いてる。しかも何か、いい匂いするし!
「まさか……これが貴族の風呂……っ!」
脱衣所にいたメイドさんが「どうぞごゆっくり」と微笑んだときは、「あっ、はい」なんて平静を装ったけど――
(やばい!心の準備まったくできてない!)
そもそも、こんな豪華なお風呂なんて生まれて……いや、転生してから初めてだ。っていうか――
(……この世界でお風呂に入るの自体、初めてじゃない!?)
川で体を流したり、桶でお湯をかぶったりはしてきたけど、こうして浴槽に浸かるなんて経験、いまだかつてなかった。それがいきなりコレ。広い、大理石、花びら、香りつき――なにこのスペシャルバスタイム。
でも、もう入るしかない。気合いを入れて、そっとお湯に足を入れると――
「あっっっっっっっっっっっっっっったか……っ!!」
湯がやわらかい!肌がとろける!温泉か!?ここは温泉なのか!?
前世でも風呂好きだった俺、ちょっとテンションが限界突破する。
「……っふああ~~……これはもう……天国……」
肩まで湯につかりながら、ふーっと息を吐く。
さっきまでこわばっていた筋肉が、湯の中でじわじわとほぐれていく。ふぅ……なんだこれ、天国かも。
(いや、これは油断したら寝るな……)
壁には花模様のタイルが敷き詰められ、天井にはシャンデリアまで吊られている。
「風呂にシャンデリアて……なにこのオシャレ空間」
庶民出身の俺、もう完全に情報量にキャパオーバーである。あっちでは花の香り、こっちではキャンドルが揺れてる。なんかの映画セットかここ。
(あー……でも、ありがてぇ……)
気づけば、思い出し笑いが漏れていた。今日一日の出来事、そしてあの食卓でのやりとり――全部が、なんだか夢みたいで。
雷の王子?小さな英雄?誰のことですかって感じだ。現実の俺はというと、貴族のお風呂にびびって「ふおおぉ……」って声漏らしてる、ただの庶民の少年である。
「……まあ、たまにはこんな日があってもいいか」
そうして俺は、存分にお湯を堪能し、ぬくぬくの体で脱衣所に戻った。
「うおおおおおお……なんだこのパジャマ……ふっかふか……」
部屋に戻った俺は、またしても感動していた。用意されていたのは、やわらかな綿と絹が混ざったような感触のパジャマ。ふわっと肌に馴染んで、着心地が異常にいい。
「しかも部屋まで豪華かよ……」
広い。ふかふかのベッドがどーんとあって、窓辺には月明かりが差し込むレースカーテン。テーブルの上には、夜食のお菓子と温かいハーブティーまで用意されてる。
(……いや、これ完全に貴族様のおやすみセットだろ)
ベッドにバフっと倒れ込みながら、思わず笑ってしまう。体が勝手に沈み込むほどの弾力。寝落ち確定案件。
(でも……ほんとに、夢みたいだな)
ちょっと前まで、村で訓練したり、自警団について見回りに出たりしてた俺が――
今は、貴族の館のふかふかベッドに沈み込んでるだなんて。
……いや、どう考えても状況の落差が激しすぎない!?
そう思いながらまどろんでいると――
――コツ、コツ、コツ。
軽やかなノック音が聞こえた。
「ユーリくん、起きてるかしら?」
エリナの声だった。
「えっ、あ、うん! 起きてるよ!」
慌ててベッドから飛び起き、上着を直す。夜に呼ばれるなんて、何かあったのか?
