37 / 80
第三部
5
しおりを挟む
バルバラ以外の侍女や乳母は通いだったから事情を知らなかった。だからわたしのことを見捨てられた子だと同情して憐れんでいたのだ。
王妃は当時王宮を我が物のように牛耳っていた宰相の娘だった。側妃の産んだ子が王子だったと知れれば何をされるかわからない。だからマルク王はカミーユを王女として育てることに同意していたのだという。いずれなんとかして市井で暮らせるようにしてやりたいと。
そのころ、王宮を囲む状況は悪化していた。次々に起きる災害、貴族による亜人への迫害、重税に対する民の反感、暴動、治安の悪化。
若くして即位したマルク王は宰相たちに相談しながら自分で政治を行うつもりだったが、気づいたら重臣たちによって重要な場から遠ざけられ、王は世継ぎを設けるのが仕事だと、政治に関わることができなくなった。
もともとは詩歌や読書を好む穏やかな気質だったマルク王は、それでも何とか民のために手を尽くそうと努力しては挫折を繰り返していた。彼にはあまりに味方が少なく、そして若さゆえに侮られていた。
民が穏やかに暮らせる国を作りたいのに、貴族たちは民からその余裕さえ奪い取るように搾取して、自分たちだけが贅を尽くしている。いずれこの国は滅びるだろうと言っていた。
暴動が各地で激化して、王都に押し寄せてくるようになると、貴族たちは王宮から逃げ出して屋敷や領地にこもってしまった。王は使用人たちには民に紛れて逃げるように命じて、わずかな部下たちになんとか暴徒の説得を試みさせた。それも空しく、王宮に暴徒がなだれ込んだ。
「……当時の事件には全てドミニク三世を即位させたい反国王派の貴族たちが関わっていました。噂によって民を扇動し、王は偽物だと騒ぎ立てていたのです。マルク王は王家の瞳を持たぬ、神を欺いた偽王だから処罰されねばならないと……」
バルバラは俯いた。
「私はシーニュの民ではないし、マルク王の臣下でもありません。私から見たらマルク王はごく普通の真面目な若者でした。不器用で繊細でそして争いを好まなかった。亜人を見下しているという噂もありましたが、私はそうは思いません。初めてお会いした時に、『ダイモスの王からお国の詩集を送っていただいたことがある。亜人の表現というのは実にのびのびして逞しく、羨ましいと思った』とおっしゃっていました。ディマンシュの事件もあの方が命じたとは思えません……けれど、当時はそれを口にすることはできなかった」
もしバルバラが喋っていたら、彼女はドミニク三世に対する叛意ありと処刑されていただろう。そうなったらカミーユの側には誰もいなくなる。
母の実家も目をつけられていたから近づくことを禁じられ、カミーユの助命を訴えるくらいしかできなかった。
人々はドミニク三世の即位を喜び、熱狂していた。誰も味方はいなかったのだ。
だからバルバラは一人で全てを抱え込んで、カミーユをマルク王の子にふさわしい者に育てようとしていたのだ。いつか、マルク王の名誉が回復されると願って。
「……今までそれを教えてくれなかったのは、わたしが幼かったから?」
「子供というのは良くも悪くも正直です。あなた様がうっかりとドミニク三世の悪口など口にすれば何をされるかわからない。マルク王も真実など教えなくてもいいと仰せでした」
教えてくれても良かったのに。塔の中ならいくらでもその時間はあったのに。
いや、教えてもらっても、あの頃のわたしだったら何もできない自分を嘆いて絶望したかもしれない。
「バルバラは……わたしの父上に最後に会ったのはいつだったの?」
「暴徒が王宮に押し寄せていたころでした。何かあれば使用人に紛れて逃げろと……ダイモスでもどこでもいいから……。おそらくもう手遅れだとご存じだったのでしょう」
夜遅く訪ねてきたマルク王はバルバラにそう命じた。
『民の怒りは当然だろう。私は無能な王だった。力が足りなかった。せめて怒りの矛先になるのが私の役目だ。ドミニクは私の立場を羨んでいたが、この場に立てば王など楽なものではないと知るだろう。愚かなことだ』
知られていたマルク王は相次ぐ暴動の対応に疲れ、バルバラの目から見てもわかるほど痩せ衰えていた。それすらも放蕩していたからだと叩かれていた。
