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期限

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エルマ「このカードはブラックカードだから好きなだけ食べて良いからねカナデ」

カナデはエルマに警戒されながらもスイーツを食べていく、カナデはフォークとナイフをおいて質問した。

カナデ「…で?何のようですか?」
エルマ「それなんだが、日帰りチケットで誰がラングストンくんと行きたいか勝負をしているんだが、この勝負にふさわしいじゃないかと呼び出したのだ」
カナデ「なるほど…。別に全員行けば良いんじゃないですか?こんなブラックカードを持ってまでご馳走してくれるぐらいだからチケットぐらいなんとかなるでしょ」
エルマ「それがそうもいかないんだ。確かに私はブラックカードを持っているが、このチケットを見てくれ」

カナデはチケットを見ると、男1人女1人セット限定の日帰りチケットと書いてあった。

カナデ「あぁ、そういうことですか…。」
ダグラス「お願いですカナデ、私とラングストンくんと行かせてください!」
サララ「ちょっと!なに抜け駆けしてんのよ!私だってラングが望むなら行きたいんだから!」

カナデはチケットを見ながら考えていた誰が行くのがふさわしいか、そして1つの答えにたどり着いた。

カナデ「決めました。誰がふさわしいか。それは…」

ごくりと喉を動かせ祈っている3人

カナデ「誰でもありません」

エルマ「なんでだ!私がカナデを怖がらせているからか!?」
ダグラス「私が姉みたいだから選べないですか!?」
サララ「前にあなたのことけなしたから!?」
カナデ「そうじゃないです。ほらこのチケットをよく見てください」

するとそのチケットは1年前の今日が期限になっていた。ちからが抜けて机に倒れる3人。

カナデ「そういうことなので、ご馳走さまでした」

このあと3人は低テンションのまま喫茶店でスイーツを食べたと言う。
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