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#18 不穏な気配
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で、「SV」の外枠が二重丸になっている人が持つという、いかにもラノベに出てきそうなスキルっぽいこの能力には名前がついている。
国際的な公式呼称は「vis」で、意味合いとしては「力」とか「汝は望む」みたいな感じだそうだが、ネット界隈では「スキル」って呼ばれているそうだ。
なんのための公式呼称だよ。
あと「心」「技」「体」をまとめて「potentia」と呼ぶことも決まっている。潜在能力の語源だそうだ。
どうでもいいけどこっちにも「フォース」ってネット俗称がある――と、砂峰さんがマッチョなポージングと共に挟んでくるどうでもいい情報がウザいなと思っていたら案の定、箕方さんに鋭く睨まれている。
「国館川詩真さん、彼は彼なりにこの場を和ませようと努力をしているようです。その方法が間違っていたとしても、見過ごしていただければ幸いです」
苗字呼びからフルネーム呼びに変わったのは、姉貴たちが「塔」探索から帰ってきたからのようだ。
国館川という姓は珍しいけれど、確かに「国館川さん」だと姉貴と俺と二人同時に振り返るだろう。
ただ姉貴たちがこのテントに入ってくることはなく、箕方さんは眼鏡のブリッジを左手の中指でクイッと上げ、説明を続ける。
「心」は記憶力や必要睡眠時間、visの使用可能時間や威力などに影響するっぽい。
「技」は敏捷性や器用さに影響するっぽい。
「体」は筋力や持久力に影響するっぽい。あと傷を負いにくくなったり、空腹に長時間耐えられるようになるっぽい。
地球時間では一日半くらいしか経っていないのに、時間の流れがほぼ60倍ゆるやかな「壁」の中――「塔」での検証も含めてもうそんなところまで判明しているそうだ。
「国館川詩真さんの能力――vis内容を教えていただけますか?」
とうとう来たか。
自分ではとりあえず「交信」と呼んでいたが、この語感はなんとなくテレパシーを連想させてしまう気がしてる。
なんと答えようか迷うのは「テレパシーのようなことができる」と言ったら誤解を招きそうだから。
こちらから『思い』を伝えることはできても、相手の考えを読めるわけじゃない。
相手が強く念じた『思い』であればキャッチできるものの、それは大声の独り言だったら近くに居る人が聞こえてしまうのに似ている。
気持ちを隠しきれない人って表情とかにも出ちゃうし、それは俺のvisとは関係ないし。
まあ肉体における筋肉への電気信号なんかは感じ取ることはできるけど、説明に失敗すると「心を読まれる」とか勘違いで警戒されるかもしれないし。
誰だって自分の思考を勝手に覗かれたくはない。それは恐怖の対象になる。
一度貼られたレッテルを剥がすのがとてつもなく困難であることを、「デキる姉のデキない弟」である俺は身をもって知っている。
迷いに迷って俺はこう答えた。
「静電気を出せます」
姉貴たちが証人になってくれるだろう。
「そのvisを入手したきっかけに思い当たることはありますか? 大抵の人は塔に入って最初に強く望んだことがvisの内容につながっているようなのです」
「えっと……小さな六本足のトカゲに遭遇しまして、彼らが静電気のようなものでコミュニケーションを取っているように感じたんです。それがきっかけだと思います」
「ということは、塔内の生物とコミュニケーションを取れるようになった、ということですか?」
「多分……少なくとも、その六本足のトカゲとならば」
「国館川詩真さんがノートに記した仮称デンキトカゲで間違いないですか?」
「えっ」
思わず動揺したのは、行方不明になっていたノートの中身を見られていたっぽいから。
俺、変なこと書いてないよな?
