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飴と鞭
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「……気持ちよかったですか?」
「は、い……」
「それはよかった」
にっこりと笑った片山が俺の手を再び脚に押し付けた。脚を抱え直した濡れたままの手がぬるりと滑って肉に爪を立てた。射精によって、少し頭が冷静になっていた。さっさと済ませてくれないものか、と馬鹿みたいな格好でひっくり返りながら目をそらせた。
大体、脅迫者に対して俺は何を考えていた? 愛おしいだの信頼だのバカバカしい。強すぎたエクスタシーに一時的に気がおかしくなっていたのだろう。眼鏡が汚れて視界がちぐはぐだし、自分のせいだが精液臭いしで、何もかもが最悪だった。
「――ではもう今からこれはクリトリスですので」
「……な、あっ!?」
そう言って笑うと片山が達したばかりの俺のペニスをしごき始めた。より敏感になった亀頭の裏を親指の腹でくりくりと擦られ、神経を掻き毟られるような激しい刺激に俺は悲鳴をあげた。巨大な肉杭に串刺しにされた不自由な身体をくねらせ、片山を止めようと咄嗟に手を伸ばす。
だが、遮るように目の前にスマホが突きつけられた。画面に映った自分の精液を舐めとるいやらしい俺の顔を見せられて、俺は一気に意気阻喪して伸ばしていた手をゆるゆると下ろした。そうだ、俺はこの男のすることに抵抗してはいけないのだ、何一つ――。
「う、あっ、ああっ、……あーっ、無理、無理です、やだぁ……っ!」
片山はスマホ片手に執拗に俺の亀頭をぐりぐりと弄る。敏感すぎて痺れにも似た過剰な性感に、俺は身を震わせてすすり泣いた。片山がゆるゆると腰を動かし、中から腹を押し上げた。その時。
「……あ、あ……っ!?」
何かが尿道を駆け上がっていく。射精とは違う感覚。俺は信じられない思いで首を強く振った。片山が唇を吊り上げ、亀頭を弄る手の動きは止めずに、ベストショットを撮るべくスマホを構えた。
「やだっ! や、また漏れ……! やだ、嫌だっ! 見、ないで……」
ぶしゅ、っと先端から透明の液体が激しい勢いで噴き出した。片山が亀頭をこする度に、痺れるような強烈な刺激とともに液体がびゅっ、びゅっ、と漏れ出し、俺の腹や胸を濡らしていった。
「うぁ……とまらない……。見ないで……。いやだ……」
俺は恥辱にすすり泣いた。片山が柔らかいままの肉茎から手を離し、ようやく失禁は治まった。両太腿と腹の窪みに大量の体液が溜まっていた。不思議とアンモニア臭はしなかった。だがそんなもの、何の慰めにもならない。失禁は失禁なのだ。くくっ、と片山が笑った。中で巨大な肉杭が笑いに合わせて震え、俺は身をわななかせた。
「……やっぱり、吉岡さんの泣き顔も泣き声も最高です。クリちんぽで出していいのはおしっこと潮だけにしようと思ったんですけど、これなら射精も許可しようかなあ」
片山は俺と繋がったままネクタイを解き、着ていたままのワイシャツとTシャツを脱いだ。鍛えた身体を露わにし、Tシャツを俺の腹の上に落とした。Tシャツが体液を吸い、冷たくなっていく。
「バスタオルを持ってくるべきでしたね。でも、気持ちよくなったら、遠慮せずにいっぱいおもらししてくれていいんですよ」
「誰が……っ、う、ああああっ……!」
濡れたTシャツをワイシャツで包んで傍に置くと、片山はおもむろに肉杭をぞろぞろと中から引き出し始めた。強烈な排泄感に俺の強がりは立ち消え、掴んだ自分の太腿に爪を立てて悶えた。
中に注いだローションが引き出された巨根とともに尻から垂れる。じゅぽ、という粘った音を立てて片山の巨大な肉竿が抜かれた。身体の中にぽっかりと空白が空いていた。ローションボトルを手にした片山が恍惚として笑う。
