ゲームの世界に来たけど私はアイスが心配です

まちは

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本編

26話

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どん

「くっ…」

騎士ちゃんに大きいウルフが体当りした。
やっぱり剣だけの防御だと攻撃を全部防ぎきれないみたい。
体勢を大きく崩してる。
ただ、ウルフは様子見をしているみたいで追い打ちはかけてない。
不幸中の幸いかな。

「ヒール」

聖女くんの声がすぐ後ろから聞こえた!!
気づかなかったけどいつの間にか移動してたみたい。
守りやすくてありがたい!
それにここからならヒールが騎士ちゃんのところにまで届く。

少しずつ距離を詰めてきたウルフたちに注意を払う。
うーん…聖女くんに張られている結界はまだ効果が切れそうにないし多少の無茶は通るかな。
よしっ、行っちゃおう!

ぐるるる!

ザンッ
ザン

ぐるぅ…
ぐゅる…

あと10体!

ぐるるるる!
ぐるるるる!!

なんかすごい怒ってる??
まぁ、仲間が目の前でこんなに倒されてたらそりゃあ怒るよね。
でも私も自分のために倒さなきゃいけないんだ。

「ごめん!」

ザン
ザンザン

あと7体。
あーもう!!
一気にかかってきてくれればこっちも楽なのに、あっちこっちにいるから面倒くさい!!
一箇所に集められないかな?

ぐるぅ!!

「痛っ!!」
「ヒール」

聖女くんありがとう!
考え事ばかりしてるとその隙をつかれて攻撃される。
考えるより動けってことだよね。

騎士ちゃんはどうやら攻撃できてるみたいだけどそれよりも受けているダメージのほうが多い。
あれだといつ倒れるかわかんない…
聖女くんのヒールのタイミングも今ひとつわからないし危ない。

「はぁ…」

落ち着いて早く倒す。
焦るとどうしても好きができるからあくまで冷静に!

ぐるぅ!!
ぐるぅ!!
ぐるるるるるるるる!!

一気に…くる!!

ザンザンザンザンザンザンザン

ぐるぅ…
ぐるぅ…
ぐるぅ……

よしっ!!
7体倒した!!
隠れてる4体は放置。
騎士ちゃんのとこに急げ!

「ヘイスト」

ナイス聖女くん!

ぐるぅぅぅぅぅ!!!
どんっ

「ぐっ…」
「とりゃぁぁぁ!!」

ザン!
ぐるぅ!!

一発じゃやっぱり倒せないか…

「ヒール」

ヒールでも騎士ちゃんの体力は全部戻ってない。
騎士ちゃんのダメージが思いのほか酷いみたい。

ポコッ

??

ポコッ

????

あれ?
聖女くんが持ってたステッキでウルフのこと殴ってる。

ポコッ
ぐるぅ…

あ、倒した。
聖女くんって攻撃するんだ…
って、見てる暇ない!!

聖女くんのことは賢者がなんだかんだ言って見てくれてるみたいだから大丈夫。
私は騎士ちゃんとこの大きいウルフに集中!!



ぐるぅぅぅ!!

さっき右足のあたりを斬ったからスピードもパワーも落ちてるはず。

ぐるるるぅぅぅぅ!!!

っ…。
耳がキーンってしてる…。

ただ怒ってるからどうなるか分からない。
気をつけなきゃ。

騎士ちゃんの呼吸が極限まで少なくなる。
そろそろ飛びかかりそう。
私もしっかりしなきゃ。
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