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#18 謁見
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「では、始めます!」
そう言うとレンは解体道具を取り出し、エプロンをして毛皮を剥ぎ始める。
「え!?あの硬い皮をすんなりと!?」
「てゆーか、上手くね!?」
「見ただけであんなにも完璧にこなすなんて・・・!」
レンの作業を見て解体士達が驚く。
スキルのお陰で次何するべきか、どうやって解体するべきかが頭の中に流れ、スムーズに作業を熟していくレン。
そして・・・
「出来た!!」
そう言ってエプロンを外すレン。
アルティメットカルネージベアの死体はキレイに毛皮、肉、内蔵、骨、爪に解体されていた。
「わあ!!流石はレン君だわぁ!!もう抱きしめちゃう!!」
アイリスに抱きしめられ、顔が巨乳に蹲る。
頑張った甲斐があったァァァ!!!
今日は邪魔者(ローズマリー)もいない!
思う存分堪能してやるぜ!!
レンが幸せタイムを堪能していると・・・
「か、完璧だ・・・リーダーの俺より綺麗にできている・・・」
「こんな解体見たことねえ・・・」
「一体どうしてこんな子供が・・・」
解体士達がレンの完璧な解体に驚きを隠せないでいた。
「凄いな・・・鑑定した所、SSランクになってる・・・」
『SSランクぅぅぅぅぅ!?!?』
更に驚く解体士達。
「SSランクなんて解体士スキルMaxじゃ無いと出せないのに・・・」
「まさか、あのコはレベルMaxなのか!?」
「あ、そうですよ!」
巨乳に挟まれながら答えるレン。
「ええ!?こんな子供が!?一体どうやってレベルMaxに!?」
「俺のスキルは人のスキルを完全な状態でコピー出来るんです。なので皆さんのスキルをコピーしただけですよ!」
「スキルをコピーぃぃぃ!?」
「そんなスキルが・・・」
「お、お前達!このことも他言無用だ!絶対に外で言わないように!!レン君!そのことも言わないほうがいいって言っただろ!」
「でも、他に言い訳出来なかったんで・・・ベルガモットさんの部下ならいいかと。」
「部下を信用してくれるのは有り難いけど、またスパイとかいたら困るだろ!」
「大丈夫ですよ?この人達はスパイじゃないので!」
「そうか・・・ならいいけど。余り言いふらすのは止めること!いいね?」
「はーい。」
ん?そういえば顔に柔らかい物がなくなったような・・・
今までレンを抱きしめていたアイリスは気付けば毛皮を抱きしめていた。
「うふふ♡これよ、これ!!流石はSSランク!最高の毛並みだわぁ!!」
とても嬉しそうなアイリス。
「アイリス、悪いけどその毛皮は私が貰うよ。国王陛下に献上しないと!」
「・・・はあ!?絶対に嫌よ!!これは私の毛皮なの!!リナリアなんかに渡さないわ!!」
「リナリア?誰ですか?」
「王妃だよ。アイリスの学生時代からの親友なんだよ。」
「そうなの!リナリアったらいつも自慢してくるのよ!常に私より良い物持って・・・だからこの毛皮を見せて悔しがらせるの!!」
「え、親友なんですよね?」
「ええ、親友よ!ふっふっふっ・・・あの子の悔しがる顔が目に浮かぶわ・・・いい気味よ!」
え!?親友の意味わかってる!?
絶対に親友じゃないよね!?
「だから絶対にこの毛皮は駄目!!献上したら離婚よ!!」
「そこまで!?参ったな・・・」
「まだ死体はありますのでそれ解体すれば「レン君、私を裏切る気・・・?」何でもありません。」
やべぇ、超怖え・・・
レベル690近くあるのに勝てる気がしねえ・・・
「じゃああの子には、このキングボアの毛皮あげればいいわ。これも欲しがってたし!それでいいわよねぇ・・・?」
完全に脅しをかけるアイリス。
「わ、わかったよ!それを献上するよ!!だから機嫌直してね?」
「私は今上機嫌ですけど?」
さっきのどす黒いオーラは一体・・・
まあ、怒らしたら大変そうだし、いいよね・・・?
