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8.私を肯定してくれる人
アンリの行動は早かった。プロポーズの返事をしたその日のうちに私の家族に報告し、自分の家族にも電報を送った。
アンリはこの国を生活の拠点にして、時々自国に戻るスタイルにするそうだ。
「ご家族は反対しないの?」
いくら公爵家を出ているとはいえ、伯爵様であることには変わりない。自国での社交や仕事は大丈夫なのだろうか。それに私は子爵家の娘で持参金もない。しかも仕事を続けるつもりで、貴族の娘としては変わり者だ。「そんな女との結婚は許さない!」と言われても仕方がないと思っている。でも説得する気概はある。せっかく両想いになったのに簡単に諦める気はない。何よりもアンリが好きだし、アンリの家族にも認められて幸せになりたい。
「大丈夫だよ。両親は隠居してのんびりしている。家は兄が継いで安泰だ。兄は私とリーゼの結婚を祝福してくれている。私は自国での生活に執着はないし、リーゼがいるところが私の居場所だ。兄は時々顔を出してくれればいいと言ってくれている」
「なんだか申し訳ないわ。でもありがとう」
ありがたいが嫁としてそれでいいのだろうか? アンリはあまり言いたがらないので詳しいことはわからないが、お兄様との関係は良好だけどご両親や親せきとは複雑な状況らしい。
いつか話してくれるかな? ブロワさんやエマさんは気にしなくていいと言ってくれているので甘えちゃおう。
「身内なんてほどほどに距離を取ったほうがいい関係を続けられる場合もあります。リーゼさんは坊ちゃんとの生活だけを考えてくださればいいのです」
「はい!」
高位貴族ともなるといろいろな事情があって大変なのだと察せられた。ちなみにブロワさんとエマさんはアンリを坊ちゃんと呼ぶ。アンリは嫌がっているが私はそれを楽しく見ている。でもアンリの体裁のために結婚後は「旦那様」と呼ぶことで話がついている。
アンリは私を大切にしてくれる。プレゼントもくれるし外出もする。でも私が一番嬉しいのは私のすべてを肯定してくれること。本来なら私は伯爵夫人としてアンリをサポートするべきなのに、仕事をしたいという気持ちを尊重してくれた。むしろアンリにサポートをさせてしまう。ごめんと謝ったら叱られた。
「リーゼをサポートするのは私の喜びだし、リーゼの望みを叶えるのは私の幸せだ。だから謝らないで。それに私もリーゼにサポートしてもらうつもりでいる。あてにしているよ」
「わかったわ。任せて!」
アンリは私を対等に見てくれる。でも甘やかすことも忘れない。私だってアンリを甘やかしちゃうんだから。負けないぞ! と意気込んでいる。
煩雑な手続きも滞りなく終わり、無事にアンリとの婚約が整った。私たちの結婚式は半年後になった。アンリと私の意向で家族だけでこの国で行う。そのあとに新婚旅行でアンリのご家族にご挨拶をすることになった。アンリのお兄様と奥様とお子様たちからお祝いの手紙を受け取った。嬉しい。お会いできる日が楽しみだ
アンリは王都の立地のいい場所に屋敷を構えていた。伯爵の身分にしては大きいような……。すでにエマさんが仕切って使用人も揃っている。
両親は持参金を持たせようとしたがアンリは必要ないと言った。私に関わる全てのものを自分で稼いだお金で用意したいと言い張った。両親は困惑したが「花嫁の家族に負担をかけないことが私の家のしきたりですから!」と押し切られた。ブロワさんに聞いたらそんなしきたりはないとのこと。アンリらしい。私は素敵な旦那様を捕まえてしまった。絶対にアンリに相応しい奥様になってみせる。
伯爵邸の内装は私の好みを優先してくれて改装も済んだ。仕事部屋も作ってくれて完璧な生活が待っている。
ブロワさんが執事として伯爵家を支えてくれることになっている。文具屋さんの運営はすでに店長を雇って任せているそうだ。でも私の代筆屋の仕事の窓口はそのままブロワさんがしてくれて、不埒者がいないか監視するらしい。
私に不埒を働く人はいないと思うが、アンリ目当ての女性が来るかもしれないから助かる。
アンリに勧められて私は今猛勉強中だ。王宮に届け出る公文書の代筆をできるようになるための資格を取ることにした。身元保証人についてはアンリと結婚したことでクリアとなった。
