アルス『達』の日常

すたるなぁさん

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11話〜

選択肢にない

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3限が終わる間近、サトシは突然制服を脱ぎ捨てて体育着姿になった。

近藤「いきなりどうした」

その行動に、近藤がなぜかと尋ねる。

サトシ「お前決まってんだろ。この次体育だからよ。
近藤「おう、そうか。」

サトシの答えに、近藤は納得した。

先生「いや止めろよ!てか、お前も脱ぎ出すんじゃねぇ!」

近藤は、サトシと同じように制服を脱ぎ捨て、黒シャツとなる。

アルス「お前らなぁ...女子もいるってこと分かってる?」

アルスのその言葉に、近藤はハッとした。

近藤「いや~ん!」

近藤は、椅子の後ろに隠れる。

サトシ「なにしてんだよ」
アルス「お前もだよ」

常に好き勝手し放題のサトシは、周りの目を気にすることなく、悪いことしてる?と言った表情で見てきた。

_____
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

授業が終わり、選択を行う会場となる体育館に移動した。
そこで、近藤とサトシが話をしていた。

近藤「お前はどれ選ぶ?」
サトシ「サッカーだ。決まってんだろ」

近藤がそう尋ねると、サトシは即答をした。だが、

近藤「そういうと思ったわ。でもさっき誰かが言ってたんだがサッカーないらしいぞ」

その事実を突きつけられ、サトシはショックを受けた。

サトシ「は!?じゃあフットボールは!?」
近藤「ない。」
サトシ「なんでないんだよ...体育の選択といえばサッカーだろ...」

サトシは、ブツブツと文句を言い始めた。

近藤「残念ながらな。俺はソフトボール行くけど、なんならお前も来るか?」
サトシ「...あぁ、行く。」

近藤がソフトボールに誘うと、仕方がないと言った様子で、OKした。
すると

杏姉「あの、近藤君...」

背後から、杏姉が歩み寄りながら、話しかけてきた。
近藤は振り向く。

近藤「ん?どうした?」
杏姉「今回の選択、ソフトボールはないようですよ」

近藤に、電撃が走った。

近藤「マジで!?」
杏姉「はい、残念ながら...」
近藤「ならクリケットは!?」
杏姉「ありません...?」

2人がやりたい、サッカーと野球がない。
後から来た体育科の先生に、2人はブーブーと文句を垂れ流した。
たが、言ったところとて。先生は「仕方がない」と言うだけで、選択種目が変わることはなかった。

杏姉「...あの、嫌なら構いませんけど、バレーボール行きませんか?私がやりたいだけですけど...」

少し遠慮がちに、杏姉がバレーボールに誘ってきた。

サトシ「...しゃーねぇ、バレー行くか。」
近藤「そうだな...」

こうして2人は、渋々ではあるが、杏姉と共にバレーボールを選んだ。
だが、この2人がいるということは、平和な体育とはならなくなるだろう。

サトシと近藤が勝手に、杏姉も含んでチームを組んだ。
彼らの強烈な球が、他クラスの関係のない子にまで及ぶ。
やりたい種目がなかったことへの恨みを、試合相手に誰彼構わずぶつけ、無双を始めたのであった...

杏姉「相手にとっては地獄かな...」
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