「じゃあレン君、王城へ行こうか。」
「はぁ・・・行きたくない。」
「今日行けば当分行くことも無いだろうからさっさと済ませよう?」
「わかりました・・・。」
そしてレンとベルガモットは王城へ。
献上品としてフォレストキングボアの毛皮1頭分、赤ワインとビールを持っていく。
王城までは馬車に乗って向かうこととなった。
「馬車なんて初めて乗りましたよ。凄いガタガタ言うし、ケツ痛いし・・・もう乗りたくないですね。」
「馬車なんてこんなものだよ。そういえば昨日乗ったトラックという乗り物は道を走ってもガタガタしなかったね。お尻も痛くならなかったし。」
「サスペンションとかついてるからじゃないですか?」
「サスペンション・・・?なんだい、それは?」
「地面からの振動を吸収してくれる装着ですよ。」
「日本にはそんな物が・・・馬車に付けたら少しは乗りやすくなりそうだね!屋敷に戻ったら詳しいことを教えてくれるかい?」
「わかりました。」
「アンバーが聞いたら飛びつくだろうね。」
「あの子は本当に発明が好きなんですね。」
「ああ。スキルを手に入れてからは毎日のように研究や実験をしているよ。私が言うのもなんだけど、アンバーはかなり優秀でね。過去に何回も賞を受賞しているんだ。」
「へえ、じゃあ商会にとってはアンバーグリスがスキルを手に入れてくれて良かったですね!」
「ああ。ラッキーだったよ。」
「そうなるとローズマリーは肩身が狭くなりますね?」
「そんなことはないよ?ローズマリーはあの歳で大人顔負けの強さだからね。発明に必要な素材はローズマリーがオルガ達と取ってくるんだ。アンバーに戦闘は出来ないからね。素材はローズマリー。発明はアンバー。あの二人はなんだかんだでお互いを支え合っているんだ。だからローズマリーが肩身が狭いってことはないんだよ。」
「成る程。お互い支え合ってるってことですね。」
「ああ。そうだね。」
うん。やっぱりベルガモットさんと二人はきついな。
嫁のお父さんと二人きりになって気まずいみたいな?
結婚したことないからわからないけど・・・。
もっとジョージさんみたいな感じなら話しやすいんだけどなぁ・・・
あんなに嫌がっていたのに今は早く王城に着けと本気で思うレンだった。
そして、王城に辿り着く2人。
やっと着いた!!
あの気まずい空気からやっと開放された!
でも、今度は謁見か・・・
地獄はまだ続くのか・・・。
「公爵のベルガモット・ノートだ。国王陛下にお会いしたい。」
「ベルガモット・ノート様、お話は聞いております。どうぞ中へ。」
門番にそう告げるとすんなりと王城に入ることが出来た。
「昨日の内に話は通しておいたんだ。君のことも少し話してある。」
じゃあ会う必要なくない?
「話をしたら是非会いたいってね。」
くっ!そうきたか!
もう観念するしかないな・・・
そして王の間の前まで到着する。
「まあそんなに緊張しなくていいよ。そういう風な奴じゃないからね。」
「は?」
「国王陛下!ベルガモット・ノート公爵がご到着しました!」
そう言って扉の前にいた兵士が扉を開ける。
「えっ!?」
王の間には沢山の貴族達と兵士が並んでいて、玉座に国王に見えない筋肉隆々のゴツい男が足を組んで座っている。
思ったより若いな。
横には王妃であろうか、気の強そうな女性。
その逆隣にはピンク色の髪をした如何にもお姫様のような女の子が座っている。
「何でこんなに人が・・・!?」
「一応大事な報告もあるからね。全貴族を集めているよ。」
「報告・・・?」
「それは追々と。先ずは国王陛下に挨拶。私の真似をすればいいから。」
「わ、わかりました。」
貴族達と兵士達が並んでいる間を歩く2人。
皆、レンを見て不思議そうな顔をしている。
(ノート家の倅か?)
(ノート家に息子なんていたか・・・?)