「ああ、すごい……。吉岡さんのおまんこ、僕の大きさに開ききっちゃってますよ」
中に生温いローションを注がれ、再び巨大な亀頭で蓋をされた。ぐぷぷ、と空気の漏れる情けない音を立てながら、広がりきった俺の菊門は今度は楽々と片山の肉竿を飲み込んでいった。肉襞を余すことなく擦りあげられ、最奥まで肉杭を咥え込み、びりびりと痺れるような快感が全身を包み込む。
「ンあああっ、あ、待って、や……、あ……っ」
「吉岡さんのおまんこ最高ですよ。とろとろで、ぐちゃぐちゃで、あったかくって……」
片山が俺の広げた内腿を鷲掴み、剛直を半分ほど引き出すと、目覚めた快感のポイントを容赦なく突き上げ始めた。目の裏で白い光が散る。意味のない言葉を撒き散らし、すがるように太腿の上の片山の手を掴んだ。片山がすかさずその手首を掴み返し、俺の腕を引っ張りながら腰を突き入れた。
「あーっ! ああ、あ、あんっ、うああっ……!」
霞む視界の中で片山が獰猛に笑っていた。気持ちいい。快楽のポイントに一度火がつくと、それは身体全体に燃え広がり、身体の奥を突かれる痛みに似た刺激が、電流のようにびりびりと激しい快感に変換される。片山は奥が気に入ったのか、俺の手首を掴んだまま腰を突き出し、先端で押しつぶすように最奥を責めた。
「ンあーっ! あーっ! うああっ!」
「ここが結腸ですよ、吉岡さん。分かります?」
手を離し、荒い息の片山が俺にのしかかる。体重を乗せた一撃が俺の頭を痺れさせた。ぐちゅ、ぐぱ、と俺の身体の中にいやらしい音が反響する。体重を乗せたまま、ぐりぐりと腰を擦り付け、片山の指が俺の腫れた乳首をつまんだ。俺は全身をわななかせ、逃れるように首を振り、涎を垂らして喘いだ。
「ああああっ……!」
「乳首触られるの好きですか? おまんこがきゅうきゅう締め付けてきますよ」
爪で弾かれ、指で押し込まれ、じんじんとした甘い毒が頭を霞ませる。身体を揺する振動。首筋を舐る片山の舌。片山の匂い。片山の体温。それらが俺の身体に終わりの見えない強烈な絶頂とともにあますことなく刷り込まれていく。
「僕はね、吉岡さん。ずっとあなたにこんなことをしてやりたいと思っていたんですよ。あなたのために道具を揃えて、あなたを僕専用のおまんこに調教して、僕から離れられないようにしたかった」
片山が俺の首筋に顔を埋め、強く囁く。俺はちぎれかけの理性で言葉を絞り出した。
「ど、うして……っ」
「どうして?」
俺の上に覆い被さり、しばらく動きを止めた片山が、いきなり俺の首筋に噛み付いた。
「ぐ、ああ……っ!」
ぢゅっ、と強く吸われ、片山が身を起こす。その瞳は冴え冴えとした光を湛え、表情が抜け落ちていた。ぞっとする間も無く、激しく腰が打ち付けられた。
「覚えてないんですか! あなたは、僕に……っ! 覚えてないっていうんですか!」
「あっあっあっ、うあ、なに、を、ンあっ!」
暴力的といえるほどの強烈な快感が俺の中を駆け巡る。俺が何をした。何を言った。憎いのか。恋しているのか。分からない。片山の考えることが、何一つ、分からない。
片山は俺の腰を強く掴み、腹を突き破らんばかりに突き上げた。ぱたたっ、と腹を何かが叩く。もう感覚が麻痺した俺の肉茎が、気づかぬうちにまた潮を噴き上げていたのだ。片山が腰を突き入れながら獰猛に笑う。
「……構いませんよ、覚えていなくったって。あなたが僕なしには生きられない身体にさえなれば、何も問題はない」
ぐじゅぐじゅと俺の中を激しく掻き回し、低い声で片山が囁く。
「もう、女相手にまともなセックスが出来ると思わないでくださいね。僕のちんぽなしにはまともにイクこともできないように、あなたの身体に徹底的に教え込みますから」
