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2.河の水国ガンダダ
5.王都ズウォルタ
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驚くナーナンさんに俺は少し後悔する。厄介事の予感がしたのだ、ルナさんのときは女性を賊が襲っている定番ということで関わった
助けた相手がヤバそうだった場合逃げる気満々だったし、でもこれは……
「そっとしておこう」
「いやまてユウト!」
振り返りラドンちゃんに乗ろうとする俺の肩を掴み止めるナーナンさん
「止めるな、見てみぬふりすることが一番だ!」
「これは異常な事態だし、最初に見つけたのはユウトだろ!?」
「分かっている。だから知らないフリをするんだ!」
関わりたくないぞっこんな問題!!!
「いや関わらざる負えないだろう!?」
何を言っているんだナーナンさんは?
「一般人の俺らにはどうすることも出来ない!」
そうだろう?
「いやあのな。魔物であり水生生物であるサハギンがこんな有様なんだ水源になにか異常が起こっているはずだ」
サハギンが川で浮いて死んでいる。つまり川にヤバイ成分があるということ
よく見ると他にもたくさんの生物が浮き流れているな……王都に行って大丈夫なのか?
「どうにかするのか、ナーナンさん?」
「王都についたら情報収集が必要だ」
まぁそうだわな、でもさナーナンさん
「水源異常は国の危機だし、俺らが動かなくても良いのでは?」
物語の主人公は喜んで善行するため、こういう事態はすぐさま首を突っ込んで仲間町の人様々な人々と協力し解決する。その際大物を引っ張り出して大事化してしまうが、そんなの俺はゴメンだね
「そうなのだが……」
「ただの旅の冒険者は、飲み食いする水に注意をはら……」
注意できるか?いちいち確認しながらとか勘弁願いたいし、毎度聞くのもどうかと思う。
「よし、食事はユウトで水は私が出そう」
異世界の食事を食いたいのですね、別にいいけど。なんかここ最近あの幼女神様は食ばかり作っているようでどんどん新しい食事が出来上がっていく
俺のアイテムボックスは99でカンストし1つ枠が埋まるのだがたまに98があるのは誰かがつまみ食いしてるのかな~?
『ング!?』
「……?」
なんか耳の奥がかゆいな……
しかしナーナンさんの水か~変態ならいけない妄想をするのだろうなと、ふと思った。
上の水も下の水もだめだなピンクに染まる変態のご褒美だ
『クイクイ』
ん、誰だ俺の袖を引っ張るのは?
そう思い振り返るとアーノがいる
「私も出そうか?」
………
…
おっと、少し迷った俺がいる男は変態だから仕方がないよな?
俺、ノーマルという人は誰かと細かな性癖を話し合うといいきっといるから
君のそばにも変態が…
「いや大丈夫だ」
「上だけでも~!」
「はいはい」
アーノの顎に手をやり濃厚なのを少しの時間する
………
……
…
「これでいいか?」
「う~い、とりあえずは満足さ~♪」
ニッコニコな満面の笑みだ、さてと王都へ向かいますか
はぁ~~~、王都に入る前どころかこの国の大事な水源の初めて見る川でいきなりか。先が思いやられるよ…
ラドンちゃんに乗って再び出発すること少し
もう1つほど橋を越えると見えてくる大きな壁
それを見ているとルナさんが説明をくれる
「王都だけとなったこの国は、川とあの壁により最後まで抵抗をするこちができて国を護ったのよ」
「となると、ルナさんがいた村は?」
「年老いた者達の最後の居場所でもあり開拓村も兼ねていたわ」
なるほ…ど?
