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11話〜
朝からなんでそんな盛り上がれるの?
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朝8時頃、グラウンド。
早めに学校に着いた近藤は、持参してきたバットで素振りをしていた。
すると、1人の人影が近付いてきた。
近藤「おっすアルス。」
近藤の親しき友人であるアルスだった。
アルス「おは近藤。今日もはえぇな」
今登校してきたのだろう。制服姿で、鞄も手に持ったままだ。
アルスは整地用ローラーに腰をかけた。
しばらく二人で雑談をしていると、
サトシ「おはよう貧しい愚民ども。」
2人の存在に気が付いたサトシが、無礼な挨拶とともに入ってきた。
アルス「おはサトル。今日も遅いな。」
近藤「そうは言わんだろ」
サトシ「名字で呼ぶな、気悪い。あとなんで名字?」
アルス「名字じゃないだろ。まあそんなことはどうでもいいか」
いつものメンバー。
普段は大体この3人でつるんでいる。
近藤「そういやサトシ、今日こそ前貸した漫画返してもらうぞ。まさか失くしたとか言わないだろうな」
突然、近藤がサトシを切り出した。
サトシ「バッカかてめぇ、失くさないわけないだろ」
近藤「てめぇ!」
2人が唐突に鬼ごっこを始めた。
アルスはその後ろを追う。
アルス「落ち着け愚民ども!」
近藤・サトシ「正月はまだ先だろ!」
アルス「餅つきじゃねぇよ」
教室まで走り、遂にサトシを追い詰めた近藤。
近藤「もう逃げられんぞ」
じりじりと、サトシとの間を詰めていく。
だが、サトシは焦るどころか、
サトシ「いや近藤、てめロッカー見たか?」
手が届く寸前で、サトシが質問をする。
近藤「あ?ロッカー?」
サトシ「あぁ、実は3日前の時点でもう入ってるんだわ。」
サトシが後ろのロッカーを顎で指す。
近藤「なんだよサトシ君、そうなら先に言ってくれよ~」
急にベタベタし始めた。
サトシ「いやはやすまないね、近藤君。」
サトシもそれにノる。
近藤は、後ろのロッカーを開けた。
近藤「うわクッサ!」
近藤が鼻をつまんで、ロッカーから離れる。
サトシ「そりゃお前、何ヶ月か前のカップ麺作りっぱだったからな」
近藤「マジで!?うわ最悪や...てか言えよ」
文句を垂れながら、覗き込む。そして、こちらを見やった。
近藤「漫画ってどこにいれた?」
サトシ「そんなん手前に全巻きっちり並べたぜ...は?」
入れたはずの漫画がない。
近藤「サトシ君。詳しく話を聞かせてもらおうか」
サトシの肩に、笑顔で手を置く。
サトシ「いや待て近藤!あいつだ!」
サトシが教室の扉にもたれ掛かって、漫画を読むアルスを指した。
近藤「いやお前生徒指導にバレるだろ!隠せ!」
アルス「とってみな、愚民ども。」
サトシ「ゼラチンじゃねぇよ!」
アルス「グミかよ」
アルスが漫画を閉じる。
サトシ「なら力ずくで奪ってやんよ!」
サトシと近藤がアルスの元に走り出す。
それを合図かのように、アルスも動き出した。
アルス「戦場は廊下だ!来いや!」
無駄にアピールをし、廊下に2人を誘い込む。
2人が出たところで、教室に戻る。
そして、鍵を閉めた。
サトシ「卑怯だぞてめぇ!」
近藤「開けろヘタレ」
アルス「なんとでも言え。...愚民」
近藤「黙れ!」
そんなことをしていると、チャイムが鳴った。
教卓の前に立っていた担任の先生が、教室の鍵を開けた。
担任「サトシ君、近藤君。遅刻だよ。」
そう告げられた2人は嘆いた。
ジン「朝から騒がしいな、なんだよ」
ジンが後ろから平然とした顔で近付いてくる。
