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6.招かざる客
実のところエイダがどんな態度で私に接するのか興味があった。
ノックをして応接室に入ると、エイダは立ち上がり私に会釈をした。顔を見ながら私も軽く会釈を返す。
エイダからは後ろめたさを微塵も感じない。むしろ平然とした態度で内心面食らった。
(少しくらい申し訳なさそうにするかと思ったけど……)
私は鷹揚に頷き微笑んだ。
「エイダ。お久しぶりね」
エイダの見た目は昔とほとんど変わっていない。可愛らしい系の美人で愛嬌もある。スコットが好きになるのも頷ける。男性にはもてると思うが、スコットに告白されるまで婚約者がいなかったのが不思議に感じる。どう考えても無理だと思うが、もしかして殿下の妃になりたかったのだろうか? それで婚約者探しが遅くなったとか?
「ええ、お久しぶりね。セシル」
エイダは金髪をさらりと揺らすと緑色の瞳を柔らかく細め微笑んだ。エイダを観察しながら自分と似ているところを探した。
私たちは髪の色も瞳の色も同じで、身長も髪の長さもほぼ同じ。後姿だったら間違えるのも仕方が……ないのだろうか? 何度考えても納得できない。
でもスコットにはそっくりに見えていたのだから、そうなのだろう。
後姿はともかく私たちの顔はまったく似ていない。私はお父様に似て切れ長の目で気が強そうな顔をしている。それに対しエイダはエイダのお母様に似ていて、丸顔で可愛らしく庇護欲をそそるタイプ。そう、真逆なのだ。
「それで今日はどうしたの? 先ぶれも出せないほど急ぎの用があったのかしら?」
軽く嫌味交じりに言ったがエイダは気にした素振りもなく、小首を傾げ無邪気に微笑んだ。
「連絡をしていなかったのは悪かったわ。ごめんなさい。でもとても急いでいたのよ。私ね、婚約者が決まったの。知っているわよね?」
無邪気な声に一瞬だけカッとなったが、やり返しても仕方がない。私は平静を保ったまま祝いの言葉を述べる。
「そのようね。エイダ、ご婚約おめでとう」
「ありがとう」
エイダの顔には喜びが溢れ出していて、その神経の太さに呆れてしまう。
「それをわざわざ言いに来たの?」
「いいえ。今日はセシルから私の物を返してもらおうと思って伺ったの。外には荷物を載せるための馬車を用意しているわ。すぐに運ばせてもらってもいいかしら?」
心当たりがないので首を捻る。エイダとはずっと会っていなかったし、最後に会った幼少期に借りたものなどないはず。
「何のこと?」
「スコット様がセシルに贈ったものがあるでしょう? それを返してもらいに来たのよ」
「は?」
確かにスコットから婚約者として受け取ったものはたくさんあるが、それは私がもらったものだ。それを返せという意味が理解できない。エイダは顎をつんと上げた。
「スコット様はずっと私を好きだったのよ。ちょっとした間違いでセシルと婚約してしまったけれど、それでも諦めきれずに私のことを思っていてくれたの。間違えたりしなければ私が最初からスコット様の婚約者だったわ。そうなると今までセシルに贈った物は、私の物ということになるでしょう? だからそれを返してもらいたいの」
エイダの強引な理屈に唖然とする。開いた口が塞がらない。
「エイダ。あなた本気で言っているの?」
私なら婚約した人が元婚約者に贈った物を欲しいとは思わない。それをもらっても絶対に使うことはない。使う気でいるのなら神経が図太過ぎる。
「もちろん本気よ。スコット様が言っていたのよ。セシルに贈ったものは、密かに私を想い、私に似合いそうなものを選んだって」
「まさか。いくらなんでも」
「本当よ。私はそう思わないけど、私たち後姿が似ているみたい。だからスコット様はセシルの後ろ姿に私の面影を重ねていたのですって。たとえばドレスの背中の部分のデザインや頭の後ろにつける髪留めは私のイメージのデザインを選んだそうよ。ふふふ。顔を見なければ私と一緒にいる気持ちになれるからって」
エイダの言葉に心当たりがある。髪飾りはいつも大振りで後頭部に着ける物ばかりだった。小さめの側頭部に着ける物は一個もない。もらったどのドレスも背中側のデザインが凝っていたと思う。
違うタイプのデザインを提案したこともあったが、スコットは困ったような顔をして応じてくれなかった。だから単に彼の好みのこだわりだと思って受け入れていたが、そんな隠された意味があったなんて……。
これが本当ならスコットはあまりにも私を馬鹿にしている。私の中にエイダを探してまで婚約を続ける必要はなかった。失望が胸いっぱいに広がる。
そして自分でも驚くほどスッと心が冷えたのがわかった。ふいに笑いが込み上げて、どうしても我慢できずに声をあげて笑ってしまった。