「老人は知恵を持って開拓し若者は廃墟の復興よ、目的はそうであっても、もうだいぶ前だからね……」
しまった思い出させてしまったか
「気にしなくていいわよ、人はいつか死ぬもの……老人となればあまり長くはないしね」
手すりに捕まってラドンちゃんの進む道を眺めているルナさんの肩を抱き、擦る。それが俺にできる精一杯だ
橋をもう1つ超えるとようやく大きな門が見えた。でっけーなー……そうだ
「クルファー、ミルファー!」
2人もこの大きな壁は見ておくべきだ
「何でしょうか主君」
最初に出てきたのはクルファ
「どういたしましたか、ご主人様」
「ほら見てみあの壁」
壁を指差す
「「わあ~~~」」
「へ~~~~、おっきいねぇ」
アーノもついでに出てきた
みんなで壁を見る
「主君、壁の所々に穴があります」
「ああ、あるな防衛のためのものだろう」
敵が攻めてきたときに弓や鉄砲を射るための穴な、なんて言ったかな……どうでもいいk
『マイマスター、狭間窓と思われます』
(さいですか、ありがとうね解析さん)
『いえいえ』
さて、王都に入ります
特に並ぶこともなく普通に入れる。そんな状態に、ナーナンさんとルナさんは眉間にシワを寄せる。理由はわからないが、何らかの理由があるのだろうな
この国ヤベーかも…とはいえ俺にとっては異世界の初の王都だ最初に訪れた町と違い地面がキチンと石畳で整えられている
それにしても、地竜のドラグという生物が一部で使われているせいなのか道が広いな道幅8メートルぐらいか?
でもメインストリートだけっぽいな、あたりを見渡すと他は整備されてても、ドラグは通れないみたいだな幅が足りん
ここで再びドラグのことを少し
ドラグの胴体横幅は約2メートルだと思う、上の室内で身長が170ちょっとぐらいだったかな?それぐらいある俺が横になってもまだ余裕あったし。
でもこれは胴体、そこに足がトカゲよりゴツイ……そう、ワニだ。ワニのような足を追加して全体の横幅は、約3.5メートルいかないぐらい……いや指と爪いれたらいきそうだな、立っているだけでその横幅
ちなみにドラグの高さは約3メートルだ、うん?
小型のバスぐらいの高さだな、それで全長は約11メートルぐらいだ
…………改めてそう考えるとでけえな!!!
『マイマスター』
(はい、何でしょうか)
『長々と説明しているところ申し訳ありませんが、胴体と全長は大型の観光バスがドラグの平均サイズで、そのバスの各左右ごとに1.5メートルほどの足の長がさを付け足した。5.5メートルが横幅です』
(なんと!?)
『ラドンちゃんは小さいのです』
(…やっぱり食事のせいか?)
『そのようでございます。ちなみにマイマスターが高床式住居と言ってらっしゃる部屋の室内は、ほぼ6畳間と思っていただければいいです』
(えっと?)
『縦340と横250があの室内です。ちなみに特注らしいです。通常よりも小さめだそうです』
(そっかぁ、ありがとね解析さん)
『お役に立てたようで何よりです』
(…………)
さてと
「ナーナンさん」
「?」
「これからの予定は」
「……冒険者ギルドへ行って金を作らないといけないが、情報収集が最優先だな」
金って…さっき両替したんじゃなかったの?
「両替はさっきもしたんじゃないのか。情報収集は危険度を知るためだな?」
「両替はしなおさないといけない。通貨が下降しすぎる前に少しでも多めにだ。情報収集はその通りだ、危険度が高ければ早急に国を出るぞ」
「了解」
…と意気込んだのは良かったのだが、臭いがひどいのと川からの水が飲めないと言う事でそこまで危険度は高くないと判断……されているそうで
「見納めか…」
「そうだね~プレイヤーさん」
「あのね、お二人さん。国が無くなる的な事を言わないでほしいのよ」
「これでも生まれの国なのよ」とルナさんが笑顔のまま抗議してくる
それもそうなんだが、臭いと飲めないで危険度が低いとかもうダメだろこの国
「シクシクシクシクシク」
愛しのジト目さんは部屋の隅っこで体育座りをして泣いていた
「ナン姉さん元気だして」
「ナーナンお姉ちゃん元気だして」
クルファとミルファが一生懸命になぐさめてはいるが、お金の価値が低くなりすぎて目も当てられない状態だ
細かな話なんかは面倒なので省くが両替手数料を取られた上にこの国の価値が低くて金額的に損をしたのだ
両替失敗である。この国の価値が暴落中であるこれは商人たちがほとんど居ないのではないだろうか?
