―まひる家長男は異世界迷子の『カミサマ』だった事案について―

スガヤヒロ

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異世界へ

高潔な者

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 おもむろに龍の頭部付近に歩み寄っていく白無垢。

 第一村人の一方的な暴力故か、元々ないのか。
 対になっていたはずの一本の角を鷲掴みにし、
 
 ズシャッ……、っと紅いみぞれが零れ落ちた

「ぐるぅぅ……」

 生きてるッ!? 

 呻く龍。
 驚く俺。
 訝しむ白無垢は、可愛らしく小首をかしげているが、
 重そうな頭を軽々しく持ち上げている。

 「…さわ…るな……」

 血反吐が地面に滴る。
 白無垢を威圧するも、覇気を纏わすことかなわず。
 それでも人智を超えた威容に息をのむ。

 怖えぇ……。

 立ち上がろうとするが、前足がへしまがっていて地面につんのめる。
 その際、ボロボロの鱗がいくつか剥がれ落ちてしまった。
 ズシャンッ、とのたうつと、沈黙し、雪面が赤く染まっていく。

 力なく振るえる瞼。開かれた目と目が合う。

 んっ!?

 とたん縦に割れた瞳孔を見開く。白無垢の膂力を振り切り、動く手足で地面をかくッ。
 土くれをまきあげ瞬時にせまってッ……!

 …だが、俺に届くことはなかった。

 轟音。粉塵の柱。

 土交じりの雪の滝行のなか、意識を手ばなしそうになった。119を押す暇もない。

 数瞬のちに後方から重質な音が、ズズンッ……、と聞こえる。

 全然、動きが見えない、だと!? 「どこを見ている?」ってセリフを言えるくら強者らしい。
 戦闘力5しかないゴミとの比較なのであてにならいけど。それは、いうまでもなく俺だ。

  噴霧が晴れ、状況が見えてきた。

 瞬時に龍の頭上に移動したようで、縫い留めるように地面へとその膂力をふるいねじ伏せた。
 その衝撃で粉塵の柱がたち、急な静動で勢い余った龍の胴が長縄のようにのたうちながら、
 白無垢と俺の頭上をこえたみたいだ。
 
 おかげで俺がビショビショ、と。

 そしてなにより、地面が陥没している、だと!?
 
 頭がめり込こんどる…。龍、生きてるかな……?  

 ほら!はやく謝りなさい!って頭を押さえつけてる母の図。
 と、いえばわかりやすいかな? あれの阿修羅版だと思ってくれればいい。

 頭の横に慎ましく膝を揃えた姿勢で押さえつけていた。

 ついでに俺も衝撃でいつの間にか後ろに飛ばされていた。背中もビショビショだ。

 やっぱ、一瞬、意識がとんだっぽい。

「…お…前ッ……!」

 力なく怒気をこめていう。
 目が血走っていて、爛々と見開かている。
 ただならぬ形相だ。

 お、どうや生きているらしい。
 あの衝撃を満身創痍の頭部に受けて、
 地面のほうが耐えられなかったのか……。

 うん? 龍が…しゃべった?
 そういえば、さっきから喋ってたような。

 体を起こしてやると、すぅ、と目を細める白無垢がみえた。

 「いきったらあかんへ」 

 と、龍の頭に顔を近づけ冷たく龍の心中へ落とし込む。
 怪我を負った体では白無垢の膂力に龍のそれをもってしても今度こそ抗えないらしい。

 再び頭を持ち上げられてしまった。

「お前様。まだ息があるさかいに、しめてしまってよろしおすなッ?」
「……」

 と、はにかみんがら問うてきた。

 龍の威圧などどこ吹く風。無視である。
 完全に食料扱い。
 龍もまさか無視されるとは思わなかったのだろう、
 血がにじむ目を大きく見開くと、思わずといったようすで、
 言葉を投げかけられた俺へとより目を見開いてくる。

 助けるか?
 龍なんて、どうやって治療するの?

 完全に食料とするなら、その命無駄にするつもりはない。
 というか、食料としてすでに手をつけてしまっいるのだ。
 3メートルほど。
 こう、日本人としては、倫理に関わるといか、なんというか。

 それに、助け方がわからなければ、双方不幸になるだけ。
 互いに、余力がない状態なのだ。
 助けたところで、こちらに好意的になるとは思えない血相だったし。

 う~ん。
 不安から、つい持ってしまっていた寸寸梵論ズタボロを、自然と肩に担ぐと、ビクッとなる龍。

 うん?
 精神的な勝利はすでに収めているのか?
 俺に目を向けた時点で、白無垢に負けてる?

