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10 スマホ疎い系女子
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「友達追加?」
「そこ押して、QRコードを読み取るんだ」
焼肉屋での会計を済ませた翔太たちは、「アイスを食べたい」との鈴菜の要望で、コンビニに立ち寄った。
妹がルンルン気分でアイスを購入している間、翔太は店の外で純香にLINEの使い方をレクチャーしていた。
「これ?」
「そうそう。そしたらおれのQRコード読み取ってみて」
純香は、難しそうな顔で翔太が差し出した画面を見つめる。
「こう?」
「それ近すぎ。もうちょっと離して、うまく枠にはめてみて」
「こう?」
「こんどは離し過ぎ……」
「これ嫌い」
「まあそう言うなって……難しい動作じゃないんだけどな、貸してみ」
翔太は、QRコードと睨めっこしている純香からスマホを受け取り、代わりに読み取ってやった。
「ほら、これで追加できたぞ」
「さすがね、翔太」
「さすがっていうか……普通みんなできるんだけど」
純香はあり得ないくらいスマホに疎いみたいだ。今どきスマホを扱えない高校生は絶滅危惧種だというのに。
「メッセージどうやるの?」
「まずここでトークルーム開いて、ここをタップしてキーボードを打つ」
「こう?」
何を思ったのか、純香は翔太とのトークに『あ』とだけ打って送信ボタンを押した。数秒のラグの後、翔太の画面にピコッという音と共に通知が現れる。
「『あ』だけって……初メッセージなのに随分と質素だな。なんかもっと実用的なの打ってみ」
「わかった」
純香は返事をすると食い入るようにスマホを操作し始めた。初心者あるあるだ。使い方を覚えると没頭してしまう。
「お兄ちゃん、見て見て! ソーダアイス二刀流!」
コンビニ特有のドアチャイムが鳴り、店内から鈴菜が現れた。両手に持った棒付きアイスを剣士のように振りかざす。
「くだらないことしてると垂らすぞ」
「へーきへーき! 当てたいから2本買っちゃった!」
「それ、いつも買ってる当たりくじ付きのやつか」
「そうだよ! 今日こそ長年の雪辱を果たすっ、いざ尋常に勝負っ」
鈴菜は焼肉の後はソーダアイスと決めているらしい。毎回毎回当たりを求めては撃沈している。
「いいから早く食べないと当たりハズレ分からないし、どんどん溶けてくる」
「いいじゃんいいじゃん、こういうのは雰囲気が大切なんだよ! 雰囲気が当たりを呼び寄せるんだよ!」
「誰かさんは毎回そうやって張り切ってハズレだけどな」
「え、誰それ、もしかしてお兄ちゃん?」
「勝手におれを同類にしないでくれるかな!」
「それは無理だよ。お兄ちゃんと鈴菜はもう既に同類項として括られてるんだよ」
「中2数学で覚えたての言葉使わなくていいわ!」
翔太が全力でツッコミを入れていると、純香が袖を引っ張ってきた。
「翔太、終わった」
「ん? あ、メッセージ打ち終わったのか」
さっきより少しはマシな文章が打てただろうか……。
通知音と共にメッセージが表示され、翔太に送られてきたのは『あいす』そしてデフォルトのグッドスタンプだった。
「ん? ちょっと立花さん? あれだけ時間かけて打ったメッセージ『あいす』だけ?」
まだ何か送信中なんじゃないか、と思い10秒ほど待つ。しかしそれ以降メッセージは送られてこなかった。
「スタンプもつけた」
「『あいす』と『グッド』だったら5秒で送れるぞ……初心者だということを差し引いてもこの遅さはやばいな……」
一苦労だったわ、的な表情を浮かべている純香を見て、この子の能力が絶望的だということを再確認した。
あれだけ時間をかけて3文字しか打てないとなると、緊急時の連絡に不安が残る。迅速かつ正確な連絡を純香本人と取るのは今のところ難しそうだ。
「ちぇっ! ハズレかぁ」
ムスッとした表情で鈴菜が声を上げた。両手に持った棒に『当たり』の表記はない。
「わたしもアイス食べたい」
鈴菜に触発されたのか、純香がそう呟く。
「それどころじゃないんだけどな……」
「わたしも鈴菜と同じやつ食べたい」
「……わかった。その代わり帰ったらキーボードの練習するからな」
