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Episode1
記憶のはじまり
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「血と闇、そして絶望に飢えているその目をもっとよく見せてくれ…」
「違う!俺じゃない!」
私ははそう叫び、目を開いた。時計に目をやると午前2時。
「またこの夢か…」
そう呟き、深いため息をつきながら疲れた身体を無理に起こした。
「もう、うんざりだ…」
ぽろりと言葉がこぼれる。
私は連日、気が狂いそうなほど同じ夢をみていた。
「いったいなんだよ…この夢は」
額に手を当て考え込む。毎回こうだ。
夢をみては考え、なにもしていない時でも無意識に夢のことを考えている。
そして再び眠りにつく。そんな毎日を送っていた。
眠りたくない。だが、疲れた身体は悲鳴をあげる。今日も意識を飛ばすように目を閉じた-
「…たか」
身体を裂かれるような低く、冷たい声。
それは連日耳にする、聞き慣れた声。
「来たか。会えるのを楽しみにしていたぞ」
その声はそう語りかけてきた。
「またか…。一体、お前は誰で、この夢はなんだ…」
私は疲れ、冷え切った声で男に問いかけた。
この夢は妙だ。夢の中では自分の意識は現実のように制御できる。それに、夢の中で起きたことは事細かに覚えており、忘れることができない。まるで記憶に鋭いナイフで刻み込まれているようである。
「お前は過去から続く呪い。俺とお前は同じ存在…。お前の知りたいことはじきにわかるさ…」
男はそう言うと、なにやら不気味な笑みを浮かべているようだった。
姿は見えないが、その男からは、どことなく悲しそうな、暗闇の中に囚われているような、だがそれを楽しんでいるかのような雰囲気が伝わってきた。
「俺は、お前みたいな奴は知らない。それに、これはただの夢だ…」
私は少しだけ口調を強くし、男に言った。
すると男はしばしの間無言になり、静かに囁いた。
「本当にこれは夢か?」
男の口から出た言葉に、思わず黙り込んでしまった。
以前、夢の中で怪我をしたことがあったが、些細な怪我だった為、気にせずにいた。しかし、それは目が覚めても残っていた。知らぬ間に傷つけたのだろうと気にせず放っておいたが、それにしては不自然な傷だったのだ。
男は更に話し続けた。
「記憶は風化するものだが、この夢の記憶は決して風化することはない。お前がこの世界を訪れるたびに、この世界の記憶は濃くなる。そして、お前のいる現実は徐々に薄れ、いずれは無くなる」
私はその言葉に固唾を飲んだ。男の話は、理解するのも難しい上に、到底受け入れられるような話ではない。だが、なぜかそれを信じてしまう。その理由はいくら考えても分からなかった。
「現実が無くなる?そんな事があり得るか…ある訳がない…」
男は楽しげに、そして試すように言った。
「お前は、現実が本当に現実だと思っているのか?そんなものが存在すると?」
常識を逸脱した質問にため息をついた。現実が本当に現実かと言われれば、答えは決まっている。
「あるに決まっている。現実が存在しなければ、俺たちはどこに住んでいて、何者なんだ?」
だが、そんな当たり前の考えと同時に、男の言葉を納得し得る考えも持つようになっていた。
夢は夢、現実は現実なのはわかっていた。
しかし、連日同じ夢をみて、その夢の中で会話をし、現実の事かのように脳裏に刻まれ、忘れることの出来ない体験をしている。
なにが偽りでなにが真実か、困惑していた。
「仕方がないな。これが現実だと分からせてやるよ」
少しだけ間をおくと、男が暗闇の中から姿を現した。深い闇のように漆黒のローブを身に纏い、顔は深いフードで覆われ確認できない。その者はまるで闇そのもの。
「腕を出せ」
男の要求に私は抵抗できず、右腕が不自然に差し出された。なにか見えない力が働いているようだった。
男は物静かに私の右腕を手に取った。男の手はまるで死人のように冷たく、生気が感じられない。全身が冷え切ったような感覚に陥った。
男は細かい細工が施された鋭利な刃物をちらつかせ、私の腕にその刃を走らせた。
肉を裂かれる痛みが襲う。激しい痛みに、額に汗を滲ませながら男から腕を振り解こうと必死に抵抗した。
男は楽しんでいるかのように私に言った。
「この傷と痛みがお前に分からせる。また会おう」
そう言うと、男はゆっくりと暗闇の中へ消えてしまった。
ふと足元に視線を走らせると、そこには古ぼけた木製のロザリオが落ちていた。ロザリオを拾い上げると、激しい頭痛と共に目の前が真っ白になりその場に倒れこんだ。
―ジリリリリリ!
