3 / 3
3話
しおりを挟む
「ふー。さて」
ステラはジャンプして枝の家に飛び移り中に入る。ステラは指をパチンと鳴らしテーブルの上にティーポットとカップ2つをどこからか出すと椅子に座る。
「おーい。仕事終わったぞー」
その瞬間、部屋の何もないところから魔法陣が現れるその中から2人が出てくる。
1人は肩まである黒と白いメッシュの髪に赤い瞳。高貴な黒い服に身を包んだ女性。2メートル以上ある大きな体にモデルのようなスラリとした女性。魔王ノア。
もう1人は前進紫色の鎧。その胸には人の顔にばってんを付けた白い模様が付いていて、腰には1本の剣を下げている。魔王より小さいが170センチある人物。おそらく護衛の騎士だろう。
「はいこれ」
ノアは手に持っていた小さな袋をテーブルに置くと椅子に座る。
「今日はなーに?」
「今日はチョコチップクッキー。好きでしょ」
「うん!」
ステラは嬉しそうに袋からクッキーを取り出す。食べる前に指をパチンと鳴らすとティーポットが宙に浮き、カップに紅茶を注ぐ。
「クッキーおいしい!やっぱりノアちゃんが作るクッキーは最高だね」
「ありがと。紹介するね。彼女はステラ。私の古くからの友人」
ノアに突然紹介され騎士は驚いていたがすぐに敬礼をし
「よろしくお願いいたします!ステラ様!」
「ん」
ステラは紅茶を飲むとノアに質問する。
「ねえ?何しに来たの?わたしのこと紹介するってことはその子、なんかあんでしょ?」
「そ。この子のこと面倒見てほしいの」
「ふーん」
ステラは興味なさそうにクッキーを頬張る。
「あれ?リアクションが薄いな」
「そりゃこんだけ生きてたらね。それにその子…ねえ騎士ちゃん」
「は、はい!!」
「脱げ」
「はっ!…………なんて?」
「聞こえなかったか?脱げ。鎧も服も全部脱いで裸になれ」
「で、ですが…」
騎士は言い返そうとしたがステラが人差し指と親指を立てて騎士に向かって銃のように構える。
「はいドーン」
その瞬間、ステラの指から何かが発射され騎士の兜を掠めそのまま壁に穴を空ける。
「ひっ!」
掠めた兜の端にひびが入る。
「脱げ」
満面の笑みでそう言うステラに騎士は首を前に振るしかなかった。
「……はい…」
騎士は諦めて鎧を脱ぎ始める。そんな彼女を見ながらステラが口を開く。
「なあ。あの子嫁にくれ」
騎士は驚いて小手を落としてしまう。
「え、え?」
「ほらほら脱いだ脱いだ」
ステラはそう言って騎士に鎧を脱ぐよう言う。
「で?どうなの?」
「うーん」
ノアは手を顎に置いて悩む。
「私が決めることじゃないしなー。直接聞いたら?」
「よし!上からの許可は取った!あとは…」
ステラは騎士の方を向く。騎士はちょうど鎧を脱ぎ終えていた。
前髪が右目にかかっていて後ろ髪を縛った長く青い髪。白いTシャツからはみ出そうな大きな胸。騎士と言う程鍛えられてはおらず、一見そこらにいる女性と大差ないそんな女性だ。
「あ、あの脱ぎ終わりました…」
そう言いきった瞬間ステラは指をパチンと鳴らし気づいたら騎士の背後、空中にいた。騎士が気づくより先にステラは騎士の胸右胸を揉む。
「きゃっ!」
「この感触…最高だねー」
ステラはにやけ顔でそう言いさらに左手でも胸を揉み始める。
「君名前は?」
「わ、わたしは…ソニア…ですっ。」
息を荒げながらソニアは答える。
「ソニアちゃんね。ソニアちゃんはわたしの嫁になりたい?」
「で、でもステラ様も女性…ですよね?」
「わたしは女の子と結婚したいの。男は死ね」
ステラはソニアの首筋をペロッと軽く舐める。
「ひゃっ!」
ソニアは我慢していたがついに声を出してしまう。
「んー?」
ステラは首を捻ると2度、3度と首を舐める。
「あっ、まっ」
ステラはソニアの胸から手を離し床に足をつける。
「はあ、はあ」
ソニアはその場に倒れ込む。
「ねえノアちゃん。この子って人間?いや、ハーフ?」
「ち、違います!」
ソニアはすぐに否定するがノアは「そうだ」と肯定する。
「ま、魔王様!」
「まあまあ、ステラは人間差別は行わないよ」
この世界には魔物差別、人間差別という差別がある。その名の通り、人間は魔物を差別していて魔物は人間を差別している。敵対しているという理由もあるがそもそもの理由として人間が魔物が見た目が違うと差別をしたことから始まる。それに対抗して魔物も人間を差別している。この差別は下手をすると殺しに発展する可能性があるので相手の前で人間、魔物であることを明かしてはいけないのだ。
