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凍てつく心に安らかな温もりを
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昔々ある村に心優しく、みんなに好かれていた若い男がいました。
そしてその男には幼なじみの恋人がいて、二人は村中から祝福されながら幸せいっぱいに暮らしていました。
しかし、そんなある日農作業をしていた男は突然胸を抑え苦しみ始めました。恋人や、両親、村中の人々から心配され、熱心な看病を受けた男は3日後にはすっかり元気に農作業が出来るようになりました。
ところが彼が倒れてから一ヶ月が経った頃、彼は日が落ちると途端に無愛想になり始め、恋人と喧嘩を毎日のようにするようになり、終いには日が高くても前のような優しい陽だまりのような彼の笑顔は無く、鉄仮面の如き冷たい表情を浮かべ始めました。
さらに一ヶ月が経った頃、男は「雪の女王に会いに行く!」と叫びだし、恋人と一番酷く喧嘩をして、二つの心は冷たく冷えきってしまいました。
男がいなくなってずっと泣いていた女は彼を連れ戻そうと、彼が冷たい人になったのは雪の女王のせいだと考え、雪の女王が住むという北の国へ向けて出発しました。
道中、女を不憫に思った貴族や旅商人の力を借りとうとう雪の女王が住む氷の城に辿り着くことが出来ました。
中に入ると広場の中央に冷たい笑みを浮かべながら凍り付けにされた男の姿が有り、彼女は凍り付けにされた男に縋り付きながら泣き崩れました。すると彼女の涙が当たった氷はみるみると溶け始め二人は力強く抱き合い、村へと帰って行きました。
昔話し、雪の女王
そしてその男には幼なじみの恋人がいて、二人は村中から祝福されながら幸せいっぱいに暮らしていました。
しかし、そんなある日農作業をしていた男は突然胸を抑え苦しみ始めました。恋人や、両親、村中の人々から心配され、熱心な看病を受けた男は3日後にはすっかり元気に農作業が出来るようになりました。
ところが彼が倒れてから一ヶ月が経った頃、彼は日が落ちると途端に無愛想になり始め、恋人と喧嘩を毎日のようにするようになり、終いには日が高くても前のような優しい陽だまりのような彼の笑顔は無く、鉄仮面の如き冷たい表情を浮かべ始めました。
さらに一ヶ月が経った頃、男は「雪の女王に会いに行く!」と叫びだし、恋人と一番酷く喧嘩をして、二つの心は冷たく冷えきってしまいました。
男がいなくなってずっと泣いていた女は彼を連れ戻そうと、彼が冷たい人になったのは雪の女王のせいだと考え、雪の女王が住むという北の国へ向けて出発しました。
道中、女を不憫に思った貴族や旅商人の力を借りとうとう雪の女王が住む氷の城に辿り着くことが出来ました。
中に入ると広場の中央に冷たい笑みを浮かべながら凍り付けにされた男の姿が有り、彼女は凍り付けにされた男に縋り付きながら泣き崩れました。すると彼女の涙が当たった氷はみるみると溶け始め二人は力強く抱き合い、村へと帰って行きました。
昔話し、雪の女王
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