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【第四章】隣にいるのが当たり前
5.愛されてる側の、くすぐったい幸福
「颯太はバイトの人たちに嫌なことされても、耐えてたんだね」
「……うん。あそこで騒ぐの、違う気がして。店の中だし、春樹にも迷惑かけたくなかったし」
「そうか」
春樹とは大学入ってすぐ仲良くなったんだ。
あんな感じで明るくて人懐っこくて、裏表がなくて。
だから、今日は助けられてよかったと思ってる。
それに、涼がちゃんとあの二人を制したのも見てた。
まあ、あの人たちは自分から飛び込んできて自爆したようなものだけど。
しばらく沈黙が続き、車内にはウインカーの規則的な音だけが響く。
このまま流してしまうのも違う気がして、俺は口を開いた。
「涼」
「うん?」
「俺さ、兄弟とかいなくて。昔から人との付き合い方がよくわかんなくて……。父さんもいなかったし、母さんも1日仕事だったから、家事は全部俺がやってた」
洗濯もご飯作るのも、犬の世話も。
一人の時間が多すぎたから、やることがあるのは嬉しかった。
母親も「助かる」って言ってくれてたし。
それも嬉しくて、しっかりやろうって思ってた。
「だから、あんまり友達もできなくてさ。あるとき犬が体調崩しちゃって、どうしたらいいかわかんなくて困ってたら、近所のおじさんが病院連れてってくれて」
あのときは本当に助かった。
でも――
「治療費、立て替えてくれてたんだよね。あとで母さんにめちゃくちゃ怒られた。勝手なことするなって」
「……うん」
「それからかな。人を怒らせないようにしよう、って考えるようになったの」
気づいたら、逆らわないことのほうが楽になってた。
話し終えたところで、車がゆっくり路肩に寄って止まった。
「涼?」
信号でもないのに停車した理由がわからなくて顔を見ると、涼はまっすぐこっちを見ていた。
「やっぱり、颯太はいい子すぎる」
困ったみたいに笑ってから、少しだけ真面目な顔になる。
「でも――自分守るの、下手だね」
知ってる。
情けなくて切なくて、でもそんな自分が憎めない。
「……自覚ある」
「だから俺が守るよ」
あまりにも自然に言うから、変に感動する暇もなかった。
「うん、涼に守られっぱなしだね」
二人で笑い合う。
そういえば、涼の話は聞いたことなかったな。
ハンドルを握る綺麗な横顔を見ながら、聞いてみることにした。
「涼は……兄弟いるの?」
「ああ、俺は3人兄弟の一番下」
「え……!? ほんとに?」
「ほんと」
そう言って、ふっと笑う。
末っ子って、全然そんな感じしない。
だってこんなに頼り甲斐があって、面倒見が良くて、気配りできて――
「いや、でも……え?」
「そんな驚く?」
「だって……なんか、一番上っぽい」
「よく言われる」
肩をすくめてから、少し懐かしそうに続けた。
「うちは逆で、母親いなかったんだ。早くに亡くなって」
「……そうだったんだ」
「親父、料理が壊滅的でさ」
「壊滅的?」
「米は炊ける。それ以外は全部“焼けば食える”主義」
想像した瞬間、思わず笑ってしまった。
「肉も野菜も全部同じフライパンに突っ込んで、同じ味付け」
「それは……料理って言わないよね」
「言わないね。兄貴たちも諦めてた」
「じゃあ、涼が作ってたんじゃなくて?」
「いや、俺も無理。早く帰ったやつがコンビニ担当かな」
あまりにも現実的な分担に、妙に納得してしまう。
「だから、ちゃんとした飯ってちょっと特別なんだ」
「……うん」
「未だに感動するんだよ。颯太が普通に味噌汁作ってるのとか」
涼の話し方が、いつもよりくだけてて柔らかくて、なんかいいなって思った。
「別に、大したことしてないよ」
「そういう“大したことない”が、一番ありがたいんだよ」
信号が青に変わる直前、涼の手が伸びてきて、軽く前髪を払われる。
指先が頬に触れて、そのまま軽く引き寄せられた。
触れるだけの、短いキス。
驚くほどあっさり離れて、涼は何事もなかったみたいに前を向いた。
「ほら、着くよ」
心臓だけが、やたらとうるさかった。
家に着くと、リボンが玄関まで走ってきた。
「ワン!」
「ただいま、リボン」
しゃがんで撫でると、尻尾がちぎれそうなくらい揺れている。
かわいいな、本当に。
「颯太、先にお風呂入っておいで。準備するから」
「……え、いいの?」
「当たり前だよ」
この人は、いつもそうやって俺を黙らせる。
「ありがとう」
リボンが名残惜しそうについてくるのを「いい子で待っててね」となだめてから、お風呂に向かった。
お湯に浸かると、今日の疲れが一気に出てきた感じがした。
肩とか腰とか、ずっと動き続けてたんだな、と今更気づく。