「逃げ出すことはかないませんでした。ドミニクは離宮の場所を知っていて、一番にカミーユ様の身柄を押さえたのです。おそらくは彼は得られなかった【祝福】にまだ固執していたのでしょう」
カミーユは思わず身を震わせた。
王女が殺されなかった理由。そしてカミーユだけが王都から離れた地で幽閉された理由。
……叔父上がわたしを側妃にしたいと言ってきたのはそれが理由なのか。世間から遠ざけて育てて、叔父上の言いなりになるようにしてから手元に呼び寄せるつもりだったのか。
ダイモス王国からの縁談がなければ、本当にそうなっていた。
「……バルバラ。もし、わたしが本当に王女であの人の側妃にされたら、【祝福】を与えることになったんだろうか?」
王妃は当時王宮を我が物のように牛耳っていた宰相の娘だった。側妃の産んだ子が王子だったと知れれば何をされるかわからない。だからマルク王はカミーユを王女として育てることに同意していたのだという。いずれなんとかして市井で暮らせるようにしてやりたいと。
そのころ、王宮を囲む状況は悪化していた。次々に起きる災害、貴族による亜人への迫害、重税に対する民の反感、暴動、治安の悪化。
若くして即位したマルク王は宰相たちに相談しながら自分で政治を行うつもりだったが、気づいたら重臣たちによって重要な場から遠ざけられ、王は世継ぎを設けるのが仕事だと、政治に関わることができなくなった。
もともとは詩歌や読書を好む穏やかな気質だったマルク王は、それでも何とか民のために手を尽くそうと努力しては挫折を繰り返していた。彼にはあまりに味方が少なく、そして若さゆえに侮られていた。
民が穏やかに暮らせる国を作りたいのに、貴族たちは民からその余裕さえ奪い取るように搾取して、自分たちだけが贅を尽くしている。いずれこの国は滅びるだろうと言っていた。
暴動が各地で激化して、王都に押し寄せてくるようになると、貴族たちは王宮から逃げ出して屋敷や領地にこもってしまった。王は使用人たちには民に紛れて逃げるように命じて、わずかな部下たちになんとか暴徒の説得を試みさせた。それも空しく、王宮に暴徒がなだれ込んだ。
「……当時の事件には全てドミニク三世を即位させたい反国王派の貴族たちが関わっていました。噂によって民を扇動し、王は偽物だと騒ぎ立てていたのです。マルク王は王家の瞳を持たぬ、神を欺いた偽王だから処罰されねばならないと……」
バルバラは俯いた。
「私はシーニュの民ではないし、マルク王の臣下でもありません。私から見たらマルク王はごく普通の真面目な若者でした。不器用で繊細でそして争いを好まなかった。亜人を見下しているという噂もありましたが、私はそうは思いません。初めてお会いした時に、『ダイモスの王からお国の詩集を送っていただいたことがある。亜人の表現というのは実にのびのびして逞しく、羨ましいと思った』とおっしゃっていました。ディマンシュの事件もあの方が命じたとは思えません……けれど、当時はそれを口にすることはできなかった」
もしバルバラが喋っていたら、彼女はドミニク三世に対する叛意ありと処刑されていただろう。そうなったらカミーユの側には誰もいなくなる。
母の実家も目をつけられていたから近づくことを禁じられ、カミーユの助命を訴えるくらいしかできなかった。
人々はドミニク三世の即位を喜び、熱狂していた。誰も味方はいなかったのだ。
だからバルバラは一人で全てを抱え込んで、カミーユをマルク王の子にふさわしい者に育てようとしていたのだ。いつか、マルク王の名誉が回復されると願って。
「……今までそれを教えてくれなかったのは、わたしが幼かったから?」
「子供というのは良くも悪くも正直です。あなた様がうっかりとドミニク三世の悪口など口にすれば何をされるかわからない。マルク王も真実など教えなくてもいいと仰せでした」
教えてくれても良かったのに。塔の中ならいくらでもその時間はあったのに。
いや、教えてもらっても、あの頃のわたしだったら何もできない自分を嘆いて絶望したかもしれない。
「バルバラは……わたしの父上に最後に会ったのはいつだったの?」
「暴徒が王宮に押し寄せていたころでした。何かあれば使用人に紛れて逃げろと……ダイモスでもどこでもいいから……。おそらくもう手遅れだとご存じだったのでしょう」