「リーゼの文字は綺麗でバランスもいい。これほど読みやすい文字は見たことないよ」
「誉めすぎよ」
「本当だよ」
でも悪い気はしない。アンリに認められることは私の自信になる。私は忙しくも充実した幸せな日々を過ごしていた。
私は新居となる伯爵邸を仕事場にしているので、毎日通って仕事をしている。アンリは多忙なのでタイミングが合わないと会えない。ちょっと悲しい。それも結婚するまでの辛抱だ。
ある日、エドガーが私を訪ねてきた。会うのは半年ぶりだった。そういえばあれから仕事の依頼はされていない。
私ったら幸せすぎてエドガーの存在を忘れていた……。まあ、ただの友だちだから問題ないわよね。今後はただの友だちとして適切な距離を取らなくては。最近知ったのだけど、意外とアンリは焼きもち焼きなのだ。彼に余計な不安を与えたくない。
「お久しぶりです。お元気でしたか?」
エドガーは硬い表情だったが私が笑顔で迎え入れると、ほっとしたように笑みを浮かべた。
「ああ、元気だ。リーゼも元気だったか?」
「はい。それで今日は仕事の依頼でしょうか?」
「……」
なぜかエドガーが困惑している。
「どうしたのですか? エドガーさん」
エドガーがショックを受けた顔をした。
「リーゼ。どうして……俺にさん付けなんだ? それにさっきから言葉遣いが他人行儀だ」
私は不思議に思いながら首を傾げた。
「あら、だってエドガーさんが先に私をさん付けで呼びましたよね?」
「あのときはその、ごめん。謝るよ。できれば今まで通りにしてほしい」
「それはできかねます」
「な、なんで?」
動揺している意味が分からない。自分が言った言葉を忘れてしまったのかしら?
「私たちはただの友だちですよね? それなのに呼び捨てにするのはおかしいです。それと今後エドガーさんのお仕事の料金は、他のお客様と同じで受けることにしたのでよろしくお願いします」
エドガーは舌打ちをすると不愉快そうに顔を顰めた。
「はっ? 急に冷たいじゃないか。俺たち親友だろう?」
自分の都合で私をただの友だちにしたり親友にしたり、随分と身勝手な言い分に呆れてしまった。
私にとってエドガーは優しい友人だった。困ったときに助けてくれた。楽しい時間を過ごした。そんな気の置けない大切な人だった。でもあの日から変わった。変えたのはエドガーなのにどうして怒るのか。
「親友? いいえ、ただの友人ですよね。あと私、引っ越しをすることになりましたので、今後の仕事の依頼はここではなく文具屋さんに行ってください。文具屋さんが担当者に取り次いでくれますからそちらを通してくださいね」
「引っ越すのか? 家族で? なんか困っているのか?」
エドガーの反応に思わず苦笑した。我が家は借金がなくなり両親や姉の尽力で安定した収入を得ている。ただ裕福とは言い難い。きっとエドガーの中では、我が家は没落した子爵家のままなのだ。私たちが屋敷を手放し引っ越さなければならないほど困窮していると考えたのだろう。
「そうじゃありません。私、結婚することになったのです」
「け、結婚? 馬鹿な……嘘だろう? 随分急じゃないか。騙されていないか? 相手は誰なんだ?」
怖い顔で質問攻めですか? 友だちの結婚にそんなにいきり立たなくてもいいのに。彼なりに心配してくれているにしても、私が騙されているって酷くない?
「ご心配ありがとうございます。ですが大丈夫です。結婚する人は隣国のルサージュ伯爵様で、こちらで事業をしているのです。優しくてとてもいい人で……私のことが大好きなのです。ああ、そうだわ。私のことは今後呼び捨てにしないでくださいね。彼に誤解されたくないですし、よけいな心配をかけたくないので」
「…………」
ちょっと意地悪かなと思ったけれど、思わせぶりな態度を取った憂さ晴らしを込めた。ついでにちょっと惚気てみた。
エドガーは悲壮な顔で俯いた。その態度は酷いと思う。おめでとうくらい言ってほしい。
「私の結婚を祝ってくれないのですか?」
「…………おめでとう」
ここは笑顔でしょう? まるでお葬式に出席しているかのように暗い。まあ、いいや。
「ありがとうございます。それで代筆はどうしますか?」
「いや……今日はやめておくよ」
「そうですか」
エドガーは青ざめたまま帰っていった。前に見たエドガーはナタリーさんと楽しそうにしていたのに喧嘩でもしたのかしら?