(ったく、忙しいのに呼び出しやがって・・・ノート家め・・・)
(あら、あの子可愛いわね・・・私のペットにしたいわ♡)
(なかなかのイケメンね・・・うちの娘の婿にさせたいわね♡)
そして国王の前に辿り着き、膝をついて敬礼をするベルガモット。
レンも遅れながらもベルガモットのマネをする。
2人が敬礼をすると周りの貴族や兵士達も敬礼を始める。
「面をあげよ。」
国王がそう言うと皆が一斉に立ちだす。
レンもそれを見て立ちだす。
「よく来たな。ベルガモット。」
「はっ。」
「それで・・・用事ってなんだ?」
「はっ。先ずは悪魔の森にて魔物を退治しましたので、こちらを献上させて頂きます。レン君、出してくれるかな?」
「あ、はい。」
レンはアイテムボックスからフォレストキングボアの毛皮を出す。
「そ、それは・・・!」
毛皮を見て王妃のリナリアが反応する。
「王妃様にフォレストキングボアの毛皮を献上したく、お持ちしました。」
「まあ!!」
目をキラキラさせながら喜ぶリナリア。
「凄えじゃねえか!!市場でも滅多に出回らねえ品物だぞ!」
それを見た周りの貴族達もザワザワとする。
「よく倒せたな・・・流石の俺でもあの魔物は倒せねえぞ!?」
まあレベル70じゃね。
フォレストキングボアはレベル500以上あるし、無理だよね。
「はっ。それはこの場で言うのは控えさせて頂きます。」
「なんだ?ここじゃ言えねえのか。じゃあ後でじっくりと聞かせてもらうぜ。おい、衛兵!それをリナリアへ。」
「はっ!!」
近くにいた衛兵がレンから毛皮を受取り、リナリアへと手渡される。
「この毛並み!!そんじょそこらの毛皮とは訳が違うわ!!早速コートにしてアイリスに自慢しないと!ふふっ、アイリスの悔しがる顔が目に浮かぶわ♡」
だから本当に親友なんだよね!?
この世界の親友の定義がわからん!!
まあ、悔しがるのは貴女ですけどね・・・
「いやー、毛皮にも驚かされたが、俺はお前の方も気になるな。」
そう言って国王はレンの方を見る。
「俺ですか・・・?」
「ああ。話は少し聞いてる。お前、あの悪魔の森に住んでたってな。」
『ええええええええ!?!?』
周りの貴族達が物凄く驚く。
「あそこに住んでたってことはお前強えだろ?どうだ?俺と一戦やらねえか?」
「な、何を言ってるんですか!国王陛下!」
「まあお前は黙ってろよ、ベルガモット。じゃあやるぞ、小僧!」
「え!?無理ですよ!」
「あ?どうしてだ?」
「だって王様を怪我させたら大変なことになりそうじゃないですか。」
『!!!!!!!』
レンの言葉にその場にいた全員が驚く。
「つまりお前は俺より強えってことだな?」
「あ、はい。」
『!!!!!!』
それを聞いた近衛兵達は・・・
「貴様!!国王陛下を侮辱するのか!!」
「国王陛下は元スプリングレイ軍の将軍だぞ!!」
「お前のような子供に負けるわけないだろう!!」
近衛兵達がレンに槍を向ける。
「うわっ!何ですか!本当のことを言っただけじゃないですか!!」
「貴様!!不敬罪だ!!」
「この子供を縛り上げろ!!」
『はっ!!』
近衛兵達がレンを捕まえようとするが・・・
「やめろ、てめえ等ァァァァ!!!」
『!!!!!』
国王の怒号に近衛兵達が動きを止める。
「てめえ等・・・誰の許可を得て出しゃばってんだ?ああ?」
「うう、しかし・・・」
「しかしじゃねえ!!こいつと話してんのは俺なんだよ・・・邪魔すんならてめえ等ボコボコにすんぞ・・・?」
『も、申し訳御座いません!!』
国王に恐れ引き下がる近衛兵達。
「悪かったな!えっと名前は?」
「レンです。レン・オトミネ。」
「レンか!おっと、名を聞く前に名乗らねえのは礼儀がなってなかったな。俺はアルスト・ロメリア・スプリングレイだ。で、こっちが俺の嫁のリナリア。逆隣が俺の娘のリリーだ。」
「宜しく、レン。」
「よ、宜しくお願いしますわ!」
「こちらこそ宜しくお願いします。」
そう言って頭を下げるレン。
「ということで勝負だ!レン!!」
「えっ!?ホントに戦うんですか!?」
「当たり前だろ!!おい!誰か木剣をもってこい!!」
「はっ!!」
近衛兵が直ぐに2人分の木剣も持って2人に渡す。
「ええ・・・まじでやるんですか?」
「当たり前だろ!」
「おい!ロメリア!止めるんだ!」
ベルガモットが止めに入るが・・・
「ちょっとだけじゃねーか。」
「そう言っていつもちょっとじゃ済まないだろ!!」
「はっ、相変わらず五月蝿えな。やったもん勝ちだぜ!行くぜ!レン!!」
ベルガモットの静止を無視してレンに襲いかかるロメリア。
「うるあァァァァァ!!」
ロメリアが木剣を思いっきり振りかぶるが・・・
「うわっ!危なっ!!」
それを難なく避けるレン。
「俺の攻撃を避けるなんてやるじゃねえか!!まだまだいくぜぇぇぇぇ!!」
ロメリアは激しい追撃をするが全て避けられてしまう。
「まさかこんなに当たらねえとは・・・」
「もうやめましょうよ!これ以上は無駄ですよ!」
「うるせぇ!!おらァァァ!!」
ロメリアが渾身の一撃を繰り出す。
ったく・・・ここの世界の人達は何でこうも血の気が多いんだ・・・
ローズマリーといい・・・国王といい・・・
魔物と戦うのはいいけど、人間相手は気が引けるんだよなぁ・・・
もうこの人絶対に終わるまで止まらないんだろうな・・・
さっさと終わらせるか。
「くらいやがれぇぇぇぇ!!!」
ロメリアの攻撃にレンは避けるのを止め・・・
バキィィィィ!!!!
「!!!!」
敢えて攻撃を繰り出し、ロメリアの木剣を叩き折る!!
『ええええええええ!!!!』
その光景を見たその場にいる者全てが驚愕する。
「これで終わりでいいですか?」
「俺が・・・負けた・・・?くくく・・・あーはっはっはっはっ!!!」
負けて大笑いするロメリア。
え!?何で笑ってんの!?怖いんですけど!?
「こんなにも大敗したのは久しぶりだな!!お前、気に入ったぞ!!どうだ?リリーと結婚して俺の息子にならねえか?」
『!!!!!!!』
国王の言葉に声にならないほど驚く貴族達。
「いえ、お断りします。色々面倒臭そうだし。」
『はァァァァァ!?!?!?』
「何いってんだ!?あいつは!?」
「次期国王になれるチャンスなのに!!」
「面倒くさいって!」
貴族達が更に騒ぎだす。
「面倒くせぇか・・・たしかにな!俺も本当なら国王なんて辞めて前線で魔物と戦いてえもんな!今じゃデスクワークばっかりでよぉ・・・」
うん、そんな感じだよね。
「まあ、その件は追々と決めるとして・・・」
あ!諦めてないな!?
確かにお姫様は可愛いけどなぁ・・・
国王になるとか絶対に嫌だしなぁ・・・
レンはリリーの方をちらっと見る。
するとリリーと目が合うが、リリーはほっぺを膨らませてプイッとそっぽを向く。
ん?なんだ?もしかして父親を倒したから嫌われたのか?
まあ、もう会うことも無いし関係ないか。
あー、さっさと終わらないかな・・・
「で、ベルガモット・・・今日は他に話があるんだよな?」
「あ、ああ。じゃなかった、はい。あの神の大木についてお知らせしたいことがあります。」
「神の大木について・・・?なんだ?」
「はい。あの神木ですが・・・」
ベルガモットは神の大木を鑑定してわかったことを皆に聞こえるように話始める。
それを聞いた者達は皆、顔を青ざめていく。
「まさか、あの大木がこの世界の源だったとはな・・・わかった。他の3国の王に伝えておく。問題は他所の国の奴らだな・・・」
「魔族と獣人族・・・戦争は無いものの、仮にそんなことになったら大木が狙わねかねない・・・その時は厳重に保護しないと。」
「そうだな。とりあえず全国民にも伝えておけ!あの大木を傷つける者は即刻死刑!!いいな!!」
『はっ!!』
「じゃあ解散だ!!」
よし、これで帰れる!!
