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第2章 天国への階段
突然のサヨナラ
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梶原は私たちを見回して、動揺しながらまた祐を見つめた。
「一体どういうことなんだ?なんで、祥子さんが事故に…」
と梶原が眉をしかめて言うと、そこに集中治療室のドアが開いて、中から白衣をまとった男性医師が現れて、みんなはハッとして医師の周りに集まった。
「手は尽くしたのですが、内臓破裂のため出血がひどく、もう、手の施しようがありません…。どうぞ、中に……」
「えっ……?!」
私の肩に力が入り、地に足が鉛のようにくっついて、動けない。
「萌梨……」
祐が私の肩を支えてくれる。でも、私は頭を横に振った。
「やだ…」
「お母さん、萌梨の顔、見たいんじゃないのか?」
祐が優しくそう言うと、私はたちまち涙が溢れて頬に零れ落ちた。
梶原は、圭太くんと美夜を連れて、すでに中に入っている。
「萌梨、おいで」
と梶原が言うと、私はそんな梶原を見て、お母さんの元に駆け寄った。
「お母さん…!!」
と私が言うと、ベッドの上にいる傷だらけのお母さんが、私を見て微かに唇を動かした。
「え?なに?お母さん、なぁに?」
泣きながら私がそう言うと、お母さんの瞳に涙が溢れてきた。
でも、すでに言葉は声にならずに、お母さんの瞳は虚ろに揺れた。
私はそんなお母さんを見つめると、
「お母さん!?いや!いやあぁーーーッ!」
と肩を揺らしながらそう叫び、泣き崩れた。後ろの方では、梶原が美夜を抱きしめて、祐と圭太くんも肩を抱き合いながら、言葉をなくしていた。
*
昨日の夜は、祐に抱かれて幸せな一夜だった。彼女がいるって分かっているのに、私はすごく嬉しかったの。理由とか痛みとか、考えたくもないくらい………。
だから、これから毎日が楽しくなるんだって思ったのに…。
なんで?
お母さん、なんで、死んじゃうのよ!
ひどいよ……!!
*
お通夜で、私は美夜の手を繋ぎ、ずっと会場の一番前の席にいた。親戚が集まり、みんなが梶原を慰めて、私たちにも同情の視線が集まる。
逃げ出したい衝動にかられてきつく目を閉じると、祐が私の後ろから、肩にそっと手を置いた。
「俺がそばにいるよ」
小さく祐がそう言うと、私は余計に涙が溢れてきて、小さく頷いた。
「一体どういうことなんだ?なんで、祥子さんが事故に…」
と梶原が眉をしかめて言うと、そこに集中治療室のドアが開いて、中から白衣をまとった男性医師が現れて、みんなはハッとして医師の周りに集まった。
「手は尽くしたのですが、内臓破裂のため出血がひどく、もう、手の施しようがありません…。どうぞ、中に……」
「えっ……?!」
私の肩に力が入り、地に足が鉛のようにくっついて、動けない。
「萌梨……」
祐が私の肩を支えてくれる。でも、私は頭を横に振った。
「やだ…」
「お母さん、萌梨の顔、見たいんじゃないのか?」
祐が優しくそう言うと、私はたちまち涙が溢れて頬に零れ落ちた。
梶原は、圭太くんと美夜を連れて、すでに中に入っている。
「萌梨、おいで」
と梶原が言うと、私はそんな梶原を見て、お母さんの元に駆け寄った。
「お母さん…!!」
と私が言うと、ベッドの上にいる傷だらけのお母さんが、私を見て微かに唇を動かした。
「え?なに?お母さん、なぁに?」
泣きながら私がそう言うと、お母さんの瞳に涙が溢れてきた。
でも、すでに言葉は声にならずに、お母さんの瞳は虚ろに揺れた。
私はそんなお母さんを見つめると、
「お母さん!?いや!いやあぁーーーッ!」
と肩を揺らしながらそう叫び、泣き崩れた。後ろの方では、梶原が美夜を抱きしめて、祐と圭太くんも肩を抱き合いながら、言葉をなくしていた。
*
昨日の夜は、祐に抱かれて幸せな一夜だった。彼女がいるって分かっているのに、私はすごく嬉しかったの。理由とか痛みとか、考えたくもないくらい………。
だから、これから毎日が楽しくなるんだって思ったのに…。
なんで?
お母さん、なんで、死んじゃうのよ!
ひどいよ……!!
*
お通夜で、私は美夜の手を繋ぎ、ずっと会場の一番前の席にいた。親戚が集まり、みんなが梶原を慰めて、私たちにも同情の視線が集まる。
逃げ出したい衝動にかられてきつく目を閉じると、祐が私の後ろから、肩にそっと手を置いた。
「俺がそばにいるよ」
小さく祐がそう言うと、私は余計に涙が溢れてきて、小さく頷いた。
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