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乙女ゲーム編
眩しき光の笑顔
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Side マイズ
ここ数日、レオンハルト殿下もイグニスも変な女に会ったと怯えている
見ていて面白いが、ここは歴史ある学園だ…変質者や怪しい者はまず入学させないはず…そこまで変だと言う女はどんな奴なのか、少し気になってはいた
詳しく知りたいと言っても何故か2人は口を噤む…あれは怖いと言うのに内容は教えてくれないのは何故だろう?
疑問が浮かんでいたが、その答えがまさか自らの私の前に来るなんてその時は想像してなかった
「マイズ様もお祈りですか?あたしと一緒ですね
女神様にご挨拶したくって…一緒にいいですか?」
「あなたは…………」
ラピスチアーノ魔法学園には校内に教会が設営されている、教会関係者の子息令嬢も当校するためだ
この国は女神ラピス様を崇めており、教会関係者は毎週祈りを女神様へ捧げるため、この慣例を寮ぐらしの生徒が学園でも行えるように…そんな配慮だ
そんな国教でもある女神様に愛され、聖光と呼ばれる光魔法を使える存在…それが聖女様、その彼女が今私の前にいる
美しい空色の瞳に心が癒されるような優しい声色、まるで女神が降臨したと思う程美しく整った今代の聖女、ルチア様はゆっくりと教会に入ってくる
この国で唯一の聖女、唯一神に祈りが届く乙女…そして私が持ち得なかった強い光の魔力を持つ憧れの存在……………
と、以前の私なら思っていただろう
自分が闇属性であり、お祖父様に顔向けできないと泣いていたあの頃の私だったら隣で祈りを捧げる聖女様に狂信とも言える気持ちを抱いていたもしれない
女神へ祈りを捧げる彼女はそれ程までに美しかった…
だが、何処か違和感を感じる…祈りたくもないのに祈るそんな者達に感じる違和感と似た何かを…
そう言えばお祖父様達と共に聖女と顔合わせしたのは昨年度1回だけか…レルム伯爵家に居たいと言う聖女の希望を汲んで、教会で預からずに顔合わせのみ行ったのを思い出した
私はその時期から寮暮らしを望んでいたため、その後聖女が教会に通って居たのかもわからない、学園卒業までは聖女としての責務を強制出来ないからだ
一度しか顔合わせしていない聖女、素晴らしい存在なのはわかるが、確実に知人にも満たない…
そんな彼女は女神様への祈りも早々に切り上げ私を見てくる…期待と自信に満ちた美しい空色の瞳に私が映る…………
「マイズ様、あたしにはわかります…マイズ様が闇属性な事に苦しんでるのを、お祖父様に認めてほしかった悲しさを
でも、大丈夫です…あたしがマイズ様の光になります、だから泣かないで…?」
優しい声で私の悩みを聞いてくれる
心が救われた様な気持ちに………………
…………なる以前に、私は自分の闇属性を嫌っていなければ苦しんでも居ない、お祖父様にもしっかりと認めて頂いている
そんな私の光になる…?というか私は泣いていない、ルディヴィスの前で泣いて以降、悲しみの涙とは無縁だ
聖女と協力していく立場である教会関係者である私でも理解できない事を言われ少し動揺してしまった…
レオンハルト殿下やイグニスの言っていた怖い女とは確実にこの聖女の事だろうな…
そう、納得してしまう程、目の前の美しい見た目をした聖女である彼女は、何を根拠に知人でもない私に、何一つ事実でなはない事を言うのだろう…
思い込みで自信をもって発言しているように思えてならない
「お気遣いありがとうございます、ですが私は自分の闇属性を心から愛しているんです
それを嫌うなんて事も、闇属性が原因でお祖父様に認めてもらえないなんてこともありませんよ
ああ、授業の時間になります、教室に戻りますね…では聖女様、失礼します」
「………………え?、闇属性を嫌いじゃないなんて事ないじゃないですか…!闇ですよ?悪魔だって罵られてもおかしくない闇属性を、聖女のあたしが照らしてあげるんですよ!?マイズ様、マイズくん!まって!」
