女神のいたずらで若返った大賢者、異世界と行ったり来たり……

ぽてたん

文字の大きさ
31 / 48
第1章 魔法学園入学編

忍び寄る危機⑥日本で武器を仕入れてくるぞ!

しおりを挟む
『ただいまにゃあ!』

「「とらちゃんおかえり!」」

「今日はどうしたの?」

 まりのの膝で頭を撫でられながら来夢に戻ってきた理由を聞かれた。

『向こうの世界で魔物と戦争しなきゃいけないにゃ。だから少しこちらの武器を持っていこうと思うにゃ』

「とらちゃん大丈夫?」

『まりのは心配しなくていいにゃ。絶対に負けないにゃ』

「でも気をつけてね?」

『了解だにゃ! そういうわけで武器が買えるところに行きたいにゃ。新田はどこにいるにゃ?』

「かっちゃんは事務所にいると思うよ」

『いつの間にかつみさんからかっちゃんになったんだにゃ?』

 ジト目で来夢をみると恥ずかしそうに下を向いてモジモジしていた。

「克己さんだと他人行儀って言われて……」

『ラブラブだにゃ』

「もう! いいじゃん! 時間無いんでしょ?」

『そうだったにゃ。ちょっとでかけてくるにゃ。他の国へも行くかも知れないから今日はかっちゃんも帰って来ないかもしれないにゃ。大丈夫かにゃ?』

「全然大丈夫だよ! 向こうへ戻る前にはここに戻ってくる?」

『そうだにゃ、行く前にはみんなに挨拶して行くにゃ』

「わかった」

 来夢達と別れて新田の事務所へ向かった。

『かっちゃんいるかにゃ?』

「うわぁっ! なんでお前がかっちゃん呼びなんだよ……』

『ラブラブそうで何よりだにゃ。前置きは飛ばして本題に行くにゃ。ちょっと火薬を使わない武器でそこそこ使えるものと手軽に使える手榴弾とかが欲しいにゃ」

「簡単に言うけど、そんなもん日本で持っていたら捕まるやつだぞ?」

『日本じゃムリだにゃ、だから他の国で揃えるにゃ。どうせそのへんの準備も新田はしてくれてるにゃ?』

「まぁすぐに揃えられるようになってるぞ、ってかもうそろって預けてあるからいつでも持っていけるぞ」

『さすがだにゃ! どこにあるにゃ?』

「前に言われていたボーガン類と手榴弾と害獣スプレーに防毒マスクはこの事務所の地下にある」

『にゃ? 大丈夫なのかにゃ? 弁護士のくせに捕まらないかにゃ?』

「大丈夫だ、国の許可を得ている。 ちなみにこの敷地は治外法権扱いの特別区域になっているから銃を持った警備員が巡回しているし、敷地外には警察詰め所もあるので問題ない」

『いつのまにそんなことになったんだにゃ?』

「そら、来夢とまりの達に何かあったらエリクサーの供給は100%止まるだろ? 下手すりゃ総理より重要人物だぞ? 自由を阻害しないように万全の警備体制を敷いている。警備費用も国が負担で万が一を考えて100m以内にエリクサーを持った警備員が2人付いているから即死でも無い限りは安全だ」

『まぁ安全に越したことはないにゃ。ちゃんと守ってやってくれにゃ』

「まかせとけ! 来夢には誰も指1本ふれさせん!」

『さっきまりのと来夢の膝枕でモフられたにゃ』

「なんだと! ウグググッ! 俺ですら膝枕はまだしてもらってないのに……」

『じゃ魔法で猫にしてやろうかにゃ?』

「それは断る!」

『チッ! 猫もいいにゃ』

「お前はいいよ! 猫だしな! じゃ地下に行くか?」

『そうだにゃ、何があるか見てみるにゃ』

 新田と一緒に新田の事務所奥にあるエレベーターに乗った。

「こんなところにエレベーターがあるんだにゃ?』

『ここは地下直結で生体認証がないと行くことが出来ないし24時間警備されているんだ」

 エレベーターが動いてしばらくしてドアが空いたらそこにはビルの大きさよりはるかに広い地下室があった。

『これってよその土地にはみ出してないかにゃ?』

「周りは全部買い取った。しかも国主導で地価の3倍で次回相続時までは無税という約束まで付けたから問題なく買うことが出来たし、移転先も可能なかぎり希望を聞けたので不満を持って移転した人はいないと思う。ダミーでそのまま建物も残してそこには警備担当がそのまま家族で住んだりしているから地下を広げても問題ないよ。ちなみにこの地下のもう一つ地下にエリクサー等は保管してある」

『問題ないならいいにゃ……』

 知らない間に近所がすごい事になってしまっている事に初めて気がついた。みんなの安心の為なら仕方ないけど……
 武器庫らしいところは更に頑丈な扉を開けた中にあり、そこには拳銃から機関銃更にはランチャーまで揃っていた。今回は重火器よりも簡単なもので十分だろうからメインはクロスボウと矢を持っていこうと思う。あとは熊撃退スプレーを結構な量をアイテムボックスにいれて、念の為に重火器も少しだけ入れておいた。今日一日で世界を回って集めなきゃと思っていたのがもう終わった……

『じゃお家に戻るかにゃ? また必要になるかも知れないから補充はしておいてほしいにゃ』

「わかった。来夢に俺もあと2時間くらいで戻るって伝えておいてくれ」

『了解だにゃ、愛するかっちゃんは2時間後に戻ってくると伝えればいいにゃ?』

「やめろおおおおお」

 後ろから新田の叫び声が聞こえたが聞こえないふりをして自宅へ転移した。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。

もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。 異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。 ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。 残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、 同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、 追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、 清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ

ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。 見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は? 異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。 鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

魔物に嫌われる「レベル0」の魔物使い。命懸けで仔犬を助けたら―実は神域クラスしかテイムできない規格外でした

たつき
ファンタジー
魔物使いでありながらスライム一匹従えられないカイルは、3年間尽くしたギルドを「無能」として追放される。 同世代のエリートたちに「魔物避けの道具」として危険な遺跡に連れ出され、最後は森の主(ヌシ)を前に囮として見捨てられた。 死を覚悟したカイルが崩落した壁の先で見つけたのは、今にも息絶えそうな一匹の白い仔犬。 「自分と同じように、理不尽に見捨てられたこの子だけは助けたい」 自分の命を顧みず、カイルが全魔力を込めて「テイム」を試みた瞬間、眠っていた真の才能が目覚める。

霊力ゼロの陰陽師見習い

三科異邦
ファンタジー
「霊力も使えない。術式も出せない。 ……西園寺玄弥、お前は本当に陰陽師か?」 その言葉は、もう何度聞いたか分からない。 霊術学院の訓練場で、俺はただ立ち尽くしていた。 周囲では炎が舞い、水がうねり、風が刃のように走る。 同年代の陰陽師たちが、当たり前のように霊を操っている。 ――俺だけが、何もできない。 反論したい気持ちはある。 でも、できない事実は変わらない。 そんな俺が、 世界最強クラスの妖怪と契約することになるなんて―― この時は、まだ知る由もなかった。 これは―― 妖怪の王を倒すべく、九尾の葛葉や他の仲間達と力を合わせて成長していく陰陽師見習いの物語。

処理中です...