静けさを切り裂く甲高い音で私はベッドから飛び起きた。
周りを見渡す。そこは当たり前のように生き、生活している世
界。
いつものように疲れた身体を無理に起こした。
その時、右腕に鈍い痛みが走った。夢の中で謎の男に切りつけられた傷跡。
傷口からは燃えるような真っ赤な血が滴り落ちている。
私はその時確信した。夢と現実の繋がりを。
痛みに震える腕を必死に堪えながら手当てをし、着替えを済ませ自宅を後にした。
いつものように仕事をし、当たり前のように時間が過ぎる。
自然とあの男の言葉が繰り返し頭をよぎる。
―本当にこれは夢か―
現実と夢の違いはなんだろうか…。現実が存在しないのなら、いったい私はどこに生きていて、何者なのだろうか…。
そんな考えばかりが思考を支配する。
そして、右腕の傷が語りかけてくるように、鈍く痛む。
当たり前のように生きているこの世界に対して、疑問を抱かずにはいられなかった。
あっという間に過ぎさる毎日。
そして今日という日も終わりを迎える。
暗闇の中。
「待ってたよ」
待ち焦がれたように男は言った。
私は力無くため息をつきながら周を見回した。
そこはいつものような暗闇の中ではなく、朽ち果てた大きな建造物。まるで、中世ヨーロッパの闘技場を連想させる。
建物の支えだろうか、大きく、今にも崩れそうな支柱が所狭しと並んでいる。
目の前に空高くそびえ立つ支柱のてっぺんに、男が座っている。
喪造作に流れる黒い髪、全てを見通しているような鋭く赤い目、全身には漆黒のローブ。男の風貌を見た私は。思わず息をのんだ。
「来たくもないのに来てしまうのが夢。夢と現実の見境がつかなくなるのもまた夢。現実では起こりえないことが起きるのも、夢だ」
男は口元を三日月のように緩め、淡々と話す。
「…お前は誰なんだ。それに、目的はなんだ…」
とっさに男に言い寄る。
私の問いに男はにやりと微笑むとその場に立ち上がり、こちらを見下ろしながら口を開いた。
「教えてやる。この夢はお前が過去に存在していた世界で、お前の記憶そのものだ。俺はこの世界に囚われた存在」
突き刺すような鋭い目でこちらの様子を伺いながら話続ける。
「お前の名はエルオーデ。そして俺の名は、ジャヌだ」
「違う!俺じゃない!」
私ははそう叫び、目を開いた。時計に目をやると午前2時。
「またこの夢か…」
そう呟き、深いため息をつきながら疲れた身体を無理に起こした。
「もう、うんざりだ…」
ぽろりと言葉がこぼれる。
私は連日、気が狂いそうなほど同じ夢をみていた。
「いったいなんだよ…この夢は」
額に手を当て考え込む。毎回こうだ。
夢をみては考え、なにもしていない時でも無意識に夢のことを考えている。
そして再び眠りにつく。そんな毎日を送っていた。
眠りたくない。だが、疲れた身体は悲鳴をあげる。今日も意識を飛ばすように目を閉じた-
「…たか」
身体を裂かれるような低く、冷たい声。
それは連日耳にする、聞き慣れた声。
「来たか。会えるのを楽しみにしていたぞ」
その声はそう語りかけてきた。
「またか…。一体、お前は誰で、この夢はなんだ…」
私は疲れ、冷え切った声で男に問いかけた。
この夢は妙だ。夢の中では自分の意識は現実のように制御できる。それに、夢の中で起きたことは事細かに覚えており、忘れることができない。まるで記憶に鋭いナイフで刻み込まれているようである。
「お前は過去から続く呪い。俺とお前は同じ存在…。お前の知りたいことはじきにわかるさ…」
男はそう言うと、なにやら不気味な笑みを浮かべているようだった。
姿は見えないが、その男からは、どことなく悲しそうな、暗闇の中に囚われているような、だがそれを楽しんでいるかのような雰囲気が伝わってきた。
「俺は、お前みたいな奴は知らない。それに、これはただの夢だ…」
私は少しだけ口調を強くし、男に言った。
すると男はしばしの間無言になり、静かに囁いた。
「本当にこれは夢か?」
男の口から出た言葉に、思わず黙り込んでしまった。
以前、夢の中で怪我をしたことがあったが、些細な怪我だった為、気にせずにいた。しかし、それは目が覚めても残っていた。知らぬ間に傷つけたのだろうと気にせず放っておいたが、それにしては不自然な傷だったのだ。
男は更に話し続けた。
