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夫婦編
もふもふの真実
しおりを挟む狼さんについて新情報が帰ったら待っている、それも楽しみだが…帰宅までの間キスのし過ぎで唇痛くっても互いにポーション口移しして、治癒しながらキスするって経験をした…
やばい、なんだこれー!新体験過ぎて恐ろしい!でも癖になるっ!
この世界に…いや、獣人の国ドラレイド帝国に嫁いでなかったら経験してなかったと思う
ドラレイド帝国に住む獣人の皆様はよく見ると挨拶のようにキスしまくってるなと、思い出しつつ…辺境伯邸に帰るまでの間本当にずっとキスし続ける新記録を達成してしまったのだ
キスだけで出さずに何度もイくっていうとんでもない経験と共に…!
「馬車の中汚したくないっては言ったけど…言ったけどさ…これはこれでやばい…癖になったらどうすんのフリード様…」
「ん?………そうだな、キスでイく姿のリデンも可愛かったから癖になったら嬉しいな」
ちくしょう!どうしてそういう事言うかな~!!
おれの旦那様はおれをどうしたいんだ!好き!!
癖になったらさ、やばいじゃん…おれ変態って思われるかもとか考えたのに…懐が広すぎる…!
「「「おかえりなさいませ!旦那様、奥様!」」」
いつものように抱きかかえられたまま、馬車から降りると辺境伯のみんながそれはもう温かく出迎えてくれる
ただいまって言える場所があるって素敵だよなと、暫くここを離れる度に最近思うようになってきた
フリード様は一緒に家令へ留守中大丈夫だったかとか確認に向かった為、おれは、みんなに買ってきたお土産を収納魔法から全部取り出してメアリーと手分けして配ることに専念した
「メアリーには特にお世話になってるから後でもうちょいプレゼントあるから楽しみにしててな!」
「えっ…………ううっ!奥様ぁ~!一生!あの世まで仕えます!!!」
そんな大げさな会話をしながら…
フリード様はいつ、狼さんについての新情報をくれるのだろう…メアリーのうさ耳でさえも一瞬吸いそうになったからやばいよ…!おれやばいよ!もふもふに飢えてるよ!
耳を吸わせろって言うパワハラ奥様になりたくないから何卒狼さんに会わせてフリード様!!
そんな気持ちでそわそわしていると、チュウ太くんがやって来た…チュウ太くんの耳もちっちゃくてふわふわで可愛いね?…………おれの思考回路がやばいわ!
「リデン様!おかえりなさいです!いやー聞いてください!おいら超頑張った!お二人不在中に遂に大仕事を成し遂げました!大工仕事もやるってどんなネズミ族なんですかね!
まぁ、それは置いといて!早速使って欲しいんで是非是非旅の疲れを癒しに一緒に来てください!」
「え、何?チュウ太くん大工仕事もするショタになったの?やばくない!?パーフェクトショタじゃん!
あ、チュウ太くん用のお土産全部冷蔵品だから後で渡すね?え、え、旅の疲れを癒す奴って何作ったの?」
お土産嬉しいってはしゃぐチュウ太くんに連れられ、その大工仕事を知っているであろうメアリーが必要なもの持っていきますねってその場を離れて行くのを見守りながら、別邸の裏、川が近くにある方向…畑を作った場所の反対側に連れて来られた
遠目に見ても分かる何かがそこにはある…屋根のない木の壁、沸き立つ湯気のような何か…それを見ておれの中では一つの物を想像してしまう…
「え、これって………温泉?」
「オンセン?ってなんですか?よくわかりませんが、見てください!この国の地下には時々お湯が流れてるんです!
畑仕事中にそれを発見しまして、フリード様に相談したら掘り起こして風呂にする計画を任されましたね、いやー大変だった!
でもいい眺めでしょ!初代ドラレイド帝国の王妃様が伝えたという古き良き風呂文化!ロッテン.ブロウと言うんですよ!」
チュウ太くんが見せてくれるソレ
目の前には温泉…いや露天風呂がお目見えしていた
ロッテン.ブロウって何!?てかこれ作ったのチュウ太くん!?!計画の責任者って所だと思うけど…すご、ほんとこのショタ凄すぎるっ!
初代ドラレイド帝国王妃…あなたはもしやおれと同じ異世界転生した人なのでしょうか?
そう考えるが、今はせっかく作ってくれたこの露天風呂を堪能しなければチュウ太くんの頑張りが無駄になってしまうと感じた
「ありがとう…ありがとうチュウ太くん!!!もう天才!キミはショタ界の天才職人だよ!
入っていい?入っていいかな!?」
「もちろんです!その為にここまで来たんですよ!」
もう完璧に露天風呂な裏庭の新しい施設…そこにはちゃんと脱衣所もあって、目隠しにログハウスの壁みたいなので囲われてたり色々すごかった
露天風呂に羞恥など必要ない!って服を脱ぎ捨ててると、メアリーに連れられてフリード様がやってきた
「リデン、ロッテン.ブロウは気に入ってくれたか?
……………ここでなら狼について話しやすいと思ってな…風呂に入る前に少しだけ時間が欲しい」
そう言ってパンツ1枚になったおれの前でフリード様も服を脱ぎ始める…一緒にシャワーとか風呂に入るようになって何度も見てる戦う男って感じの身体が露わになる
下着まで全て脱ぎ捨て、惜しげもなく素晴らしい肉体を晒すと…フリード様はおれをしっかりと見てこう言った
「ずっと黙っていてすまなかった…今から見せる事をお前がどう受け取るかわからない…だが、本来は怯え、逃げるような事なんだ…
もしかしたら嫌われるかもしれないと思ったら中々言えなかった…だが、本当に黙っていたが…悪気は無かったんだ…」
言葉と共に、ミシミシ音を立てて…フリード様の周囲を高密度の魔力が覆い、変化が始まる
たぶんこれは獣化…って状況なのだろう…
そういえばこの国に来て獣化があるのは知ってたけどじっくり見たことはなかった
手足が肥大し四つん這いになり、背中から勢いよく毛皮が現れる、尻尾も一際大きく長く変化して…顔の形さえも人のソレとは違う姿へと徐々に変化していく…
暫しの時間を掛けておれが知ってるフリード様はフリード様じゃ無くなってしまった
美しい毛並み…美しい瞳…野性味を感じる姿はおれよりも大きい…前世では見たこともないサイズの獣…
「狼………さん?」
おれが会いたくて会いたくて、禁断症状出てる相手がそこには居た…
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