「ちょっと、お話したいことがあって……少しだけ、いいかしら」
扉の外からそう聞こえてきて、俺はすぐさま返事をした。
「うん、大丈夫だよ!」
戸が静かに開くと、エリナが落ち着いた雰囲気で立っていた。
「……遅くにごめんなさい。眠たかった?」
「ううん、全然平気だよ。ちょうどさっきお風呂入って、すっかりくつろいでたとこだったし」
「ふふっ、よかった」
エリナが笑う。月明かりが、彼女の髪を優しく照らしていた。
「じゃあ、少しだけ……中で話しても?」
「ど、どうぞっ!」
俺が慌てて椅子を引くと、エリナが静かに腰を下ろした。目が合うと、どこかほんの少し、真剣な雰囲気も混じっているようで。
「そうだ、明日ちょっとだけお屋敷を案内しようと思ってるの。ミルラも一緒にね。きっと楽しいわよ」
「えっ、ほんとにいいの?」
「ええ。……その前にってわけじゃないけど、ユーリくんに、少しだけ聞きたいことがあるの」
――そう言って、エリナは少しだけ視線を落とした。
「ねえ、ユーリくん」
「ん?」
「友達って、どんな感じなの?」
突然の質問に、俺は少しだけ目を瞬かせる。
「友達……?」
「うん。今日のミルラを見てたら、すごく楽しそうで……ユーリくんと一緒だと、あんな顔するんだなって思ったの」
エリナの声は、どこか不思議そうで、でも少しだけ切なげで。
「でも、私……その、友達って、どう接するのが正しいのか、よくわからなくて」
ああ――きっと、そういう環境だったんだろうな。
相手との距離や、言葉遣いや、立場とか……それを一歩間違えれば、大人たちが勝手にざわつく世界。そんなところで育ったのなら、友達って単語も、重く聞こえてしまうのかもしれない。
「正しいとか、そういうのは別にないよ」
俺はふっと笑って、ソファの背にもたれた。
「一緒にいて楽しいとか、気楽に話せるとか。そういうのが友達なんじゃない?」
「……ふふっ。簡単に言ってくれるのね」
「簡単でしょ。僕、今日ミルラちゃんといっぱい遊んだけど、すっごい楽しかったし」
そう言うと、エリナは小さく目を見開いて、少しだけ微笑んだ。
「……羨ましいわ。私も、そんなふうに誰かと笑い合える時間が欲しかったな」
「……僕からひとつ、言ってもいい?」
そう言って、俺はエリナに目を向けた。
エリナは少し驚いたように瞬きをして、すぐに静かに頷いた。
「……ええ、なに?」
その表情には、ほんの少しの緊張と、どこか期待するような色が浮かんでいた。
きっと本人は隠しているつもりなんだろうけど、瞳がちゃんと答えを待ってる。
俺はふっと笑って、まっすぐに言葉を紡いだ。
「僕は、エリナのこと――友達だと思ってるよ」
その瞬間、エリナの目がぱちくりと大きく見開かれた。
そして、ほんの一拍遅れて、ぽっと顔が赤くなっていく。
「えっ……」
ぽつりと漏れたその声は、驚きと、それから――何か嬉しそうな震えを帯びていた。
「……ほんとに?そんなふうに、思ってくれてるの?」
「うん。今日、ミルラちゃんともいっぱい遊んで楽しかったけど……エリナと一緒に過ごせたのも、僕にとってはすごく楽しかった。だからね」
俺は少しだけ肩をすくめて、笑いながら言葉を続けた。
「僕にとって、エリナは友達なのさ」
エリナは少し俯いたまま、そっと目を細めた。
その頬には、ほんのりと赤みが差している。
「……ありがとう、ユーリくん。なんだか……うまく言えないけど、すごく嬉しい」
そう呟くエリナの声は、かすかに震えていて――でも、その目は、さっきまでよりずっと明るく見えた。
冗談っぽく肩をすくめてみせると、エリナはぷいっと顔を背けながらも、唇の端が緩んでいた。
「……ふふ、ありがと。ね、ユーリくん。やっぱり、あなたってちょっとだけ、王子様みたいよ」
「僕が?」
「うん。ミルラが言ってたの、なんか納得しちゃった」
嬉しそうに笑うエリナを見て、俺はちょっとだけ照れながらも「それ、褒めてる?」と返す。すると彼女は「褒めてるわよ」と楽しそうに笑い返した。
そして、立ち上がる。
「じゃあ、そろそろ戻るわね。……今日は、ありがとう」
「うん。こっちこそ、ありがとね」
静かに戸を閉めてエリナが去っていくと、部屋の中にほんのり温かい空気が残った。
俺はベッドの上に体を預けながら、ふっと息を吐いた。
(……そっか。エリナにとって、友達ってのも簡単じゃないんだな)
貴族の友達って、ただ気が合えばいいってもんじゃないんだろう。家の立場とか、噂とか、いろんなものが絡んでくる。
でもそれでも――
(ちゃんと、俺をそういう相手として見てくれてたんだよな)
そう思うと、ほんの少し胸が温かくなる。
そして――
「……明日は、どんな話ができるかな」
そう小さく呟いて、俺は目を閉じた。
今、俺は全力でびっくりしていた。
目の前にあるのは、まるで池みたいなサイズのバスタブ。白い大理石の縁取りに、香る湯気、そしてお湯には花びらがぷかぷか浮いてる。しかも何か、いい匂いするし!