「ふふふ。あははは――」
「セ、セシル?」
エイダが怯えた顔をした。私が狂ったとでも思っているのかもしれない。でも至って冷静だ。今のはスコットに好かれていると信じていた、滑稽な自分に向けて笑ったのだ。すぐに笑いを収めると穏やかな笑みを浮かべ頷いた。
「知らなかったわ。でもそうなるとあなたの言う通りに、私がベイリー侯爵子息から頂いたものは全部エイダの物になるわね。ええ、すぐにお返しするわ」
スコットからの贈り物には、少なからず思い出がある。そんなもの、もういらない。わざわざ取りに来てくれたおかげで処分する手間が省けた。エイダには心から感謝したい。あんなクズ男からもらった物など二度と見たくない。
今この瞬間、私はスコットに対し完全に『冷めた』のだ。えらそうに言えば、彼は私が関心を抱くに値しない人間となった。
「えっ、いいの?」
エイダは目を真ん丸にした。あっさりと同意したのが信じられないようだ。
「ええ。私たちは婚約解消をしたのですもの。もう着ることのないドレスだから、どうぞ。もっていって」
エイダはホッと胸を撫で下ろす。
「よかった。セシル、助かるわ。本当にありがとう」
急に謙虚に深く頭を下げるエイダがわざとらしく見える。私は肩をすくめた。
「すぐに手配をするから待っていてくれる?」
「ええ、お願いね」
エイダは微笑むとテーブルの上に用意されたお菓子を遠慮なく食べ始めた。
私は応接室を出ると執事に事情を説明し、使用人たちにスコットから贈られたものをエイダの馬車に運び込むように指示をした。ちょうと結婚の準備で私の荷物をベイリー侯爵家に運ぶつもりでまとめていた。その中からスコットに貰ったものをひとまとめにしてあったのでそう時間はかからない。
「ドレスも宝石も靴も、どんな小さな物も、すべて運んでちょうだい」
私はその間に両親に事情を説明したが、二人ともエイダやスコットに対して憤慨した。
「エイダったらなんて非常識なの。こんな馬鹿なことをする人、聞いたことがないわ! スコットだって止めるべきなのに!」
「あまりにも失礼だ。バートン伯爵とベイリー侯爵に正式に抗議する!」
今すぐにでもエイダに怒鳴りに行きそうな両親を押しとどめる。
「待って。いいの。どうせいらないものだし、高価なものは処分しづらいでしょう? 下手に商人に売っても変な噂を流されるかもしれないし。エイダが引き取ってくれるのなら好都合だと思うの。それに私、スコットを思い出すものを手元に一つも置いておきたくないから」
バートン伯爵やベイリー侯爵に抗議するべきだとは思うが、誰が見ても非難されるのはエイダの方だ。スコットが返却を求めるならまだしも(それもかなり非常識だが)新しい婚約者が前の婚約者に贈り物を寄越せというのは外聞が悪すぎる。世間がそれを知った時に私は同情される側になるし、不愉快な不用品が片付くので好都合だ。
「セシルがそういうのなら……」
お母様が悔しそうに呟いた。
昨夜は婚約してからの二年間で、スコットの気持ちを自分に向けられなかったことがひどく惨めで悲しいと思った。
だけどスコットの正体を知ったら、結婚して後悔するよりも、結婚前にわかって本当に良かったと心から思う。
荷物を馬車に運び終わると私は玄関までエイダを見送りに出た。馬車に積まれた荷物を見上げると不思議なほど晴れ晴れとした気持ちになった。
「セシルも早く素敵な婚約者が見つかるといいわね。祈ってるわ」
エイダが馬車の窓から顔を出すと、悪びれることなくそう言った。
「ありがとう。エイダもベイリー侯爵子息とお幸せに」
これは本心だ。スコットへの恋心はすべて消えて何もない。たった一日しか経っていないのに、拍子抜けするほど呆気なく、跡形もなくなくなった。
もしかしたら私は冷たい人間なのかもしれない。
エイダは虚を衝かれた顔をしたあと、気まずそうに礼を言った。
「ええ、ありがとう」
そうしてエイダは大きな荷物を積んだ馬車と一緒に去って行った。
ノックをして応接室に入ると、エイダは立ち上がり私に会釈をした。顔を見ながら私も軽く会釈を返す。
エイダからは後ろめたさを微塵も感じない。むしろ平然とした態度で内心面食らった。
(少しくらい申し訳なさそうにするかと思ったけど……)
私は鷹揚に頷き微笑んだ。
「エイダ。お久しぶりね」
エイダの見た目は昔とほとんど変わっていない。可愛らしい系の美人で愛嬌もある。スコットが好きになるのも頷ける。男性にはもてると思うが、スコットに告白されるまで婚約者がいなかったのが不思議に感じる。どう考えても無理だと思うが、もしかして殿下の妃になりたかったのだろうか? それで婚約者探しが遅くなったとか?