私たちは友人と言っても男女なので誤解されないように適切な距離が必要だ。以前のように馴れ馴れしくはできない。エドガーならわかってくれると思ったが、不愉快だったのかもしれない。だけど代筆の仕事も正式に依頼してくれれば、できるだけエドガーの力になりたいと思っている。
私は心からエドガーに幸せになってほしい。自分が幸せだと周りの人にも幸せになってほしくなるものだ。これも全部、私を幸せにしてくれたアンリのおかげ。エドガーとナタリーさんが早く仲直りできるといいな。
私は穏やかな気持ちでエドガーの幸せを祈った。
アンリはこの国を生活の拠点にして、時々自国に戻るスタイルにするそうだ。
「ご家族は反対しないの?」
いくら公爵家を出ているとはいえ、伯爵様であることには変わりない。自国での社交や仕事は大丈夫なのだろうか。それに私は子爵家の娘で持参金もない。しかも仕事を続けるつもりで、貴族の娘としては変わり者だ。「そんな女との結婚は許さない!」と言われても仕方がないと思っている。でも説得する気概はある。せっかく両想いになったのに簡単に諦める気はない。何よりもアンリが好きだし、アンリの家族にも認められて幸せになりたい。
「大丈夫だよ。両親は隠居してのんびりしている。家は兄が継いで安泰だ。兄は私とリーゼの結婚を祝福してくれている。私は自国での生活に執着はないし、リーゼがいるところが私の居場所だ。兄は時々顔を出してくれればいいと言ってくれている」
「なんだか申し訳ないわ。でもありがとう」
ありがたいが嫁としてそれでいいのだろうか? アンリはあまり言いたがらないので詳しいことはわからないが、お兄様との関係は良好だけどご両親や親せきとは複雑な状況らしい。
いつか話してくれるかな? ブロワさんやエマさんは気にしなくていいと言ってくれているので甘えちゃおう。
「身内なんてほどほどに距離を取ったほうがいい関係を続けられる場合もあります。リーゼさんは坊ちゃんとの生活だけを考えてくださればいいのです」
「はい!」
高位貴族ともなるといろいろな事情があって大変なのだと察せられた。ちなみにブロワさんとエマさんはアンリを坊ちゃんと呼ぶ。アンリは嫌がっているが私はそれを楽しく見ている。でもアンリの体裁のために結婚後は「旦那様」と呼ぶことで話がついている。
アンリは私を大切にしてくれる。プレゼントもくれるし外出もする。でも私が一番嬉しいのは私のすべてを肯定してくれること。本来なら私は伯爵夫人としてアンリをサポートするべきなのに、仕事をしたいという気持ちを尊重してくれた。むしろアンリにサポートをさせてしまう。ごめんと謝ったら叱られた。
「リーゼをサポートするのは私の喜びだし、リーゼの望みを叶えるのは私の幸せだ。だから謝らないで。それに私もリーゼにサポートしてもらうつもりでいる。あてにしているよ」
「わかったわ。任せて!」
アンリは私を対等に見てくれる。でも甘やかすことも忘れない。私だってアンリを甘やかしちゃうんだから。負けないぞ! と意気込んでいる。
煩雑な手続きも滞りなく終わり、無事にアンリとの婚約が整った。私たちの結婚式は半年後になった。アンリと私の意向で家族だけでこの国で行う。そのあとに新婚旅行でアンリのご家族にご挨拶をすることになった。アンリのお兄様と奥様とお子様たちからお祝いの手紙を受け取った。嬉しい。お会いできる日が楽しみだ
アンリは王都の立地のいい場所に屋敷を構えていた。伯爵の身分にしては大きいような……。すでにエマさんが仕切って使用人も揃っている。
両親は持参金を持たせようとしたがアンリは必要ないと言った。私に関わる全てのものを自分で稼いだお金で用意したいと言い張った。両親は困惑したが「花嫁の家族に負担をかけないことが私の家のしきたりですから!」と押し切られた。ブロワさんに聞いたらそんなしきたりはないとのこと。アンリらしい。私は素敵な旦那様を捕まえてしまった。絶対にアンリに相応しい奥様になってみせる。
伯爵邸の内装は私の好みを優先してくれて改装も済んだ。仕事部屋も作ってくれて完璧な生活が待っている。
ブロワさんが執事として伯爵家を支えてくれることになっている。文具屋さんの運営はすでに店長を雇って任せているそうだ。でも私の代筆屋の仕事の窓口はそのままブロワさんがしてくれて、不埒者がいないか監視するらしい。
私に不埒を働く人はいないと思うが、アンリ目当ての女性が来るかもしれないから助かる。
アンリに勧められて私は今猛勉強中だ。王宮に届け出る公文書の代筆をできるようになるための資格を取ることにした。身元保証人についてはアンリと結婚したことでクリアとなった。
「リーゼの文字は綺麗でバランスもいい。これほど読みやすい文字は見たことないよ」
「誉めすぎよ」
「本当だよ」
でも悪い気はしない。アンリに認められることは私の自信になる。私は忙しくも充実した幸せな日々を過ごしていた。
私は新居となる伯爵邸を仕事場にしているので、毎日通って仕事をしている。アンリは多忙なのでタイミングが合わないと会えない。ちょっと悲しい。それも結婚するまでの辛抱だ。
ある日、エドガーが私を訪ねてきた。会うのは半年ぶりだった。そういえばあれから仕事の依頼はされていない。
私ったら幸せすぎてエドガーの存在を忘れていた……。まあ、ただの友だちだから問題ないわよね。今後はただの友だちとして適切な距離を取らなくては。最近知ったのだけど、意外とアンリは焼きもち焼きなのだ。彼に余計な不安を与えたくない。
「お久しぶりです。お元気でしたか?」
エドガーは硬い表情だったが私が笑顔で迎え入れると、ほっとしたように笑みを浮かべた。
「ああ、元気だ。リーゼも元気だったか?」
「はい。それで今日は仕事の依頼でしょうか?」
「……」
なぜかエドガーが困惑している。
「どうしたのですか? エドガーさん」
エドガーがショックを受けた顔をした。
「リーゼ。どうして……俺にさん付けなんだ? それにさっきから言葉遣いが他人行儀だ」
私は不思議に思いながら首を傾げた。
「あら、だってエドガーさんが先に私をさん付けで呼びましたよね?」
「あのときはその、ごめん。謝るよ。できれば今まで通りにしてほしい」
「それはできかねます」
「な、なんで?」
動揺している意味が分からない。自分が言った言葉を忘れてしまったのかしら?
