姉と義妹

あんドーナツ

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第1話 プロローグ

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俺は、隆15歳。

中学3年の受験生だ。

このお正月は、実の姉の小百合と義妹の深雪と俺を合わせた3人で、秘湯で温泉宿を経営している叔父の所でお世話になっていた。

実の姉の小百合は18歳でこの春から、大学に通う事になっている。
義妹の深雪は15歳で、俺と同じ中学に通っている受験生だ。

俺と深雪は同じ高等学校の試験を受ける受験生なのだが、俺の方はスポーツ特待生なので学科試験の方は平均点が取れれば問題なく入学出来るのだが、俺と同じ学校を選んだ深雪の方はかなりの高得点を取る必要があった。

2月の受験に向けて猛勉強をしている深雪なのだが、少し手詰まりの状態になっている様子だった。

そんな状態の深雪の事を心配して、姉の小百合が気分転換を図ってやろうと考え、叔父の経営する温泉宿へと来たのだった。

俺は、必要ないのではと姉の小百合には言ったのだが、温泉宿で客の男に絡まれたら困るでしょうと言われてしまい、ボディーガードとして渋々着いて来ていた。


12月31日の昼前に宿を訪れた俺達3人は、叔父の勧めで宿の離れに泊る事となった。

その離れは本館と違って平屋の建物で造られていて、その建物のお風呂には直接温泉が引いて有り、他人の事を気にすることなくゆっくりと温泉に入浴出来るように造られていた。

俺は、何か大物政治家や芸能人の秘密の温泉宿のようだなと思ってしまった。


そしてこの夜は、近くの神社に初詣に行く事にしていたので、俺達3人は夕方まで少し仮眠を取ることにした。


明けて、1月1日...除夜の鐘が鳴り響く中。

「明けましておめでとう」

と、お互いに声を掛けあった俺達3人は神社の参道で新年を迎えた。

そして初詣を終えて、宿の離れへと戻って来た俺達は新年を迎えた事を祝して未成年ながら、部屋に備付けの冷蔵庫からバドワイザーの小瓶を3本取り出すと乾杯をした。

「うっ、初めて口にしたけど苦いね」

「これが、大人の味なのよ」

「そうなんですか、私はジュースの方が好きです」

「まぁ、深雪はまだまだお子様だからね」

「そんな事、ないもん」

と、いじけたようなその深雪の発言を受けて...

あっはははっ、と3人共笑い出してしまった。


ビールを初めて飲んだ事で急に眠気が襲ってきた俺は、姉の小百合と義妹の深雪に先に眠るからと声を掛けて自分の部屋まで行くと早々にベッドへと潜り込んだ。

翌朝起きると、汗を流して着替えてからベッドに入りなさいと、俺は姉の小百合から怒られた。


この日は、叔父の処へ新年の挨拶しに向かい、その後は近くの山林を散歩する予定になっていたので、本館の朝の仕事が落ちつた頃、俺達3人は叔父の処で新年の挨拶を交わして離れへと戻って来た。

「散歩に行こうと思うけど二人は如何する」

「私は隆と一緒に行くわよ」

「私は、少し受験勉強をして置くわ」

深雪は少し勉強をしたいと言うので、俺と姉の小百合で散歩に行く事になった。

離れを出て、裏山の方へと続く小道を姉と二人でゆっくりと登っていく。

「隆とこうして歩くのも久し振りね」

「そうだね、俺が部活で忙しかったから随分と久し振りだね」

そんな、他愛もない話をしながら簡易に造られた展望台を目指して小道を登る。

“きゃっ”

姉の小百合が木の根に躓いたようで、俺の方へと抱きついて来た。


「大丈夫!」

「えぇ、大丈夫よ。 痛っ...」

「あ~、足首を軽く捻っちゃったかな」

痛めた方の足を上げて抱き着いている姉を心配した俺は、その姉の身体を抱き上げるとお姫様抱っこにして歩きはじめた。

“えっ”

急にお姫様抱っこをされて戸惑っている姉の小百合だったが、落ちないように直ぐに両腕を俺の首の後ろへと回して来た。

「ありがとう、隆。 重いでしょう...私」

「いや、全然平気だよ。 逆にこんなに軽いとは思わなかったよ」

「むぅ~、隆の意地悪」

展望台は直ぐそこだったので、俺は姉の小百合を抱っこしたまま小道を登っていった。


「わ~、凄く綺麗な眺めね」

「本当だね」

「あっ、隆...降ろしてくれて良いわよ。 ここまで、連れて来てくれてありがとう」

姉の小百合の言葉に従って、展望台の地面にその身体をゆっくりと降ろしてあげる。

そして、姉の小百合が足を地面に着くと...

“うっ...”

痛かったのか、今度は俺の胸の中へと倒れ込んできた。

俺の胸にしがみ付いたまま顔を上げた姉の小百合は、急に両腕を俺の首に巻き付け顔を近付けると口づけをして来たのだった。

んっ、うっ、う~ん

姉のその突然の行動にビックリして、俺が動けないでいると...。

姉の小百合が、今度は舌を絡めた口づけをして来た。

舌を絡める度に、湿った音が耳を通して伝わってくる...

そして姉は口づけだけでなく、次第に身体をよじるようにして豊かな双丘を俺の胸板へと押し付け始めた。

そこから更に姉の小百合は気持ちが昂って来たのか、恥丘を俺の太ももに強く擦り付け始める。

ん~、んっ~、あっ...

声が途切れた瞬間...。
微かに姉の身体が震えたかと思ったら、俺の首に絡めていた両腕から力が抜けて腰砕けになってしまった。

俺はそんな姉の身体を崩れ落ちる寸前に何とか抱き上げて事なきを得ることが出来たのだが、身体を微かに震わせながら上気した顔を見せる姉を見て、再びお姫様抱っこすると俺は近くにあったベンチへと腰を下ろした。
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