ゲームの世界に来たけど私はアイスが心配です

まちは

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本編

24話

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歩くたびに下の葉がぐちゃぐちゃって音がする。
木の高さも段々と高くなって量も増えて殆ど太陽の光が届かない。
空気はじめじめしてて重い。
いよいよボスが出ますよっていう雰囲気してる。

「この辺でレベル上げしてもいい??」

このまま先に行くとこの森の空気に飲まれてまともに戦えなくなりそう。

「うーん…もう少しだけ先に進んだほうがいい。最後のレベル上げだから、なるべく敵のレベルが高いほうが効率よくレベルをあげられる。」
「最後なの?」
「ああ。俺がこの場所に飽きたからさっさと先に進みてぇ。」
「何その理由…」

緊張感も忍耐力もない。
子供か!

「とりあえず先行くぞ。」
「わかった。」

しょうがないな。
ま、今までのサポートしてくれた分のお礼だと思えばいいか。

「この辺かな。最後のレベル上げ頑張れよ。」
「はーい。」

さっきよりも湿気が多くて私の長めの髪の毛がくるくるしてきた。
大体80%くらいになるとこのぐらいのぐるぐるかな。
うーん、高い…

がさがさがさがさがさ

あー敵が来た。
頑張りますか…

ぐるるるる
ぐるるるる
ぐるる

全部で10体。
あれ?1体だけ今まで見てきたウルフよりも体が1回り大きい。

「ヘイスト。」

聖女くんナイス!
よし、行くぞー。

っ!!
あっぶない!
今、右から来た??
他のウルフたちの声で比較的体が小さくてあんまり音を立てないウルフの攻撃が分かり辛い。

ぐる!

「痛っ」

聖女ちゃんと背中合わせになってるから左右から来られると対処するのが難しいんだよね。
なんか、その辺の弱点バレてる?
さっきまでのは突っ込んでくるだけだったのに、何が違うんだろう…。

がつん

聖女ちゃんのとこに3体ウルフがぶつかってきた…って思ったら全方向から一気にくる!
まじか!
あんまり使いたくないけどっ、

シュキン

ぎゅる
ぎゃん

休憩の後すぐにこの技使うと思ってなかった。
簡単に休憩とかができないときに集中が上手くできなくなったらそれこそ最悪だよ。
でも、6体は倒した!
あとちょっと。

ぎゅるる!

騎士ちゃんも3匹倒せたみたい。
囲まれなきゃこっちのもの!
あと1体!
あれ?
いない??

「あいつもう逃げてるぞ。」

また賢者、椅子に座ってる。

「逃げたってどこに??」
「え?森に。」
「森!?」

流石に見通しも悪いし足場も悪い中、探し回るのは得策じゃないよね。
しょうがない、放置!!

ぽよん

ちっちゃい方のスライムが来た。
とりあえずさくっと倒しますか。

ザシュ

おっけー!
でも、この辺になって1体しか出てこないの珍しいな。
集団かジャイアント スライムばっかりだったのに。
楽でいいんだけどなんか怖いな。

ぽよん

また来た。

ザッ

今度は騎士ちゃんが倒してくれた。
やっぱり剣を振る速さとか反応速度とかは騎士ちゃんのほうが速いなー。
私のよりも剣は太いし重そうなのにぶんまわせるのほんとに凄い!

…グルルル
グルルルル…ルル

ちょっと遠くからウルフの鳴き声が聞こえてきたけど、

グルルルルルルグルルルグルルルグルルル
グルルルグルルルルルルグルルル

なんか数が多い??
さっきよりも鳴き声が多い気がする。
これ大丈夫かな…
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