俺は恐怖と快楽にヒッ、と引き攣るような息を漏らした。片山が唇を歪め、俺に口付ける。舌が上顎をなぞる。俺はそれだけでまた絶頂を迎え、片山の身体を挟みこむ太腿がビクビクと痙攣した。
「おもらししたり、潮噴いたりなんて、はしたない身体のあなたを愛せるのは僕だけですよ。ねえ、吉岡さん。あなたはもう僕のものなんですよ」
また、びゅる、と勝手に身体が潮を噴いた。熱のこもった頭に片岡の言葉が染み渡る。そうかもしれない。こんないやらしい身体、もう誰にも見せられない。こんな終わらない快楽を知ってしまったら、女相手に射精するだけのセックスになんて満足できないかもしれない。
「気持ちいいですか、吉岡さん。メスイキしっぱなしですよね」
「あっ、あっ、きもち、い……」
「おもらしもいっぱいしちゃいましたね」
「う、あ、ごめ……なさ……」
「いいんですよ」
片山の指が優しく俺の髪を梳く。終わらない絶頂にとろけた頭はそれだけで悦びの涙を流した。優しい。こんないやらしい俺を全部受け止めてくれる。気持ち良くしてくれる。目の前の男がひどく愛おしく思え、俺は片山の首に腕を絡ませてしがみついた。がつがつと奥を穿ちながら片山がくつくつと喉で笑う。
「吉岡さんのおまんこの中にいっぱい種付けしてあげますからね……っ!」
「う、ああああっ!」
ばちゅばちゅと一際強く奥に叩きつけた後、片山がぐっと腰を押し付けた。びゅるっ……! びゅるびゅるっ……! 俺の中で肉杭がわななき、肉壁にびゅうびゅうと熱い子種を噴きつけた。
「ひっ、ンあああ……っ!」
俺は激しい勢いで叩きつけられた熱い飛沫に背をしならせ、腕の中に愛しい男を抱きしめて盛大に絶頂を迎えた。
「……種付け、気持ちいいですね、吉岡さん」
荒い息を吐きながら、片岡が笑いを含んだ声で囁く。俺は燃え盛る快楽に灼き切れた頭で泣きながら頷いた。
「きもち、い……、です」
「もっともっと、あなたの中を僕でいっぱいにしていいですか」
まだ硬さのある肉杭が、ぐり、と俺の中をえぐり、俺は掠れた歓喜の声をあげて泣きながら頷いたのだった。
「は、い……」
「それはよかった」
にっこりと笑った片山が俺の手を再び脚に押し付けた。脚を抱え直した濡れたままの手がぬるりと滑って肉に爪を立てた。射精によって、少し頭が冷静になっていた。さっさと済ませてくれないものか、と馬鹿みたいな格好でひっくり返りながら目をそらせた。
大体、脅迫者に対して俺は何を考えていた? 愛おしいだの信頼だのバカバカしい。強すぎたエクスタシーに一時的に気がおかしくなっていたのだろう。眼鏡が汚れて視界がちぐはぐだし、自分のせいだが精液臭いしで、何もかもが最悪だった。
「――ではもう今からこれはクリトリスですので」
「……な、あっ!?」
そう言って笑うと片山が達したばかりの俺のペニスをしごき始めた。より敏感になった亀頭の裏を親指の腹でくりくりと擦られ、神経を掻き毟られるような激しい刺激に俺は悲鳴をあげた。巨大な肉杭に串刺しにされた不自由な身体をくねらせ、片山を止めようと咄嗟に手を伸ばす。
だが、遮るように目の前にスマホが突きつけられた。画面に映った自分の精液を舐めとるいやらしい俺の顔を見せられて、俺は一気に意気阻喪して伸ばしていた手をゆるゆると下ろした。そうだ、俺はこの男のすることに抵抗してはいけないのだ、何一つ――。
「う、あっ、ああっ、……あーっ、無理、無理です、やだぁ……っ!」
片山はスマホ片手に執拗に俺の亀頭をぐりぐりと弄る。敏感すぎて痺れにも似た過剰な性感に、俺は身を震わせてすすり泣いた。片山がゆるゆると腰を動かし、中から腹を押し上げた。その時。
「……あ、あ……っ!?」
何かが尿道を駆け上がっていく。射精とは違う感覚。俺は信じられない思いで首を強く振った。片山が唇を吊り上げ、亀頭を弄る手の動きは止めずに、ベストショットを撮るべくスマホを構えた。