足早に教会を出て自らに気配を消す闇魔法を掛ける
今、聖女が言った事に背筋が凍った気がしたからだ…これ以上話したくないと本能的に感じてしまった
闇属性を悪魔だと…?そう確かに言った気がする………
今ではありのままの私を受け入れ、闇属性も受け入れてくれる家族が昔…そうルディヴィスと出会う前に言った言葉を思い出してしまう
『光属性でないとは何事だ!!ましてや闇属性など!悪魔に魂でも売ったのか!?穢らわしい!』
確かこんな事を言われたんだ…お祖父様に顔向けできない…光属性意外は認められないと泣いていたあの頃、怒り狂った父様に…
Episode1 眩しき光の笑顔
…………………………
…………………
…………
「マイズ、マイズ?大丈夫か…?具合悪いの?」
「ルディヴィス…………」
焦るルディヴィスに震える手を取られ、手が震えて冷たいと驚かれて…そのまま目の前で彼は闇と土.水の混合魔法を見せてくれる
どういう原理かわからないが闇のベールに幾重にも包まれた黒い物体が完成し、握るととても暖かい…震えていた事も忘れるように心まで温かくなる
「マイズ…大丈夫か?手の冷えはこれでなんとかなるけど、具合悪いなら一緒に保健室行こう…?」
「大丈夫です…これ暖かくて落ち着きました…
ふふ、実は私も例の怖い女に先程会ってしまったんです…あれはやばいですね…とんでもない女ですよ…」
「そんなに!?!」
詳細は言えないが会ったらすぐに分かると話すと、ルディヴィスの興味津々といった顔が見れて嬉しかった
闇属性は個性だと教えてくれたルディヴィス…私のもう一人の親友…内緒で恋い焦がれる存在…
聖女に注意した方がいい、だが…そう言葉に出す事は女神を侮辱しているようにも思われできない…レオンハルト殿下やイグニスが言葉を濁すのもわかった、ここはやばい女で情報共有するのが一番だろう
ルディヴィスのところにももしかしたら現れるかもしれない、やばい女に気を付けて…と伝える事しか出来なかった
ここ数日、レオンハルト殿下もイグニスも変な女に会ったと怯えている
見ていて面白いが、ここは歴史ある学園だ…変質者や怪しい者はまず入学させないはず…そこまで変だと言う女はどんな奴なのか、少し気になってはいた
詳しく知りたいと言っても何故か2人は口を噤む…あれは怖いと言うのに内容は教えてくれないのは何故だろう?
疑問が浮かんでいたが、その答えがまさか自らの私の前に来るなんてその時は想像してなかった
「マイズ様もお祈りですか?あたしと一緒ですね
女神様にご挨拶したくって…一緒にいいですか?」
「あなたは…………」
ラピスチアーノ魔法学園には校内に教会が設営されている、教会関係者の子息令嬢も当校するためだ
この国は女神ラピス様を崇めており、教会関係者は毎週祈りを女神様へ捧げるため、この慣例を寮ぐらしの生徒が学園でも行えるように…そんな配慮だ
そんな国教でもある女神様に愛され、聖光と呼ばれる光魔法を使える存在…それが聖女様、その彼女が今私の前にいる
美しい空色の瞳に心が癒されるような優しい声色、まるで女神が降臨したと思う程美しく整った今代の聖女、ルチア様はゆっくりと教会に入ってくる
この国で唯一の聖女、唯一神に祈りが届く乙女…そして私が持ち得なかった強い光の魔力を持つ憧れの存在……………
と、以前の私なら思っていただろう
自分が闇属性であり、お祖父様に顔向けできないと泣いていたあの頃の私だったら隣で祈りを捧げる聖女様に狂信とも言える気持ちを抱いていたもしれない
女神へ祈りを捧げる彼女はそれ程までに美しかった…
だが、何処か違和感を感じる…祈りたくもないのに祈るそんな者達に感じる違和感と似た何かを…
そう言えばお祖父様達と共に聖女と顔合わせしたのは昨年度1回だけか…レルム伯爵家に居たいと言う聖女の希望を汲んで、教会で預からずに顔合わせのみ行ったのを思い出した