「私たちはただの友だちですよね? それなのに呼び捨てにするのはおかしいです。それと今後エドガーさんのお仕事の料金は、他のお客様と同じで受けることにしたのでよろしくお願いします」
エドガーは舌打ちをすると不愉快そうに顔を顰めた。
「はっ? 急に冷たいじゃないか。俺たち親友だろう?」
自分の都合で私をただの友だちにしたり親友にしたり、随分と身勝手な言い分に呆れてしまった。
私にとってエドガーは優しい友人だった。困ったときに助けてくれた。楽しい時間を過ごした。そんな気の置けない大切な人だった。でもあの日から変わった。変えたのはエドガーなのにどうして怒るのか。
「親友? いいえ、ただの友人ですよね。あと私、引っ越しをすることになりましたので、今後の仕事の依頼はここではなく文具屋さんに行ってください。文具屋さんが担当者に取り次いでくれますからそちらを通してくださいね」
「引っ越すのか? 家族で? なんか困っているのか?」
エドガーの反応に思わず苦笑した。我が家は借金がなくなり両親や姉の尽力で安定した収入を得ている。ただ裕福とは言い難い。きっとエドガーの中では、我が家は没落した子爵家のままなのだ。私たちが屋敷を手放し引っ越さなければならないほど困窮していると考えたのだろう。
「そうじゃありません。私、結婚することになったのです」
「け、結婚? 馬鹿な……嘘だろう? 随分急じゃないか。騙されていないか? 相手は誰なんだ?」
怖い顔で質問攻めですか? 友だちの結婚にそんなにいきり立たなくてもいいのに。彼なりに心配してくれているにしても、私が騙されているって酷くない?
「ご心配ありがとうございます。ですが大丈夫です。結婚する人は隣国のルサージュ伯爵様で、こちらで事業をしているのです。優しくてとてもいい人で……私のことが大好きなのです。ああ、そうだわ。私のことは今後呼び捨てにしないでくださいね。彼に誤解されたくないですし、よけいな心配をかけたくないので」
「…………」
ちょっと意地悪かなと思ったけれど、思わせぶりな態度を取った憂さ晴らしを込めた。ついでにちょっと惚気てみた。
エドガーは悲壮な顔で俯いた。その態度は酷いと思う。おめでとうくらい言ってほしい。
「私の結婚を祝ってくれないのですか?」
「…………おめでとう」
ここは笑顔でしょう? まるでお葬式に出席しているかのように暗い。まあ、いいや。
「ありがとうございます。それで代筆はどうしますか?」
「いや……今日はやめておくよ」
「そうですか」
エドガーは青ざめたまま帰っていった。前に見たエドガーはナタリーさんと楽しそうにしていたのに喧嘩でもしたのかしら?
私たちは友人と言っても男女なので誤解されないように適切な距離が必要だ。以前のように馴れ馴れしくはできない。エドガーならわかってくれると思ったが、不愉快だったのかもしれない。だけど代筆の仕事も正式に依頼してくれれば、できるだけエドガーの力になりたいと思っている。
私は心からエドガーに幸せになってほしい。自分が幸せだと周りの人にも幸せになってほしくなるものだ。これも全部、私を幸せにしてくれたアンリのおかげ。エドガーとナタリーさんが早く仲直りできるといいな。
私は穏やかな気持ちでエドガーの幸せを祈った。
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