ゲームの世界に来たけど私はアイスが心配です

まちは

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本編

31話

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とりあえず最初のボスを倒して思うことは、このゲームは私には面白さがまっっったくわからないってこと。
バグが多いせいもあるけど根本的なストーリーがものすごく薄いし、親密度を上げるのとかなんて中途半端に入れられてるだけだし…。
私なら絶対にこのゲームやろうと思わない。
というか買いたくない!!

「何やってんだ。はやく来ないと1人でここに置いてくぞ。」

賢者がもう前に進んでる。
でも、私が動動かなきゃ聖女くんも騎士ちゃんもそ 動かないから1人にはならないよ!
って、心の中だけで思う。




ぐるぅ…
がさがさがさがさ
ぐるぅ、ぐるぅ
がざっ


全然敵が寄ってこない?
こっちの視界に入らないように逃げてる。

「なんか敵が全然襲ってこないけどどうしたの?」
「お前がこの森で一番強いやつを倒したからだろ。」
「なるほど!!」

自分たちの親?が倒されたって分かるんだ。
意外と賢い?


それにしてもこの剣淡くだけどまだ光ってる。
ずっとこのままなのかな?
これだとどこかに隠れたときに居場所が丸分かりだよ…。


歩いて数十分。
だいぶ森の木の量が減ってきた。
日の光もちゃんと地面にまで届くし、じめじめとした雰囲気が和らいで爽やかな風まで吹いてきた。
マイナスイオンとかすごい漂ってる感じがする。
それとさっき気が付いたついたんだけど、出口に近づいて行くにつれて光がどんどん薄くなっていってる。
この様子だとこの森を出る頃には完全に光が消えそう。

「だいたい自分が何すればいいのか分かったか?」
「……っえ?ごめん、聞いてなかった。」

剣のことについて考えてたら賢者が振り返って何言ってたか全く聞こえなかった。

「そんなぼけぼけしてると簡単に敵にやられるぞ。」
「今は全然敵が襲ってこないし大丈夫でしょ。」
「はぁ……。」

すごい大きな溜息つかれた!! 

「そういう慢心がミスとか隙を作んだぞ。」
…なんか賢者がいいこと言ってる。」
「口に出てるぞ。」
「やばっ!」

ポロッと言っちゃった。

「声に出さなくても顔に思いっきり出てるからわかるけどな。」

ちょっと賢者の声に苛つきが混じりはじめた。
余計なこと言わないように黙っとこう。

「さっき言わなかったから一応言っておくが…」
「……。」

なになに!?
なんでこんなに溜めるの?

「最初のボス撃破おめでとう。」
「あっ、ありがとう。」

なにこれ。
ちょっと照れるんだけど!

「…行くぞ。」

そう言って賢者がまた歩き始めたけどさっきスピードが速い!!

「ちょっと待って!」

もしかして賢者も照れてる?
…いや、賢者に照れられるとこっちはもっと身の置き場がないんだけど!?
まぁ、でも賢者のいつもと違う顔を見られたからいっか。
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