国家を超えた全地球的プロジェクトとやらを経由して、自分のノートの中身が勝手に公開されていたとしたら、こんなにも恥ずかしいことはない。
急いでいたから何のノートを使ったか覚えてないし。適当にノートをつかんで逆さにして一番最後のページから使っただけだから。
誰だって自分のノートを勝手に覗かれたくはない。それは嘲笑の対象になる。
「あなたがたご姉弟のお父様よりご許可をいただきまして、塔に入った後に記載したと思われる部分だけコピーを取らせていただいております。事後承諾になって申し訳ありません」
父さんか。くっそ。こういうとき警官は家族よりもお国優先になるんだよな。
「い、いえ。いいんです。こういう状況ですから」
そう答える以外にないだろ。
それよりも変なこと書いてないかどうかの方が気になる。
思い出せる範囲だと、デンキトカゲにゴムガエル、モモモドキとヌノススキ、シラカバモドキにヒモツタ、ニセヒモツタ……えーと、あとはハネイモムシにサンボンミミ、ミズネコと、ヨツデグレイさんたちくらいまでかな。
ノートでは全部(仮称)付きだけど。
本当はちょくちょく戻って書き足したいことはたくさんあったのだが、しづさんを救助した後は姉貴たちとの鉢合わせを避けて全く戻らなくなっちゃったからなぁ。
自分への「交信」で記憶の定着も確実にできるようになったし。
「あの……ヨツデグレイ(仮称)という知的種族を発見したそうですが、彼らともコミュニケーションは取れたのですか?」
デンキトカゲも知的種族だよ、と心の中で思ったけど黙っておいた。
「はい。平和的で、自然を大切にする人たちです」
「そちらのコミュニケーションもその静電気のようなvisで、ですか?」
「はい」
「そのvisで、国館川詩真さんの知らない地球言語の方とも会話できると思いますか?」
「わかりません。ただヨツデグレイとの会話もこの静電気のようなものを向こうからも送ってきて初めて双方向に成立するので、このvisで地球人との会話が成立するかどうかは不明です」
「なるほど。では、国館川詩真さんのvisは、暫定的に『異世界通訳』という名前で呼ばせていただきます」
名前、つけられちゃうの?
そう考えたのが多分、俺の顔に出たのかな。
「それとも他に付けたい名前があれば、そちらを採用させていただきますが」
ほら。交信しなくとも思いや感情は伝わるんだよ。
「いっ、いえ、大丈夫です」
そのとき、隣のテントがにわかに騒がしくなった。
「探索部隊が帰還したようですねっ」
砂峰さんがしばらくぶりのマッチョポージング。
そんな説明なしでも聞こえてくる興奮気味の雑談。
「攻略だいぶ進んだな!」
「けっこう経験値もゲットできたよな!」
引っかかった。攻略とか経験値とかいう単語に。
それって探索じゃなく侵略じゃないのか、と。
いきなり不安になる。
ピリリたちは無事なのか。蛹化が終わってからは会えていないから余計に。
### 簡易人物紹介 ###
・国館川 詩真
主人公。塔の調査に夢中。ファーストキスは同性の異世界人。visは暫定的に『異世界通訳』とされた。
・姉貴
羞恥心<探究心な姉。ご立派。凄まじい雷の力を入手したっぽい。
・小馬 しづ
母の元同僚。姉以上にご立派な童顔ゆるふわ女子。塔で遭難しかけてたのを詩真が助けた。
・箕方さん
すらっとした長身で眼光鋭い眼鏡美人の三等陸曹。色々教えてくれる。砂峰への扱いが冷たい。
・砂峰さん
マッチョなお兄さん。陸上自衛隊のカレーに誇りを持っている。マッチョポージングなしには喋れないのかもしれない。
・ヨツデグレイ
いわゆるグレイに似た四腕の人型種族。交信能力を持ち、平和的で親切。子供には母乳ではなく素嚢で整えた甘い液を与える。
・ハイイロ
