絶対愛犬生活!〜異世界にて公務員に拾われたらペットとして飼われる日々がやってきました〜

むりん

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第一章

★その19

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その夜、本当に俺は疲れ果て、泥の様に眠りについていた。


宿舎に戻るなりエマは『初めてなんです!初めて!優しく!』などとぎゃあぎゃあ喚いていたが、掃除をやらせてみると手際が良く……部屋はすぐに綺麗になってしまった。……俺は小まめに掃除をしている方だし、当然と言えば当然の話だが。

これが給料を渡すだけの仕事かと尋ねられれば、否。『やはり部下の方を任せたいんだが……』と溢すと、エマはひぎぃっ!と奇怪な声を上げた後……。


『な、なんでですか!何が気に食わないんですか⁉︎お願いします!明日には別の仕事を見つけてきますから、今日のところはオスカーさんの専属でお許し下さい……!』


まるで悪徳領主に搾取される民の様なエマの口ぶりに圧倒され、提案を飲むことにした。………それほど全部屋のそうじが嫌だとは…。


その後は、夕飯の使いを頼んで……こっそりと気づかれない様に後をつけてみたが、エマに誰かが接触する様子も、エマがそのまま逃亡する様子も見られなかった。
俺に言われた通りに出来合いの料理を買って…………お釣りで屋台で売っているスパイスをまぶした小ぶりのじゃがいもの串揚げを勝手に購入してはいたが。それにしてもあんなに沢山食べておいて……エマの胃袋は鉄でできているに違いない。

袋から取り出して……じゅるりと涎をこぼしそうな表情で揚げ芋を見つめ、だめだめ、とばかりに首を振って袋に戻している。………何がしたいんだアイツは。




『お待たせしましたー‼︎あっ、これ美味しそうでつい買っちゃったんですけど……半分こして食べましょう!』


先回りして宿舎の前で待つ俺に、にこにこーと微笑みながら駆け寄ってくる茶色がかった黒髪の大型犬(エマ)の姿に思わず自分の頬が緩むのに気付いて……。くそっ、完全に絆されてしまっている………。

エマの頬を両手で挟むと……もるもるもるっと撫でてやった。つるりとした剥きたてのゆで卵の様な肌の感触が気持ちいい。


『むぷー!な、何するんですかっ!』


もうっ!と膨れたエマの頭を今度はわしわしと撫でてやる。そのルーティンに懐かしさを憶えながら……。


『昔飼っていた犬が野ネズミを捕まえた時にはこうして褒めてやっていた。』
『むきー、私は犬じゃないですっ!』


怒った鼻柱に口付けを落とすと、鼻を押さえて頬を真っ赤に染めたエマは大人しくなった。……そうだ、ここまでがルーティンだったな。


『いい子でおつかいができたな。ほら、お手ができるか、お手。』


悔しそうに俺の差し出した手に丸めた拳を置いたエマの頭を、もう一度くしゃくしゃと撫でてやった。自然と笑顔が溢れる、なんて………いつぶりだろうか。


◇  ◇  ◇  ◇


隣のベッドで人影がむくりと起き上がった気配がする。ごそごそと動き始めて……。手洗いだろうか。……昔からそうだ、俺は人の動く気配がするとすぐに目が覚めて………。


ごろりと人影に背を向けて布団を肩まで引き上げた。……慣れない土地の夜はひどく肌寒い。このままエマが眠りにつくまで俺も眠れはしないだろうが、目を閉じて瞳を休ませていると……。


ごそり、と何かが布団に潜り込んできた。


「………おい!こっちは俺のベッドだ馬鹿!」
「ふぇっ‼︎で、でも……」


恐らく入る布団を間違えたのか、ぬるりとベッドの足元側から這いずって侵入してきたエマに思わず怒鳴ってしまった。
何つう奇怪な布団の入り方をするんだコイツは……!


「あ、の私……よろしくお願いしますっ!」
「はぁ?」


もじもじと伏し目がちに布団の中から顔を覗かせるエマに頭の中がさらに混乱してくる。
何を言っているんだ……?寝ぼけているのか?コイツといると俺はため息のレパートリーが随分と増えたような気がする………。

暗がりの中でもぞもぞと動いているエマは俺にのしかかると……、覚悟を決めたように俺の身体の一部分に手を伸ばした。


むにゅり。
エマの奇行によって、睡眠中の生理現象による強張りがすっかり解けて力を失っている逸物をズボンの上から掴まれ、慌ててエマの手を振り払った。


「……なっ、どこ触ってるんだ!」
「あれっ⁉︎硬くない⁉︎」
「………ったりまえだろうが、馬鹿か‼︎」
「だって、普通は硬い……はずですよね?もしかしてオスカーさんED……⁉︎」


エマが何を言っているのかは分からないが、おそらく不名誉な罵り文句なのだと察することはできた。……ぶち犯してやろうか。


「お前のような餓鬼に勃つか……!」
「なっ、でも……それじゃ………お仕事にないし………。」


お仕事……⁉︎
エマの言葉に頭から冷水を浴びせられたように全身の血が冷えていく。……何を俺は勘違いしていたんだろうか。身体で媚びる女は過去に幾度も見てきた筈だ。コイツだって……何の欲得も無しに、俺を慕っている訳じゃない……。