「やだっ! や、また漏れ……! やだ、嫌だっ! 見、ないで……」
ぶしゅ、っと先端から透明の液体が激しい勢いで噴き出した。片山が亀頭をこする度に、痺れるような強烈な刺激とともに液体がびゅっ、びゅっ、と漏れ出し、俺の腹や胸を濡らしていった。
「うぁ……とまらない……。見ないで……。いやだ……」
俺は恥辱にすすり泣いた。片山が柔らかいままの肉茎から手を離し、ようやく失禁は治まった。両太腿と腹の窪みに大量の体液が溜まっていた。不思議とアンモニア臭はしなかった。だがそんなもの、何の慰めにもならない。失禁は失禁なのだ。くくっ、と片山が笑った。中で巨大な肉杭が笑いに合わせて震え、俺は身をわななかせた。
「……やっぱり、吉岡さんの泣き顔も泣き声も最高です。クリちんぽで出していいのはおしっこと潮だけにしようと思ったんですけど、これなら射精も許可しようかなあ」
片山は俺と繋がったままネクタイを解き、着ていたままのワイシャツとTシャツを脱いだ。鍛えた身体を露わにし、Tシャツを俺の腹の上に落とした。Tシャツが体液を吸い、冷たくなっていく。
「バスタオルを持ってくるべきでしたね。でも、気持ちよくなったら、遠慮せずにいっぱいおもらししてくれていいんですよ」
「誰が……っ、う、ああああっ……!」
濡れたTシャツをワイシャツで包んで傍に置くと、片山はおもむろに肉杭をぞろぞろと中から引き出し始めた。強烈な排泄感に俺の強がりは立ち消え、掴んだ自分の太腿に爪を立てて悶えた。
中に注いだローションが引き出された巨根とともに尻から垂れる。じゅぽ、という粘った音を立てて片山の巨大な肉竿が抜かれた。身体の中にぽっかりと空白が空いていた。ローションボトルを手にした片山が恍惚として笑う。
「ああ、すごい……。吉岡さんのおまんこ、僕の大きさに開ききっちゃってますよ」
中に生温いローションを注がれ、再び巨大な亀頭で蓋をされた。ぐぷぷ、と空気の漏れる情けない音を立てながら、広がりきった俺の菊門は今度は楽々と片山の肉竿を飲み込んでいった。肉襞を余すことなく擦りあげられ、最奥まで肉杭を咥え込み、びりびりと痺れるような快感が全身を包み込む。
「ンあああっ、あ、待って、や……、あ……っ」
「吉岡さんのおまんこ最高ですよ。とろとろで、ぐちゃぐちゃで、あったかくって……」
片山が俺の広げた内腿を鷲掴み、剛直を半分ほど引き出すと、目覚めた快感のポイントを容赦なく突き上げ始めた。目の裏で白い光が散る。意味のない言葉を撒き散らし、すがるように太腿の上の片山の手を掴んだ。片山がすかさずその手首を掴み返し、俺の腕を引っ張りながら腰を突き入れた。
「あーっ! ああ、あ、あんっ、うああっ……!」
霞む視界の中で片山が獰猛に笑っていた。気持ちいい。快楽のポイントに一度火がつくと、それは身体全体に燃え広がり、身体の奥を突かれる痛みに似た刺激が、電流のようにびりびりと激しい快感に変換される。片山は奥が気に入ったのか、俺の手首を掴んだまま腰を突き出し、先端で押しつぶすように最奥を責めた。
「ンあーっ! あーっ! うああっ!」
「ここが結腸ですよ、吉岡さん。分かります?」
手を離し、荒い息の片山が俺にのしかかる。体重を乗せた一撃が俺の頭を痺れさせた。ぐちゅ、ぐぱ、と俺の身体の中にいやらしい音が反響する。体重を乗せたまま、ぐりぐりと腰を擦り付け、片山の指が俺の腫れた乳首をつまんだ。俺は全身をわななかせ、逃れるように首を振り、涎を垂らして喘いだ。
「ああああっ……!」
「乳首触られるの好きですか? おまんこがきゅうきゅう締め付けてきますよ」