ヨツデグレイの若者。異邦人、詩真の世話係。日本語への理解と駆使ぶりがハンパない。銀色の球体に乗って帰郷した。
・デンキトカゲ
交信能力を持つ六足トカゲ。一番懐いている個体に「ピリリ」と名付けたが、群れが蛹を経て一個の生物に。蛹化終了後は再会していない。
国際的な公式呼称は「vis」で、意味合いとしては「力」とか「汝は望む」みたいな感じだそうだが、ネット界隈では「スキル」って呼ばれているそうだ。
なんのための公式呼称だよ。
あと「心」「技」「体」をまとめて「potentia」と呼ぶことも決まっている。潜在能力の語源だそうだ。
どうでもいいけどこっちにも「フォース」ってネット俗称がある――と、砂峰さんがマッチョなポージングと共に挟んでくるどうでもいい情報がウザいなと思っていたら案の定、箕方さんに鋭く睨まれている。
「国館川詩真さん、彼は彼なりにこの場を和ませようと努力をしているようです。その方法が間違っていたとしても、見過ごしていただければ幸いです」
苗字呼びからフルネーム呼びに変わったのは、姉貴たちが「塔」探索から帰ってきたからのようだ。
国館川という姓は珍しいけれど、確かに「国館川さん」だと姉貴と俺と二人同時に振り返るだろう。
ただ姉貴たちがこのテントに入ってくることはなく、箕方さんは眼鏡のブリッジを左手の中指でクイッと上げ、説明を続ける。
「心」は記憶力や必要睡眠時間、visの使用可能時間や威力などに影響するっぽい。
「技」は敏捷性や器用さに影響するっぽい。
「体」は筋力や持久力に影響するっぽい。あと傷を負いにくくなったり、空腹に長時間耐えられるようになるっぽい。
地球時間では一日半くらいしか経っていないのに、時間の流れがほぼ60倍ゆるやかな「壁」の中――「塔」での検証も含めてもうそんなところまで判明しているそうだ。
「国館川詩真さんの能力――vis内容を教えていただけますか?」
とうとう来たか。
自分ではとりあえず「交信」と呼んでいたが、この語感はなんとなくテレパシーを連想させてしまう気がしてる。
なんと答えようか迷うのは「テレパシーのようなことができる」と言ったら誤解を招きそうだから。
こちらから『思い』を伝えることはできても、相手の考えを読めるわけじゃない。
相手が強く念じた『思い』であればキャッチできるものの、それは大声の独り言だったら近くに居る人が聞こえてしまうのに似ている。
気持ちを隠しきれない人って表情とかにも出ちゃうし、それは俺のvisとは関係ないし。
まあ肉体における筋肉への電気信号なんかは感じ取ることはできるけど、説明に失敗すると「心を読まれる」とか勘違いで警戒されるかもしれないし。
誰だって自分の思考を勝手に覗かれたくはない。それは恐怖の対象になる。
一度貼られたレッテルを剥がすのがとてつもなく困難であることを、「デキる姉のデキない弟」である俺は身をもって知っている。
迷いに迷って俺はこう答えた。
「静電気を出せます」
姉貴たちが証人になってくれるだろう。
「そのvisを入手したきっかけに思い当たることはありますか? 大抵の人は塔に入って最初に強く望んだことがvisの内容につながっているようなのです」
「えっと……小さな六本足のトカゲに遭遇しまして、彼らが静電気のようなものでコミュニケーションを取っているように感じたんです。それがきっかけだと思います」
「ということは、塔内の生物とコミュニケーションを取れるようになった、ということですか?」
「多分……少なくとも、その六本足のトカゲとならば」
「国館川詩真さんがノートに記した仮称デンキトカゲで間違いないですか?」
「えっ」
思わず動揺したのは、行方不明になっていたノートの中身を見られていたっぽいから。
俺、変なこと書いてないよな?