「記憶は風化するものだが、この夢の記憶は決して風化することはない。お前がこの世界を訪れるたびに、この世界の記憶は濃くなる。そして、お前のいる現実は徐々に薄れ、いずれは無くなる」
私はその言葉に固唾を飲んだ。男の話は、理解するのも難しい上に、到底受け入れられるような話ではない。だが、なぜかそれを信じてしまう。その理由はいくら考えても分からなかった。
「現実が無くなる?そんな事があり得るか…ある訳がない…」
男は楽しげに、そして試すように言った。
「お前は、現実が本当に現実だと思っているのか?そんなものが存在すると?」
常識を逸脱した質問にため息をついた。現実が本当に現実かと言われれば、答えは決まっている。
「あるに決まっている。現実が存在しなければ、俺たちはどこに住んでいて、何者なんだ?」
だが、そんな当たり前の考えと同時に、男の言葉を納得し得る考えも持つようになっていた。
夢は夢、現実は現実なのはわかっていた。
しかし、連日同じ夢をみて、その夢の中で会話をし、現実の事かのように脳裏に刻まれ、忘れることの出来ない体験をしている。
なにが偽りでなにが真実か、困惑していた。
「仕方がないな。これが現実だと分からせてやるよ」
少しだけ間をおくと、男が暗闇の中から姿を現した。深い闇のように漆黒のローブを身に纏い、顔は深いフードで覆われ確認できない。その者はまるで闇そのもの。
「腕を出せ」
男の要求に私は抵抗できず、右腕が不自然に差し出された。なにか見えない力が働いているようだった。
男は物静かに私の右腕を手に取った。男の手はまるで死人のように冷たく、生気が感じられない。全身が冷え切ったような感覚に陥った。
男は細かい細工が施された鋭利な刃物をちらつかせ、私の腕にその刃を走らせた。
肉を裂かれる痛みが襲う。激しい痛みに、額に汗を滲ませながら男から腕を振り解こうと必死に抵抗した。
男は楽しんでいるかのように私に言った。
「この傷と痛みがお前に分からせる。また会おう」
そう言うと、男はゆっくりと暗闇の中へ消えてしまった。
ふと足元に視線を走らせると、そこには古ぼけた木製のロザリオが落ちていた。ロザリオを拾い上げると、激しい頭痛と共に目の前が真っ白になりその場に倒れこんだ。
―ジリリリリリ!
静けさを切り裂く甲高い音で私はベッドから飛び起きた。
周りを見渡す。そこは当たり前のように生き、生活している世
界。
いつものように疲れた身体を無理に起こした。
その時、右腕に鈍い痛みが走った。夢の中で謎の男に切りつけられた傷跡。
傷口からは燃えるような真っ赤な血が滴り落ちている。
私はその時確信した。夢と現実の繋がりを。
痛みに震える腕を必死に堪えながら手当てをし、着替えを済ませ自宅を後にした。
いつものように仕事をし、当たり前のように時間が過ぎる。
自然とあの男の言葉が繰り返し頭をよぎる。
―本当にこれは夢か―
現実と夢の違いはなんだろうか…。現実が存在しないのなら、いったい私はどこに生きていて、何者なのだろうか…。
そんな考えばかりが思考を支配する。
そして、右腕の傷が語りかけてくるように、鈍く痛む。
当たり前のように生きているこの世界に対して、疑問を抱かずにはいられなかった。
あっという間に過ぎさる毎日。
そして今日という日も終わりを迎える。
暗闇の中。
「待ってたよ」
待ち焦がれたように男は言った。
私は力無くため息をつきながら周を見回した。
そこはいつものような暗闇の中ではなく、朽ち果てた大きな建造物。まるで、中世ヨーロッパの闘技場を連想させる。
建物の支えだろうか、大きく、今にも崩れそうな支柱が所狭しと並んでいる。
目の前に空高くそびえ立つ支柱のてっぺんに、男が座っている。
喪造作に流れる黒い髪、全てを見通しているような鋭く赤い目、全身には漆黒のローブ。男の風貌を見た私は。思わず息をのんだ。
「来たくもないのに来てしまうのが夢。夢と現実の見境がつかなくなるのもまた夢。現実では起こりえないことが起きるのも、夢だ」
男は口元を三日月のように緩め、淡々と話す。
「…お前は誰なんだ。それに、目的はなんだ…」
とっさに男に言い寄る。
私の問いに男はにやりと微笑むとその場に立ち上がり、こちらを見下ろしながら口を開いた。
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