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㊺アーレン視点
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ナディアと出会ってから、こんなにも長い間離れていたことはなかった。
たった数日会えなかっただけで、寂しくて恋しくてどうにかなってしまいそうだというのに、来世まで会えないなんてことが許容できるわけがない。
そんなことになったら、肉体だけでなく魂まで滅んでしまう。
苦痛は今や全身に広がり、心臓が壊れそうなほど暴れている。
祝福を授けられた時も苦痛に苛まれたが、今回はあの時以上だ。
目の前が真っ赤に染まり、意識が薄れていく。
だが、気を失ったらそこで終わりなのは明らかだ。
ドラゴンすら単独で斃した俺でも、体内を蝕む猛毒のような怨念には抵抗する術がなく、意識を保ち続けることだけでもやっとだ。
「ナディ……ア……」
今すぐきみの元へ帰りたい。
抱きしめてキスをして、永遠に俺の腕の中に閉じこめてしまいたい。
俺が死ぬのは、きみを看取った後でないといけないのだ。
こんなところで殺されるわけにはいかない。
俺の心臓を止めることができるのは、この世できみだけなのだから。
「ナディア……!」
文字通り血を吐きながら愛しい妻の名を呼ぶと、アーレン、と可愛い声が聞こえた気がした。
ふいに、腰の辺りがふわりと温かくなり、痛みが和らいだ。
ナディアの手に撫でられたような、心地よい温かさだった。
すっと呼吸が楽になり、視界に赤以外の色が戻ってきた。
真っ先に目に飛び込んできたのは、紫と白だ。
美しい刺繍が刺された剣帯。
最上級の加護と、ナディアの祈りが籠められている、大事なお守りだ。
俺の腰をぐるりと一周する菫とスズランの刺繍から、ナディアの優しさと愛情が溢れだして体に染み込み、醜い怨念を打ち消している。
怨念も抗っているようだが、朝日が夜の闇を包みこむように、剣帯に近いところから順に浄化されていく。
それに従って、さっきまでの苦痛が嘘のように遠のいた。
やがて温かな感触は全身に広り、まるで本当にナディアが側にいて、いつものように漆黒の羽を撫でながら抱きしめてくれているかのようだった。
剣帯に付加された加護には、具体的に怨念に侵された時に効果があるようなものは含まれていない。
こんなことになるなんて、俺も予想していなかったからだ。
ただ、ナディアは刺繍を刺す際、事前に話しあった加護の効果を意識するだけでなく、俺が幸運に恵まれるように、無事に帰ってくるように、怪我や病気をしないようにと祈ったと言っていた。
今作用しているのは、きっとその部分なのだ。
痛みが完全に消え去ると、温かさも消えた。
温かさが消える直前、名残惜し気に頬をそっと撫でられたような感触があったのは、きっと気のせいではないと思う。
俺は両手を目の前にかざし、何度が握って開いてと繰り返して、ちゃんと動くことを確かめた。
それからゆっくりと立ち上がり、全身を見まわして深呼吸をした。
やや怠いが、痛いところはない。
体のどこにも異常は感じられない。
怨念はすっかり俺の体の中から消え去った。
ナディアの祈りがドラゴンに打ち勝ったのだ。
ああ、やはり俺は世界一の果報者だ。
ナディアは俺に授けられた至高の祝福だ。
『ほう、これはまた』
再び精霊の声が頭に中に響いた。
妖精たちはいつの間にか舞い歌うのを止め、俺の周りをひらひらと飛び回っていた。
しきりに剣帯を指さし、なにやら騒いでいる。
妖精や精霊のような存在からしても、ナディアのくれた加護は驚くべきものであるようだ。
『素晴らしい。人の身でありながら、これほどのものを創ることができるものがいるというのか』
そうだ。俺の妻は素晴らしいのだ。
ただ、俺は剣帯のおかげで無事だったが、剣帯の方はそうでもなかった。
