7 / 15
【第一章】その夜の出会いが、全てを変えた
5.焦がれるほど、君に触れたい
しおりを挟む
この人にとって、これは初めてなんだ。
男に触れられるのも、こんなに感じるのも。
……焦りすぎた、完全に。
京介の初めては俺がもらう。
でも今じゃない。焦っちゃダメだ。
「大丈夫。京介のペースでいいよ」
京介の額にキスを落とす。
「次は、もっとゆっくり時間をかける」
ちょっといたずらっぽく、笑ってみせた。
「……っ、ばか」
京介が照れたように顔を背けた。
年上なのに、可愛いな。
優しく抱きしめる。本当にこの人を離したくない
「可愛かったよ」
「だから可愛いって言うな」
京介が顔を両手で覆う。
「京介。今日はありがとう」
「……何が」
「俺の誕生日、一緒にいてくれて」
頭を撫でると、京介の顔がさらに赤くなった。
「京介、今日はもう遅いから泊まっていく?」
「え?」
「ベッドは別にするから。安心して」
ちょっと真面目な顔で言ったのに、京介は首を振る。
「……いや、帰る」
「そっか。じゃあちゃんと送るね」
エントランスまで見送って、タクシーが到着するのを待つ。
「京介」
「ん?」
「明日、ちゃんと連絡してね。約束だよ」
「……わかった」
ふっと笑って、京介の頬に手を添える。
軽くキスを落とすと、京介が小さく声を漏らした。
「おやすみ、京介」
タクシーが到着して、優しく手を振った。
京介を見送った後、部屋に戻ってソファに座る。
部屋の中に、まだ京介の香りが残ってる気がする。
やばい。身体がまだ火照ってる。
触れた感触、あの吐息、あの乱れた表情――頭の中でリフレインしてる。
途中で止めたから、欲求不満になって当然じゃない?
「……シャワー浴びよう」
冷たい水で、頭を冷やさないと。
バスルームに向かってシャツを脱ぐ。
鏡に映る自分の顔はは上気して、髪は乱れてる。
京介のせいだ。あの人の全部が、俺の中で暴れてる。
シャワーを浴びても、京介のことを考えてしまう。
「……京介」
名前を呟くだけで胸が苦しい。
会いたい。もう、会いたい。
でも、今週は仕事が忙しい。
SONIC WAVEのプレゼンが控えている。
――翌朝。
アラームより早く目が覚めた。
コーヒーを淹れて、窓の外を眺める。
空が澄んでるとなんだか気分も軽い。
スマホを取り、メッセージを送信する。
『おはよう、京介。昨日はありがとう』
もっと知りたい。好きな食べ物、休日の過ごし方――普段聞けないことも。
そして、もっと触れたい。
もっと、俺のものにしたい。
昼もメッセージを送る。
『京介、今度はご飯食べに行こう』
スマホが鳴った。
京介からだ。
『わかった』
即レス。
京介も、俺に会いたいと思ってくれてるんだ。
『今週は仕事が忙しくて、なかなか会えないかも』
『わかった。無理すんなよ』
『ありがとう。来週、落ち着いたら会いたいな』
『……ああ』
『楽しみにしてる。今日も一日頑張って』
なんだろう、この気分は。
胸が高鳴ってる。ワクワクしてる。
最悪の誕生日だと思ってたのに、京介に会えた瞬間から世界が変わったみたいだ。
これって……運命なんじゃないか?
京介。必ず、お前を俺のものにする。
男に触れられるのも、こんなに感じるのも。
……焦りすぎた、完全に。
京介の初めては俺がもらう。
でも今じゃない。焦っちゃダメだ。
「大丈夫。京介のペースでいいよ」
京介の額にキスを落とす。
「次は、もっとゆっくり時間をかける」
ちょっといたずらっぽく、笑ってみせた。
「……っ、ばか」
京介が照れたように顔を背けた。
年上なのに、可愛いな。
優しく抱きしめる。本当にこの人を離したくない
「可愛かったよ」
「だから可愛いって言うな」
京介が顔を両手で覆う。
「京介。今日はありがとう」
「……何が」
「俺の誕生日、一緒にいてくれて」
頭を撫でると、京介の顔がさらに赤くなった。
「京介、今日はもう遅いから泊まっていく?」
「え?」
「ベッドは別にするから。安心して」
ちょっと真面目な顔で言ったのに、京介は首を振る。
「……いや、帰る」
「そっか。じゃあちゃんと送るね」
エントランスまで見送って、タクシーが到着するのを待つ。
「京介」
「ん?」
「明日、ちゃんと連絡してね。約束だよ」
「……わかった」
ふっと笑って、京介の頬に手を添える。
軽くキスを落とすと、京介が小さく声を漏らした。
「おやすみ、京介」
タクシーが到着して、優しく手を振った。
京介を見送った後、部屋に戻ってソファに座る。
部屋の中に、まだ京介の香りが残ってる気がする。
やばい。身体がまだ火照ってる。
触れた感触、あの吐息、あの乱れた表情――頭の中でリフレインしてる。
途中で止めたから、欲求不満になって当然じゃない?
