想い届け

serina

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2.夜の出来事

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ー優香ー
「ん…?メールきた…さっきの人…からだ…」
初めて男子から話しかけられてちょっとテンパってる…。
最初に話しかけられたの私悪いことしたのかと思った
でもそんなことはなくて連絡だった。
これからの高校生活上手くやって行けるかな…
てか…どう返事返そう!?
とりあえず…
「初めまして…!!よろしく…ね!!なんて呼べばいいかな…。」
ちょっと図々しかったかな…
うぅ…何か言われそう…


ー悠ー
ん~…なんて呼べばいいかなとか…
俺の名前覚えてくれんのかね…とりあえず
返事しないとおかしいと思うしする…か…。
「悠。松田悠。呼び方は何でもよ。悠をゆうって読む人もいるけど俺の場合は、はる…、な?」
ちょっと返事冷たいかな…
冷たく返事されて傷つかないといいんだけど…。


ー優香ー
はる…か…
「じゃあ悠くん!!って呼びます…」
君付け嫌だったりするかな…
大丈夫かな…
「これからもよろしくね。」


ー悠ー
「おう!!」
時々敬語になるのはどうしたんだろ…。
怖かったり緊張したりしてんのかな…。
ならば、優しくしないと。


ー優香ー
うぅぁぁ…やばいやばい!?
明日学校だよね!?
教室忘れちゃったんだけど…。
どっからだっけ…。
まだ連絡先交換してるの…悠くんでしか…
聞いてみよ…
「あの…明日学校だよね…。」
うぅ…聞くのちょよっと怖いけど…
『うん。学校だよ。』
だよねぇ…。
ん~。
「教室どう行くか忘れちゃって…教えて欲しい…。」
教えてくれるかな…


ー悠ー
「えーと。1年生の靴箱あるじゃん?それを左に行って右に曲がった所に階段があると思うんだそれ上がってまた右に曲がって奥から2番目の教室だよ。」
わかりやすいかな…
分かりずらいなこれはな…うん。
『うーん…どこだか…分からないな…。』
だよねぇ…
「じゃあ一緒に行く?」
『いいの…?』
「迷って遅刻したらダメでしょ?」
『うーんそうだね…』
優しく接してたから俺。


ー優香ー
優しいな…
『じゃあまた明日、俺学校から近いから着いたら言って?俺もそれに合わせて出るよ。』
「うん…!!ありがとう。おやすみ」
友達沢山出来るといいな…。
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