 といか、俺に縋ったから目を見開いてきたわけで……。

 寸寸梵論を担ぎなおすと、またビクっとなる龍。

 これなら助けても、抵抗されないかな?

「あの、白無垢さん。」
 
 龍の頭を持ったまま足で首を押さえつけ、いつでもヤれますッ!
 と、ヤる気に満ちた表情を向けてくる。
 どこまで首かは分からないが、まぁ、その辺だ。

 打掛をひるがえし、掲げおかれた足が裾をたくし上げ、ふくらはぎが覗く白無垢。
 あれだけ、赤らんでいた白無垢はどこへ?

 勝どきをあげる狩猟者と獲物の様だった。

 白無垢の奇行にとまどいつつも、
 協力をお願いするとついさっき覚悟したところだ。と思い直す。

 あんな、前向きな心を折らねばならい事に、
 俺のコミュ障の部分が悲鳴を上げている。

「……あのですね、白無垢さん。見逃してあげませんか?」

 ニコニコしていた白無垢から感情が抜け落ち、しょぼんり、としてしまった。

 そんなに龍の料理に興味があったのか?
 俺も気なるとこだが、調味料などまだこの家に無い。
 
 こっちも、まだ命の猶予があるうちに手札が欲しい状況だ。
 食料もだけど、それを得る知識を龍が持っているかもしれない。

 代価は見逃すだけ。
 不本意だが、白無垢の食料扱いが龍と俺たちの立場に意味を持たせてくれた。
 生殺与奪の権利は俺たちにある。そう思ってくれているはず。

 しかし、まだ押さえつけている足を降ろしていない。
 まだ、ヤる気だ。

「でも…早くしないと鮮度が……」

 やはり、食料扱い。
 鮮度を気にするなら、まだ生かしといたほうがいいと思いますよ?

 龍が早くしろと、俺と白無垢の間を目で右往左往させている。
 まぁ、待て。
 助かるにはお前の了承もいるんだ。

「まぁ、そうなんですけど」

 目を見開き、涙目の龍が視界の端にみえる。
 
「俺たちはこの異界で目隠しされた状態です。なにもわからない。いつ帰れるかも、ほんとに帰れるかもわからりません。ですから……」

 目を伏せって、しばし黙考する白無垢。
 すっ、と佇まいを直し、足をようやく降ろしてくれた。

「……つまり、帰還までの猶予をお過ごしやすための術がほしい。そういうことどすやろか?」
「そんなところです」
「お前様がそうおっしゃるのならかまへんどす」

 と、しぶしぶ快諾してくれた。

 「……ええっと、喋れますよね?」

 「……」

 いや、白無垢みて「お前」いってじゃん。
 聞き間違い? ではないと思うんだけど

 寸寸梵論をチラっとさせる。

 目が泳ぐ龍。

「あぁ……」

 低く地鳴りのような声で答える。
 そうそう、この声だ。

「それで、あなたはどうしますか? 怪我を直す事はできませんが、見逃すことはできます。」

「……」

 黙考。

 目を伏せなにやら、考え込んでいるようだ。

 しばしの静寂。

「…なら、一つ。代わりに、追手から匿ってほしいもの…達がおる……」

「え? 」
 
 いやいや、まってくれ。
 素で聞いてしまった。
 俺達の何を期待して、そいつらを託すのさ。
 情報を対価にしたところで、俺たちが守る保障などどこにもない。
 絆も信頼関係もない。
 龍は保身ではなく、誰かのために身を投げうつつもりらしい。
 