私はその時期から寮暮らしを望んでいたため、その後聖女が教会に通って居たのかもわからない、学園卒業までは聖女としての責務を強制出来ないからだ
一度しか顔合わせしていない聖女、素晴らしい存在なのはわかるが、確実に知人にも満たない…
そんな彼女は女神様への祈りも早々に切り上げ私を見てくる…期待と自信に満ちた美しい空色の瞳に私が映る…………
「マイズ様、あたしにはわかります…マイズ様が闇属性な事に苦しんでるのを、お祖父様に認めてほしかった悲しさを
でも、大丈夫です…あたしがマイズ様の光になります、だから泣かないで…?」
優しい声で私の悩みを聞いてくれる
心が救われた様な気持ちに………………
…………なる以前に、私は自分の闇属性を嫌っていなければ苦しんでも居ない、お祖父様にもしっかりと認めて頂いている
そんな私の光になる…?というか私は泣いていない、ルディヴィスの前で泣いて以降、悲しみの涙とは無縁だ
聖女と協力していく立場である教会関係者である私でも理解できない事を言われ少し動揺してしまった…
レオンハルト殿下やイグニスの言っていた怖い女とは確実にこの聖女の事だろうな…
そう、納得してしまう程、目の前の美しい見た目をした聖女である彼女は、何を根拠に知人でもない私に、何一つ事実でなはない事を言うのだろう…
思い込みで自信をもって発言しているように思えてならない
「お気遣いありがとうございます、ですが私は自分の闇属性を心から愛しているんです
それを嫌うなんて事も、闇属性が原因でお祖父様に認めてもらえないなんてこともありませんよ
ああ、授業の時間になります、教室に戻りますね…では聖女様、失礼します」
「………………え?、闇属性を嫌いじゃないなんて事ないじゃないですか…!闇ですよ?悪魔だって罵られてもおかしくない闇属性を、聖女のあたしが照らしてあげるんですよ!?マイズ様、マイズくん!まって!」
足早に教会を出て自らに気配を消す闇魔法を掛ける
今、聖女が言った事に背筋が凍った気がしたからだ…これ以上話したくないと本能的に感じてしまった
闇属性を悪魔だと…?そう確かに言った気がする………
今ではありのままの私を受け入れ、闇属性も受け入れてくれる家族が昔…そうルディヴィスと出会う前に言った言葉を思い出してしまう
『光属性でないとは何事だ!!ましてや闇属性など!悪魔に魂でも売ったのか!?穢らわしい!』
確かこんな事を言われたんだ…お祖父様に顔向けできない…光属性意外は認められないと泣いていたあの頃、怒り狂った父様に…
Episode1 眩しき光の笑顔
…………………………
…………………
…………
「マイズ、マイズ?大丈夫か…?具合悪いの?」
「ルディヴィス…………」
焦るルディヴィスに震える手を取られ、手が震えて冷たいと驚かれて…そのまま目の前で彼は闇と土.水の混合魔法を見せてくれる
どういう原理かわからないが闇のベールに幾重にも包まれた黒い物体が完成し、握るととても暖かい…震えていた事も忘れるように心まで温かくなる
「マイズ…大丈夫か?手の冷えはこれでなんとかなるけど、具合悪いなら一緒に保健室行こう…?」
「大丈夫です…これ暖かくて落ち着きました…
ふふ、実は私も例の怖い女に先程会ってしまったんです…あれはやばいですね…とんでもない女ですよ…」
「そんなに!?!」
詳細は言えないが会ったらすぐに分かると話すと、ルディヴィスの興味津々といった顔が見れて嬉しかった
闇属性は個性だと教えてくれたルディヴィス…私のもう一人の親友…内緒で恋い焦がれる存在…
聖女に注意した方がいい、だが…そう言葉に出す事は女神を侮辱しているようにも思われできない…レオンハルト殿下やイグニスが言葉を濁すのもわかった、ここはやばい女で情報共有するのが一番だろう
ルディヴィスのところにももしかしたら現れるかもしれない、やばい女に気を付けて…と伝える事しか出来なかった
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