「……シャワー浴びよう」
冷たい水で、頭を冷やさないと。
バスルームに向かってシャツを脱ぐ。
鏡に映る自分の顔はは上気して、髪は乱れてる。
京介のせいだ。あの人の全部が、俺の中で暴れてる。
シャワーを浴びても、京介のことを考えてしまう。
「……京介」
名前を呟くだけで胸が苦しい。
会いたい。もう、会いたい。
でも、今週は仕事が忙しい。
SONIC WAVEのプレゼンが控えている。
――翌朝。
アラームより早く目が覚めた。
コーヒーを淹れて、窓の外を眺める。
空が澄んでるとなんだか気分も軽い。
スマホを取り、メッセージを送信する。
『おはよう、京介。昨日はありがとう』
もっと知りたい。好きな食べ物、休日の過ごし方――普段聞けないことも。
そして、もっと触れたい。
もっと、俺のものにしたい。
昼もメッセージを送る。
『京介、今度はご飯食べに行こう』
スマホが鳴った。
京介からだ。
『わかった』
即レス。
京介も、俺に会いたいと思ってくれてるんだ。
『今週は仕事が忙しくて、なかなか会えないかも』
『わかった。無理すんなよ』
『ありがとう。来週、落ち着いたら会いたいな』
『……ああ』
『楽しみにしてる。今日も一日頑張って』
なんだろう、この気分は。
胸が高鳴ってる。ワクワクしてる。
最悪の誕生日だと思ってたのに、京介に会えた瞬間から世界が変わったみたいだ。
これって……運命なんじゃないか?
京介。必ず、お前を俺のものにする。
22
あなたにおすすめの小説
ヤンデレ王子と哀れなおっさん辺境伯 恋も人生も二度目なら
音無野ウサギ
BL
ある日おっさん辺境伯ゲオハルトは美貌の第三王子リヒトにぺろりと食べられてしまいました。
しかも貴族たちに濡れ場を聞かれてしまい……
ところが権力者による性的搾取かと思われた出来事には実はもう少し深いわけが……
だって第三王子には前世の記憶があったから!
といった感じの話です。おっさんがグチョグチョにされていても許してくださる方どうぞ。
濡れ場回にはタイトルに※をいれています
おっさん企画を知ってから自分なりのおっさん受けってどんな形かなって考えていて生まれた話です。
この作品はムーンライトノベルズでも公開しています。
神子は再召喚される
田舎
BL
??×神子(召喚者)。
平凡な学生だった有田満は突然異世界に召喚されてしまう。そこでは軟禁に近い地獄のような生活を送り苦痛を強いられる日々だった。
そして平和になり元の世界に戻ったというのに―――― …。
受けはかなり可哀そうです。
色欲も時代には勝てないらしい
ちき
BL
前世で恋人だった運命の人に、今世では捨てられてしまった祐樹。前世で愛してくれた人は彼以外誰もいないのだから、今後僕を愛してくれる人は現れないだろう。その事を裏付けるように、その後付き合う人はみんな酷い人ばかりで…………。
攻めがクズでノンケです。
攻め・受け共に、以外とのキスや行為を仄めかす表現があります。
元クズ後溺愛×前世の記憶持ち
嫌いなアイツと一緒に○○しないと出れない部屋に閉じ込められたのだが?!
海野(サブ)
BL
騎士の【ライアン】は指名手配されていた男が作り出した魔術にで作り出した○○しないと出れない部屋に自分が嫌っている【シリウス】と一緒に閉じ込められた。
給餌行為が求愛行動だってなんで誰も教えてくれなかったんだ!
永川さき
BL
魔術教師で平民のマテウス・アージェルは、元教え子で現同僚のアイザック・ウェルズリー子爵と毎日食堂で昼食をともにしている。
ただ、その食事風景は特殊なもので……。
元教え子のスパダリ魔術教師×未亡人で成人した子持ちのおっさん魔術教師
まー様企画の「おっさん受けBL企画」参加作品です。
他サイトにも掲載しています。
かわいい王子の残像
芽吹鹿
BL
王子の家庭教師を務めるアリア・マキュベリー男爵の思い出語り。天使のようにかわいい幼い王子が成長するにつれて立派な男になっていく。その育成に10年間を尽くして貢献した家庭教師が、最終的に主に押し倒されちゃう話。
婚活アプリのテスト版に登録させられたら何故か自社の社長としかマッチング出来ないのですが?
こたま
BL
オメガ男子の小島史(ふみ)は、ネットを中心に展開している中小広告代理店の経理部に勤めている。会社が国の補助金が入る婚活アプリ開発に関わる事になった。テスト版には、自社の未婚で番のいないアルファとオメガはもちろん未婚のベータも必ず登録して動作確認をするようにと業務命令が下された。史が仕方なく登録すると社長の辰巳皇成(こうせい)からマッチング希望が…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる