悪役令嬢の兄です、ヒロインはそちらです! こっちに来ないでください

たなぱ

文字の大きさ
34 / 152
乙女ゲーム編

お祝い?

しおりを挟む




この世界に転生して始めて魔法に触れた瞬間から感じたのは楽しい、面白いって気持ちだ
それは16歳になった今も変わらずこの魔法でおれの魔力で何ができるんだろって考えて新しい事に成功するととても嬉しい気持ちになる

前世で便利だったよなーでもこの世界あれないし、魔法で代用できないかな?と、そんなおれの趣味とも言える魔力の色んな活用法は時々父様や母様を驚かせて、シャルティをワクワクさせている感じだ

公爵家家の跡取りが料理、なんて思うかもしれないけどこれも父様達に野営とかする事もあるかもしれないしおれが楽しそうなら限度と節度をわきまえた上ならいいよって許可を貰っている
むしろ時々父様達も参加したり、レオンハルト殿下達も参加したりもするんだ



そう、まるで今日みたいに…………




おれとシャルティの為に中庭に近い位置に建てられた多目的キッチン&ダイニングみたいな建物にて、全員がワクワクした表情で集まった


「今日はフルーツケーキを作ります
おれが生地作るんでシャルティはオーブンに魔力流して火力調整、ヘルリとマイケルは生クリーム、レオンハルト殿下達はフルーツをいい感じにカットしといてくださいね」

「楽しそうだな?わかった、で?なんのお祝いなんだ?ルディヴィス」


言えない、聖女様と素敵な恋おめでとう!新しい門出を祝ってお祝いだなんて…今日きっと3人の誰かは聖女様とデートに行くだろう…いや、むしろ3人で聖女様誘っていくかもしれないとか思ってたのに…
何故全員うちの庭に居るんだろうな?わかんねぇよおれ…
しかし、他人の恋路の気配を感じたからと言っておめでとうなんて普通に言えない…茶化してるみたいに取られたら辛い


「ヘルリの復帰祝いと、マイケルのマイケル祝い?」


咄嗟に思いついた事を口に出してた
ヘルリの復帰祝いだけで良かったのに余計な事まで言ってたわ…とそれに気付いたのはマイズとイグニスがマイケルのマイケル祝いって何?って笑い始めたからだ
おれが一番聞きたい!!そんな噂のマイケルは腕まくりをして自称美しい筋肉を公開しながら、生クリームを泡立てる時間までヘルリと待機しつつお茶を飲んでいる…うん、見た目だけは本当に攻略対象者なんだよなぁマイケル…


本来は新たな恋おめでとうって気持ちを込めてのケーキでお祝いだ、なんの祝い?って聞かれて素直に言ったらまずい気がした…悪役令嬢サイドの人間がそこに絡んではいけないそんな気分

皆が新たな恋を楽しみながらデートとか行かなくていいの?って思いつつ今日は聖女様忙しかったのかもしれないと思い直し普通に皆で料理するこの日を楽しむ事にした


魔法の良いところ、想像を組み立ててコントロールできれば自分の属性でありとあらゆることが出来てしまう
ここは乙女ゲームの世界だから食べ物も日用品も知ってる名前だし使用方法も一緒だ、しかし魔法がメインで電化製品は無い、だから魔力を代用する

前世の記憶で泡だて器とか知ってるからこの世界でのお菓子作りと少し違った方法で色々できて楽しい
公爵家の跡取りっていう自分で料理しない立場のおれでも料理が趣味になりそうになってしまうのも仕方ない


水属性と闇属性を駆使して卵を卵白にしていく
鋭利にも鈍器にも形を変えれる闇属性魔法はとても便利だし自由に動かせる
まるで泡だて器な見た目にして回転させればおれがミキサーみたいなものだ
マイズ曰く、闇属性は戦闘でかなり優秀な部類に入るのに泡だて特化みたいな使い方してるの面白すぎるって言ってた…そんなに面白い!?


暇そうなレオンハルト殿下に粉を振るって下さいって言ったら粉まみれになりながらちゃんと手伝ってくれたり、闇魔法で果物の皮を器用に剥いてくマイズがバナナの剥き方で悩むイグニスを見て美少女みたいな可憐な中性微笑で笑ってたり…
魔導オーブンの火力調整は難しい為、プロの料理人達しか出来ない筈なのに練習したらできましたわってほぼマスターしたシャルティの精密な炎魔法にサングイス公爵家以外の皆が驚いたり…

ちょっとした事で笑いながら皆で料理するのは楽しい
普通貴族だったら絶対にしない、はしたないとか高貴な身分に相応しくないとか…そんな理由でさせてもらえない可能性もある
けど、ここにいる皆との秘密、父様からもバレないようにこっそりと…内密にやるならそれは、ただの趣味だよと許可を貰えてるおれたちだから体験できること
ちゃんと以前から参加してるレオンハルト殿下とマイズには自己責任ですよ、自己責任!って念を押している



普通の貴族は体験できない楽しい時間、おれにとっては学校でやった調理実習みたいな時間…

そんな時間はあっという間に過ぎて、完成した綺麗なケーキを囲んでヘルリ復帰おめでとうって、マイケルはマイケルだねおめでとう?って…皆でお祝いして食べたケーキは本当に美味しかった



こんな日があと何回出来るかわからない、今日が最後だったかもしれない…それでもシャルティが不幸にならなくて、全員が幸せになれる未来をおれは信じたい











しおりを挟む
感想 196

あなたにおすすめの小説

悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?

  *  ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。 悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう! せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー? ユィリと皆の動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新 Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新 プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー! ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!

僕の、しあわせ辺境暮らし

  *  ゆるゆ
BL
雪のなか3歳の僕を、ひろってくれたのは、やさしい16歳の男の子でした。 ふたりの、しあわせな辺境暮らし、はじまります! ふたりの動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵もあがります。 YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。 プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

有能すぎる親友の隣が辛いので、平凡男爵令息の僕は消えたいと思います

緑虫
BL
第三王子の十歳の生誕パーティーで、王子に気に入られないようお城の花園に避難した、貧乏男爵令息のルカ・グリューベル。 知り合った宮廷庭師から、『ネムリバナ』という水に浮かべるとよく寝られる香りを放つ花びらをもらう。 花園からの帰り道、噴水で泣いている少年に遭遇。目の下に酷いクマのある少年を慰めたルカは、もらったばかりの花びらを男の子に渡して立ち去った。 十二歳になり、ルカは寄宿学校に入学する。 寮の同室になった子は、まさかのその時の男の子、アルフレート(アリ)・ユーネル侯爵令息だった。 見目麗しく文武両道のアリ。だが二年前と変わらず睡眠障害を抱えていて、目の下のクマは健在。 宮廷庭師と親交を続けていたルカには、『ネムリバナ』を第三王子の為に学校の温室で育てる役割を与えられていた。アリは花びらを王子の元まで運ぶ役目を負っている。育てる見返りに少量の花びらを入手できるようになったルカは、早速アリに使ってみることに。 やがて問題なく眠れるようになったアリはめきめきと頭角を表し、しがない男爵令息にすぎない平凡なルカには手の届かない存在になっていく。 次第にアリに対する恋心に気づくルカ。だが、男の自分はアリとは不釣り合いだと、卒業を機に離れることを決意する。 アリを見ない為に地方に移ったルカ。実はここは、アリの叔父が経営する領地。そこでたった半年の間に朗らかで輝いていたアリの変わり果てた姿を見てしまい――。 ハイスペ不眠攻めxお人好し平凡受けのファンタジーBLです。ハピエン。

逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦

雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、 隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。 しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです… オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が なかたのでした。 本当の花嫁じゃない。 だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、 だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という お話です。よろしくお願いします<(_ _)>

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜

上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。 体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。 両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。 せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない? しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……? どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに? 偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも? ……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない?? ――― 病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。 ※別名義で連載していた作品になります。 (名義を統合しこちらに移動することになりました)

キュートなモブ令息に転生したボク。可愛さと前世の知識で悪役令息なお義兄さまを守りますっ!

をち。「もう我慢なんて」書籍発売中
BL
これは、あざと可愛い悪役令息の義弟VS.あざと主人公のおはなし。 ボクの名前は、クリストファー。 突然だけど、ボクには前世の記憶がある。 ジルベスターお義兄さまと初めて会ったとき、そのご尊顔を見て 「あああ!《《この人》》、知ってるう!悪役令息っ!」 と思い出したのだ。 あ、この人ゲームの悪役じゃん、って。 そう、俺が今いるこの世界は、ゲームの中の世界だったの! そして、ボクは悪役令息ジルベスターの義弟に転生していたのだ! しかも、モブ。 繰り返します。ボクはモブ!!「完全なるモブ」なのだ! ゲームの中のボクには、モブすぎて名前もキャラデザもなかった。 どおりで今まで毎日自分の顔をみてもなんにも思い出さなかったわけだ! ちなみに、ジルベスターお義兄さまは悪役ながら非常に人気があった。 その理由の第一は、ビジュアル! 夜空に輝く月みたいにキラキラした銀髪。夜の闇を思わせる深い紺碧の瞳。 涼やかに切れ上がった眦はサイコーにクール!! イケメンではなく美形!ビューティフル!ワンダフォー! ありとあらゆる美辞麗句を並び立てたくなるくらいに美しい姿かたちなのだ! 当然ながらボクもそのビジュアルにノックアウトされた。 ネップリももちろんコンプリートしたし、アクスタももちろん手に入れた! そんなボクの推しジルベスターは、その無表情のせいで「人を馬鹿にしている」「心がない」「冷酷」といわれ、悪役令息と呼ばれていた。 でもボクにはわかっていた。全部誤解なんだって。 ジルベスターは優しい人なんだって。 あの無表情の下には確かに温かなものが隠れてるはずなの! なのに誰もそれを理解しようとしなかった。 そして最後に断罪されてしまうのだ!あのピンク頭に惑わされたあんぽんたんたちのせいで!! ジルベスターが断罪されたときには悔し涙にぬれた。 なんとかジルベスターを救おうとすべてのルートを試し、ゲームをやり込みまくった。 でも何をしてもジルベスターは断罪された。 ボクはこの世界で大声で叫ぶ。 ボクのお義兄様はカッコよくて優しい最高のお義兄様なんだからっ! ゲームの世界ならいざしらず、このボクがついてるからには断罪なんてさせないっ! 最高に可愛いハイスぺモブ令息に転生したボクは、可愛さと前世の知識を武器にお義兄さまを守りますっ! ⭐︎⭐︎⭐︎ ご拝読頂きありがとうございます! コメント、エール、いいねお待ちしております♡ 「もう我慢なんてしません!家族からうとまれていた俺は、家を出て冒険者になります!」書籍発売中! 連載続いておりますので、そちらもぜひ♡

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。