アルス『達』の日常

すたるなぁさん

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1話〜10話

自由

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高橋先生「そしてここにフラスコを置けば、蒸留装置の完成というわけです。」

理科の授業、先生が教卓の上で試験管などをセットして、蒸留装置の作り方を説明している。
化学の高橋先生は、滅多に生徒を叱ることはなく、面白い先生で、生徒に人気がある。
その分、よくワイワイ系の男子達に絡まれている。
先生の解説は分かりやすく、授業も順調に進んでいた。

シャカシャカシャカシャカ...

どこからともなく聞こえてくるこの音を除いたらの話だが。

高橋先生「今までずっと無視してたけどさ、この何かを振ってるような音なんなの?」

と、遂に先生がそれについて触れた。
クラスメイトは、一斉に音がする方向を向いた。
そこには、なにか液体が入ったカップ状の容器を振る様子が見えた。
それを目撃した先生は...

高橋先生「サトシ!なにプロテイン作ってんだ!」

と、音を発生させている張本人に向かって、声を上げた。

サトシ「ん?」

サッカー部に所属しているサトシ。
授業中にも関わらずプロテインを作る他、音楽まで聞いており、更にはお菓子も食べている。

アルス「お前自由すぎるだろ」

と、笑いながら言う。
だが、サトシはまだ容器を振っている。
つけていたイヤフォンを外しながら、

サトシ「なんか言ったか?」

と、悪びれた様子もなく、澄ました顔で聞き返してきた。

高橋先生「こら、サトシ。授業中だぞ。しまっときなさい。」

先生が軽く注意をする。
同じサッカー部の顧問であり、彼のことを知っているせいか、呆れた様子の高橋先生。
その様子から、普段からこんな感じなのだろうと読み取れる。
そんな注意を受けたサトシだが、次の瞬間、とんでもないことを言い出した。

サトシ「え!?今授業中!?」




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