 「…頼む」

 短く。
 何もかも飲み込んだ決意。
 だから、分かってしまった。
 龍はここで命を対価にするといってるのだ。

 俺たちに差し出すかはともかく、命を代償に何かを成す気でいるらしい。

 この世界どうなってんの? という好奇心も確かにあったけど。
 
 龍なら怪我をしててもなんとかなる。だから、見逃しても大丈夫だろう。

 そういう前提のもと打開策を得る情報提供を円滑にしてもらうための演出とりひきだったのに。

 でも、どうにもならい。もとからその腹積もりなんだろうけど、覚悟をさせてしまった。

 どこか、現実みがないまま、いたようだ。自分の危機でも白無垢がいたからかな。
 他者の目前の死期ではじめて地に足がついた感じがする。

 しかも、白無垢には話が通じないだろうと。
 会った当初の俺と同じ判断をされる白無垢。
 哀れな……。

 ゆえに、こんな決断が俺に回ってきてしまった。

「…追手はむずかしいです。匿うだけなら……」
「…それで…いい……」
「……、白無垢さん。どうでしょうか?」
「へぇ。匿う分には問題ありまへんどす。ただ、うちの心うちとしましt、…」
「では、匿う。ということで」
「…大御神おおみかみ、感謝申し…上げる……」

 と、頭を下げよとするが、まだ白無垢に掴まれており、首がクンッてなってた。

「白無垢さん。角はなしてあげましょう?」
「どすけど、お逃げやさへんどすやろか……?」
 
 心配そうに眉根を下げながら言う。
 白無垢さん的には名残惜しくて、手が離せないだけのような。

 龍が不快そうにしているが、逃げ出すのがバレたといより、 
 逃げ出すと思われている、という事に思うことがあるようだ。

 信頼できそうかな? 命をかけているぶん、死に物狂いだ。
 目的に手段を選ばないなら、なんだってやるかもしれないけど。
 
 それに、満身創痍。逃げれるなら第一村人に、ここへ投げ込まれたりしてないと思う。

「そ、その時は調理してしまいしょうッ」

 龍に釘をさす意味もあるが、白無垢にも、
 もしかたら調理できるかもよ? と仄めかす。

「そうどうすな。そうおしやすほうがいいどすッ」

 あんまり、あきらめていないようだ。 
 むしろ、そうあってほしいとすらニュアンスに感じる。

 協力をお願いする。という覚悟がみるかげもない。
 まぁ、処世術だよ。処世術。
 互いに、メリットがあるよ? って案をだした。
 それだけ―――のはず。

 んー、利害関係だとわかりやすくて楽なんだけどなぁ。
 なんだろう。こう、喉に小骨がささったような、呑み込めない感じ。

 龍の死におれは直接関係ない。誰かを匿う場所を貸す、というリスクだけ。
 その口ぶりから龍が匿うリスクを命がけで背負うんだろう。
 それは、龍が決めた事だ。

 だから、「それでいい」ここで利害が一致して約束を守りましょう。で終わる話。

 結局のところ、この高潔な龍の死がわりきれなかっただけの子供なのかな?

 匿うだけとはいえ、一人で決めきれなかった。
 なにかしてやれないだろうか? と思ってしまった。
 白無垢にも現世への帰還等、俺たちの間にも利害関係があるわけだど、
 一旦胸にしまってくれている。食料云々、全部がうぞじゃない。
 
 けど、わがままに付き合ってくれている色無垢。
 その、巨大な力があって初めてきめれたのだ。

 白無垢に迷惑を掛けたくなければ、生殺与奪の強権を振りかざし、
 一方的に要求を突きつけることもできた、かもしれない。

 でも、おれはヘタレだった。

 ださいなぁ……。

 感情に流されてしまう悪い癖だ。まぁ、そのおかげで白無垢を家にあげ、
 幾度となく命拾いしてるわけで。

 かといって、凶運ゆえに第一村人も付いてきてしまった感が否めない。

 「問題ない」とついでとばかりに言っていたけど、
 巻き込んでしまった感に、罪悪感が……。考えすぎかな?

 わがままの分、何か返すのが筋なんだろうけど……。

 んー……。

 ふいに藤色の風呂敷包みから、紋付もんつはかまがコンニチハする所を幻視し、頭をふる。

 いやいやッ。なんとか、異界渡りをッ。異界渡りを取得せねばッ!

 なんか、こう、俺の内に眠る真なる力が、気合とかそれっぽいので、ふわっと目覚めたりしないかなッ!?

 はぁ……。ないな。ない。後で、考えよう。
 これも未来の俺に丸投げだ。なんでも背大ってくれる優秀な奴だ。関心、関心。
 
 ゆっくりと頭を降ろされ、ほっとする龍。

 ライトで顔に影ができ、心労がよく現れていた。
 白無垢に振り回されるもの同士。龍に同情してしまう。

 てか、大御神おおみかみって誰?
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