爪で弾かれ、指で押し込まれ、じんじんとした甘い毒が頭を霞ませる。身体を揺する振動。首筋を舐る片山の舌。片山の匂い。片山の体温。それらが俺の身体に終わりの見えない強烈な絶頂とともにあますことなく刷り込まれていく。
「僕はね、吉岡さん。ずっとあなたにこんなことをしてやりたいと思っていたんですよ。あなたのために道具を揃えて、あなたを僕専用のおまんこに調教して、僕から離れられないようにしたかった」
片山が俺の首筋に顔を埋め、強く囁く。俺はちぎれかけの理性で言葉を絞り出した。
「ど、うして……っ」
「どうして?」
俺の上に覆い被さり、しばらく動きを止めた片山が、いきなり俺の首筋に噛み付いた。
「ぐ、ああ……っ!」
ぢゅっ、と強く吸われ、片山が身を起こす。その瞳は冴え冴えとした光を湛え、表情が抜け落ちていた。ぞっとする間も無く、激しく腰が打ち付けられた。
「覚えてないんですか! あなたは、僕に……っ! 覚えてないっていうんですか!」
「あっあっあっ、うあ、なに、を、ンあっ!」
暴力的といえるほどの強烈な快感が俺の中を駆け巡る。俺が何をした。何を言った。憎いのか。恋しているのか。分からない。片山の考えることが、何一つ、分からない。
片山は俺の腰を強く掴み、腹を突き破らんばかりに突き上げた。ぱたたっ、と腹を何かが叩く。もう感覚が麻痺した俺の肉茎が、気づかぬうちにまた潮を噴き上げていたのだ。片山が腰を突き入れながら獰猛に笑う。
「……構いませんよ、覚えていなくったって。あなたが僕なしには生きられない身体にさえなれば、何も問題はない」
ぐじゅぐじゅと俺の中を激しく掻き回し、低い声で片山が囁く。
「もう、女相手にまともなセックスが出来ると思わないでくださいね。僕のちんぽなしにはまともにイクこともできないように、あなたの身体に徹底的に教え込みますから」
俺は恐怖と快楽にヒッ、と引き攣るような息を漏らした。片山が唇を歪め、俺に口付ける。舌が上顎をなぞる。俺はそれだけでまた絶頂を迎え、片山の身体を挟みこむ太腿がビクビクと痙攣した。
「おもらししたり、潮噴いたりなんて、はしたない身体のあなたを愛せるのは僕だけですよ。ねえ、吉岡さん。あなたはもう僕のものなんですよ」
また、びゅる、と勝手に身体が潮を噴いた。熱のこもった頭に片岡の言葉が染み渡る。そうかもしれない。こんないやらしい身体、もう誰にも見せられない。こんな終わらない快楽を知ってしまったら、女相手に射精するだけのセックスになんて満足できないかもしれない。
「気持ちいいですか、吉岡さん。メスイキしっぱなしですよね」
「あっ、あっ、きもち、い……」
「おもらしもいっぱいしちゃいましたね」
「う、あ、ごめ……なさ……」
「いいんですよ」
片山の指が優しく俺の髪を梳く。終わらない絶頂にとろけた頭はそれだけで悦びの涙を流した。優しい。こんないやらしい俺を全部受け止めてくれる。気持ち良くしてくれる。目の前の男がひどく愛おしく思え、俺は片山の首に腕を絡ませてしがみついた。がつがつと奥を穿ちながら片山がくつくつと喉で笑う。
「吉岡さんのおまんこの中にいっぱい種付けしてあげますからね……っ!」
「う、ああああっ!」
ばちゅばちゅと一際強く奥に叩きつけた後、片山がぐっと腰を押し付けた。びゅるっ……! びゅるびゅるっ……! 俺の中で肉杭がわななき、肉壁にびゅうびゅうと熱い子種を噴きつけた。
「ひっ、ンあああ……っ!」
俺は激しい勢いで叩きつけられた熱い飛沫に背をしならせ、腕の中に愛しい男を抱きしめて盛大に絶頂を迎えた。
「……種付け、気持ちいいですね、吉岡さん」
荒い息を吐きながら、片岡が笑いを含んだ声で囁く。俺は燃え盛る快楽に灼き切れた頭で泣きながら頷いた。
「きもち、い……、です」
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