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XXIV.倉間麗奈の仕事④
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「正木さん、今回の現場ですが……」
倉間は車に乗り込み、学生時代に教習所で教わった当時から全く廃れていない動作で座席位置とミラーを調節するとエンジンを回した。
「肩の力抜けよ倉間。気軽に真ちゃんって呼んでも良いんだぜ? 二人きりの時は許す」
助手席に乗り込んだ正木は気怠そうに頭をぼりぼりとかいていた。口にこそ出さないが、この人はいつも力を抜き過ぎだと倉間は思った。
「早く現場に行きましょう正木警部補殿」
「はいよ」
倉間は正木と共にとある被疑者の元に向かうところであった。
この界隈で多発している未成年者略取、及び暴行事件。また一人、犯行に手を染めた者を断定し、既に逮捕状を取っている。本来倉間の担当する事件だが、同じく担当の佐々木と後藤という新人はそれぞれ別件があり、加えて被疑者が男ということもあり、補助として正木も同行することになった。
時刻は午前六時十五分。
昨日の雨による水たまりが道路上に点々としており、顔を出したばかりの朝日が淡い光を反射していた。
時折正木は大きく欠伸をし、腫れぼったい目元を擦っているが、対する倉間は早朝にも関わらずコンディションに全く影響はないようだ。お手本のようなハンドルさばきで黙々と道路を走らせていく。
「さぁーて! 今日も張り切って悪い奴をしょっぴきますかねぇ!」
いつまでも腑抜けていては駄目だと自覚したのか、ぱんっ! と正木は両手で頬を叩き、そんな言葉と共に気合を入れる素振りをした。
倉間はそんな正木を横目に眺め一瞬視界に入れると、すぐに正面の道路に目を向け直す。
「正木さんは〝悪〟と戦ってるんですか?」
「戦ってる。んじゃないかなぁ……」
だが、せっかくの気合にも関わらず何気ない倉間の問いに帰ってきたのは、十分に腑抜けていると言って差し支えないものであった。
「なんだか曖昧ですね」
「曖昧じゃない奴なんていないさ」
「なんだかありきたりな回答ですね」
倉間は道路を眺めながら淡々と正木との会話を続ける。早朝のまだ静かな時間帯、二人のまばらなやり取りと、ごうごうとタイヤがアスファルトを踏む音だけが車内にこだまする。
「ありきたりってことは、概ね正しいってことだ倉間」
「はぁ」
倉間にとって、その「ありきたり」が当てはまらない人物の言葉だからこそ、いまいち共感できかねてしまい、感慨の籠らない返事をする。
「いくら俺みたいな適当なやつでもな、経験が長ければ嫌でも視野が広くなるもんさ。俺だって俺なりに考えがあってこの仕事に就いたつもりだが、いつまでも万人から褒められるような〝綺麗な〟ままじゃいられねぇ。若い頃は見えなかったもんまで見えるようになっちまう。いつまでも目の前にぶら下げられたにんじんばかり追いかけていたかったよ、俺だって」
そう言うと正木は隣で大きく伸びをする。
「正木さんにとってそのにんじんとはなんですか?」
「さあ? それこそその、正義感とか? 理想のヒーロー像とか? そんなんかね?」
その口ぶりは、適当というよりも照れ隠しのようで、あまり嫌な感じはしなかった。からかい交じりや冗談での言葉ではないのがわかる。
「でもまあ、俺はにんじんなんかより肉の方が好きだな。野菜は苦手だ」
「では馬ではなくライオンですか?」
「そうなるか、はは」
確かに正木にはライオンに連想される「強さ」があった。それは内面の強さだけではない。純粋に男として腕っぷしが立つのだ。まったくこの男には隙がないなと敗北感を味わいつつも、先程正木が不意に漏らした「野菜嫌い」を唯一耳にした弱点として頭のメモに書き記しておく。
腕っぷしなら、倉間にもある程度の自信があった。勿論、あくまでも女としては、だが。
中学校時代から剣道部に所属し、そこで培った強い精神力と体力、筋力は現在の職務にも大いに役立っている。
だが、その「女」という部分を差し引いても、倉間は正木には到底敵わない。
時折、署の武道場で正木と剣道の手合わせをすることがある。
