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第二部
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「予想通り、決闘を申し出て来たのは四人だったよ。第二妃の息子二人、上が今日会ったレイモンド、下がジャイルズ、熊の亜人だ。後の二人は父の異母弟の子たちでイアンとマーク。両方とも狼の亜人。まあ、全員僕をボコボコにしてくれた連中なんだけど」
その日の夜、アレクはカミーユの寝室を訪れてきた。そして王位継承者を決める儀式の説明をしてくれた。
決闘の形式は武器を一つ選んで宣言し、それ以外は使えない。相手が命を落としても責任には問われない。
アレクの場合、鳥の亜人は魔法を得意としているので魔法を使えるけれど、代わりに武器を手にすることはできない。
カミーユは長椅子にアレクと二人並んで座っていた。話をしながらアレクがカミーユの腰に手を回してくる。
「……全員と戦うことになるの?」
「いや、二人以上だった場合、事前に二人に絞ってから明後日に僕と……ってことになる。だから明日それを決める予選がある。観に行くかい?」
アレクが緑色の瞳をカミーユに向ける。
「行ってもいいの?」
「自由に観戦できるから民も大勢来るよ。それに、王族は席が用意されてるから。ただ、第二妃が来るだろうから楽しい場じゃないけど」
カミーユはそれを聞いて嫌な気分になった。あのレイモンドの態度からしても、第二妃とその子供たちはアレクに対して敵愾心が強く、馬鹿にしているように思える。
そんな彼らの力を誇示するための決闘を見る必要があるだろうか。
「相手の手の内はわかっているんだよね?」
「そりゃあ身を以て知ってるよ」
「だったら行かなくていい。わたしは彼らの顔も見たくないし、アレクだって嫌なことを思い出したくないだろう」
カミーユがきっぱり答えると、アレクは声を上げて笑った。
「カミーユは可愛いなあ」
「笑い事じゃない。こともあろうにレイモンドは夫の前でわたしに色目を使ってきたんだぞ。アレクを馬鹿にするにもほどがある。人目がなかったらあの場で叩きのめしてやったのに」
「いや、儀式の前にレイモンドに怪我させたら面倒なことになるから」
カミーユはアレクに向き直った。
「わたしはこの先アレク以外に嫁ぐつもりはない。だから全員やっつけてほしい」
「……カミーユ……」
「わたしは何もアレクにしてあげられないけど……」
カミーユはガウンを脱ぐと、ナイトドレスの裾を持ち上げた。
今夜は下着を身につけていない。アレクが来るかもしれないと思って。
バルバラにアレクの元気が出るように何かできないか相談したら、大概の殿方は奥方の破廉恥な格好を見せると喜ばれますよ、という答えが返ってきた。
いや、わたしも殿方なんだけど例えばアレクにそんなことをされたら……あ。でも少し嬉しいかもしれない。でも引かれたらどうしよう。
そんなことを考えながらアレクの訪れを待っていたのだ。
アレクの目が食い入るようにカミーユの下肢に向けられる。カミーユは頬がかっと熱くなった。
「……恥ずかしいから、見てないで何か言って」
羞恥で消え入りそうな声しか出せない。アレクは突然手を伸ばして、強く抱きしめてきた。
「カミーユ……君って人は……」
荒々しいほどの口づけ。唇をこじ開けて舌を絡めてくる。カミーユはアレクの背中に手を伸ばしてそれを受け入れる。
一頻り息もつけないほど深いキスをされて、カミーユは上せたようなふわふわした感覚でアレクを見つめた。
「……はしたない?」
「そんなこと言わないよ。そんなまっ赤な顔して……無理しちゃって」
「アレクに何かしたかったんだ」
「うん、わかってる。心配させてしまったよね」
そう言いながら宥めるようにキスしてくれる。それと同時にナイトドレスの裾を引き上げた手が大腿を撫でてきた。
「……だけど、こんなの見たら男がどうなっちゃうか、カミーユだってわかってるよね?」
足の間に忍び込んできた手が、カミーユの無防備な中心を柔く刺激してきた。すでに口づけだけで緩く反応していたそこは、緩い刺激で勃ち上がってきた。
先端を指でぐるりと撫でられただけで腰全体に熱が集まってくる。
「ちゃんとここが気持ちいいって覚えてるね」
アレクの手で快楽を覚えさせられた身体はなすがままに反応していく。
でも、これじゃ違う。わたしだけ乱されるんじゃなく、アレクにも……。
理性が吹き飛ぶ前にと、カミーユは精一杯訴えた。
「違うんだ……わたしはアレクを気持ち良くしたいんだ……」
はしたないことだとわかっているけど、カミーユはアレクの股間に手を伸ばした。服の上からも存在を増しているのがわかる。
アレクがカミーユのその手を掴んで甲にキスした。
「もう……そんなこと言われたら我慢ができない。初夜まで待つつもりだったのに。……誘ってくれてるって思っていいの?」
その声が甘くカミーユの身体を震わせた。アレクの情欲がこもった瞳がカミーユを見据えている。
誘う……? そうだ。わたしはアレクを誘っていたんだ。なんてふしだらなことを。
でも、もうはち切れそうなくらいになっているのに、我慢なんてさせたくない。
「わたしは他に何もできないから……」
「ああもう、可愛すぎて鼻血出そう。何もできないなんて、ありえないからね? カミーユがいてくれるから、僕は強くなりたいんだよ」