涼が手を支えてくれた瞬間とか。
何も言わなかったのに、全部わかってる顔してたこととか。
涼の話も、初めて聞けたし。
ぼんやり思い返してたら、なんか泣きそうになってきた。
風呂から上がってリビングに戻ると、涼が救急箱を持ってソファに座って待ってた。
「颯太、手、かして」
「うん」
差し出すと、涼が両手で包むように受け取って、指先を丁寧に確認してくれる。
「……まだ少し赤いね。痛くない?」
「もう痛くないよ」
「ほんと?」
疑うみたいに覗き込まれて、少し笑ってしまう。
「ほんとだって」
「じゃ、薬塗るね」
綿棒で軟膏をやさしく塗ってくれる。
その手つきが丁寧で、なんか気恥ずかしくなってきた。
「……そんな真剣にやらなくても」
「こういうの、雑にしたくないんだ」
そう言いながら薬を塗り終わっても、涼は手を離さなかった。
確かめるみたいに、親指でゆっくり撫でる。
「颯太、今日はもう何もしなくていいよ。全部終わり。よく頑張ったね」
「……涼がいたから、頑張れた」
正直にそう言ったら、涼が少しだけ笑って、俺を抱きしめた。
「颯太は強いよ」
だから泣きそうになるんだって、この人は。
「でも、もっと強くなりたい。そしたらさ、涼の隣に、もっとちゃんと立てる気がする」
涼がこちらを見て少しだけ笑ってから、唇に触れるようなキスをくれた。
「今のままでも充分だよ。俺の隣は颯太だけだから」
「うん」
「本当はさ、颯太の料理も愛情も、全部俺だけのものであってほしいんだ」
こんなに真っ直ぐに言われたら、照れるどころか素直に嬉しいし、独占欲まで伝わってくる。
でも、そもそも大企業の社長……しかも短所が見当たらないくらい立派な人が、住むとこもお金もなかった俺を拾って愛してくれたなんて、奇跡だと思う。
「涼」
「ん?」
「俺の全部は、涼だけのものだよ?」
何の迷いもなく、伝えることが出来た。
涼が笑ってくれるから、こうして素直に言えること。
「それ……、かなり嬉しい」
知れば知るほど好きになる。
こんなふうに甘やかされるなんて、たぶん慣れないままなんだと思う。
でもちゃんと愛されてるって、わかる。
俺も、涼のことしか見てない。
それが伝わるといいなと思いながら、涼の首に腕を回した。
「涼がいてくれてよかった。ありがとう」
「どういたしまして」
そのまま離れないでいると、もう一度、今度はちゃんとキスをされた。
「……うん。あそこで騒ぐの、違う気がして。店の中だし、春樹にも迷惑かけたくなかったし」
「そうか」
春樹とは大学入ってすぐ仲良くなったんだ。
あんな感じで明るくて人懐っこくて、裏表がなくて。
だから、今日は助けられてよかったと思ってる。
それに、涼がちゃんとあの二人を制したのも見てた。
まあ、あの人たちは自分から飛び込んできて自爆したようなものだけど。
しばらく沈黙が続き、車内にはウインカーの規則的な音だけが響く。
このまま流してしまうのも違う気がして、俺は口を開いた。
「涼」
「うん?」
「俺さ、兄弟とかいなくて。昔から人との付き合い方がよくわかんなくて……。父さんもいなかったし、母さんも1日仕事だったから、家事は全部俺がやってた」
洗濯もご飯作るのも、犬の世話も。
一人の時間が多すぎたから、やることがあるのは嬉しかった。
母親も「助かる」って言ってくれてたし。
それも嬉しくて、しっかりやろうって思ってた。
「だから、あんまり友達もできなくてさ。あるとき犬が体調崩しちゃって、どうしたらいいかわかんなくて困ってたら、近所のおじさんが病院連れてってくれて」
あのときは本当に助かった。
でも――
「治療費、立て替えてくれてたんだよね。あとで母さんにめちゃくちゃ怒られた。勝手なことするなって」
「……うん」
「それからかな。人を怒らせないようにしよう、って考えるようになったの」
気づいたら、逆らわないことのほうが楽になってた。
話し終えたところで、車がゆっくり路肩に寄って止まった。
「涼?」
信号でもないのに停車した理由がわからなくて顔を見ると、涼はまっすぐこっちを見ていた。
「やっぱり、颯太はいい子すぎる」
困ったみたいに笑ってから、少しだけ真面目な顔になる。
「でも――自分守るの、下手だね」
知ってる。
情けなくて切なくて、でもそんな自分が憎めない。
「……自覚ある」
「だから俺が守るよ」
あまりにも自然に言うから、変に感動する暇もなかった。
「うん、涼に守られっぱなしだね」
二人で笑い合う。
そういえば、涼の話は聞いたことなかったな。
ハンドルを握る綺麗な横顔を見ながら、聞いてみることにした。
「涼は……兄弟いるの?」
「ああ、俺は3人兄弟の一番下」
「え……!? ほんとに?」