国家を超えた全地球的プロジェクトとやらを経由して、自分のノートの中身が勝手に公開されていたとしたら、こんなにも恥ずかしいことはない。
急いでいたから何のノートを使ったか覚えてないし。適当にノートをつかんで逆さにして一番最後のページから使っただけだから。
誰だって自分のノートを勝手に覗かれたくはない。それは嘲笑の対象になる。
「あなたがたご姉弟のお父様よりご許可をいただきまして、塔に入った後に記載したと思われる部分だけコピーを取らせていただいております。事後承諾になって申し訳ありません」
父さんか。くっそ。こういうとき警官は家族よりもお国優先になるんだよな。
「い、いえ。いいんです。こういう状況ですから」
そう答える以外にないだろ。
それよりも変なこと書いてないかどうかの方が気になる。
思い出せる範囲だと、デンキトカゲにゴムガエル、モモモドキとヌノススキ、シラカバモドキにヒモツタ、ニセヒモツタ……えーと、あとはハネイモムシにサンボンミミ、ミズネコと、ヨツデグレイさんたちくらいまでかな。
ノートでは全部(仮称)付きだけど。
本当はちょくちょく戻って書き足したいことはたくさんあったのだが、しづさんを救助した後は姉貴たちとの鉢合わせを避けて全く戻らなくなっちゃったからなぁ。
自分への「交信」で記憶の定着も確実にできるようになったし。
「あの……ヨツデグレイ(仮称)という知的種族を発見したそうですが、彼らともコミュニケーションは取れたのですか?」
デンキトカゲも知的種族だよ、と心の中で思ったけど黙っておいた。
「はい。平和的で、自然を大切にする人たちです」
「そちらのコミュニケーションもその静電気のようなvisで、ですか?」
「はい」
「そのvisで、国館川詩真さんの知らない地球言語の方とも会話できると思いますか?」
「わかりません。ただヨツデグレイとの会話もこの静電気のようなものを向こうからも送ってきて初めて双方向に成立するので、このvisで地球人との会話が成立するかどうかは不明です」
「なるほど。では、国館川詩真さんのvisは、暫定的に『異世界通訳』という名前で呼ばせていただきます」
名前、つけられちゃうの?
そう考えたのが多分、俺の顔に出たのかな。
「それとも他に付けたい名前があれば、そちらを採用させていただきますが」
ほら。交信しなくとも思いや感情は伝わるんだよ。
「いっ、いえ、大丈夫です」
そのとき、隣のテントがにわかに騒がしくなった。
「探索部隊が帰還したようですねっ」
砂峰さんがしばらくぶりのマッチョポージング。
そんな説明なしでも聞こえてくる興奮気味の雑談。
「攻略だいぶ進んだな!」
「けっこう経験値もゲットできたよな!」
引っかかった。攻略とか経験値とかいう単語に。
それって探索じゃなく侵略じゃないのか、と。
いきなり不安になる。
ピリリたちは無事なのか。蛹化が終わってからは会えていないから余計に。
### 簡易人物紹介 ###
・国館川 詩真
主人公。塔の調査に夢中。ファーストキスは同性の異世界人。visは暫定的に『異世界通訳』とされた。
・姉貴
羞恥心<探究心な姉。ご立派。凄まじい雷の力を入手したっぽい。
・小馬 しづ
母の元同僚。姉以上にご立派な童顔ゆるふわ女子。塔で遭難しかけてたのを詩真が助けた。
・箕方さん
すらっとした長身で眼光鋭い眼鏡美人の三等陸曹。色々教えてくれる。砂峰への扱いが冷たい。
・砂峰さん
マッチョなお兄さん。陸上自衛隊のカレーに誇りを持っている。マッチョポージングなしには喋れないのかもしれない。
・ヨツデグレイ
いわゆるグレイに似た四腕の人型種族。交信能力を持ち、平和的で親切。子供には母乳ではなく素嚢で整えた甘い液を与える。
・ハイイロ
ヨツデグレイの若者。異邦人、詩真の世話係。日本語への理解と駆使ぶりがハンパない。銀色の球体に乗って帰郷した。
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