まだ真新しかったというのに、全体に使い古したように黒ずみ一部がボロボロになって崩れ、使い物にならなくなってしまった。
あれだけ強力な加護がいくつも付加されていたというのに、それが全て消えてしまっている。
まるで俺を助けるために、全ての力を使い果たしたかのようだった。
『お主を守りたいという創り手の願が籠められていたのだな。それが人の言う愛というものか。いつの時代も、人とは興味深いものよ』
それは間違いない。この剣帯は、ナディアの愛情の塊だったのだ。
妖精たちが頭上でまだ騒いでいる。
剣帯がそれほど気になるのだろうか。
『それを譲ってほしいと言っている。妖精王への土産に持って帰りたいそうだ』
これを?だが、もうこれは……
『妖精王は変わり者だ。変わったもの、他にないものを集めるのが趣味なのだ』
確かに、これは他にないものになるだろうが。
『くれてやるといい。その対価として、そうだな、お主の子に祝福でも与えてもらうことにしたらどうだ。妖精王の祝福などめったにあるものではないぞ』
それはそうだろうが、強力すぎる祝福は逆に面倒なことになりそうな気がするのだが。
俺は反論したかったのに、妖精たちはぱっと美しい顔をそれぞれにほころばせて剣帯に群がり、俺の手から奪い去った。
剣帯を掲げて嬉しそうに飛び回る妖精たちに、取り返すのを諦めた。
『手を上に。妖精どもを帰してやろう』
言われた通りにすると、妖精が現れた時のようにまた頭上に魔法陣が現れ、妖精たちはそれに飛び込んで姿を消した。
『これで終わりだ。この辺りの魔物もじきに減っていくだろう』
そうか、終わりか。俺、頑張ったよな。
『そうだ。お主はよくやった。加護に助けられたにせよ、期待以上だった。儂とお主は祝福により繋がっている。なにかあれば呼びかけるといい。気が向いたら応えてやろう』
ふつり、と頭の中で糸が切れたような感触があり、それで精霊と繋がっていたものが途切れたのだとわかった。
終わりだ。俺は、やり遂げた。
帰ろう。本物のナディアを抱きしめるために。
俺は二対の翼を大きく広げ、空へと舞い上がった。
たった数日会えなかっただけで、寂しくて恋しくてどうにかなってしまいそうだというのに、来世まで会えないなんてことが許容できるわけがない。
そんなことになったら、肉体だけでなく魂まで滅んでしまう。
苦痛は今や全身に広がり、心臓が壊れそうなほど暴れている。
祝福を授けられた時も苦痛に苛まれたが、今回はあの時以上だ。
目の前が真っ赤に染まり、意識が薄れていく。
だが、気を失ったらそこで終わりなのは明らかだ。
ドラゴンすら単独で斃した俺でも、体内を蝕む猛毒のような怨念には抵抗する術がなく、意識を保ち続けることだけでもやっとだ。
「ナディ……ア……」
今すぐきみの元へ帰りたい。
抱きしめてキスをして、永遠に俺の腕の中に閉じこめてしまいたい。
俺が死ぬのは、きみを看取った後でないといけないのだ。
こんなところで殺されるわけにはいかない。
俺の心臓を止めることができるのは、この世できみだけなのだから。
「ナディア……!」
文字通り血を吐きながら愛しい妻の名を呼ぶと、アーレン、と可愛い声が聞こえた気がした。
ふいに、腰の辺りがふわりと温かくなり、痛みが和らいだ。
ナディアの手に撫でられたような、心地よい温かさだった。
すっと呼吸が楽になり、視界に赤以外の色が戻ってきた。
真っ先に目に飛び込んできたのは、紫と白だ。
美しい刺繍が刺された剣帯。
最上級の加護と、ナディアの祈りが籠められている、大事なお守りだ。
俺の腰をぐるりと一周する菫とスズランの刺繍から、ナディアの優しさと愛情が溢れだして体に染み込み、醜い怨念を打ち消している。
怨念も抗っているようだが、朝日が夜の闇を包みこむように、剣帯に近いところから順に浄化されていく。
それに従って、さっきまでの苦痛が嘘のように遠のいた。