「アレク……」
「……カミーユを全部もらっていいの?」
カミーユは頷いた。わたしの持っているものは全部あげていい。
だからどうか、無事に決闘を終わらせてほしい。
その日の夜、アレクはカミーユの寝室を訪れてきた。そして王位継承者を決める儀式の説明をしてくれた。
決闘の形式は武器を一つ選んで宣言し、それ以外は使えない。相手が命を落としても責任には問われない。
アレクの場合、鳥の亜人は魔法を得意としているので魔法を使えるけれど、代わりに武器を手にすることはできない。
カミーユは長椅子にアレクと二人並んで座っていた。話をしながらアレクがカミーユの腰に手を回してくる。
「……全員と戦うことになるの?」
「いや、二人以上だった場合、事前に二人に絞ってから明後日に僕と……ってことになる。だから明日それを決める予選がある。観に行くかい?」
アレクが緑色の瞳をカミーユに向ける。
「行ってもいいの?」
「自由に観戦できるから民も大勢来るよ。それに、王族は席が用意されてるから。ただ、第二妃が来るだろうから楽しい場じゃないけど」
カミーユはそれを聞いて嫌な気分になった。あのレイモンドの態度からしても、第二妃とその子供たちはアレクに対して敵愾心が強く、馬鹿にしているように思える。
そんな彼らの力を誇示するための決闘を見る必要があるだろうか。
「相手の手の内はわかっているんだよね?」
「そりゃあ身を以て知ってるよ」
「だったら行かなくていい。わたしは彼らの顔も見たくないし、アレクだって嫌なことを思い出したくないだろう」
カミーユがきっぱり答えると、アレクは声を上げて笑った。
「カミーユは可愛いなあ」
「笑い事じゃない。こともあろうにレイモンドは夫の前でわたしに色目を使ってきたんだぞ。アレクを馬鹿にするにもほどがある。人目がなかったらあの場で叩きのめしてやったのに」
「いや、儀式の前にレイモンドに怪我させたら面倒なことになるから」
カミーユはアレクに向き直った。
「わたしはこの先アレク以外に嫁ぐつもりはない。だから全員やっつけてほしい」
「……カミーユ……」
「わたしは何もアレクにしてあげられないけど……」
カミーユはガウンを脱ぐと、ナイトドレスの裾を持ち上げた。
今夜は下着を身につけていない。アレクが来るかもしれないと思って。
バルバラにアレクの元気が出るように何かできないか相談したら、大概の殿方は奥方の破廉恥な格好を見せると喜ばれますよ、という答えが返ってきた。
いや、わたしも殿方なんだけど例えばアレクにそんなことをされたら……あ。でも少し嬉しいかもしれない。でも引かれたらどうしよう。
そんなことを考えながらアレクの訪れを待っていたのだ。
アレクの目が食い入るようにカミーユの下肢に向けられる。カミーユは頬がかっと熱くなった。
「……恥ずかしいから、見てないで何か言って」
羞恥で消え入りそうな声しか出せない。アレクは突然手を伸ばして、強く抱きしめてきた。
「カミーユ……君って人は……」
荒々しいほどの口づけ。唇をこじ開けて舌を絡めてくる。カミーユはアレクの背中に手を伸ばしてそれを受け入れる。
一頻り息もつけないほど深いキスをされて、カミーユは上せたようなふわふわした感覚でアレクを見つめた。
「……はしたない?」
「そんなこと言わないよ。そんなまっ赤な顔して……無理しちゃって」
「アレクに何かしたかったんだ」
「うん、わかってる。心配させてしまったよね」
そう言いながら宥めるようにキスしてくれる。それと同時にナイトドレスの裾を引き上げた手が大腿を撫でてきた。
「……だけど、こんなの見たら男がどうなっちゃうか、カミーユだってわかってるよね?」
足の間に忍び込んできた手が、カミーユの無防備な中心を柔く刺激してきた。すでに口づけだけで緩く反応していたそこは、緩い刺激で勃ち上がってきた。
先端を指でぐるりと撫でられただけで腰全体に熱が集まってくる。
「ちゃんとここが気持ちいいって覚えてるね」
アレクの手で快楽を覚えさせられた身体はなすがままに反応していく。
でも、これじゃ違う。わたしだけ乱されるんじゃなく、アレクにも……。
理性が吹き飛ぶ前にと、カミーユは精一杯訴えた。
「違うんだ……わたしはアレクを気持ち良くしたいんだ……」
はしたないことだとわかっているけど、カミーユはアレクの股間に手を伸ばした。服の上からも存在を増しているのがわかる。
アレクがカミーユのその手を掴んで甲にキスした。
「もう……そんなこと言われたら我慢ができない。初夜まで待つつもりだったのに。……誘ってくれてるって思っていいの?」
その声が甘くカミーユの身体を震わせた。アレクの情欲がこもった瞳がカミーユを見据えている。
誘う……? そうだ。わたしはアレクを誘っていたんだ。なんてふしだらなことを。
でも、もうはち切れそうなくらいになっているのに、我慢なんてさせたくない。
「わたしは他に何もできないから……」
「ああもう、可愛すぎて鼻血出そう。何もできないなんて、ありえないからね? カミーユがいてくれるから、僕は強くなりたいんだよ」
「アレク……」
「……カミーユを全部もらっていいの?」
カミーユは頷いた。わたしの持っているものは全部あげていい。
だからどうか、無事に決闘を終わらせてほしい。
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