夜遅く訪ねてきたマルク王はバルバラにそう命じた。
『民の怒りは当然だろう。私は無能な王だった。力が足りなかった。せめて怒りの矛先になるのが私の役目だ。ドミニクは私の立場を羨んでいたが、この場に立てば王など楽なものではないと知るだろう。愚かなことだ』
知られていたマルク王は相次ぐ暴動の対応に疲れ、バルバラの目から見てもわかるほど痩せ衰えていた。それすらも放蕩していたからだと叩かれていた。
「逃げ出すことはかないませんでした。ドミニクは離宮の場所を知っていて、一番にカミーユ様の身柄を押さえたのです。おそらくは彼は得られなかった【祝福】にまだ固執していたのでしょう」
カミーユは思わず身を震わせた。
王女が殺されなかった理由。そしてカミーユだけが王都から離れた地で幽閉された理由。
……叔父上がわたしを側妃にしたいと言ってきたのはそれが理由なのか。世間から遠ざけて育てて、叔父上の言いなりになるようにしてから手元に呼び寄せるつもりだったのか。
ダイモス王国からの縁談がなければ、本当にそうなっていた。
「……バルバラ。もし、わたしが本当に王女であの人の側妃にされたら、【祝福】を与えることになったんだろうか?」
38
あなたにおすすめの小説
騎士様、お菓子でなんとか勘弁してください
東院さち
BL
ラズは城で仕える下級使用人の一人だ。竜を追い払った騎士団がもどってきた祝賀会のために少ない魔力を駆使して仕事をしていた。
突然襲ってきた魔力枯渇による具合の悪いところをその英雄の一人が助けてくれた。魔力を分け与えるためにキスされて、お礼にラズの作ったクッキーを欲しがる変わり者の団長と、やはりお菓子に目のない副団長の二人はラズのお菓子を目的に騎士団に勧誘する。
貴族を嫌うラズだったが、恩人二人にせっせとお菓子を作るはめになった。
お菓子が目的だったと思っていたけれど、それだけではないらしい。
やがて二人はラズにとってかけがえのない人になっていく。のかもしれない。
アルファ王子に嫌われるための十の方法
小池 月
BL
攻め:アローラ国王太子アルファ「カロール」
受け:田舎伯爵家次男オメガ「リン・ジャルル」
アローラ国の田舎伯爵家次男リン・ジャルルは二十歳の男性オメガ。リンは幼馴染の恋人セレスがいる。セレスは隣領地の田舎子爵家次男で男性オメガ。恋人と言ってもオメガ同士でありデートするだけのプラトニックな関係。それでも互いに大切に思える関係であり、将来は二人で結婚するつもりでいた。
田舎だけれど何不自由なく幸せな生活を送っていたリンだが、突然、アローラ国王太子からの求婚状が届く。貴族の立場上、リンから断ることが出来ずに顔も知らないアルファ王子に嫁がなくてはならなくなる。リンは『アルファ王子に嫌われて王子側から婚約解消してもらえば、伯爵家に出戻ってセレスと幸せな結婚ができる!』と考え、セレスと共にアルファに嫌われるための作戦を必死で練り上げる。
セレスと涙の別れをし、王城で「アルファ王子に嫌われる作戦」を実行すべく奮闘するリンだがーー。
王太子α×伯爵家ΩのオメガバースBL
☆すれ違い・両想い・権力争いからの冤罪・絶望と愛・オメガの友情を描いたファンタジーBL☆
性描写の入る話には※をつけます。
11月23日に完結いたしました!!
完結後のショート「セレスの結婚式」を載せていきたいと思っております。また、その後のお話として「番となる」と「リンが妃殿下になる」ストーリーを考えています。ぜひぜひ気長にお待ちいただけると嬉しいです!
【完】ラスボス(予定)に転生しましたが、家を出て幸せになります
ナナメ
BL
8歳の頃ここが『光の勇者と救世の御子』の小説、もしくはそれに類似した世界であるという記憶が甦ったウル。
家族に疎まれながら育った自分は囮で偽物の王太子の婚約者である事、同い年の義弟ハガルが本物の婚約者である事、真実を告げられた日に全てを失い絶望して魔王になってしまう事ーーそれを、思い出した。
思い出したからには思いどおりになるものか、そして小説のちょい役である推しの元で幸せになってみせる!と10年かけて下地を築いた卒業パーティーの日ーー
ーーさあ、早く来い!僕の10年の努力の成果よ今ここに!
