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第7問
しおりを挟む「甲斐さん。たまには、気分を変えて外で活動しませんか?」
「……ん~、そうだな。それなら、ちょうどいい場所があるよ」
新入生達が入り、正式に部が発足して1週間。
だいぶ、部員同士の仲も良くなり、だんだん遠慮がなくなってきた。
荷物を軽くまとめ、今日は皆で外へと繰り出した。
カランコロン
「いらっしゃい」
「お久しぶりです、マスター」
やってきたのは、落ちついた印象の喫茶店だった。
インテリアは、明るい木目調で統一されており、ゆったりとした空間が広がっていた。
「今日は、お一人ではないんですね」
「はい、ちょっと騒がしくなるかもしれないので、個室空いてます?」
タキシードを着て、背筋のピンと伸びた、灰色髪をオールバックにした渋いダンディーな老人が声をかけてきた。
老人は、この店のマスターで一人で店を切り盛りしている。
「いい雰囲気ですね」
「個室なんてあるんですか?」
「ああ、常連客の中でも使えるのはごく一部だけどな」
新入生達が感じる喫茶店の印象も良いようで安心した。
「ええ、今日は、ご覧の通り空いていますから」
「そういえば、看板もありませんでしたけど、大丈夫なんですか?」
店内には、カウンターに2人、テーブルに1人とガラガラの店を心配する迷。
「大丈夫だよ。此処は、マスターが趣味でやっている店で、自宅もかねているからな」
「でも、コーヒーは美味しいし、知る人ぞ知る隠れた名店だから、誰にも言わないでね」
晴さんが、新入生達に念を押して注意する。
「たしかに、知らない曲ですが、スローテンポのいい曲もかかっていて、のんびりするには最適ですもんね」
個室に案内され、とりあえず、コーヒーを注文する。
そして、早速問題を確認した。
問題7
S>H>D>C
ならば
C□>DK
□に入る文字は何?
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