「そうそう、わたしはそんな差別はしな……男くらいしかしないよ」
(するんだ…)
「この感じだと人間と悪魔のハーフ……いや、人間7、悪魔3の7:3か」
「おおー。流石ステラ。ちょっと舐めただけで女の子の種族がわかるという変態っぷり!」
「いやーそれほどでも~」
ステラは照れ臭そうに頭を掻く。ステラは指を鳴らし再び椅子に座る。
「っと。で?この子どうして預かるの?」
「魔物の中でも彼女に対する差別が多くて。それがいじめが起こるほどの酷さだったからここに連れてきたの」
「ここは安地じゃあないんだよ」
「え?違うの?」
「ちゃうわ。ま、いいよ。1人だと暇だしね」
「よし、決定!」
ノアは紅茶を飲むと席を立つ。
「ソニア?一応確認だけどここに異動という形だけどいいのかい?」
ソニアはすぐに立ち上がり敬礼のポーズをする。
「はい!大丈夫です!」
「そうかい。じゃ私は帰るよ」
「じゃあねノアちゃん!」
ノアは軽く手を振るとその場から消えた。
ステラはクッキーを1つ食べ紅茶を飲む。
「じゃ改めて自己紹介だね。わたしは元魔王軍でこの『森の武器屋さん』のオーナー。ステラ」
「わ、わたしは魔王軍騎士隊の新米、ソニアです!
よろしくお願いします!」
お互い自己紹介をし終えるとステラが立ち上がる。
「ま、そんな緊張しないでいいよ。パワハラとかないからさ」
「パワハラ?」
「ま、とりあえずクッキー食べよ」
「は、はい」
ソニアは席に座りクッキーを食べ始める。
「食べ終わったらここの紹介してくねー」
「は、はい」
ステラはジャンプして枝の家に飛び移り中に入る。ステラは指をパチンと鳴らしテーブルの上にティーポットとカップ2つをどこからか出すと椅子に座る。
「おーい。仕事終わったぞー」
その瞬間、部屋の何もないところから魔法陣が現れるその中から2人が出てくる。
1人は肩まである黒と白いメッシュの髪に赤い瞳。高貴な黒い服に身を包んだ女性。2メートル以上ある大きな体にモデルのようなスラリとした女性。魔王ノア。
もう1人は前進紫色の鎧。その胸には人の顔にばってんを付けた白い模様が付いていて、腰には1本の剣を下げている。魔王より小さいが170センチある人物。おそらく護衛の騎士だろう。
「はいこれ」
ノアは手に持っていた小さな袋をテーブルに置くと椅子に座る。
「今日はなーに?」
「今日はチョコチップクッキー。好きでしょ」
「うん!」
ステラは嬉しそうに袋からクッキーを取り出す。食べる前に指をパチンと鳴らすとティーポットが宙に浮き、カップに紅茶を注ぐ。
「クッキーおいしい!やっぱりノアちゃんが作るクッキーは最高だね」
「ありがと。紹介するね。彼女はステラ。私の古くからの友人」
ノアに突然紹介され騎士は驚いていたがすぐに敬礼をし
「よろしくお願いいたします!ステラ様!」
「ん」
ステラは紅茶を飲むとノアに質問する。
「ねえ?何しに来たの?わたしのこと紹介するってことはその子、なんかあんでしょ?」
「そ。この子のこと面倒見てほしいの」
「ふーん」
ステラは興味なさそうにクッキーを頬張る。
「あれ?リアクションが薄いな」
「そりゃこんだけ生きてたらね。それにその子…ねえ騎士ちゃん」
「は、はい!!」
「脱げ」
「はっ!…………なんて?」
「聞こえなかったか?脱げ。鎧も服も全部脱いで裸になれ」
「で、ですが…」
騎士は言い返そうとしたがステラが人差し指と親指を立てて騎士に向かって銃のように構える。
「はいドーン」
その瞬間、ステラの指から何かが発射され騎士の兜を掠めそのまま壁に穴を空ける。
「ひっ!」
掠めた兜の端にひびが入る。
「脱げ」
満面の笑みでそう言うステラに騎士は首を前に振るしかなかった。
「……はい…」
騎士は諦めて鎧を脱ぎ始める。そんな彼女を見ながらステラが口を開く。
「なあ。あの子嫁にくれ」
騎士は驚いて小手を落としてしまう。
「え、え?」
「ほらほら脱いだ脱いだ」
ステラはそう言って騎士に鎧を脱ぐよう言う。
「で?どうなの?」
「うーん」
ノアは手を顎に置いて悩む。
「私が決めることじゃないしなー。直接聞いたら?」
「よし!上からの許可は取った!あとは…」
ステラは騎士の方を向く。騎士はちょうど鎧を脱ぎ終えていた。
前髪が右目にかかっていて後ろ髪を縛った長く青い髪。白いTシャツからはみ出そうな大きな胸。騎士と言う程鍛えられてはおらず、一見そこらにいる女性と大差ないそんな女性だ。
「あ、あの脱ぎ終わりました…」
そう言いきった瞬間ステラは指をパチンと鳴らし気づいたら騎士の背後、空中にいた。騎士が気づくより先にステラは騎士の胸右胸を揉む。
「きゃっ!」
「この感触…最高だねー」
ステラはにやけ顔でそう言いさらに左手でも胸を揉み始める。
「君名前は?」
「わ、わたしは…ソニア…ですっ。」
息を荒げながらソニアは答える。
「ソニアちゃんね。ソニアちゃんはわたしの嫁になりたい?」
「で、でもステラ様も女性…ですよね?」
「わたしは女の子と結婚したいの。男は死ね」
ステラはソニアの首筋をペロッと軽く舐める。
「ひゃっ!」
ソニアは我慢していたがついに声を出してしまう。
「んー?」
ステラは首を捻ると2度、3度と首を舐める。
「あっ、まっ」
ステラはソニアの胸から手を離し床に足をつける。
「はあ、はあ」
ソニアはその場に倒れ込む。
「ねえノアちゃん。この子って人間?いや、ハーフ?」
「ち、違います!」
ソニアはすぐに否定するがノアは「そうだ」と肯定する。
「ま、魔王様!」
「まあまあ、ステラは人間差別は行わないよ」
この世界には魔物差別、人間差別という差別がある。その名の通り、人間は魔物を差別していて魔物は人間を差別している。敵対しているという理由もあるがそもそもの理由として人間が魔物が見た目が違うと差別をしたことから始まる。それに対抗して魔物も人間を差別している。この差別は下手をすると殺しに発展する可能性があるので相手の前で人間、魔物であることを明かしてはいけないのだ。
「そうそう、わたしはそんな差別はしな……男くらいしかしないよ」
(するんだ…)
「この感じだと人間と悪魔のハーフ……いや、人間7、悪魔3の7:3か」
「おおー。流石ステラ。ちょっと舐めただけで女の子の種族がわかるという変態っぷり!」
「いやーそれほどでも~」
ステラは照れ臭そうに頭を掻く。ステラは指を鳴らし再び椅子に座る。
「っと。で?この子どうして預かるの?」
「魔物の中でも彼女に対する差別が多くて。それがいじめが起こるほどの酷さだったからここに連れてきたの」
「ここは安地じゃあないんだよ」
「え?違うの?」
「ちゃうわ。ま、いいよ。1人だと暇だしね」
「よし、決定!」
ノアは紅茶を飲むと席を立つ。
「ソニア?一応確認だけどここに異動という形だけどいいのかい?」
ソニアはすぐに立ち上がり敬礼のポーズをする。
「はい!大丈夫です!」
「そうかい。じゃ私は帰るよ」
「じゃあねノアちゃん!」
ノアは軽く手を振るとその場から消えた。
ステラはクッキーを1つ食べ紅茶を飲む。
「じゃ改めて自己紹介だね。わたしは元魔王軍でこの『森の武器屋さん』のオーナー。ステラ」
「わ、わたしは魔王軍騎士隊の新米、ソニアです!
よろしくお願いします!」
お互い自己紹介をし終えるとステラが立ち上がる。
「ま、そんな緊張しないでいいよ。パワハラとかないからさ」
「パワハラ?」
「ま、とりあえずクッキー食べよ」
「は、はい」
ソニアは席に座りクッキーを食べ始める。
「食べ終わったらここの紹介してくねー」
「は、はい」
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
地味な薬草師だった俺が、実は村の生命線でした
阿里
ファンタジー
恋人に裏切られ、村を追い出された青年エド。彼の地味な仕事は誰にも評価されず、ただの「役立たず」として切り捨てられた。だが、それは間違いだった。旅の魔術師エリーゼと出会った彼は、自分の能力が秘めていた真の価値を知る。魔術と薬草を組み合わせた彼の秘薬は、やがて王国を救うほどの力となり、エドは英雄として名を馳せていく。そして、彼が去った村は、彼がいた頃には気づかなかった「地味な薬」の恩恵を失い、静かに破滅へと向かっていくのだった。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる