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2章 1.罠
当たり前だが、学校にバレる事は望んではいない…まぁ最悪バレても付き合っているとでも言ってしまえば良いのだろうが、そこから亜紀の事まで知られると厄介だ、そうなると職を失うだけでは済まなくなってしまう。今の所何も証拠等は無いと考えるが、万が一何か見落としていてボロが出ていたとしたら…そうなる前に早めに手を打つべきかと思うと佐々木を罠に嵌めるべく計画を立て始めた。
その週の内に校長に土曜日の部活が終わった時間から武道場の補修をするのに佐々木を借りたいと申し出て許可を取る事に成功すると、佐々木の元に向かった。
「すみません佐々木先生…校長先生から聞いたと思うのですが、背の高い人の助けが必要な作業なもので…」
「大丈夫ですよ。その日は予定も無かったですし」
「そう言って貰えると、助かります。お礼はちゃんとしますので…」
「学校の事ですから気にしないで下さい」
「では、土曜日お願いします」
話しを纏めると週末に向けて準備を整えた。
土曜日の17時頃、まだ部活終わりの生徒がいる中、武道場の前にジャージ姿で現れた佐々木を見つけると声を掛ける。
「今日は有難う御座います。先に中の荷物を出しましょうか」
「分かりました」
2人で武道場のトレーニング室に入ると佐々木に指示しながら中の荷物をいくつか外に出し、補修作業に取り掛かる。
元々特に悪い所がある訳ではないので、やってるフリをしては時間を潰す。
補修の間は佐々木も特にやる事が無いので武道場を見たりしている。(沢木先生はもう帰られたのかな…来た時に姿は見えたけど…)
時間も19時になろうとする頃、佐々木に荷物の戻しを頼む田中…
その指示通り運び込んでいくと最後の荷物を棚に置いた所で体勢を崩した感じで、佐々木の手を掴むとそのまま下に引っ張り佐々木に尻もちを付かせると掴んだ手に市販されている手錠を掛けると側の柱に回し、もう片方の手にも手錠を掛けた。
棚に荷物を上げる為につま先で立っていた事と急に下に引っ張られた事で、驚きと焦りから身動きが取れない所に手錠で柱を背に拘束された佐々木は床のマットに座っていた。
「な、何するんですか…田中さん。外して下さいよ」
そう言いながら後ろ手に繋がれた手を動かすが外れる事もなく、立ち上がろうとも考えるが、立った所で、柱から外れない事を思うと、そのまま座る事を選択した。
「こんな事して、何が目的なんです?」
そんな佐々木をジッと見る田中
「少し聞きたい事がありまして…まぁでもここまでしてしまったからには直ぐ帰って貰う訳にはいかないのですが…」
「何です聞きたい事って…普通に聞けないような事ですか…」
「いやぁ…この間、私の部屋を見に来てましたよね?その事について何です」
佐々木の顔色を伺いながら話しを続ける…
「何で覗いたりしてたんです?何か知ってるんですか?」
「何か?って何ですか?あの時はその…」
少し顔を下に向けると
「その…沢木先生が、入って行くのが見えたので…少し心配になって…」
「それだけですか?」
「それだけです。沢木先生は…その…田中さんの事あまり良く思ってない感じだったと思うので、何かトラブルでも…と思って…それだけです。」
田中の目を見て答える佐々木…
やはり何も知られては居なかったのだと思うと薄ら笑いを浮かべる田中…
「田中さんが何の事を言ってるのかは分かりませんが、それだけなんです。早く外して下さい。」
「外して帰って貰っても良いんですが…それだと、もしかするとこの事を言われたり、他に探られたりするのも厄介なんでね……それに、今日のお礼がまだでしたので今させて貰いますよ。」
「何を言ってるんですか田中さん」
そう言いながら、入り口辺りに置かれたカメラの三脚を立てセットすると動画の撮影を始める。
「だから何なんですか!」
少し声を荒げ田中を見ると、その背後に立つ人影に声を失った。
その週の内に校長に土曜日の部活が終わった時間から武道場の補修をするのに佐々木を借りたいと申し出て許可を取る事に成功すると、佐々木の元に向かった。
「すみません佐々木先生…校長先生から聞いたと思うのですが、背の高い人の助けが必要な作業なもので…」
「大丈夫ですよ。その日は予定も無かったですし」
「そう言って貰えると、助かります。お礼はちゃんとしますので…」
「学校の事ですから気にしないで下さい」
「では、土曜日お願いします」
話しを纏めると週末に向けて準備を整えた。
土曜日の17時頃、まだ部活終わりの生徒がいる中、武道場の前にジャージ姿で現れた佐々木を見つけると声を掛ける。
「今日は有難う御座います。先に中の荷物を出しましょうか」
「分かりました」
2人で武道場のトレーニング室に入ると佐々木に指示しながら中の荷物をいくつか外に出し、補修作業に取り掛かる。
元々特に悪い所がある訳ではないので、やってるフリをしては時間を潰す。
補修の間は佐々木も特にやる事が無いので武道場を見たりしている。(沢木先生はもう帰られたのかな…来た時に姿は見えたけど…)
時間も19時になろうとする頃、佐々木に荷物の戻しを頼む田中…
その指示通り運び込んでいくと最後の荷物を棚に置いた所で体勢を崩した感じで、佐々木の手を掴むとそのまま下に引っ張り佐々木に尻もちを付かせると掴んだ手に市販されている手錠を掛けると側の柱に回し、もう片方の手にも手錠を掛けた。
棚に荷物を上げる為につま先で立っていた事と急に下に引っ張られた事で、驚きと焦りから身動きが取れない所に手錠で柱を背に拘束された佐々木は床のマットに座っていた。
「な、何するんですか…田中さん。外して下さいよ」
そう言いながら後ろ手に繋がれた手を動かすが外れる事もなく、立ち上がろうとも考えるが、立った所で、柱から外れない事を思うと、そのまま座る事を選択した。
「こんな事して、何が目的なんです?」
そんな佐々木をジッと見る田中
「少し聞きたい事がありまして…まぁでもここまでしてしまったからには直ぐ帰って貰う訳にはいかないのですが…」
「何です聞きたい事って…普通に聞けないような事ですか…」
「いやぁ…この間、私の部屋を見に来てましたよね?その事について何です」
佐々木の顔色を伺いながら話しを続ける…
「何で覗いたりしてたんです?何か知ってるんですか?」
「何か?って何ですか?あの時はその…」
少し顔を下に向けると
「その…沢木先生が、入って行くのが見えたので…少し心配になって…」
「それだけですか?」
「それだけです。沢木先生は…その…田中さんの事あまり良く思ってない感じだったと思うので、何かトラブルでも…と思って…それだけです。」
田中の目を見て答える佐々木…
やはり何も知られては居なかったのだと思うと薄ら笑いを浮かべる田中…
「田中さんが何の事を言ってるのかは分かりませんが、それだけなんです。早く外して下さい。」
「外して帰って貰っても良いんですが…それだと、もしかするとこの事を言われたり、他に探られたりするのも厄介なんでね……それに、今日のお礼がまだでしたので今させて貰いますよ。」
「何を言ってるんですか田中さん」
そう言いながら、入り口辺りに置かれたカメラの三脚を立てセットすると動画の撮影を始める。
「だから何なんですか!」
少し声を荒げ田中を見ると、その背後に立つ人影に声を失った。
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