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第1章 魔法学園入学編
魔法学園入学編⑪魔法の可能性がみたいそうです
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マヌエーラが少し涙目になりながらもこちらを睨みつけるように話し始めた。
「小さい頃から魔力がない、更にフォースで魔法も弱い何の取り柄もないと言われて魔力を増やす努力をしてきました。魔力を空にして鍛えると良いと聞き、毎日魔力を空にして目がまわり吐き気すらするのを我慢して寝てますし、魔力ポーションを飲めば魔力が増えると言うことを聞き、美味しくない魔力ポーションをお小遣いを貯めて買っては飲みしてますが、魔力は全然増えません…… 貴方の言うように簡単に増えるわけ無いじゃないですか……」
最後の方は声が小さくなって聞こえるか聞こえないかくらいの声になり、目からは大粒の涙がこぼれ落ちていた。まわりのみんなもそこまでの努力はしていないみたいだが、出来る努力はしているようでもらい泣きしている女子も結構いた。これはなんか悪者になってしまったような気がする。このままだと青春がボッチ確定になってしまいそうだ。
「ナタリー先生、このまま練習場に行きませんか? みんなも魔法の可能性が知りたいでしょうし……」
「そうね、トラーオ君がこれだけ言うのだから、魔力が上がる方法を知っているのかもしれませんし、もしかしたらSクラスに勝てるようになるかも知れませんね。トラーオ君着替えはどうしましょうか?」
「今日は激しい運動しないのでこのままで行きましょう」
「じゃみんな裏の練習場に行くわよ」
先生の音頭でみんなゾロゾロと練習場に向かうが、顔は決して明るくない。みんな下を向いて俯き加減で歩いている。マヌエーラの言葉が胸に刺さっているんだろうな。練習場は400メートルトラックが入るくらいの広さがある運動場のような感じで周りの壁などは所々レンガが落ちていて魔法障壁を出す魔法陣も崩れているようで大きな魔法は使えそうにない。こっそり直しておかないと多分後からは大変な事になりそうだ。
「じゃトラーオ君、Sクラスに勝てる根拠をみんなに見せてあげて」
「まずはみんなが気になっている魔力が本当に上がるかを見せましょう。あっとりあえず今からの授業の内容は対抗戦終わるまでは絶対に他の人に言わないようにね。もしバレたらSクラスの従者決定になるかもしれないから」
クラス全員がウンウンとうなずいた。
「じゃ一番わかりやすいし魔力増やしたいであろうマヌエーラさん実験台になってもらえるかな?」
「えっ? わたくし?」
「魔力増やしたいんでしょ?」
「それはもちろん!」
「じゃお願い」
「わ、わかったわ」
「魔力を増やす方法は自分で増やす方法と、他人に手伝ってもらって増やす方法があります。とりあえず今日は他人から強制的に魔力を増やす方法を見てもらいますが、この方法はあまりおすすめしませんので授業で自分で増やす方法を学んで下さい」
「おすすめしない方法をわたくしにするんですか?」
「方法が方法なので…… まずは僕の前に立ってもらえますか?」
あっ! 身長差が…… 仕方が無いので土魔法で自分の足元に台を作りマヌエーラの顔と同じ高さになるようにした。
「それでは両手を出して下さい」
「こ、こう?」
「はい、手を握っても大丈夫ですか?」
マヌエーラが顔を真っ赤にして頷いた。気が強そうな割に純情だな。両手を恋人つなぎでつないで、おでことおでこをごっつんこした。
「な、何を??」
真っ赤な顔で質問してきたので説明をする。
「まず、今から魔力を右手からおでこを通って左手に通します。それを感じられたら教えて下さい」
ゆっくりと魔力を流していくと、マヌエーラの顔が更に紅潮して来て息遣いも荒くなってきた。
「少し体の中が暖かくなってきました。そして手の中を何か流れているような感じがします」
「それが魔力の流れですね。一度止めて今度は左手から右手に流します。流れが感じられたら今度は右手から僕の右手に魔力を押し出すようにしてみてください」
「こ、こうですの?」
「そうです。マヌエーラさんから魔力を押し込まれているのがわかります。じゃ今度は僕が流すのは止めますが右手から押し出すように意識してください」
「む、難しいです……」
「いや、少しですが出来ています。そのままもう少し押し出す感じで…… そうそうできていますよ。はい止めて下さい。じゃ今度は一度手を離しますので自分の右手と左手をつないで下さい。そして右手から頭を通って左手に魔力を流して最後は左手の先から右手の先に循環するようなイメージで動かしてみてください」
「なんか体の中を回っている気がします」
「できればこれを毎日寝る前に10分ほどしてくださいね。右手から左手の後は逆に左手から右手に回るよう各10分です」
「それで魔力がふえますの?」
「これだけでは増えません。これは増やす為の通り道を作っているんです。狭い道と広い道ではどちらが歩きやすいですか?」
「それは広い道ですわ」
「その広い道を体の中に作ります。魔力が体の中を縦横無尽に流れるように訓練をしなければいけませんが。これは毎日寝る前10分で良いので毎日してください。最初は魔力を感じる事ができないかもしれませんが徐々に出来るようになります。3日後までに全く感じなかったら言って下さい。その後は魔力を増やす訓練と魔力を制御する訓練をしていきます。ちゃんと努力すれば1ヶ月で相当魔力は大きくなります。ただ言われても実感がわかないと思いますので今度視覚的に魔力を増やす方法をお教えします」