やがて温かな感触は全身に広り、まるで本当にナディアが側にいて、いつものように漆黒の羽を撫でながら抱きしめてくれているかのようだった。
剣帯に付加された加護には、具体的に怨念に侵された時に効果があるようなものは含まれていない。
こんなことになるなんて、俺も予想していなかったからだ。
ただ、ナディアは刺繍を刺す際、事前に話しあった加護の効果を意識するだけでなく、俺が幸運に恵まれるように、無事に帰ってくるように、怪我や病気をしないようにと祈ったと言っていた。
今作用しているのは、きっとその部分なのだ。
痛みが完全に消え去ると、温かさも消えた。
温かさが消える直前、名残惜し気に頬をそっと撫でられたような感触があったのは、きっと気のせいではないと思う。
俺は両手を目の前にかざし、何度が握って開いてと繰り返して、ちゃんと動くことを確かめた。
それからゆっくりと立ち上がり、全身を見まわして深呼吸をした。
やや怠いが、痛いところはない。
体のどこにも異常は感じられない。
怨念はすっかり俺の体の中から消え去った。
ナディアの祈りがドラゴンに打ち勝ったのだ。
ああ、やはり俺は世界一の果報者だ。
ナディアは俺に授けられた至高の祝福だ。
『ほう、これはまた』
再び精霊の声が頭に中に響いた。
妖精たちはいつの間にか舞い歌うのを止め、俺の周りをひらひらと飛び回っていた。
しきりに剣帯を指さし、なにやら騒いでいる。
妖精や精霊のような存在からしても、ナディアのくれた加護は驚くべきものであるようだ。
『素晴らしい。人の身でありながら、これほどのものを創ることができるものがいるというのか』
そうだ。俺の妻は素晴らしいのだ。
ただ、俺は剣帯のおかげで無事だったが、剣帯の方はそうでもなかった。
まだ真新しかったというのに、全体に使い古したように黒ずみ一部がボロボロになって崩れ、使い物にならなくなってしまった。
あれだけ強力な加護がいくつも付加されていたというのに、それが全て消えてしまっている。
まるで俺を助けるために、全ての力を使い果たしたかのようだった。
『お主を守りたいという創り手の願が籠められていたのだな。それが人の言う愛というものか。いつの時代も、人とは興味深いものよ』
それは間違いない。この剣帯は、ナディアの愛情の塊だったのだ。
妖精たちが頭上でまだ騒いでいる。
剣帯がそれほど気になるのだろうか。
『それを譲ってほしいと言っている。妖精王への土産に持って帰りたいそうだ』
これを?だが、もうこれは……
『妖精王は変わり者だ。変わったもの、他にないものを集めるのが趣味なのだ』
確かに、これは他にないものになるだろうが。
『くれてやるといい。その対価として、そうだな、お主の子に祝福でも与えてもらうことにしたらどうだ。妖精王の祝福などめったにあるものではないぞ』
それはそうだろうが、強力すぎる祝福は逆に面倒なことになりそうな気がするのだが。
俺は反論したかったのに、妖精たちはぱっと美しい顔をそれぞれにほころばせて剣帯に群がり、俺の手から奪い去った。
剣帯を掲げて嬉しそうに飛び回る妖精たちに、取り返すのを諦めた。
『手を上に。妖精どもを帰してやろう』
言われた通りにすると、妖精が現れた時のようにまた頭上に魔法陣が現れ、妖精たちはそれに飛び込んで姿を消した。
『これで終わりだ。この辺りの魔物もじきに減っていくだろう』
そうか、終わりか。俺、頑張ったよな。
『そうだ。お主はよくやった。加護に助けられたにせよ、期待以上だった。儂とお主は祝福により繋がっている。なにかあれば呼びかけるといい。気が向いたら応えてやろう』
ふつり、と頭の中で糸が切れたような感触があり、それで精霊と繋がっていたものが途切れたのだとわかった。
終わりだ。俺は、やり遂げた。
帰ろう。本物のナディアを抱きしめるために。
俺は二対の翼を大きく広げ、空へと舞い上がった。
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