倉間が息も絶え絶えに最終的には最早縋りつく様な形で必死に面を打ち込み続けるのに対し、正木は涼しい顔でそれをいなし、的確なタイミング、最小限の動作で有効打を叩き込んでくる。その適格さと速さは、打たれてからドシン! と身体に鈍い振動が伝わり、痛みはそこまで感じずとも、気が付いた時には打突部位がビリビリと微かに痺れてる、といった具合である。
一しきり稽古が終わって面を外す頃には、倉間は髪を伝って道場の床に滴る自身の汗を見つめながら呼吸を落ち着けるのに必死になりながらも、汗こそかいているが全く息を切らさない正木を横目に人知れず悔しさを噛みしめるのだ。
「ふぁあ……飯は何にしようかなぁ」
だが、普段の正木にはライオンに連想されるような獰猛さも、威厳に満ちた様子もまったくの皆無と言って良かった。どちらかというと、くたびれた猫のようだと倉間は思った。つい最近、署の裏で見かけた年老いた野良猫が正木にそっくりだと感じたのを思い出す。
「お? どうした倉間、最近良いことでもあったか?」
「い、いえ。別に」
危うく表情が緩んでしまっているのを正木に気付かれ、倉間は咄嗟に取り繕った。だが、顔は微かに熱い。
「まーたそんな顔する。今みたいに柔らかくしてないと嫁の貰い手がなくなるぞ」
「このまま貰い手がいなかったら、正木さん、貰ってくれます?」
「お? ……おおっ! 倉間、やればできるじゃないか。前に熱心に教えた甲斐があったってもんだぜ」
「正木さんはずるいですね」
聞かれないくらいの声量で倉間は呟いた。
「は? 何だ?」
「いえ、もういいです。正木さん、明日からご自分の分のコーヒーはご自分で淹れて下さい」
「なんだよー。意地悪言うなよなー」
そうこうしているうちに、倉間の運転する車は被疑者宅前へ辿り着いた。
「頼むよぉ刑事さん……妻も娘もいるんだよぉ……」
涙目で倉間に縋るようにしている壮年の男は、一見すると大人しそうな感じで、倉間が丁寧に罪状を述べると弱々しくその場に崩れ落ちた。だが未練たらしく、赦しを乞い続ける。
こういう罪を犯した者の中には女である倉間の見てくれを確認するなり命乞いをする者もいる。法律というルールで明確に定められている以上、仮に倉間が慈悲深い人物であったとしてもそれで何かが変わることはないのにと、その度に倉間は不思議に思う。
実際に命に関わるわけではないので命乞いという表現は大げさかもしれないが、実質妻子や職場に知られればこの男の人生は終わったも同然だ。社会的という意味においては、今この瞬間、この男は死ぬのかもしれない。
こういった今まさに逮捕されようとしている被疑者は勿論のこと、事件解決を願う被害者だって必死だ。
倉間は最初、否応なしにぶつけられる感情にどう返して良いのかわからなかったが、場数を踏むにつれて最適な返し文句を学んでいった。まず、感情で結果が左右されることはない。それさえ理解できればこういった感情的な会話にはまともに取り合わず、無駄なく手早く切り上げるべきだとわかる。
被害者や遺族から犯人逮捕を強く縋られたときは、「最善を尽くします」「善処します」「鋭意捜査中です」いくつかの候補が該当するが、こういう今みたいな場合は、この一言以外に適当な言葉を倉間警部補はまだ経験の中で身に付けていない。
「知りません」
手錠を掛けた被疑者を車の後部座席に乗せ、エンジンを掛けようとしたその時、倉間の仕事用の携帯に着信が入る。
「どうした?」
二、三、形式的な相槌を打って「後程詳しく」と電話を切った倉間に、助手席で待っていた正木が尋ねる。
「今回の事件、協力を仰いでいた生活環境課のサイバー犯罪対策室から進展の連絡がありました」
「ほう、俺にゃあサッパリな分野だな」
その意見に関しては、倉間も同意だ。最低限の業務をこなす上での知識は身につけているつもりだが、こと専門的な領域となるといかに倉間であれ、手も足もでない。
それは他の署員においても例外はなく、根本的に性質というものの異なる件の組織は、倉間たちのような一般的な経路を辿って職務に就いた者よりも、元々そういった専門的分野の民間企業出身の者が多いのも事実であった。
「過去に逮捕した被疑者のパソコン及び、携帯端末、利用したネットカフェのパソコンを調べていたのですが、いずれも共通してアクセスしたことのあるwebサイトが発見されたとのことです」
「どんなサイトだ?」
「特定の個人と匿名でのやり取りができる所謂チャット機能のあるもので、元々良くない噂はあったようです。で、ですが、そのサイト名は……」