「まさか……これが貴族の風呂……っ!」
脱衣所にいたメイドさんが「どうぞごゆっくり」と微笑んだときは、「あっ、はい」なんて平静を装ったけど――
(やばい!心の準備まったくできてない!)
そもそも、こんな豪華なお風呂なんて生まれて……いや、転生してから初めてだ。っていうか――
(……この世界でお風呂に入るの自体、初めてじゃない!?)
川で体を流したり、桶でお湯をかぶったりはしてきたけど、こうして浴槽に浸かるなんて経験、いまだかつてなかった。それがいきなりコレ。広い、大理石、花びら、香りつき――なにこのスペシャルバスタイム。
でも、もう入るしかない。気合いを入れて、そっとお湯に足を入れると――
「あっっっっっっっっっっっっっっったか……っ!!」
湯がやわらかい!肌がとろける!温泉か!?ここは温泉なのか!?
前世でも風呂好きだった俺、ちょっとテンションが限界突破する。
「……っふああ~~……これはもう……天国……」
肩まで湯につかりながら、ふーっと息を吐く。
さっきまでこわばっていた筋肉が、湯の中でじわじわとほぐれていく。ふぅ……なんだこれ、天国かも。
(いや、これは油断したら寝るな……)
壁には花模様のタイルが敷き詰められ、天井にはシャンデリアまで吊られている。
「風呂にシャンデリアて……なにこのオシャレ空間」
庶民出身の俺、もう完全に情報量にキャパオーバーである。あっちでは花の香り、こっちではキャンドルが揺れてる。なんかの映画セットかここ。
(あー……でも、ありがてぇ……)
気づけば、思い出し笑いが漏れていた。今日一日の出来事、そしてあの食卓でのやりとり――全部が、なんだか夢みたいで。
雷の王子?小さな英雄?誰のことですかって感じだ。現実の俺はというと、貴族のお風呂にびびって「ふおおぉ……」って声漏らしてる、ただの庶民の少年である。
「……まあ、たまにはこんな日があってもいいか」
そうして俺は、存分にお湯を堪能し、ぬくぬくの体で脱衣所に戻った。
「うおおおおおお……なんだこのパジャマ……ふっかふか……」
部屋に戻った俺は、またしても感動していた。用意されていたのは、やわらかな綿と絹が混ざったような感触のパジャマ。ふわっと肌に馴染んで、着心地が異常にいい。
「しかも部屋まで豪華かよ……」
広い。ふかふかのベッドがどーんとあって、窓辺には月明かりが差し込むレースカーテン。テーブルの上には、夜食のお菓子と温かいハーブティーまで用意されてる。
(……いや、これ完全に貴族様のおやすみセットだろ)
ベッドにバフっと倒れ込みながら、思わず笑ってしまう。体が勝手に沈み込むほどの弾力。寝落ち確定案件。
(でも……ほんとに、夢みたいだな)
ちょっと前まで、村で訓練したり、自警団について見回りに出たりしてた俺が――
今は、貴族の館のふかふかベッドに沈み込んでるだなんて。
……いや、どう考えても状況の落差が激しすぎない!?
そう思いながらまどろんでいると――
――コツ、コツ、コツ。
軽やかなノック音が聞こえた。
「ユーリくん、起きてるかしら?」
エリナの声だった。
「えっ、あ、うん! 起きてるよ!」
慌ててベッドから飛び起き、上着を直す。夜に呼ばれるなんて、何かあったのか?