助けた相手がヤバそうだった場合逃げる気満々だったし、でもこれは……
「そっとしておこう」
「いやまてユウト!」
振り返りラドンちゃんに乗ろうとする俺の肩を掴み止めるナーナンさん
「止めるな、見てみぬふりすることが一番だ!」
「これは異常な事態だし、最初に見つけたのはユウトだろ!?」
「分かっている。だから知らないフリをするんだ!」
関わりたくないぞっこんな問題!!!
「いや関わらざる負えないだろう!?」
何を言っているんだナーナンさんは?
「一般人の俺らにはどうすることも出来ない!」
そうだろう?
「いやあのな。魔物であり水生生物であるサハギンがこんな有様なんだ水源になにか異常が起こっているはずだ」
サハギンが川で浮いて死んでいる。つまり川にヤバイ成分があるということ
よく見ると他にもたくさんの生物が浮き流れているな……王都に行って大丈夫なのか?
「どうにかするのか、ナーナンさん?」
「王都についたら情報収集が必要だ」
まぁそうだわな、でもさナーナンさん
「水源異常は国の危機だし、俺らが動かなくても良いのでは?」
物語の主人公は喜んで善行するため、こういう事態はすぐさま首を突っ込んで仲間町の人様々な人々と協力し解決する。その際大物を引っ張り出して大事化してしまうが、そんなの俺はゴメンだね
「そうなのだが……」
「ただの旅の冒険者は、飲み食いする水に注意をはら……」
注意できるか?いちいち確認しながらとか勘弁願いたいし、毎度聞くのもどうかと思う。
「よし、食事はユウトで水は私が出そう」
異世界の食事を食いたいのですね、別にいいけど。なんかここ最近あの幼女神様は食ばかり作っているようでどんどん新しい食事が出来上がっていく
俺のアイテムボックスは99でカンストし1つ枠が埋まるのだがたまに98があるのは誰かがつまみ食いしてるのかな~?
『ング!?』
「……?」
なんか耳の奥がかゆいな……
しかしナーナンさんの水か~変態ならいけない妄想をするのだろうなと、ふと思った。
上の水も下の水もだめだなピンクに染まる変態のご褒美だ
『クイクイ』
ん、誰だ俺の袖を引っ張るのは?
そう思い振り返るとアーノがいる
「私も出そうか?」
………
…
おっと、少し迷った俺がいる男は変態だから仕方がないよな?
俺、ノーマルという人は誰かと細かな性癖を話し合うといいきっといるから
君のそばにも変態が…
「いや大丈夫だ」
「上だけでも~!」
「はいはい」
アーノの顎に手をやり濃厚なのを少しの時間する
………
……
…
「これでいいか?」
「う~い、とりあえずは満足さ~♪」
ニッコニコな満面の笑みだ、さてと王都へ向かいますか
はぁ~~~、王都に入る前どころかこの国の大事な水源の初めて見る川でいきなりか。先が思いやられるよ…
ラドンちゃんに乗って再び出発すること少し
もう1つほど橋を越えると見えてくる大きな壁
それを見ているとルナさんが説明をくれる
「王都だけとなったこの国は、川とあの壁により最後まで抵抗をするこちができて国を護ったのよ」
「となると、ルナさんがいた村は?」
「年老いた者達の最後の居場所でもあり開拓村も兼ねていたわ」
なるほ…ど?