倉間は言いながら、自分も忘れないようにと、手帳の新たなページに聞いたばかりのそのサイトの名前を書き留めた。
『異世界への扉』。
倉間は車に乗り込み、学生時代に教習所で教わった当時から全く廃れていない動作で座席位置とミラーを調節するとエンジンを回した。
「肩の力抜けよ倉間。気軽に真ちゃんって呼んでも良いんだぜ? 二人きりの時は許す」
助手席に乗り込んだ正木は気怠そうに頭をぼりぼりとかいていた。口にこそ出さないが、この人はいつも力を抜き過ぎだと倉間は思った。
「早く現場に行きましょう正木警部補殿」
「はいよ」
倉間は正木と共にとある被疑者の元に向かうところであった。
この界隈で多発している未成年者略取、及び暴行事件。また一人、犯行に手を染めた者を断定し、既に逮捕状を取っている。本来倉間の担当する事件だが、同じく担当の佐々木と後藤という新人はそれぞれ別件があり、加えて被疑者が男ということもあり、補助として正木も同行することになった。
時刻は午前六時十五分。
昨日の雨による水たまりが道路上に点々としており、顔を出したばかりの朝日が淡い光を反射していた。
時折正木は大きく欠伸をし、腫れぼったい目元を擦っているが、対する倉間は早朝にも関わらずコンディションに全く影響はないようだ。お手本のようなハンドルさばきで黙々と道路を走らせていく。
「さぁーて! 今日も張り切って悪い奴をしょっぴきますかねぇ!」
いつまでも腑抜けていては駄目だと自覚したのか、ぱんっ! と正木は両手で頬を叩き、そんな言葉と共に気合を入れる素振りをした。
倉間はそんな正木を横目に眺め一瞬視界に入れると、すぐに正面の道路に目を向け直す。
「正木さんは〝悪〟と戦ってるんですか?」
「戦ってる。んじゃないかなぁ……」
だが、せっかくの気合にも関わらず何気ない倉間の問いに帰ってきたのは、十分に腑抜けていると言って差し支えないものであった。
「なんだか曖昧ですね」
「曖昧じゃない奴なんていないさ」
「なんだかありきたりな回答ですね」
倉間は道路を眺めながら淡々と正木との会話を続ける。早朝のまだ静かな時間帯、二人のまばらなやり取りと、ごうごうとタイヤがアスファルトを踏む音だけが車内にこだまする。
「ありきたりってことは、概ね正しいってことだ倉間」
「はぁ」
倉間にとって、その「ありきたり」が当てはまらない人物の言葉だからこそ、いまいち共感できかねてしまい、感慨の籠らない返事をする。
「いくら俺みたいな適当なやつでもな、経験が長ければ嫌でも視野が広くなるもんさ。俺だって俺なりに考えがあってこの仕事に就いたつもりだが、いつまでも万人から褒められるような〝綺麗な〟ままじゃいられねぇ。若い頃は見えなかったもんまで見えるようになっちまう。いつまでも目の前にぶら下げられたにんじんばかり追いかけていたかったよ、俺だって」
そう言うと正木は隣で大きく伸びをする。
「正木さんにとってそのにんじんとはなんですか?」
「さあ? それこそその、正義感とか? 理想のヒーロー像とか? そんなんかね?」
その口ぶりは、適当というよりも照れ隠しのようで、あまり嫌な感じはしなかった。からかい交じりや冗談での言葉ではないのがわかる。
「でもまあ、俺はにんじんなんかより肉の方が好きだな。野菜は苦手だ」
「では馬ではなくライオンですか?」
「そうなるか、はは」
確かに正木にはライオンに連想される「強さ」があった。それは内面の強さだけではない。純粋に男として腕っぷしが立つのだ。まったくこの男には隙がないなと敗北感を味わいつつも、先程正木が不意に漏らした「野菜嫌い」を唯一耳にした弱点として頭のメモに書き記しておく。
腕っぷしなら、倉間にもある程度の自信があった。勿論、あくまでも女としては、だが。
中学校時代から剣道部に所属し、そこで培った強い精神力と体力、筋力は現在の職務にも大いに役立っている。
だが、その「女」という部分を差し引いても、倉間は正木には到底敵わない。
時折、署の武道場で正木と剣道の手合わせをすることがある。
倉間が息も絶え絶えに最終的には最早縋りつく様な形で必死に面を打ち込み続けるのに対し、正木は涼しい顔でそれをいなし、的確なタイミング、最小限の動作で有効打を叩き込んでくる。その適格さと速さは、打たれてからドシン! と身体に鈍い振動が伝わり、痛みはそこまで感じずとも、気が付いた時には打突部位がビリビリと微かに痺れてる、といった具合である。
