君につづく道〜禁断の13〜

びぅむ

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第13章 プロポーズ

8

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一緒にいた私にも襲いかかってきて、理は全身で私を守って、かわりに銃弾に当たった。

あの時は、死ぬかと思って本当に怖かった。銃弾とか銃声なんて 、私には関係ない世界。なのに、理はそっち側の人なんだ。その現実を、突きつけられた気がした。前にレストランでへんな人に襲われた時も、そう。理が助けてくれたんだよ。いつも、守られてるのは私のほうなの。なのに、その理を苦しめる存在にだけは、なりたくない。

それなら、私は理から離れて、気づかれないようそっと1人で産んで、育てる。

好きだから。

理のことが、好きだから。





旅館で、私は窓際にあるリクライニングの椅子に座って、うたた寝していた。旅館の夕食は、美味しいお刺身や海鮮焼きも出て、満腹で眠くなってしまった。滋は飲み物を買ってくると言って、部屋を出ていったけれど、私は少し罪悪感があった。滋が、まさかここまでついて来てくれると思わなかったから。

一応、寝室は別にしてくれてるけど。

だって、滋は今、美夜の恋人だし。いくらその気はない友達と言っても、美夜を悲しませるつもりは、ない。

これから、どうしようかな。

東京には戻らない。

お父さんたちには後で手紙を書くとして、とりあえず何処かで腰を落ち着かせなきゃね。
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