「うん」
棒に向かって悪態をついている鈴菜を残して店内に入る。純香は翔太の後ろをちょこんとついてきた。
「うーんっと、これか」
お目当ての商品はアイスコーナーに大量に陳列されておりすぐに見つけることができた。ソーダアイス1本をレジに持っていき会計を済ませる。1本70円。非常にリーズナブルだ。
「ほれ、溶けたら垂れてくるから気をつけろよ」
パッケージを開けてやると、純香は躊躇なくアイスにかぶりついた。
「っ……冷たい」
「そりゃあアイスだからな」
冷たさのあまり、純香はアイスを咥えたまま目を瞑って悶えている。
「そうだ、快斗と山本の連絡先、一応送っとくか?」
「うんっ……」
「立花、大丈夫か?」
「……頭がへんなの」
キーンとしてるんだろう。
アイスを咥えたまま片手で頭を押さえる純香の仕草はなんだかちょっと可愛い。
「お兄ちゃん、純香さんの連絡先を鈴菜にも送って!」
「あーそうだ忘れてた。じゃあ仕方ないから、ついでに」
「ついでって……酷いよぉ」
「鈴菜でブロックのやり方も教えておくか……」
「ちょっと!」
「冗談だよ、冗談」
「ブロック! ダメ! ゼッタイ!」
「なんだその乱用防止教室の標語みたいなセリフ」
仕方なく、くだらないボケをかましてくる妹に純香の連絡先を送ってやった。「やったぁ」と小さく喜び、鈴菜が純香を追加する。
「そういえば、立花。そのスマホって親とは連絡取れるのか?」
翔太はアイスと戦闘中のお嬢様に視線を戻し、質問した。
純香は答える代わりに連絡先を表示させ、画面を見せてくれた。彼女の連絡先に載っていたのは『立花優作』、『影鷹』、『近藤紗奈』の3人の名前だけだった。
「立花優作はお父さん?」
「そう。影鷹は執事。紗奈は友達」
影鷹って戦国武将みたいな名前だな。そして父親の名前は割と普通……。名家の当主はもっとごつい名前だと勝手に思っていた。
「当たり」
「ん?」
唐突に純香が小さく呟いた。よく見ると、彼女が持つ棒に何やら文字が印刷されている。
「アイス当たった」
「ええぇぇ! 鈴菜の長年の努力はなんだったのぉ……」
当たりの棒を見せつける純香の前に、鈴菜がワナワナと崩れ落ちた。
「そこ押して、QRコードを読み取るんだ」
焼肉屋での会計を済ませた翔太たちは、「アイスを食べたい」との鈴菜の要望で、コンビニに立ち寄った。
妹がルンルン気分でアイスを購入している間、翔太は店の外で純香にLINEの使い方をレクチャーしていた。
「これ?」
「そうそう。そしたらおれのQRコード読み取ってみて」
純香は、難しそうな顔で翔太が差し出した画面を見つめる。
「こう?」
「それ近すぎ。もうちょっと離して、うまく枠にはめてみて」
「こう?」
「こんどは離し過ぎ……」
「これ嫌い」
「まあそう言うなって……難しい動作じゃないんだけどな、貸してみ」
翔太は、QRコードと睨めっこしている純香からスマホを受け取り、代わりに読み取ってやった。
「ほら、これで追加できたぞ」
「さすがね、翔太」
「さすがっていうか……普通みんなできるんだけど」
純香はあり得ないくらいスマホに疎いみたいだ。今どきスマホを扱えない高校生は絶滅危惧種だというのに。
「メッセージどうやるの?」
「まずここでトークルーム開いて、ここをタップしてキーボードを打つ」
「こう?」
何を思ったのか、純香は翔太とのトークに『あ』とだけ打って送信ボタンを押した。数秒のラグの後、翔太の画面にピコッという音と共に通知が現れる。
「『あ』だけって……初メッセージなのに随分と質素だな。なんかもっと実用的なの打ってみ」
「わかった」
純香は返事をすると食い入るようにスマホを操作し始めた。初心者あるあるだ。使い方を覚えると没頭してしまう。
「お兄ちゃん、見て見て! ソーダアイス二刀流!」
コンビニ特有のドアチャイムが鳴り、店内から鈴菜が現れた。両手に持った棒付きアイスを剣士のように振りかざす。
「くだらないことしてると垂らすぞ」
「へーきへーき! 当てたいから2本買っちゃった!」
「それ、いつも買ってる当たりくじ付きのやつか」
「そうだよ! 今日こそ長年の雪辱を果たすっ、いざ尋常に勝負っ」
鈴菜は焼肉の後はソーダアイスと決めているらしい。毎回毎回当たりを求めては撃沈している。