「それがお前の仕事、か。……お手並み拝見といこうじゃないか。」


◇  ◇  ◇  ◇


うる艶さらさら、ぱさつきもうねりもなく真っ直ぐな黒髪……。シャンプーのCMのオファーがきそう……。うわ、指通り滑らか……いい匂い……。


エマが何やら譫言うわごとをぶつぶつとつぶやきながら俺の髪に指を通しているが、俺は気にせずネグリジェの前をはだけて、ささやかな胸の膨らみを片手で揉みながら、もう片方の胸の先端を固く尖らせた舌でいらっている。
揉み心地は……硬い。熟す前の桃のような張りのある肌はミルクのような甘い香りがして……本当に乳離れしていない、仔犬のような奴だ。


「くひひひ……」
「………死ぬほど色気の無いの喘ぎ声だな。」
「ご、ごめんなさい!なんか、くすぐったくて……っ!」


なぜ俺はこんな餓鬼を相手にしているのか………不満もこめて、かぷっと桜貝色の胸の蕾を甘噛みするとエマの身体がピクン!と跳ねた。「ふぁっ……」と自分から漏れた甘い声に、エマは驚いたように両手で口を塞いでいる。……そんな声も出せるんじゃないか。


「痛い方が好きか?………おい、見てみろ。お前の様な餓鬼でもココが濡れるんだな。」


下着の上から股の間の溝をなぞると、しっとりとエマの下着のクロッチ部分が濡れているのに気づく。
エマはかあっと頬を熱らせると、認めたくないとばかりに触られている場所から目を逸らした。

……自分から誘ってきた割に、エマの態度は酷く未通女(おぼこ)い。恥ずかしくて仕方ないのを必死に耐えているような……。今まで玄人じみた女ばかりを相手にしてきた俺にとってその反応は……幾分そそられるものがあった。


溝をなぞっていた指の下からくちゅくちゅという水音が立ち始め、湿り気が指の腹に伝わるようになった頃……、自分の指を軽く舐めると、エマの下着を横にずらして……露になった媚肉をかき分け、指をぐっと突き立てる。


「……っひゃうん!」
「………随分狭いな。……あぁ、でもこれは……なかなか具合は良さそうだ。」


中はとろとろと熱く蕩けて、ざらざらとした襞が指に纏わりつく。やはり陰核クリトリスの裏側が感じるらしく、撫でるように指の腹で擦っていると、エマは俺にしがみついて仔犬のような鳴き声をあげ始めた。

コイツも、結局は女、だ。
甘言に騙され、快楽に流されて、男に縋って媚びることでしか自分を保てない、いつだって俺のことなんか見ていないあの女と同じ………。
 

「あ、あの、オスカーさん……。もうちょっとらぶらぶした感じでお願いしますぅ……!」
「………は?」
「ちゅ、ちゅーとかしませんか……。」


ちゅう?

その瞬間頭の中をチーズを咥えたネズミが一匹駆け抜けていったが、コイツが言っているのは違う意味の筈だ。


「………仕事なら、そんな行為ものは必要ないだろう。」


己の口から出たとは思えないほど拗ねたような物言いに驚いてしまう。先ほどから何故かは分からないが、ムカっ腹が立って……。
エマが初めてじゃないことが気に入らない、だなんて……そんな青臭い考えを今まで関係を持った女に抱いたことは……今まで一度もなかったのに。


「だ、だって……初めてなんですっ!初めての時くらい夢見たっていいじゃないですか……!」
「初めて?……何がだ?」
「こ、こういうことが……!」


エマの膣口は挿し込んだ俺の指を美味そうに蜜を溢しながらしゃぶっている。蜜を掻き出すように指を動かすとぷちゅぷちゅと嬉しそうに新たな蜜を溢した。やわやわとしたゆるい締め付けが心地いい。増やした指も難なく飲み込んでしまった。


「……お前は下の口も大喰らいだな。こんなにとろとろにしておいて初めて……か?」
「そ、れは……っ、オスカーさんが、さわる……からぁ……っ。」
「………俺のせい?」


チョコレート色の瞳には涙が滲んで……エマから流れる涙は酷く……甘そうだ。


「そうですっ!仕事でも……好きな人とじゃないとこんなことできません……っ‼︎」


蜜壺を弄る俺の腕を掴むとエマは目を閉じ体をビクビクと痙攣させて達した。……天然か計算か分からんが……コイツといると俺は……振り回されてばかりだ。
10歳も下の餓鬼に。異世界から来たなんて荒唐無稽な話を聞かされて……沢山振り回されて、心を乱された。

お構いなしに人の心に土足で入り込んで……。


『おいしいものを「おいしいね」って言いながら一緒に食べるって幸せですよねぇ。』


無邪気な顔で俺を……捨てていくくせに。
いずれコイツは俺の手を離れる。姉のところか……異世界(こきょう)か。


「オスカーさん、キス……したいです。」


……お前に俺の心はやらない。ただ……口付けくらいならくれてやってもいい。エマの柔らかな甘い唇を喰みながら……そう思った。

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