魔王になりたくないラスボス(予定)と、本来超脇役のおっさんとの物語。
※体調次第で書いておりますのでかなりの鈍足更新になっております。ご了承頂ければ幸いです。
※表紙はAI作成です
触れるな危険
紀村 紀壱
BL
傭兵を引退しギルドの受付をするギィドには最近、頭を悩ます来訪者がいた。
毛皮屋という通り名の、腕の立つ若い傭兵シャルトー、彼はその通り名の通り、毛皮好きで。そして何をとち狂ったのか。
「ねえ、頭(髪)触らせてヨ」「断る。帰れ」「や~、あんたの髪、なんでこんなに短いのにチクチクしないで柔らかいの」「だから触るなってんだろうが……!」
俺様青年攻め×厳つ目なおっさん受けで、罵り愛でどつき愛なお話。
バイオレンスはありません。ゆるゆるまったり設定です。
15話にて本編(なれそめ)が完結。
その後の話やら番外編やらをたまにのんびり公開中。
【本編完結】転生先で断罪された僕は冷酷な騎士団長に囚われる
ゆうきぼし/優輝星
BL
断罪された直後に前世の記憶がよみがえった主人公が、世界を無双するお話。
・冤罪で断罪された元侯爵子息のルーン・ヴァルトゼーレは、処刑直前に、前世が日本のゲームプログラマーだった相沢唯人(あいざわゆいと)だったことを思い出す。ルーンは魔力を持たない「ノンコード」として家族や貴族社会から虐げられてきた。実は彼の魔力は覚醒前の「コードゼロ」で、世界を書き換えるほどの潜在能力を持つが、転生前の記憶が封印されていたため発現してなかったのだ。
・間一髪のところで魔力を発動させ騎士団長に救い出される。実は騎士団長は呪われた第三王子だった。ルーンは冤罪を晴らし、騎士団長の呪いを解くために奮闘することを決める。
・惹かれあう二人。互いの魔力の相性が良いことがわかり、抱き合う事で魔力が循環し活性化されることがわかるが……。
皇帝に追放された騎士団長の試される忠義
大田ネクロマンサー
BL
若干24歳の若き皇帝が統治するベリニア帝国。『金獅子の双腕』の称号で騎士団長兼、宰相を務める皇帝の側近、レシオン・ド・ミゼル(レジー/ミゼル卿)が突如として国外追放を言い渡される。
帝国中に慕われていた金獅子の双腕に下された理不尽な断罪に、国民は様々な憶測を立てる。ーー金獅子の双腕の叔父に婚約破棄された皇紀リベリオが虎視眈々と復讐の機会を狙っていたのではないか?
国民の憶測に無言で帝国を去るレシオン・ド・ミゼル。船で知り合った少年ミオに懐かれ、なんとか不毛の大地で生きていくレジーだったが……彼には誰にも知られたくない秘密があった。
虐げられても最強な僕。白い結婚ですが、将軍閣下に溺愛されているようです。
竜鳴躍
BL
白い結婚の訳アリ将軍×訳アリ一見清楚可憐令息(嫁)。
万物には精霊が宿ると信じられ、良き魔女と悪しき魔女が存在する世界。
女神に愛されし"精霊の愛し子”青年ティア=シャワーズは、長く艶やかな夜の帳のような髪と無数の星屑が浮かんだ夜空のような深い青の瞳を持つ、美しく、性格もおとなしく控えめな男の子。
軍閥の家門であるシャワーズ侯爵家の次男に産まれた彼は、「正妻」を罠にかけ自分がその座に収まろうとした「愛妾」が生んだ息子だった。
「愛妾」とはいっても慎ましやかに母子ともに市井で生活していたが、母の死により幼少に侯爵家に引き取られた経緯がある。
そして、家族どころか使用人にさえも疎まれて育ったティアは、成人したその日に、着の身着のまま平民出身で成り上がりの将軍閣下の嫁に出された。
男同士の婚姻では子は為せない。
将軍がこれ以上力を持てないようにの王家の思惑だった。
かくしてエドワルド=ドロップ将軍夫人となったティア=ドロップ。
彼は、実は、決しておとなしくて控えめな淑男ではない。
口を開けば某術や戦略が流れ出し、固有魔法である創成魔法を駆使した流れるような剣技は、麗しき剣の舞姫のよう。
それは、侯爵の「正妻」の家系に代々受け継がれる一子相伝の戦闘術。
「ティア、君は一体…。」
「その言葉、旦那様にもお返ししますよ。エドワード=フィリップ=フォックス殿下。」
それは、魔女に人生を狂わせられた夫夫の話。
※誤字、誤入力報告ありがとうございます!
軍将の踊り子と赤い龍の伝説
糸文かろ
BL
【ひょうきん軍将×ド真面目コミュ障ぎみの踊り子】
踊りをもちいて軍を守る聖舞師という職業のサニ(受)。赴任された戦場に行くとそこの軍将は、前日宿屋でサニをナンパしたリエイム(攻)という男だった。
一見ひょうきんで何も考えていなさそうな割に的確な戦法で軍を勝利に導くリエイム。最初こそいい印象を抱かなかったものの、行動をともにするうちサニは徐々にリエイムに惹かれていく。真摯な姿勢に感銘を受けたサニはリエイム軍との専属契約を交わすが、実は彼にはひとつの秘密があった。
第11回BL小説大賞エントリー中です。
この生き物は感想をもらえるととっても嬉がります!
「きょええええ!ありがたや〜っ!」という鳴き声を出します!
**************
公募を中心に活動しているのですが、今回アルファさんにて挑戦参加しております。
弱小・公募の民がどんなランキングで終わるのか……見守っていてくださいー!
過去実績:第一回ビーボーイ創作BL大賞優秀賞、小説ディアプラスハルVol.85、小説ディアプラスハルVol.89掲載
→ https://twitter.com/karoito2
→ @karoito2
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる