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2話
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ゴブリンが家に入るとそこには白い机が1つとと白い椅子が4つポツンと置かれていた。
「適当に座っとけ」
「アリガト」
ゴブリンが椅子に座ると鎧の女性は隣に座った。
「傷を癒す。矢を抜くから我慢しろ」
「ワカッタ」
「あとわたしと話すときは人間語じゃなくてゴブリン語で大丈夫だ」
「ほんとか?」
ゴブリンは先程とは違う言語を話す。
「問題ない。職業上言語はある程度知ってる。じゃあ抜くぞ」
「ああ」
ゴブリンは歯を噛み締めると鎧の女性は足の矢を一気に抜く。
「あああぁぁぁ!!」
ゴブリンが悲鳴を上げるが鎧の女性は背中の矢に手を掛ける。
「背中も抜くぞ」
鎧の女性はゴブリンの許可を取る前に矢を一気に抜く。
「ガアァァァ!!イダアァイアァ!!」
「ヒール」
悲鳴を上げるゴブリンに回復の魔法をかける。するとすぐに傷は消えた。
「あれ?痛みが?」
「回復魔法をかけた。痛みはないか?」
「大丈夫だ」
「事情はある程度わかってる。それでどうしたい?」
「どうしたいって?」
「人間と戦うか逃げるか」
「それは……」
ゴブリンは悩むがすぐに答えを出した。
「戦う」
「そうか」
鎧の女性はそう言うと
「着いてこい」
と席を立つ。女性はドアではなくその反対の壁に歩いていった。
「お、おい、そっちは壁だぞ」
ゴブリンがそう言うと鎧の女性は壁に触れる。すると壁が倒れ、新たな道ができた。
「え!?」
ゴブリンがそこに行くとその道は下に続いていた。
「落ちるぞ」
鎧の女性がそう言ってその穴に落ちてった。
「え、待って!」
ゴブリンも追いかけるように落ちてった。
「うわぁぁぁ!」
ゴブリンが下まで落ちるとクッションがありそこに着地した。
「いてて」
ゴブリンが目を開くとそこは大きな洞窟だった。トゲのような青い水晶がいくつもありそれがライト代わりになっていて洞窟のあちこちに洞穴ができていた。
「ここは?」
「ここはわたしの武器工房。またの名を森の武器屋さんだ」
「それで?ここに何があるんだ?」
「ああ。少し待ってろ」
鎧の女性は1つの洞穴へと入っていった。そしてすぐに戻ってきた。その両手には抱えるように鎧と剣を持っていた。
「これを付けろ。そしてこの剣で戦え」
赤く顔の出せる2本の短い角が兜。肩と肘にそれぞれ1本ずつ棘が付いている。赤い鎧に爪先に棘の付いた足鎧。そして緑色の宝石が付いた赤い剣。ゴブリンはそれらを装備した。
「これ思ったより軽いな」
「これは見た目以上に軽く、さらに魔法防御力、防御力、攻撃力、魔法力、素早さ、体力のアップ。剣には見た目通り炎の魔法が付与されている。」
「けど、こんなもの貰っても返せるものが…」
ゴブリンは下を向く。鎧の女性は肩に手をポンと手を置く。
「別にいい。それよりその装備ならあのゴミに勝てるはずだ。行ってこい」
鎧の女性は1つの洞穴を指差す。
「ありがと!」
ゴブリンは頭を深々と下げてその洞穴へと走っていった。
その洞穴を通ると長い坂道が続いていた。その坂道を登りきるとそこはには壁があった。
「これを押すのか?」
壁を押すと壁はあっさりと開いた。その壁は大きな木の一部で木がドアのように開いた。ゴブリンはドアを閉めて薄い草を抜け少し歩いてるとすぐに先程の3人に出会った。
「オマエラ!」
「あ?てめぇさっきの……?なんか装備変じゃね?」
「いや!見かけ倒しだ!やっちまえ!」
「はっ!」
弓矢使いが3本の矢を同時に放つ。が、ゴブリンはその矢を剣で防ぐ。
「なに!」
「ハア!」
ゴブリンは弓矢使いに剣を振るう。その刃は弓矢使いの体を肩から斬る。
「ぐあぁぁ!」
弓矢使いが悲鳴を上げるのと同時に弓矢使いは炎に包まれた。そしてすぐに灰となって消滅した。
「は?え?」
剣士は驚いて目が飛び出そうなほど驚いていた。ゴブリンは剣士の方を向く。
「ま、待て!」
剣士がそう言うが無視してゴブリンは剣士の1人を斬り燃やす。
「アトハオマエダ」
「ひぃっ!」
剣士は驚いて腰が抜けてその場に尻餅をつく。そんな剣士にゴブリンは歩き出す。
「ままま、ままってまって!待ってください!お金!お金払うから!いくらでも払いますから!」
「シルカ」
ゴブリンは剣を思いっきり振り下ろす。
ゴブリンが先程の大きな木に戻ると先程の鎧の女性が待っていた。
「やりきったか?」
その問いにゴブリンは頷く。そしてゴブリンは膝をついて頭を地面につける。
「本当にありがとうございました!」
「気にするな」
鎧の女性はそう言うと鎧を脱ぎ始める。
脱ぎ終わるとそこには長い銀髪に青い瞳。黒いパーカーに黒い短パンを履いた鎧より2回りくらい小さな少女が出てきた。
「え?女の子?」
「ふふ?小さいって思った?」
少女は笑顔で聞くとゴブリンは首を横に振る。
「おれの方が背が小さい!大きいよ」
「ありがと。そんなゴブリンさんにプレゼント!」
ステラは右指をパチンと鳴らす。すると2人の間にたくさんの鎧や剣が突然現れた。よく見るとその鎧と剣は今ゴブリンが装備しているものと同じものだ。
「これは?」
「炎の装備一式×3だ。お前にやる」
「そんな悪いよ!」
「気にすんな。お前の仲間にあげてやれ」
ゴブリンは風呂敷に入れた装備を背負ってステラに手を振りながらその場を後にした。
「適当に座っとけ」
「アリガト」
ゴブリンが椅子に座ると鎧の女性は隣に座った。
「傷を癒す。矢を抜くから我慢しろ」
「ワカッタ」
「あとわたしと話すときは人間語じゃなくてゴブリン語で大丈夫だ」
「ほんとか?」
ゴブリンは先程とは違う言語を話す。
「問題ない。職業上言語はある程度知ってる。じゃあ抜くぞ」
「ああ」
ゴブリンは歯を噛み締めると鎧の女性は足の矢を一気に抜く。
「あああぁぁぁ!!」
ゴブリンが悲鳴を上げるが鎧の女性は背中の矢に手を掛ける。
「背中も抜くぞ」
鎧の女性はゴブリンの許可を取る前に矢を一気に抜く。
「ガアァァァ!!イダアァイアァ!!」
「ヒール」
悲鳴を上げるゴブリンに回復の魔法をかける。するとすぐに傷は消えた。
「あれ?痛みが?」
「回復魔法をかけた。痛みはないか?」
「大丈夫だ」
「事情はある程度わかってる。それでどうしたい?」
「どうしたいって?」
「人間と戦うか逃げるか」
「それは……」
ゴブリンは悩むがすぐに答えを出した。
「戦う」
「そうか」
鎧の女性はそう言うと
「着いてこい」
と席を立つ。女性はドアではなくその反対の壁に歩いていった。
「お、おい、そっちは壁だぞ」
ゴブリンがそう言うと鎧の女性は壁に触れる。すると壁が倒れ、新たな道ができた。
「え!?」
ゴブリンがそこに行くとその道は下に続いていた。
「落ちるぞ」
鎧の女性がそう言ってその穴に落ちてった。
「え、待って!」
ゴブリンも追いかけるように落ちてった。
「うわぁぁぁ!」
ゴブリンが下まで落ちるとクッションがありそこに着地した。
「いてて」