「あ、ベルガモットとレンは残れ。」
「え!?」
続く
そう言うとレンは解体道具を取り出し、エプロンをして毛皮を剥ぎ始める。
「え!?あの硬い皮をすんなりと!?」
「てゆーか、上手くね!?」
「見ただけであんなにも完璧にこなすなんて・・・!」
レンの作業を見て解体士達が驚く。
スキルのお陰で次何するべきか、どうやって解体するべきかが頭の中に流れ、スムーズに作業を熟していくレン。
そして・・・
「出来た!!」
そう言ってエプロンを外すレン。
アルティメットカルネージベアの死体はキレイに毛皮、肉、内蔵、骨、爪に解体されていた。
「わあ!!流石はレン君だわぁ!!もう抱きしめちゃう!!」
アイリスに抱きしめられ、顔が巨乳に蹲る。
頑張った甲斐があったァァァ!!!
今日は邪魔者(ローズマリー)もいない!
思う存分堪能してやるぜ!!
レンが幸せタイムを堪能していると・・・
「か、完璧だ・・・リーダーの俺より綺麗にできている・・・」
「こんな解体見たことねえ・・・」
「一体どうしてこんな子供が・・・」
解体士達がレンの完璧な解体に驚きを隠せないでいた。
「凄いな・・・鑑定した所、SSランクになってる・・・」
『SSランクぅぅぅぅぅ!?!?』
更に驚く解体士達。
「SSランクなんて解体士スキルMaxじゃ無いと出せないのに・・・」
「まさか、あのコはレベルMaxなのか!?」
「あ、そうですよ!」
巨乳に挟まれながら答えるレン。
「ええ!?こんな子供が!?一体どうやってレベルMaxに!?」
「俺のスキルは人のスキルを完全な状態でコピー出来るんです。なので皆さんのスキルをコピーしただけですよ!」
「スキルをコピーぃぃぃ!?」
「そんなスキルが・・・」
「お、お前達!このことも他言無用だ!絶対に外で言わないように!!レン君!そのことも言わないほうがいいって言っただろ!」
「でも、他に言い訳出来なかったんで・・・ベルガモットさんの部下ならいいかと。」
「部下を信用してくれるのは有り難いけど、またスパイとかいたら困るだろ!」
「大丈夫ですよ?この人達はスパイじゃないので!」
「そうか・・・ならいいけど。余り言いふらすのは止めること!いいね?」
「はーい。」
ん?そういえば顔に柔らかい物がなくなったような・・・
今までレンを抱きしめていたアイリスは気付けば毛皮を抱きしめていた。
「うふふ♡これよ、これ!!流石はSSランク!最高の毛並みだわぁ!!」
とても嬉しそうなアイリス。
「アイリス、悪いけどその毛皮は私が貰うよ。国王陛下に献上しないと!」
「・・・はあ!?絶対に嫌よ!!これは私の毛皮なの!!リナリアなんかに渡さないわ!!」
「リナリア?誰ですか?」
「王妃だよ。アイリスの学生時代からの親友なんだよ。」
「そうなの!リナリアったらいつも自慢してくるのよ!常に私より良い物持って・・・だからこの毛皮を見せて悔しがらせるの!!」
「え、親友なんですよね?」
「ええ、親友よ!ふっふっふっ・・・あの子の悔しがる顔が目に浮かぶわ・・・いい気味よ!」
え!?親友の意味わかってる!?
絶対に親友じゃないよね!?
「だから絶対にこの毛皮は駄目!!献上したら離婚よ!!」
「そこまで!?参ったな・・・」
「まだ死体はありますのでそれ解体すれば「レン君、私を裏切る気・・・?」何でもありません。」
やべぇ、超怖え・・・
レベル690近くあるのに勝てる気がしねえ・・・
「じゃああの子には、このキングボアの毛皮あげればいいわ。これも欲しがってたし!それでいいわよねぇ・・・?」
完全に脅しをかけるアイリス。
「わ、わかったよ!それを献上するよ!!だから機嫌直してね?」
「私は今上機嫌ですけど?」
さっきのどす黒いオーラは一体・・・
まあ、怒らしたら大変そうだし、いいよね・・・?
「じゃあレン君、王城へ行こうか。」
「はぁ・・・行きたくない。」
「今日行けば当分行くことも無いだろうからさっさと済ませよう?」
「わかりました・・・。」
そしてレンとベルガモットは王城へ。
献上品としてフォレストキングボアの毛皮1頭分、赤ワインとビールを持っていく。
王城までは馬車に乗って向かうこととなった。
「馬車なんて初めて乗りましたよ。凄いガタガタ言うし、ケツ痛いし・・・もう乗りたくないですね。」
「馬車なんてこんなものだよ。そういえば昨日乗ったトラックという乗り物は道を走ってもガタガタしなかったね。お尻も痛くならなかったし。」
「サスペンションとかついてるからじゃないですか?」
「サスペンション・・・?なんだい、それは?」
「地面からの振動を吸収してくれる装着ですよ。」
「日本にはそんな物が・・・馬車に付けたら少しは乗りやすくなりそうだね!屋敷に戻ったら詳しいことを教えてくれるかい?」
「わかりました。」
「アンバーが聞いたら飛びつくだろうね。」
「あの子は本当に発明が好きなんですね。」
「ああ。スキルを手に入れてからは毎日のように研究や実験をしているよ。私が言うのもなんだけど、アンバーはかなり優秀でね。過去に何回も賞を受賞しているんだ。」
「へえ、じゃあ商会にとってはアンバーグリスがスキルを手に入れてくれて良かったですね!」
「ああ。ラッキーだったよ。」
「そうなるとローズマリーは肩身が狭くなりますね?」
「そんなことはないよ?ローズマリーはあの歳で大人顔負けの強さだからね。発明に必要な素材はローズマリーがオルガ達と取ってくるんだ。アンバーに戦闘は出来ないからね。素材はローズマリー。発明はアンバー。あの二人はなんだかんだでお互いを支え合っているんだ。だからローズマリーが肩身が狭いってことはないんだよ。」
「成る程。お互い支え合ってるってことですね。」
「ああ。そうだね。」
うん。やっぱりベルガモットさんと二人はきついな。
嫁のお父さんと二人きりになって気まずいみたいな?
結婚したことないからわからないけど・・・。
もっとジョージさんみたいな感じなら話しやすいんだけどなぁ・・・
あんなに嫌がっていたのに今は早く王城に着けと本気で思うレンだった。
そして、王城に辿り着く2人。
やっと着いた!!
あの気まずい空気からやっと開放された!
でも、今度は謁見か・・・
地獄はまだ続くのか・・・。
「公爵のベルガモット・ノートだ。国王陛下にお会いしたい。」
「ベルガモット・ノート様、お話は聞いております。どうぞ中へ。」
門番にそう告げるとすんなりと王城に入ることが出来た。
「昨日の内に話は通しておいたんだ。君のことも少し話してある。」
じゃあ会う必要なくない?
「話をしたら是非会いたいってね。」
くっ!そうきたか!
もう観念するしかないな・・・
そして王の間の前まで到着する。
「まあそんなに緊張しなくていいよ。そういう風な奴じゃないからね。」
「は?」
「国王陛下!ベルガモット・ノート公爵がご到着しました!」
そう言って扉の前にいた兵士が扉を開ける。
「えっ!?」
王の間には沢山の貴族達と兵士が並んでいて、玉座に国王に見えない筋肉隆々のゴツい男が足を組んで座っている。
思ったより若いな。
横には王妃であろうか、気の強そうな女性。
その逆隣にはピンク色の髪をした如何にもお姫様のような女の子が座っている。
「何でこんなに人が・・・!?」
「一応大事な報告もあるからね。全貴族を集めているよ。」
「報告・・・?」
「それは追々と。先ずは国王陛下に挨拶。私の真似をすればいいから。」
「わ、わかりました。」
貴族達と兵士達が並んでいる間を歩く2人。
皆、レンを見て不思議そうな顔をしている。
(ノート家の倅か?)
(ノート家に息子なんていたか・・・?)