「老人は知恵を持って開拓し若者は廃墟の復興よ、目的はそうであっても、もうだいぶ前だからね……」
しまった思い出させてしまったか
「気にしなくていいわよ、人はいつか死ぬもの……老人となればあまり長くはないしね」
手すりに捕まってラドンちゃんの進む道を眺めているルナさんの肩を抱き、擦る。それが俺にできる精一杯だ
橋をもう1つ超えるとようやく大きな門が見えた。でっけーなー……そうだ
「クルファー、ミルファー!」
2人もこの大きな壁は見ておくべきだ
「何でしょうか主君」
最初に出てきたのはクルファ
「どういたしましたか、ご主人様」
「ほら見てみあの壁」
壁を指差す
「「わあ~~~」」
「へ~~~~、おっきいねぇ」
アーノもついでに出てきた
みんなで壁を見る
「主君、壁の所々に穴があります」
「ああ、あるな防衛のためのものだろう」
敵が攻めてきたときに弓や鉄砲を射るための穴な、なんて言ったかな……どうでもいいk
『マイマスター、狭間窓と思われます』
(さいですか、ありがとうね解析さん)
『いえいえ』
さて、王都に入ります
特に並ぶこともなく普通に入れる。そんな状態に、ナーナンさんとルナさんは眉間にシワを寄せる。理由はわからないが、何らかの理由があるのだろうな
この国ヤベーかも…とはいえ俺にとっては異世界の初の王都だ最初に訪れた町と違い地面がキチンと石畳で整えられている
それにしても、地竜のドラグという生物が一部で使われているせいなのか道が広いな道幅8メートルぐらいか?
でもメインストリートだけっぽいな、あたりを見渡すと他は整備されてても、ドラグは通れないみたいだな幅が足りん
ここで再びドラグのことを少し
ドラグの胴体横幅は約2メートルだと思う、上の室内で身長が170ちょっとぐらいだったかな?それぐらいある俺が横になってもまだ余裕あったし。
でもこれは胴体、そこに足がトカゲよりゴツイ……そう、ワニだ。ワニのような足を追加して全体の横幅は、約3.5メートルいかないぐらい……いや指と爪いれたらいきそうだな、立っているだけでその横幅
ちなみにドラグの高さは約3メートルだ、うん?
小型のバスぐらいの高さだな、それで全長は約11メートルぐらいだ
…………改めてそう考えるとでけえな!!!
『マイマスター』
(はい、何でしょうか)
『長々と説明しているところ申し訳ありませんが、胴体と全長は大型の観光バスがドラグの平均サイズで、そのバスの各左右ごとに1.5メートルほどの足の長がさを付け足した。5.5メートルが横幅です』
(なんと!?)
『ラドンちゃんは小さいのです』
(…やっぱり食事のせいか?)
『そのようでございます。ちなみにマイマスターが高床式住居と言ってらっしゃる部屋の室内は、ほぼ6畳間と思っていただければいいです』
(えっと?)
『縦340と横250があの室内です。ちなみに特注らしいです。通常よりも小さめだそうです』
(そっかぁ、ありがとね解析さん)
『お役に立てたようで何よりです』
(…………)
さてと
「ナーナンさん」
「?」
「これからの予定は」
「……冒険者ギルドへ行って金を作らないといけないが、情報収集が最優先だな」
金って…さっき両替したんじゃなかったの?
「両替はさっきもしたんじゃないのか。情報収集は危険度を知るためだな?」
「両替はしなおさないといけない。通貨が下降しすぎる前に少しでも多めにだ。情報収集はその通りだ、危険度が高ければ早急に国を出るぞ」
「了解」
…と意気込んだのは良かったのだが、臭いがひどいのと川からの水が飲めないと言う事でそこまで危険度は高くないと判断……されているそうで
「見納めか…」
「そうだね~プレイヤーさん」
「あのね、お二人さん。国が無くなる的な事を言わないでほしいのよ」
「これでも生まれの国なのよ」とルナさんが笑顔のまま抗議してくる
それもそうなんだが、臭いと飲めないで危険度が低いとかもうダメだろこの国
「シクシクシクシクシク」
愛しのジト目さんは部屋の隅っこで体育座りをして泣いていた
「ナン姉さん元気だして」
「ナーナンお姉ちゃん元気だして」
クルファとミルファが一生懸命になぐさめてはいるが、お金の価値が低くなりすぎて目も当てられない状態だ
細かな話なんかは面倒なので省くが両替手数料を取られた上にこの国の価値が低くて金額的に損をしたのだ
両替失敗である。この国の価値が暴落中であるこれは商人たちがほとんど居ないのではないだろうか?
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