ボッチな俺は自宅に出来たダンジョン攻略に励む

佐原

文字の大きさ
12 / 21

橋田先生との会話と青木さんの成長

しおりを挟む
「俺は邪魔じゃないですか?」

「いえ、そんなことありませんよ。浜田先生から佐藤くんが来る事を聞きましてそれでも私はここにいるのですから」

知っていて尚、ここに居るという事は俺に用が有るのだろうか?

それにしても浜田先生って他の先生と喋る事があるんだ。

「分かりました、では単刀直入に聞きます、俺に何か用ですか?」

「まあ、ない事はないですが、佐藤くん大丈夫ですか?」

この人はなかなか敏感なようだな、おそらくここ数日、俺が嫌がらせを受けている事を知っているのだろう。

「大丈夫ですよ。」

「良かった、何かあったら私でよかったら言ってね。私もこの容姿だからね、そういうことが良くあったんだよ。」

この人も強い人だ、いじめにも耐え、教師になっている。それは並大抵のことではない、いじめは肉体的より精神的なダメージが大きいと聞く、しかし橋田先生はそれに耐え、いじめがあった学校へ勤めている。

何か、目的があるかも知れないがやはり学校へ教師として勤めるのはすごいと思う。

「で、今日は何をされたの?」

浜田先生、毎日俺は何かされるのですかね?

「机の方に落書きをもちろん担任が来る前にきっちり消しましたよ。」

俺は何事もなかったかのように話すと。

「それでどうするの?」

「まあ、最後にはやられた分しっかり請求しますよ。」

「それはどういう意味?」

「靴とかを買わされたわけですから、その分の請求をしっかりとさせて貰いますよ。」

何故か2人はほっとしている。俺が学校を潰すとでも思ったのか、俺は感情に流される事はあまり無い。

そう言った衝動的に壊す事はしないと思う。そして、学校潰すとか俺が警察に追われることになってしまう。

「佐藤くん、私のことどう思いますか?」

「それは、どういう意味ですか?」

「佐藤くんから見た私についてです。」

「もし、橋田先生が担任、林先生と比較されて嫌気が差しているまた、橋田先生が自分自身の容姿を気にしているのなら、それは先生として必要なような要素なのか今一度自らに問うべきだと思いますよ。まあ、こんな若造に言われてもよく分からないと思いますが。」  

「橋田先生、私はここに居ますので、生徒がどう思っているか、分かりませんが生徒の評判なんてものはくだらない。あとは佐藤くんに任せますよ。」

浜田先生俺に何を任せるというんだ。はぁ、こういうの俺は慣れていなんだけどな。

「これはここだけの話にして下さいよ。俺、橋田先生のこと好きなんですよね。」

「えつ!?」

「先生としてですよ。そして俺は担任のことを人として信頼できない。三者面談のとき自分には今親族がいなくて、祖父母の知り合いでバイト先の社長に来てもらったんですよ。その時のあの担任の嫌悪感丸出しと言ったら俺はそこで担任を俺から関わることをやめ信じることをやめました。俺は来てもらった人に謝ることしか出来なかった。いや、謝るってもその人は俺の事ではなく担任のことに怒っていました。この学校に出資するのをやめようかと思っているとさえ考えてると」

他にも担任を嫌う要因はあるが、大きな要因はこれだ。

「しかし、橋田先生はおそらく違うでしょう?誰にでも隔てなく接することが出来る。そんな人でしょう?いや、誰かに贔屓する事はしないでしょう。それに容姿?俺はあいつより橋田先生の方が魅力的だと思うますがね。」

「あ、ありがとう。」

と少しなんとも言えな時間が続いた。この静寂を浜田先生が崩してくれた。

「佐藤くん、その社長さんってどこの方なの?」

「新涯グループですよ。祖父と親友だったそうで何かと助けてもらってるんですよ。第二に祖父的な感じですかね。」

「し、新涯グループの社長って最近ここの学校に一番寄付している会社じゃない。」

そうなんだ、それは知らなかったな。あの人がこの学校に寄付していたなんて、でももう終わりだろう。

「話は変わりましたが、橋田先生そんなに気にすること無いですよ。容姿とかで人の本質を決める人間というのはそれまでですから。まあ、その人間がこの学校には大多数ですけど。」

「ありがとう佐藤くん。元気が出たわ。」

俺達は三人でお弁当を食べた。

三人ともお弁当を持ってきていた。先生両名も弁当を作っていたから少し驚いたと共に美味しそうだった。まあ、セバスの弁当も負けてないけどな。

この後適当に授業を受け、部活のない俺はすぐに帰宅した。

家に帰ってから数十分後青木さんも来た。

久々に見た気がするなぁ、もしかして今のことであえて距離を取ってくれてるのかな?気にしなくて良いのに。少しくらいは罪悪感があるかもしれないな。後で言っておくか、

「青木さん久しぶり。俺のこと気にしなくていいから。悪いのはあいつらだし。」

「いや、でも私が話しかけたことで、」

「まあ、そう思っても仕方ないかでも俺は全く気にしてないから、それだけは覚えておいてくれ。」

「分かった。」

その後セバスも来て、青木さんの成長具合を聞いた。結構頑張っているようでものすごいスピードで成長しているそうだ。

「じゃあ、土曜日青木さんが五階層のユニークボスを倒したらギルドの方に登録しに行こう。それでいい?」

「ユニークボスとは?」

「ごめん、知らなかったね。ユニークボスは稀に出る強いボスなんだ。それで五階層はアサシンゴブリンといって速い、気配も消せる相手だ。青木さんはスピードが持ち味だからこれくらいは倒して欲しいかな。セバスどう?」

実際俺が戦ってみてそう思っている。このくらい倒して欲しいと。いや、せめて逃げるくらいの速さが欲しい。

「微妙なところですが、出来ないこともないかと思います。」

「じゃあそういうことで、今日も頑張ってくれ。途中で俺と会うかもしれないが無視してくれ。」


しおりを挟む
感想 35

あなたにおすすめの小説

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~

ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。 玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。 「きゅう、痩せたか?それに元気もない」 ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。 だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。 「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」 この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~

ある中管理職
ファンタジー
 勤続10年目10度目のレベルアップ。  人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。  すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。  なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。  チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。  探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。  万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。 異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。 せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。 そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。 これは天啓か。 俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。

ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。

夜兎ましろ
ファンタジー
 高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。  ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。  バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた

黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。 その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。 曖昧なのには理由があった。 『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。 どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。 ※小説家になろうにも随時転載中。 レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。 それでも皆はレンが勇者だと思っていた。 突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。 はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。 ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。 ※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。

処理中です...