「ちょっと、お話したいことがあって……少しだけ、いいかしら」
扉の外からそう聞こえてきて、俺はすぐさま返事をした。
「うん、大丈夫だよ!」
戸が静かに開くと、エリナが落ち着いた雰囲気で立っていた。
「……遅くにごめんなさい。眠たかった?」
「ううん、全然平気だよ。ちょうどさっきお風呂入って、すっかりくつろいでたとこだったし」
「ふふっ、よかった」
エリナが笑う。月明かりが、彼女の髪を優しく照らしていた。
「じゃあ、少しだけ……中で話しても?」
「ど、どうぞっ!」
俺が慌てて椅子を引くと、エリナが静かに腰を下ろした。目が合うと、どこかほんの少し、真剣な雰囲気も混じっているようで。
「そうだ、明日ちょっとだけお屋敷を案内しようと思ってるの。ミルラも一緒にね。きっと楽しいわよ」
「えっ、ほんとにいいの?」
「ええ。……その前にってわけじゃないけど、ユーリくんに、少しだけ聞きたいことがあるの」
――そう言って、エリナは少しだけ視線を落とした。
「ねえ、ユーリくん」
「ん?」
「友達って、どんな感じなの?」
突然の質問に、俺は少しだけ目を瞬かせる。
「友達……?」
「うん。今日のミルラを見てたら、すごく楽しそうで……ユーリくんと一緒だと、あんな顔するんだなって思ったの」
エリナの声は、どこか不思議そうで、でも少しだけ切なげで。
「でも、私……その、友達って、どう接するのが正しいのか、よくわからなくて」
ああ――きっと、そういう環境だったんだろうな。
相手との距離や、言葉遣いや、立場とか……それを一歩間違えれば、大人たちが勝手にざわつく世界。そんなところで育ったのなら、友達って単語も、重く聞こえてしまうのかもしれない。
「正しいとか、そういうのは別にないよ」
俺はふっと笑って、ソファの背にもたれた。
「一緒にいて楽しいとか、気楽に話せるとか。そういうのが友達なんじゃない?」
「……ふふっ。簡単に言ってくれるのね」
「簡単でしょ。僕、今日ミルラちゃんといっぱい遊んだけど、すっごい楽しかったし」
そう言うと、エリナは小さく目を見開いて、少しだけ微笑んだ。
「……羨ましいわ。私も、そんなふうに誰かと笑い合える時間が欲しかったな」
「……僕からひとつ、言ってもいい?」
そう言って、俺はエリナに目を向けた。
エリナは少し驚いたように瞬きをして、すぐに静かに頷いた。
「……ええ、なに?」
その表情には、ほんの少しの緊張と、どこか期待するような色が浮かんでいた。
きっと本人は隠しているつもりなんだろうけど、瞳がちゃんと答えを待ってる。
俺はふっと笑って、まっすぐに言葉を紡いだ。
「僕は、エリナのこと――友達だと思ってるよ」
その瞬間、エリナの目がぱちくりと大きく見開かれた。
そして、ほんの一拍遅れて、ぽっと顔が赤くなっていく。
「えっ……」
ぽつりと漏れたその声は、驚きと、それから――何か嬉しそうな震えを帯びていた。
「……ほんとに?そんなふうに、思ってくれてるの?」
「うん。今日、ミルラちゃんともいっぱい遊んで楽しかったけど……エリナと一緒に過ごせたのも、僕にとってはすごく楽しかった。だからね」
俺は少しだけ肩をすくめて、笑いながら言葉を続けた。
「僕にとって、エリナは友達なのさ」
エリナは少し俯いたまま、そっと目を細めた。
その頬には、ほんのりと赤みが差している。
「……ありがとう、ユーリくん。なんだか……うまく言えないけど、すごく嬉しい」
そう呟くエリナの声は、かすかに震えていて――でも、その目は、さっきまでよりずっと明るく見えた。
冗談っぽく肩をすくめてみせると、エリナはぷいっと顔を背けながらも、唇の端が緩んでいた。
「……ふふ、ありがと。ね、ユーリくん。やっぱり、あなたってちょっとだけ、王子様みたいよ」
「僕が?」
「うん。ミルラが言ってたの、なんか納得しちゃった」
嬉しそうに笑うエリナを見て、俺はちょっとだけ照れながらも「それ、褒めてる?」と返す。すると彼女は「褒めてるわよ」と楽しそうに笑い返した。
そして、立ち上がる。
「じゃあ、そろそろ戻るわね。……今日は、ありがとう」
「うん。こっちこそ、ありがとね」
静かに戸を閉めてエリナが去っていくと、部屋の中にほんのり温かい空気が残った。
俺はベッドの上に体を預けながら、ふっと息を吐いた。
(……そっか。エリナにとって、友達ってのも簡単じゃないんだな)
貴族の友達って、ただ気が合えばいいってもんじゃないんだろう。家の立場とか、噂とか、いろんなものが絡んでくる。
でもそれでも――
(ちゃんと、俺をそういう相手として見てくれてたんだよな)
そう思うと、ほんの少し胸が温かくなる。
そして――
「……明日は、どんな話ができるかな」
そう小さく呟いて、俺は目を閉じた。
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