一しきり稽古が終わって面を外す頃には、倉間は髪を伝って道場の床に滴る自身の汗を見つめながら呼吸を落ち着けるのに必死になりながらも、汗こそかいているが全く息を切らさない正木を横目に人知れず悔しさを噛みしめるのだ。
「ふぁあ……飯は何にしようかなぁ」
だが、普段の正木にはライオンに連想されるような獰猛さも、威厳に満ちた様子もまったくの皆無と言って良かった。どちらかというと、くたびれた猫のようだと倉間は思った。つい最近、署の裏で見かけた年老いた野良猫が正木にそっくりだと感じたのを思い出す。
「お? どうした倉間、最近良いことでもあったか?」
「い、いえ。別に」
危うく表情が緩んでしまっているのを正木に気付かれ、倉間は咄嗟に取り繕った。だが、顔は微かに熱い。
「まーたそんな顔する。今みたいに柔らかくしてないと嫁の貰い手がなくなるぞ」
「このまま貰い手がいなかったら、正木さん、貰ってくれます?」
「お? ……おおっ! 倉間、やればできるじゃないか。前に熱心に教えた甲斐があったってもんだぜ」
「正木さんはずるいですね」
聞かれないくらいの声量で倉間は呟いた。
「は? 何だ?」
「いえ、もういいです。正木さん、明日からご自分の分のコーヒーはご自分で淹れて下さい」
「なんだよー。意地悪言うなよなー」
そうこうしているうちに、倉間の運転する車は被疑者宅前へ辿り着いた。
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涙目で倉間に縋るようにしている壮年の男は、一見すると大人しそうな感じで、倉間が丁寧に罪状を述べると弱々しくその場に崩れ落ちた。だが未練たらしく、赦しを乞い続ける。
こういう罪を犯した者の中には女である倉間の見てくれを確認するなり命乞いをする者もいる。法律というルールで明確に定められている以上、仮に倉間が慈悲深い人物であったとしてもそれで何かが変わることはないのにと、その度に倉間は不思議に思う。
実際に命に関わるわけではないので命乞いという表現は大げさかもしれないが、実質妻子や職場に知られればこの男の人生は終わったも同然だ。社会的という意味においては、今この瞬間、この男は死ぬのかもしれない。
こういった今まさに逮捕されようとしている被疑者は勿論のこと、事件解決を願う被害者だって必死だ。
倉間は最初、否応なしにぶつけられる感情にどう返して良いのかわからなかったが、場数を踏むにつれて最適な返し文句を学んでいった。まず、感情で結果が左右されることはない。それさえ理解できればこういった感情的な会話にはまともに取り合わず、無駄なく手早く切り上げるべきだとわかる。
被害者や遺族から犯人逮捕を強く縋られたときは、「最善を尽くします」「善処します」「鋭意捜査中です」いくつかの候補が該当するが、こういう今みたいな場合は、この一言以外に適当な言葉を倉間警部補はまだ経験の中で身に付けていない。
「知りません」
手錠を掛けた被疑者を車の後部座席に乗せ、エンジンを掛けようとしたその時、倉間の仕事用の携帯に着信が入る。
「どうした?」
二、三、形式的な相槌を打って「後程詳しく」と電話を切った倉間に、助手席で待っていた正木が尋ねる。
「今回の事件、協力を仰いでいた生活環境課のサイバー犯罪対策室から進展の連絡がありました」
「ほう、俺にゃあサッパリな分野だな」
その意見に関しては、倉間も同意だ。最低限の業務をこなす上での知識は身につけているつもりだが、こと専門的な領域となるといかに倉間であれ、手も足もでない。
それは他の署員においても例外はなく、根本的に性質というものの異なる件の組織は、倉間たちのような一般的な経路を辿って職務に就いた者よりも、元々そういった専門的分野の民間企業出身の者が多いのも事実であった。
「過去に逮捕した被疑者のパソコン及び、携帯端末、利用したネットカフェのパソコンを調べていたのですが、いずれも共通してアクセスしたことのあるwebサイトが発見されたとのことです」
「どんなサイトだ?」
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