ゴブリンが目を開くとそこは大きな洞窟だった。トゲのような青い水晶がいくつもありそれがライト代わりになっていて洞窟のあちこちに洞穴ができていた。
「ここは?」
「ここはわたしの武器工房。またの名を森の武器屋さんだ」
「それで?ここに何があるんだ?」
「ああ。少し待ってろ」
鎧の女性は1つの洞穴へと入っていった。そしてすぐに戻ってきた。その両手には抱えるように鎧と剣を持っていた。
「これを付けろ。そしてこの剣で戦え」
赤く顔の出せる2本の短い角が兜。肩と肘にそれぞれ1本ずつ棘が付いている。赤い鎧に爪先に棘の付いた足鎧。そして緑色の宝石が付いた赤い剣。ゴブリンはそれらを装備した。
「これ思ったより軽いな」
「これは見た目以上に軽く、さらに魔法防御力、防御力、攻撃力、魔法力、素早さ、体力のアップ。剣には見た目通り炎の魔法が付与されている。」
「けど、こんなもの貰っても返せるものが…」
ゴブリンは下を向く。鎧の女性は肩に手をポンと手を置く。
「別にいい。それよりその装備ならあのゴミに勝てるはずだ。行ってこい」
鎧の女性は1つの洞穴を指差す。
「ありがと!」
ゴブリンは頭を深々と下げてその洞穴へと走っていった。
その洞穴を通ると長い坂道が続いていた。その坂道を登りきるとそこはには壁があった。
「これを押すのか?」
壁を押すと壁はあっさりと開いた。その壁は大きな木の一部で木がドアのように開いた。ゴブリンはドアを閉めて薄い草を抜け少し歩いてるとすぐに先程の3人に出会った。
「オマエラ!」
「あ?てめぇさっきの……?なんか装備変じゃね?」
「いや!見かけ倒しだ!やっちまえ!」
「はっ!」
弓矢使いが3本の矢を同時に放つ。が、ゴブリンはその矢を剣で防ぐ。
「なに!」
「ハア!」
ゴブリンは弓矢使いに剣を振るう。その刃は弓矢使いの体を肩から斬る。
「ぐあぁぁ!」
弓矢使いが悲鳴を上げるのと同時に弓矢使いは炎に包まれた。そしてすぐに灰となって消滅した。
「は?え?」
剣士は驚いて目が飛び出そうなほど驚いていた。ゴブリンは剣士の方を向く。
「ま、待て!」
剣士がそう言うが無視してゴブリンは剣士の1人を斬り燃やす。
「アトハオマエダ」
「ひぃっ!」
剣士は驚いて腰が抜けてその場に尻餅をつく。そんな剣士にゴブリンは歩き出す。
「ままま、ままってまって!待ってください!お金!お金払うから!いくらでも払いますから!」
「シルカ」
ゴブリンは剣を思いっきり振り下ろす。
ゴブリンが先程の大きな木に戻ると先程の鎧の女性が待っていた。
「やりきったか?」
その問いにゴブリンは頷く。そしてゴブリンは膝をついて頭を地面につける。
「本当にありがとうございました!」
「気にするな」
鎧の女性はそう言うと鎧を脱ぎ始める。
脱ぎ終わるとそこには長い銀髪に青い瞳。黒いパーカーに黒い短パンを履いた鎧より2回りくらい小さな少女が出てきた。
「え?女の子?」
「ふふ?小さいって思った?」
少女は笑顔で聞くとゴブリンは首を横に振る。
「おれの方が背が小さい!大きいよ」
「ありがと。そんなゴブリンさんにプレゼント!」
ステラは右指をパチンと鳴らす。すると2人の間にたくさんの鎧や剣が突然現れた。よく見るとその鎧と剣は今ゴブリンが装備しているものと同じものだ。
「これは?」
「炎の装備一式×3だ。お前にやる」
「そんな悪いよ!」
「気にすんな。お前の仲間にあげてやれ」
ゴブリンは風呂敷に入れた装備を背負ってステラに手を振りながらその場を後にした。
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