「ほんと」
そう言って、ふっと笑う。
末っ子って、全然そんな感じしない。
だってこんなに頼り甲斐があって、面倒見が良くて、気配りできて――
「いや、でも……え?」
「そんな驚く?」
「だって……なんか、一番上っぽい」
「よく言われる」
肩をすくめてから、少し懐かしそうに続けた。
「うちは逆で、母親いなかったんだ。早くに亡くなって」
「……そうだったんだ」
「親父、料理が壊滅的でさ」
「壊滅的?」
「米は炊ける。それ以外は全部“焼けば食える”主義」
想像した瞬間、思わず笑ってしまった。
「肉も野菜も全部同じフライパンに突っ込んで、同じ味付け」
「それは……料理って言わないよね」
「言わないね。兄貴たちも諦めてた」
「じゃあ、涼が作ってたんじゃなくて?」
「いや、俺も無理。早く帰ったやつがコンビニ担当かな」
あまりにも現実的な分担に、妙に納得してしまう。
「だから、ちゃんとした飯ってちょっと特別なんだ」
「……うん」
「未だに感動するんだよ。颯太が普通に味噌汁作ってるのとか」
涼の話し方が、いつもよりくだけてて柔らかくて、なんかいいなって思った。
「別に、大したことしてないよ」
「そういう“大したことない”が、一番ありがたいんだよ」
信号が青に変わる直前、涼の手が伸びてきて、軽く前髪を払われる。
指先が頬に触れて、そのまま軽く引き寄せられた。
触れるだけの、短いキス。
驚くほどあっさり離れて、涼は何事もなかったみたいに前を向いた。
「ほら、着くよ」
心臓だけが、やたらとうるさかった。
家に着くと、リボンが玄関まで走ってきた。
「ワン!」
「ただいま、リボン」
しゃがんで撫でると、尻尾がちぎれそうなくらい揺れている。
かわいいな、本当に。
「颯太、先にお風呂入っておいで。準備するから」
「……え、いいの?」
「当たり前だよ」
この人は、いつもそうやって俺を黙らせる。
「ありがとう」
リボンが名残惜しそうについてくるのを「いい子で待っててね」となだめてから、お風呂に向かった。
お湯に浸かると、今日の疲れが一気に出てきた感じがした。
肩とか腰とか、ずっと動き続けてたんだな、と今更気づく。
涼が手を支えてくれた瞬間とか。
何も言わなかったのに、全部わかってる顔してたこととか。
涼の話も、初めて聞けたし。
ぼんやり思い返してたら、なんか泣きそうになってきた。
風呂から上がってリビングに戻ると、涼が救急箱を持ってソファに座って待ってた。
「颯太、手、かして」
「うん」
差し出すと、涼が両手で包むように受け取って、指先を丁寧に確認してくれる。
「……まだ少し赤いね。痛くない?」
「もう痛くないよ」
「ほんと?」
疑うみたいに覗き込まれて、少し笑ってしまう。
「ほんとだって」
「じゃ、薬塗るね」
綿棒で軟膏をやさしく塗ってくれる。
その手つきが丁寧で、なんか気恥ずかしくなってきた。
「……そんな真剣にやらなくても」
「こういうの、雑にしたくないんだ」
そう言いながら薬を塗り終わっても、涼は手を離さなかった。
確かめるみたいに、親指でゆっくり撫でる。
「颯太、今日はもう何もしなくていいよ。全部終わり。よく頑張ったね」
「……涼がいたから、頑張れた」
正直にそう言ったら、涼が少しだけ笑って、俺を抱きしめた。
「颯太は強いよ」
だから泣きそうになるんだって、この人は。
「でも、もっと強くなりたい。そしたらさ、涼の隣に、もっとちゃんと立てる気がする」
涼がこちらを見て少しだけ笑ってから、唇に触れるようなキスをくれた。
「今のままでも充分だよ。俺の隣は颯太だけだから」
「うん」
「本当はさ、颯太の料理も愛情も、全部俺だけのものであってほしいんだ」
こんなに真っ直ぐに言われたら、照れるどころか素直に嬉しいし、独占欲まで伝わってくる。
でも、そもそも大企業の社長……しかも短所が見当たらないくらい立派な人が、住むとこもお金もなかった俺を拾って愛してくれたなんて、奇跡だと思う。
「涼」
「ん?」
「俺の全部は、涼だけのものだよ?」
何の迷いもなく、伝えることが出来た。
涼が笑ってくれるから、こうして素直に言えること。
「それ……、かなり嬉しい」
知れば知るほど好きになる。
こんなふうに甘やかされるなんて、たぶん慣れないままなんだと思う。
でもちゃんと愛されてるって、わかる。
俺も、涼のことしか見てない。
それが伝わるといいなと思いながら、涼の首に腕を回した。
「涼がいてくれてよかった。ありがとう」
「どういたしまして」
そのまま離れないでいると、もう一度、今度はちゃんとキスをされた。
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