優しい夜のうた

びぅむ

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第12章 崩壊

滋との関係は…

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「佃島滋くんとは、本当は付き合ってたんじゃないの?心配だよね…」

と祐が突然訊ねてくると、私は胸がキュンと締め付けられて俯いた。

「付き合ってたわけじゃないよ。でも、私のこと、好きだって言ってくれた。話すようになったのはごく最近なんだけど、滋先輩は、私に前に進むことを教えてくれた。このまま誰にも何も言わないで1人で抱え込む気か…って。なんて言われても、美夜を守るために耐えてきたけど、梶原は結局約束を破って美夜に手を出してたことがわかって、辛くて…もうどうでもよくなった。投げ出したかった…。そんな時、滋先輩が助けてくれたんだ。嫌いになってもいいから、全部吐き出せって。それで先輩の胸でワンワン泣いたよ。子どもみたいに。溜まってたものを話していく内に、どんどん祐のことを思い出してた。でも、それは恋愛じゃない、憧れなんだって思い込もうとした。だけど、それなら、今こんなに苦しいのは何故だろうって思って。梶原から、祐は死んだって言われた時、死ぬほど辛かった。怖かったよ。あの時、自分にとって誰が一番大切な人なのか、はっきりわかったんだ。先輩のことは好きよ。とっても大事な人。でもそれは、友達としてなの」

私はそう言いながら涙が溢れてくると、祐は優しく私を抱きしめてくれた。
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