「いいから早く食べないと当たりハズレ分からないし、どんどん溶けてくる」
「いいじゃんいいじゃん、こういうのは雰囲気が大切なんだよ! 雰囲気が当たりを呼び寄せるんだよ!」
「誰かさんは毎回そうやって張り切ってハズレだけどな」
「え、誰それ、もしかしてお兄ちゃん?」
「勝手におれを同類にしないでくれるかな!」
「それは無理だよ。お兄ちゃんと鈴菜はもう既に同類項として括られてるんだよ」
「中2数学で覚えたての言葉使わなくていいわ!」
翔太が全力でツッコミを入れていると、純香が袖を引っ張ってきた。
「翔太、終わった」
「ん? あ、メッセージ打ち終わったのか」
さっきより少しはマシな文章が打てただろうか……。
通知音と共にメッセージが表示され、翔太に送られてきたのは『あいす』そしてデフォルトのグッドスタンプだった。
「ん? ちょっと立花さん? あれだけ時間かけて打ったメッセージ『あいす』だけ?」
まだ何か送信中なんじゃないか、と思い10秒ほど待つ。しかしそれ以降メッセージは送られてこなかった。
「スタンプもつけた」
「『あいす』と『グッド』だったら5秒で送れるぞ……初心者だということを差し引いてもこの遅さはやばいな……」
一苦労だったわ、的な表情を浮かべている純香を見て、この子の能力が絶望的だということを再確認した。
あれだけ時間をかけて3文字しか打てないとなると、緊急時の連絡に不安が残る。迅速かつ正確な連絡を純香本人と取るのは今のところ難しそうだ。
「ちぇっ! ハズレかぁ」
ムスッとした表情で鈴菜が声を上げた。両手に持った棒に『当たり』の表記はない。
「わたしもアイス食べたい」
鈴菜に触発されたのか、純香がそう呟く。
「それどころじゃないんだけどな……」
「わたしも鈴菜と同じやつ食べたい」
「……わかった。その代わり帰ったらキーボードの練習するからな」
「うん」
棒に向かって悪態をついている鈴菜を残して店内に入る。純香は翔太の後ろをちょこんとついてきた。
「うーんっと、これか」
お目当ての商品はアイスコーナーに大量に陳列されておりすぐに見つけることができた。ソーダアイス1本をレジに持っていき会計を済ませる。1本70円。非常にリーズナブルだ。
「ほれ、溶けたら垂れてくるから気をつけろよ」
パッケージを開けてやると、純香は躊躇なくアイスにかぶりついた。
「っ……冷たい」
「そりゃあアイスだからな」
冷たさのあまり、純香はアイスを咥えたまま目を瞑って悶えている。
「そうだ、快斗と山本の連絡先、一応送っとくか?」
「うんっ……」
「立花、大丈夫か?」
「……頭がへんなの」
キーンとしてるんだろう。
アイスを咥えたまま片手で頭を押さえる純香の仕草はなんだかちょっと可愛い。
「お兄ちゃん、純香さんの連絡先を鈴菜にも送って!」
「あーそうだ忘れてた。じゃあ仕方ないから、ついでに」
「ついでって……酷いよぉ」
「鈴菜でブロックのやり方も教えておくか……」
「ちょっと!」
「冗談だよ、冗談」
「ブロック! ダメ! ゼッタイ!」
「なんだその乱用防止教室の標語みたいなセリフ」
仕方なく、くだらないボケをかましてくる妹に純香の連絡先を送ってやった。「やったぁ」と小さく喜び、鈴菜が純香を追加する。
「そういえば、立花。そのスマホって親とは連絡取れるのか?」
翔太はアイスと戦闘中のお嬢様に視線を戻し、質問した。
純香は答える代わりに連絡先を表示させ、画面を見せてくれた。彼女の連絡先に載っていたのは『立花優作』、『影鷹』、『近藤紗奈』の3人の名前だけだった。
「立花優作はお父さん?」
「そう。影鷹は執事。紗奈は友達」
影鷹って戦国武将みたいな名前だな。そして父親の名前は割と普通……。名家の当主はもっとごつい名前だと勝手に思っていた。
「当たり」
「ん?」
唐突に純香が小さく呟いた。よく見ると、彼女が持つ棒に何やら文字が印刷されている。
「アイス当たった」
「ええぇぇ! 鈴菜の長年の努力はなんだったのぉ……」
当たりの棒を見せつける純香の前に、鈴菜がワナワナと崩れ落ちた。
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