あたたかく光る

たまこ

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7話

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 馬車の中でハオはすやすやと寝ていた。
ミウはそんなハオに、村を出る時にもらった服の上着をかけてやった。

「ハオはかわいいな~」

ハオの寝顔をみてミウは「愛されている子はこんなに可愛くなくちゃいけないんだな」感じた。

あまり人がいない村だったし、たくさん見たことがないから分からないが、ハオはとても可愛い顔をしているとミウは思う。
目もくりくりしてるし、ピンク色の頬、なにしろ笑顔がとても可愛い。

対してミウは、目はくりくりしてないし、見た目もガリガリで良くなければ、なにをしても上手くいかない出来損ないだ。
そして笑顔も振り負けない。
「こんなんじゃ優しくされなくて当然だ」
と思った。

笑顔の練習をした事もあるが、笑ったことがなくどうしたら笑顔を作れるのかさえもミウは分からなかった。


 「お昼はここで休憩だ」

とアルンの声がけで休むことになった。

ミウはやっとご飯が食べれる⋯と食事にありつけることで嬉しくなった。

「ハオ、起きて」
「んっ」

ハオも慣れない環境でとても疲れていて、ミウが起こしてもなかなか起きない。

「ハオ?」

とエリルが声をかける。

「⋯ハオはまだ寝ています」

ハオは寝ていて返事ができないのでミウが代わりにそう言った。
そんなミウの言葉を無視し、エリルはハオをお姫様抱っこで抱き上げる。

その際、ハオにかけたミウの上着は汚いとでも言うようにエリルは上着を地面に落とし、自分が着ていた上着をハオにかける。

「アルンさまの護衛じゃなくてハオの護衛みたいだね」

なんてまたラランにからかわれていた。
このふたりはいつものこんな感じなようでみなそれを見て微笑ましそうに笑っていた。

獣人は怖いだけだと思っていたが、部下や人間に寛容な者がいるようだ。


 ミウはひとりでまた降り、自分の上着を拾う。
その上着をミウは少し眺めて、また着た。

みなお昼の準備に取り掛かり、また手伝おうかと思ったが昨日の二の前になり、また迷惑をかけるのでなにもせず端っこの方で体育座りをした。

あっちはみな楽しそうにしているのに、ミウのいる場所だけは暗かった。

 「「いただきます」」

みながそう言い、ご飯を食べていたがミウは誰からも貰えずまたご飯にありつけなかった。

「ぼ、ぼくのごはんって⋯」

と怯えながらご飯をよそう人に勇気をだして言ってみたが「お前の飯なんてない」と言われた。

ハオはアルン達と、護衛は護衛で⋯と別れていたので、ミウがご飯にありつけてないことはハオは知らない。

先程は想像だったが、今はご飯の匂いも漂ってくる。
それがミウにはとても辛かった。

また定位置の場所に体育座りをし、なるべく匂いを嗅がないように顔を埋めた。
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