「ええ、お久しぶりね。セシル」
エイダは金髪をさらりと揺らすと緑色の瞳を柔らかく細め微笑んだ。エイダを観察しながら自分と似ているところを探した。
私たちは髪の色も瞳の色も同じで、身長も髪の長さもほぼ同じ。後姿だったら間違えるのも仕方が……ないのだろうか? 何度考えても納得できない。
でもスコットにはそっくりに見えていたのだから、そうなのだろう。
後姿はともかく私たちの顔はまったく似ていない。私はお父様に似て切れ長の目で気が強そうな顔をしている。それに対しエイダはエイダのお母様に似ていて、丸顔で可愛らしく庇護欲をそそるタイプ。そう、真逆なのだ。
「それで今日はどうしたの? 先ぶれも出せないほど急ぎの用があったのかしら?」
軽く嫌味交じりに言ったがエイダは気にした素振りもなく、小首を傾げ無邪気に微笑んだ。
「連絡をしていなかったのは悪かったわ。ごめんなさい。でもとても急いでいたのよ。私ね、婚約者が決まったの。知っているわよね?」
無邪気な声に一瞬だけカッとなったが、やり返しても仕方がない。私は平静を保ったまま祝いの言葉を述べる。
「そのようね。エイダ、ご婚約おめでとう」
「ありがとう」
エイダの顔には喜びが溢れ出していて、その神経の太さに呆れてしまう。
「それをわざわざ言いに来たの?」
「いいえ。今日はセシルから私の物を返してもらおうと思って伺ったの。外には荷物を載せるための馬車を用意しているわ。すぐに運ばせてもらってもいいかしら?」
心当たりがないので首を捻る。エイダとはずっと会っていなかったし、最後に会った幼少期に借りたものなどないはず。
「何のこと?」
「スコット様がセシルに贈ったものがあるでしょう? それを返してもらいに来たのよ」
「は?」
確かにスコットから婚約者として受け取ったものはたくさんあるが、それは私がもらったものだ。それを返せという意味が理解できない。エイダは顎をつんと上げた。
「スコット様はずっと私を好きだったのよ。ちょっとした間違いでセシルと婚約してしまったけれど、それでも諦めきれずに私のことを思っていてくれたの。間違えたりしなければ私が最初からスコット様の婚約者だったわ。そうなると今までセシルに贈った物は、私の物ということになるでしょう? だからそれを返してもらいたいの」
エイダの強引な理屈に唖然とする。開いた口が塞がらない。
「エイダ。あなた本気で言っているの?」
私なら婚約した人が元婚約者に贈った物を欲しいとは思わない。それをもらっても絶対に使うことはない。使う気でいるのなら神経が図太過ぎる。
「もちろん本気よ。スコット様が言っていたのよ。セシルに贈ったものは、密かに私を想い、私に似合いそうなものを選んだって」
「まさか。いくらなんでも」
「本当よ。私はそう思わないけど、私たち後姿が似ているみたい。だからスコット様はセシルの後ろ姿に私の面影を重ねていたのですって。たとえばドレスの背中の部分のデザインや頭の後ろにつける髪留めは私のイメージのデザインを選んだそうよ。ふふふ。顔を見なければ私と一緒にいる気持ちになれるからって」
エイダの言葉に心当たりがある。髪飾りはいつも大振りで後頭部に着ける物ばかりだった。小さめの側頭部に着ける物は一個もない。もらったどのドレスも背中側のデザインが凝っていたと思う。
違うタイプのデザインを提案したこともあったが、スコットは困ったような顔をして応じてくれなかった。だから単に彼の好みのこだわりだと思って受け入れていたが、そんな隠された意味があったなんて……。
これが本当ならスコットはあまりにも私を馬鹿にしている。私の中にエイダを探してまで婚約を続ける必要はなかった。失望が胸いっぱいに広がる。
そして自分でも驚くほどスッと心が冷えたのがわかった。ふいに笑いが込み上げて、どうしても我慢できずに声をあげて笑ってしまった。
「ふふふ。あははは――」
