ゲームの世界に来たけど私はアイスが心配です

まちは

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本編

23話

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新しい技を覚えたあとしばらくすると、

「勇者、どんどん敵が多くなってきているけど大丈夫?」

聖女くんが久しぶりに話しかけてきた。
諦めて話しかけてなかったから久しぶりの聖女くんの声にびっくりしちゃった。

選択肢

大丈夫!!◁

少し大変…

まぁここはね、

「"大丈夫"平気だよ。これからも一緒に頑張ろう。」

聖女くんが手で顔を覆ったけど耳まで真っ赤になってるから色々とバレてるよ。
なんかお母さん目線になっちゃった。

「そうか!!頑張ろうな。」
「うん!」

なんか元気出たしこの何かが出せる技もっと練習しよっと。



「あー、疲れた…」

なんか集中力が続かない。
しかも軽い頭痛がしそう。

「ちょっと休憩。ごめん賢者結界張ってく」

汚いけど地面にそのまま座り込む。
湿った土がズボンを湿らせるけどそんな事を気にする余裕がない。
つらい…

「お前あれだな。MP切れかかってんな。」
「MPって?」

後ろにいる賢者の方を向く動作ですらしんどい。

「単純に斬るとか叩く以外の小技とか必殺技みたいなものを使うときに消費されるエネルギーみてぇなやつだ。」
「エネルギー…今私にそれがないの?」
「無かったらぶっ倒れてるからすぐわかるぞ。うーん、大体あと3…いや2割ちょいってとこか?」

なんで分かるんだろう。
私の細かいデータみたいなの見えてないはずなのに。

「それってどうすれば回復するの?」
「時間が経てば回復してくる。あと、聖女がMPを回復する祝福を覚えるはずだがまだレベルが足りないな。あ、MPを回復させるエリクサーって呼ばれる薬みたいなのがあるが、金がないから買えないな。」

金がないから買えない…
うーん、切ない。

「少し時間はかかるがじっとしてりゃあ回復するから。」
「分かった、休憩しとく。」
「敵は来れねぇようにしとくから。」
「ありがと…」

横になれないから体育座りで…
体調あんまり崩さないタイプの人だからしんどい…zzz


「悪かっ……途…で止め…くて、お…意外…無理す…タイ…なん……。」

気絶だか眠ったんだか分からない暗闇の中、賢者がぽつりと何かを言った気がした。




「はっ。」

んー!!なんかスッキリして目が覚めた。
とりあえずちょっと立って屈伸を。
1,2,3,4,

「どうだ大丈夫そうか?」
「うわったぁ!!」

びっくりしたー。
うしろの椅子に賢者が座ってた。
って、椅子??

「椅子なんてどこにあったの?」
「あ?自分で作った。」
「作ったぁ??私の分も作ってくれたら良かったのに!」
「どこでも寝れる図太い神経してるんだから大丈夫だろ。」
「はいぃぃ??」

ずる!!
私なんてもうズボンのお尻のとこびっちょびちょなのに!!

「そんだけ叫べるならもう大丈夫だな。もう少し奥まで行くぞ。」
「はーい…」

テンション下がるー…
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