「小さい頃から魔力がない、更にフォースで魔法も弱い何の取り柄もないと言われて魔力を増やす努力をしてきました。魔力を空にして鍛えると良いと聞き、毎日魔力を空にして目がまわり吐き気すらするのを我慢して寝てますし、魔力ポーションを飲めば魔力が増えると言うことを聞き、美味しくない魔力ポーションをお小遣いを貯めて買っては飲みしてますが、魔力は全然増えません…… 貴方の言うように簡単に増えるわけ無いじゃないですか……」
最後の方は声が小さくなって聞こえるか聞こえないかくらいの声になり、目からは大粒の涙がこぼれ落ちていた。まわりのみんなもそこまでの努力はしていないみたいだが、出来る努力はしているようでもらい泣きしている女子も結構いた。これはなんか悪者になってしまったような気がする。このままだと青春がボッチ確定になってしまいそうだ。
「ナタリー先生、このまま練習場に行きませんか? みんなも魔法の可能性が知りたいでしょうし……」
「そうね、トラーオ君がこれだけ言うのだから、魔力が上がる方法を知っているのかもしれませんし、もしかしたらSクラスに勝てるようになるかも知れませんね。トラーオ君着替えはどうしましょうか?」
「今日は激しい運動しないのでこのままで行きましょう」
「じゃみんな裏の練習場に行くわよ」
先生の音頭でみんなゾロゾロと練習場に向かうが、顔は決して明るくない。みんな下を向いて俯き加減で歩いている。マヌエーラの言葉が胸に刺さっているんだろうな。練習場は400メートルトラックが入るくらいの広さがある運動場のような感じで周りの壁などは所々レンガが落ちていて魔法障壁を出す魔法陣も崩れているようで大きな魔法は使えそうにない。こっそり直しておかないと多分後からは大変な事になりそうだ。
「じゃトラーオ君、Sクラスに勝てる根拠をみんなに見せてあげて」
「まずはみんなが気になっている魔力が本当に上がるかを見せましょう。あっとりあえず今からの授業の内容は対抗戦終わるまでは絶対に他の人に言わないようにね。もしバレたらSクラスの従者決定になるかもしれないから」
クラス全員がウンウンとうなずいた。
「じゃ一番わかりやすいし魔力増やしたいであろうマヌエーラさん実験台になってもらえるかな?」
「えっ? わたくし?」
「魔力増やしたいんでしょ?」
「それはもちろん!」
「じゃお願い」
「わ、わかったわ」
「魔力を増やす方法は自分で増やす方法と、他人に手伝ってもらって増やす方法があります。とりあえず今日は他人から強制的に魔力を増やす方法を見てもらいますが、この方法はあまりおすすめしませんので授業で自分で増やす方法を学んで下さい」
「おすすめしない方法をわたくしにするんですか?」
「方法が方法なので…… まずは僕の前に立ってもらえますか?」
あっ! 身長差が…… 仕方が無いので土魔法で自分の足元に台を作りマヌエーラの顔と同じ高さになるようにした。
「それでは両手を出して下さい」
「こ、こう?」
「はい、手を握っても大丈夫ですか?」
マヌエーラが顔を真っ赤にして頷いた。気が強そうな割に純情だな。両手を恋人つなぎでつないで、おでことおでこをごっつんこした。
「な、何を??」
真っ赤な顔で質問してきたので説明をする。
「まず、今から魔力を右手からおでこを通って左手に通します。それを感じられたら教えて下さい」
ゆっくりと魔力を流していくと、マヌエーラの顔が更に紅潮して来て息遣いも荒くなってきた。
「少し体の中が暖かくなってきました。そして手の中を何か流れているような感じがします」
「それが魔力の流れですね。一度止めて今度は左手から右手に流します。流れが感じられたら今度は右手から僕の右手に魔力を押し出すようにしてみてください」
「こ、こうですの?」
「そうです。マヌエーラさんから魔力を押し込まれているのがわかります。じゃ今度は僕が流すのは止めますが右手から押し出すように意識してください」
「む、難しいです……」
「いや、少しですが出来ています。そのままもう少し押し出す感じで…… そうそうできていますよ。はい止めて下さい。じゃ今度は一度手を離しますので自分の右手と左手をつないで下さい。そして右手から頭を通って左手に魔力を流して最後は左手の先から右手の先に循環するようなイメージで動かしてみてください」
「なんか体の中を回っている気がします」
「できればこれを毎日寝る前に10分ほどしてくださいね。右手から左手の後は逆に左手から右手に回るよう各10分です」
「それで魔力がふえますの?」
「これだけでは増えません。これは増やす為の通り道を作っているんです。狭い道と広い道ではどちらが歩きやすいですか?」
「それは広い道ですわ」
「その広い道を体の中に作ります。魔力が体の中を縦横無尽に流れるように訓練をしなければいけませんが。これは毎日寝る前10分で良いので毎日してください。最初は魔力を感じる事ができないかもしれませんが徐々に出来るようになります。3日後までに全く感じなかったら言って下さい。その後は魔力を増やす訓練と魔力を制御する訓練をしていきます。ちゃんと努力すれば1ヶ月で相当魔力は大きくなります。ただ言われても実感がわかないと思いますので今度視覚的に魔力を増やす方法をお教えします」
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