「セ、セシル?」
エイダが怯えた顔をした。私が狂ったとでも思っているのかもしれない。でも至って冷静だ。今のはスコットに好かれていると信じていた、滑稽な自分に向けて笑ったのだ。すぐに笑いを収めると穏やかな笑みを浮かべ頷いた。
「知らなかったわ。でもそうなるとあなたの言う通りに、私がベイリー侯爵子息から頂いたものは全部エイダの物になるわね。ええ、すぐにお返しするわ」
スコットからの贈り物には、少なからず思い出がある。そんなもの、もういらない。わざわざ取りに来てくれたおかげで処分する手間が省けた。エイダには心から感謝したい。あんなクズ男からもらった物など二度と見たくない。
今この瞬間、私はスコットに対し完全に『冷めた』のだ。えらそうに言えば、彼は私が関心を抱くに値しない人間となった。
「えっ、いいの?」
エイダは目を真ん丸にした。あっさりと同意したのが信じられないようだ。
「ええ。私たちは婚約解消をしたのですもの。もう着ることのないドレスだから、どうぞ。もっていって」
エイダはホッと胸を撫で下ろす。
「よかった。セシル、助かるわ。本当にありがとう」
急に謙虚に深く頭を下げるエイダがわざとらしく見える。私は肩をすくめた。
「すぐに手配をするから待っていてくれる?」
「ええ、お願いね」
エイダは微笑むとテーブルの上に用意されたお菓子を遠慮なく食べ始めた。
私は応接室を出ると執事に事情を説明し、使用人たちにスコットから贈られたものをエイダの馬車に運び込むように指示をした。ちょうと結婚の準備で私の荷物をベイリー侯爵家に運ぶつもりでまとめていた。その中からスコットに貰ったものをひとまとめにしてあったのでそう時間はかからない。
「ドレスも宝石も靴も、どんな小さな物も、すべて運んでちょうだい」
私はその間に両親に事情を説明したが、二人ともエイダやスコットに対して憤慨した。
「エイダったらなんて非常識なの。こんな馬鹿なことをする人、聞いたことがないわ! スコットだって止めるべきなのに!」
「あまりにも失礼だ。バートン伯爵とベイリー侯爵に正式に抗議する!」
今すぐにでもエイダに怒鳴りに行きそうな両親を押しとどめる。
「待って。いいの。どうせいらないものだし、高価なものは処分しづらいでしょう? 下手に商人に売っても変な噂を流されるかもしれないし。エイダが引き取ってくれるのなら好都合だと思うの。それに私、スコットを思い出すものを手元に一つも置いておきたくないから」
バートン伯爵やベイリー侯爵に抗議するべきだとは思うが、誰が見ても非難されるのはエイダの方だ。スコットが返却を求めるならまだしも(それもかなり非常識だが)新しい婚約者が前の婚約者に贈り物を寄越せというのは外聞が悪すぎる。世間がそれを知った時に私は同情される側になるし、不愉快な不用品が片付くので好都合だ。
「セシルがそういうのなら……」
お母様が悔しそうに呟いた。
昨夜は婚約してからの二年間で、スコットの気持ちを自分に向けられなかったことがひどく惨めで悲しいと思った。
だけどスコットの正体を知ったら、結婚して後悔するよりも、結婚前にわかって本当に良かったと心から思う。
荷物を馬車に運び終わると私は玄関までエイダを見送りに出た。馬車に積まれた荷物を見上げると不思議なほど晴れ晴れとした気持ちになった。
「セシルも早く素敵な婚約者が見つかるといいわね。祈ってるわ」
エイダが馬車の窓から顔を出すと、悪びれることなくそう言った。
「ありがとう。エイダもベイリー侯爵子息とお幸せに」
これは本心だ。スコットへの恋心はすべて消えて何もない。たった一日しか経っていないのに、拍子抜けするほど呆気なく、跡形もなくなくなった。
もしかしたら私は冷たい人間なのかもしれない。
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