(ったく、忙しいのに呼び出しやがって・・・ノート家め・・・)
(あら、あの子可愛いわね・・・私のペットにしたいわ♡)
(なかなかのイケメンね・・・うちの娘の婿にさせたいわね♡)
そして国王の前に辿り着き、膝をついて敬礼をするベルガモット。
レンも遅れながらもベルガモットのマネをする。
2人が敬礼をすると周りの貴族や兵士達も敬礼を始める。
「面をあげよ。」
国王がそう言うと皆が一斉に立ちだす。
レンもそれを見て立ちだす。
「よく来たな。ベルガモット。」
「はっ。」
「それで・・・用事ってなんだ?」
「はっ。先ずは悪魔の森にて魔物を退治しましたので、こちらを献上させて頂きます。レン君、出してくれるかな?」
「あ、はい。」
レンはアイテムボックスからフォレストキングボアの毛皮を出す。
「そ、それは・・・!」
毛皮を見て王妃のリナリアが反応する。
「王妃様にフォレストキングボアの毛皮を献上したく、お持ちしました。」
「まあ!!」
目をキラキラさせながら喜ぶリナリア。
「凄えじゃねえか!!市場でも滅多に出回らねえ品物だぞ!」
それを見た周りの貴族達もザワザワとする。
「よく倒せたな・・・流石の俺でもあの魔物は倒せねえぞ!?」
まあレベル70じゃね。
フォレストキングボアはレベル500以上あるし、無理だよね。
「はっ。それはこの場で言うのは控えさせて頂きます。」
「なんだ?ここじゃ言えねえのか。じゃあ後でじっくりと聞かせてもらうぜ。おい、衛兵!それをリナリアへ。」
「はっ!!」
近くにいた衛兵がレンから毛皮を受取り、リナリアへと手渡される。
「この毛並み!!そんじょそこらの毛皮とは訳が違うわ!!早速コートにしてアイリスに自慢しないと!ふふっ、アイリスの悔しがる顔が目に浮かぶわ♡」
だから本当に親友なんだよね!?
この世界の親友の定義がわからん!!
まあ、悔しがるのは貴女ですけどね・・・
「いやー、毛皮にも驚かされたが、俺はお前の方も気になるな。」
そう言って国王はレンの方を見る。
「俺ですか・・・?」
「ああ。話は少し聞いてる。お前、あの悪魔の森に住んでたってな。」
『ええええええええ!?!?』
周りの貴族達が物凄く驚く。
「あそこに住んでたってことはお前強えだろ?どうだ?俺と一戦やらねえか?」
「な、何を言ってるんですか!国王陛下!」
「まあお前は黙ってろよ、ベルガモット。じゃあやるぞ、小僧!」
「え!?無理ですよ!」
「あ?どうしてだ?」
「だって王様を怪我させたら大変なことになりそうじゃないですか。」
『!!!!!!!』
レンの言葉にその場にいた全員が驚く。
「つまりお前は俺より強えってことだな?」
「あ、はい。」
『!!!!!!』
それを聞いた近衛兵達は・・・
「貴様!!国王陛下を侮辱するのか!!」
「国王陛下は元スプリングレイ軍の将軍だぞ!!」
「お前のような子供に負けるわけないだろう!!」
近衛兵達がレンに槍を向ける。
「うわっ!何ですか!本当のことを言っただけじゃないですか!!」
「貴様!!不敬罪だ!!」
「この子供を縛り上げろ!!」
『はっ!!』
近衛兵達がレンを捕まえようとするが・・・
「やめろ、てめえ等ァァァァ!!!」
『!!!!!』
国王の怒号に近衛兵達が動きを止める。
「てめえ等・・・誰の許可を得て出しゃばってんだ?ああ?」
「うう、しかし・・・」
「しかしじゃねえ!!こいつと話してんのは俺なんだよ・・・邪魔すんならてめえ等ボコボコにすんぞ・・・?」
『も、申し訳御座いません!!』
国王に恐れ引き下がる近衛兵達。
「悪かったな!えっと名前は?」
「レンです。レン・オトミネ。」
「レンか!おっと、名を聞く前に名乗らねえのは礼儀がなってなかったな。俺はアルスト・ロメリア・スプリングレイだ。で、こっちが俺の嫁のリナリア。逆隣が俺の娘のリリーだ。」
「宜しく、レン。」
「よ、宜しくお願いしますわ!」
「こちらこそ宜しくお願いします。」
そう言って頭を下げるレン。
「ということで勝負だ!レン!!」
「えっ!?ホントに戦うんですか!?」
「当たり前だろ!!おい!誰か木剣をもってこい!!」
「はっ!!」
近衛兵が直ぐに2人分の木剣も持って2人に渡す。
「ええ・・・まじでやるんですか?」
「当たり前だろ!」
「おい!ロメリア!止めるんだ!」
ベルガモットが止めに入るが・・・
「ちょっとだけじゃねーか。」
「そう言っていつもちょっとじゃ済まないだろ!!」
「はっ、相変わらず五月蝿えな。やったもん勝ちだぜ!行くぜ!レン!!」
ベルガモットの静止を無視してレンに襲いかかるロメリア。
「うるあァァァァァ!!」
ロメリアが木剣を思いっきり振りかぶるが・・・
「うわっ!危なっ!!」
それを難なく避けるレン。
「俺の攻撃を避けるなんてやるじゃねえか!!まだまだいくぜぇぇぇぇ!!」
ロメリアは激しい追撃をするが全て避けられてしまう。
「まさかこんなに当たらねえとは・・・」
「もうやめましょうよ!これ以上は無駄ですよ!」
「うるせぇ!!おらァァァ!!」
ロメリアが渾身の一撃を繰り出す。
ったく・・・ここの世界の人達は何でこうも血の気が多いんだ・・・
ローズマリーといい・・・国王といい・・・
魔物と戦うのはいいけど、人間相手は気が引けるんだよなぁ・・・
もうこの人絶対に終わるまで止まらないんだろうな・・・
さっさと終わらせるか。
「くらいやがれぇぇぇぇ!!!」
ロメリアの攻撃にレンは避けるのを止め・・・
バキィィィィ!!!!
「!!!!」
敢えて攻撃を繰り出し、ロメリアの木剣を叩き折る!!
『ええええええええ!!!!』
その光景を見たその場にいる者全てが驚愕する。
「これで終わりでいいですか?」
「俺が・・・負けた・・・?くくく・・・あーはっはっはっはっ!!!」
負けて大笑いするロメリア。
え!?何で笑ってんの!?怖いんですけど!?
「こんなにも大敗したのは久しぶりだな!!お前、気に入ったぞ!!どうだ?リリーと結婚して俺の息子にならねえか?」
『!!!!!!!』
国王の言葉に声にならないほど驚く貴族達。
「いえ、お断りします。色々面倒臭そうだし。」
『はァァァァァ!?!?!?』
「何いってんだ!?あいつは!?」
「次期国王になれるチャンスなのに!!」
「面倒くさいって!」
貴族達が更に騒ぎだす。
「面倒くせぇか・・・たしかにな!俺も本当なら国王なんて辞めて前線で魔物と戦いてえもんな!今じゃデスクワークばっかりでよぉ・・・」
うん、そんな感じだよね。
「まあ、その件は追々と決めるとして・・・」
あ!諦めてないな!?
確かにお姫様は可愛いけどなぁ・・・
国王になるとか絶対に嫌だしなぁ・・・
レンはリリーの方をちらっと見る。
するとリリーと目が合うが、リリーはほっぺを膨らませてプイッとそっぽを向く。
ん?なんだ?もしかして父親を倒したから嫌われたのか?
まあ、もう会うことも無いし関係ないか。
あー、さっさと終わらないかな・・・
「で、ベルガモット・・・今日は他に話があるんだよな?」
「あ、ああ。じゃなかった、はい。あの神の大木についてお知らせしたいことがあります。」
「神の大木について・・・?なんだ?」
「はい。あの神木ですが・・・」
ベルガモットは神の大木を鑑定してわかったことを皆に聞こえるように話始める。
それを聞いた者達は皆、顔を青ざめていく。
「まさか、あの大木がこの世界の源だったとはな・・・わかった。他の3国の王に伝えておく。問題は他所の国の奴らだな・・・」
「魔族と獣人族・・・戦争は無いものの、仮にそんなことになったら大木が狙わねかねない・・・その時は厳重に保護しないと。」
「そうだな。とりあえず全国民にも伝えておけ!あの大木を傷つける者は即刻死刑!!いいな!!」
『はっ!!』
「じゃあ解散だ!!」
よし、これで帰れる!!
「あ、ベルガモットとレンは残れ。」
「え!?」
続く
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