ゲームの世界に来たけど私はアイスが心配です

まちは

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本編

22話

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結構な数のジャイアント スライムと戦ってみたけど、5、6体に一気に来られると苦戦するし2桁になると捌き切れなくて逃げるハメになる。
私のスピードをもう少しあげるか、効率のいい戦い方をしないと。
広範囲で攻撃できる人がいないから難しいなぁ。

「1回休憩入れるぞ。」
「はーい。」

うーん…どうしよう。

「なんか、勇者特有の必殺技みたいなのないの??」
「あることはあるけどもっとレベル上げねぇと使えねぇよ。」

もっと上げなきゃ駄目なのか。
正直そろそろ飽きてきてるしきついな。
ずっと同じような敵を集中して倒し続けるって精神的に辛い。
まだ、集めなきゃいけない珠を1つも集めてないのにこれってなんかやばいかも。

「所詮魔王を倒すだけの"ゲーム"なんだからあんま気負わずに楽しめよ。」
「うーん、でも自分とか聖女くんとか騎士ちゃんが敵の攻撃受けるのは怖いし頑張らなきゃって思っちゃう。」
「あいつらは痛みも感じないし、自分のことを気にするようにプログラムされてねぇから気にすんな。」
「そう言われても…」

いくらまともに会話ができなくてもやっぱり一緒にいると情は感じるし。
でも私も2人のことを気にしながら戦えるほど強くないんだよね。

「お前1人で全部やらなきゃいけないわけじゃねぇんだ。もう少し肩の力抜いてやればいいんだよ。」
「わっ、髪の毛やばくなる!!」

賢者に髪の毛をぐっしゃぐしゃにされた!!
乙女の髪の毛を乱すなんて!!
まぁ、でもちょっとスッキリした。
そこそこのやる気で頑張る!
でも今は頑張るために休憩しますか。


「おい、勇者。起きろー。」

はっ!!
いつの間にか寝てた。

「起こしてくれてありがとう。」
「別にいいけどお前…こんな敵だらけのところでよく寝れるな。意外と神経図太いのな。」
「乙女に向かって神経図太いとはなにごとじゃ!!」
「自分で乙女って普通言うか?」
「言う!!」

なんなのそのあり得ないって訴えかけてくる目は!
まだ高校1年生のピッチピチなんだからね!

「ストレス発散に敵倒してくる!」
「おう、行ってこい。」

「…凹んでるかと思ったけど意外と大丈夫そうだな。」


最後の言葉は聞かなかったことにしとく。
お互いにいがみ合ってるくらいの距離感が丁度いいし。
でもありがとう。




「おりゃぁぁぁぁ。」

もう、ジャイアント スライム何体狩ったか分かんない。
けど、どうやらみんなのレベルはちゃんと上がってるみたいで、つい数時間前とは大違いになった!
数時間と言っても休憩も入れながらやってるからそんなに辛くないけどね。

シュキン
ザザザザザザザザ

私の大きく変わったところは力を込めて剣を振るうと白い光が出て2mくらいまで飛ぶよう技が使えるようになった!!
見た目は派手だけどあんまりスライムにはきかないみたいだから牽制とかにしか使ってないけど。
でももっとレベル上げたら強さも飛ぶ距離も変わってくるらしい!
目に見える形でレベルが上がってることがわかるのは正直嬉しいよね。
モチベーション上がる!
騎士ちゃんは、

ドン
ズサッ

今みたいに敵の攻撃を受けて一発だけすぐ反撃できる。
攻撃を受けた後、敵に追撃されることが少なくなった。

聖女くんはどうやら祝福種類によって範囲、威力、持続時間のどれかが増えたみたい。
結構体力が減った後にヒールされると途端に動きやすくなるからそれに慣れるのが大変だった…。
体力がなくなって倒れるよりは全然いいんだけどね。

少しずつだけど確かに前に進めてる。
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