ジン「ほい、遅刻届」
サトシ「お前はなんですぐ出せるんだよ!」
早めに学校に着いた近藤は、持参してきたバットで素振りをしていた。
すると、1人の人影が近付いてきた。
近藤「おっすアルス。」
近藤の親しき友人であるアルスだった。
アルス「おは近藤。今日もはえぇな」
今登校してきたのだろう。制服姿で、鞄も手に持ったままだ。
アルスは整地用ローラーに腰をかけた。
しばらく二人で雑談をしていると、
サトシ「おはよう貧しい愚民ども。」
2人の存在に気が付いたサトシが、無礼な挨拶とともに入ってきた。
アルス「おはサトル。今日も遅いな。」
近藤「そうは言わんだろ」
サトシ「名字で呼ぶな、気悪い。あとなんで名字?」
アルス「名字じゃないだろ。まあそんなことはどうでもいいか」
いつものメンバー。
普段は大体この3人でつるんでいる。
近藤「そういやサトシ、今日こそ前貸した漫画返してもらうぞ。まさか失くしたとか言わないだろうな」
突然、近藤がサトシを切り出した。
サトシ「バッカかてめぇ、失くさないわけないだろ」
近藤「てめぇ!」
2人が唐突に鬼ごっこを始めた。
アルスはその後ろを追う。
アルス「落ち着け愚民ども!」
近藤・サトシ「正月はまだ先だろ!」
アルス「餅つきじゃねぇよ」
教室まで走り、遂にサトシを追い詰めた近藤。
近藤「もう逃げられんぞ」
じりじりと、サトシとの間を詰めていく。
だが、サトシは焦るどころか、
サトシ「いや近藤、てめロッカー見たか?」
手が届く寸前で、サトシが質問をする。
近藤「あ?ロッカー?」
サトシ「あぁ、実は3日前の時点でもう入ってるんだわ。」
サトシが後ろのロッカーを顎で指す。
近藤「なんだよサトシ君、そうなら先に言ってくれよ~」
急にベタベタし始めた。
サトシ「いやはやすまないね、近藤君。」
サトシもそれにノる。
近藤は、後ろのロッカーを開けた。
近藤「うわクッサ!」
近藤が鼻をつまんで、ロッカーから離れる。
サトシ「そりゃお前、何ヶ月か前のカップ麺作りっぱだったからな」
近藤「マジで!?うわ最悪や...てか言えよ」
文句を垂れながら、覗き込む。そして、こちらを見やった。
近藤「漫画ってどこにいれた?」
サトシ「そんなん手前に全巻きっちり並べたぜ...は?」
入れたはずの漫画がない。
近藤「サトシ君。詳しく話を聞かせてもらおうか」
サトシの肩に、笑顔で手を置く。
サトシ「いや待て近藤!あいつだ!」
サトシが教室の扉にもたれ掛かって、漫画を読むアルスを指した。
近藤「いやお前生徒指導にバレるだろ!隠せ!」
アルス「とってみな、愚民ども。」
サトシ「ゼラチンじゃねぇよ!」
アルス「グミかよ」
アルスが漫画を閉じる。
サトシ「なら力ずくで奪ってやんよ!」
サトシと近藤がアルスの元に走り出す。
それを合図かのように、アルスも動き出した。
アルス「戦場は廊下だ!来いや!」
無駄にアピールをし、廊下に2人を誘い込む。
2人が出たところで、教室に戻る。
そして、鍵を閉めた。
サトシ「卑怯だぞてめぇ!」
近藤「開けろヘタレ」
アルス「なんとでも言え。...愚民」
近藤「黙れ!」
そんなことをしていると、チャイムが鳴った。
教卓の前に立っていた担任の先生が、教室の鍵を開けた。
担任「サトシ君、近藤君。遅刻だよ。」
そう告げられた2人は嘆いた。
ジン「朝から騒がしいな、なんだよ」
ジンが後ろから平然とした顔で近付いてくる。
ジン「ほい、遅刻届」
サトシ「お前はなんですぐ出せるんだよ!」
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2020/10/23 10:30