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第1章 魔法学園入学編
新しい常識⑩Fクラス対全クラスの決着
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「とりあえず落ち着け! もう一度攻撃するぞ! 今度はフラッグに向けて一斉攻撃で決着させるぞ」
苦手属性での防御に混乱していたSクラスだがリーダーが再度声をかけて立て直しを図ろうとしていた。
「来るぞ!」
リュシの号令で全員が身構えると同時に向こうのリーダーの声が聞こえた。
「いくぞ! ファイアランス!」
前回と同じファイアランスが飛んで来たが前回と違い今回はバラバラの攻撃ではなくこちらのフラッグに向けて一斉に飛んで来たので、威力的にはそこそこの威力ではあったが今回もそれぞれが属性違いの魔法で難なく防いだ。
「やっぱり、あいつら属性と違う魔法使ってるぞ」
「なんで俺たちの一斉攻撃に耐えられるんだ?」
「これからどうする?」
Sクラスチームは混乱してオロオロして、バラバラに攻撃を始めてきたがそれらを的確にみんな防いでいると向こうチームは魔力切れで座り込む人も出てきた。
「お前らもう少し真面目にしろ!!」
「もうさっさと終わらせろ!!」
「お前ら金返せ!!」
賭けの最長時間を超えたらしく、もうSクラスが勝っても時間無制限に掛けた数人以外は賭けの対象外になったのでヤジがどんどんひどくなってきた。
それを見たリュシが皆に号令をかけた。
「よし、それじゃ攻撃するよ! 一斉にファイアランスで攻撃するからいいかな?」
「「「いいよ!」」」
「じゃ せーの!」
一斉にファイアランスを相手チームのフラッグへ向けて打ち出すと、相手チームのフラッグは防御されること無く折れてしまった。
「終了! Fクラスの勝利!」
審判の声で試合が終わるとSクラスの人たちはがっくり膝をついてこちれらを見ていたところに声が飛んできた。
「ちょっとまてええ! これは不正だ! こいつらは何らかの魔道具を使って不正に攻撃をしたんだ、もう一度この試合はやり直しだ!」
Sクラスの担任のステファンが大声で叫んでいたが、こちらは不正等なにもないので、どうしようか思っていたが、それに同調するような声がどんどん広がっていった。
「やっぱり不正をしていたんだな」
「だよな、Fクラスがそんなに強いわけないよ」
「属性が違う魔法なんて普通使えないよね」
「やり直ししろおお!
「不正ならSクラスの勝ちだろ?」
広がるヤジにこのままだと収拾付かないのでチラチラと貴賓席を見てみると、陛下がニヤニヤと楽しそうに笑っている。うーん嫌な予感しかない。陛下が立ち上がり拡声の魔道具に声を掛けた。
「ステファンよ、この試合は何か不正があったというのか?」
「ハッ 陛下、この試合は全て不正があったと思われます」
「ほぉー その理由を申してみよ」
「まず、こいつらの使った魔法はみな、属性違いの魔法でした。火属性も持っていないのに、こんな魔法が使えるわけがありません。土魔法もあの規模の魔法をこいつらが使えるわけないので、こっそり魔道具を持ち込んでいたに違いありません。ですので不正を行ったに違いいありません」
「なるほど、Fクラスが属性違いの魔法を発動するのが不正とな?」
「その通りでございます」
「ふむ、聞いた話によると今年の入学生はみんな優秀なのでこの試合前に全員が全員火、水、風の魔法を第2ランク以上に使えるよう指示をしていたのではないか?それであれば全員が火魔法を使えるようになっていてもおかしくないのではないか? Sクラスの生徒も全員火、水、風の魔法を第2ランク以上使えるようになっているのだろう?」
陛下の話を聞いて、たぶん他の属性の取得など聞いたことのないFクラス以外の生徒は周りをキョロキョロしている。
「いや、あの、他のクラスは……」
「Fクラスには他のクラスも全員同じ条件を出しておいてFクラスができなかったら3年間Sクラスの従者になると言っておったのではないか? そえでFクラスが他属性を使えるようになったから不正だと言うのはどうかと思うが?」
ステファンは油汗を流しながら返答に詰まっている。
「他のクラスは…… 自分の属性を最大限に出せるようになっており、他の属性は必要ないと判断しましたので…… えー……」
「そうか、その言葉に偽りはないな?」
「は、はい!」
「よろしい、それでは今からSクラスとFクラスの魔法の熟練度の試験を行い、Sクラスが勝てば今回の試合の再試合を認めよう。もし負ければFクラス以外はFクラスの従者扱いとする。よいな?」
「は、はい!」
思わずステファンは返答してしまったようだが、Sクラスの生徒は意気消沈してしまっているようだった。
苦手属性での防御に混乱していたSクラスだがリーダーが再度声をかけて立て直しを図ろうとしていた。
「来るぞ!」
リュシの号令で全員が身構えると同時に向こうのリーダーの声が聞こえた。
「いくぞ! ファイアランス!」
前回と同じファイアランスが飛んで来たが前回と違い今回はバラバラの攻撃ではなくこちらのフラッグに向けて一斉に飛んで来たので、威力的にはそこそこの威力ではあったが今回もそれぞれが属性違いの魔法で難なく防いだ。
「やっぱり、あいつら属性と違う魔法使ってるぞ」
「なんで俺たちの一斉攻撃に耐えられるんだ?」
「これからどうする?」
Sクラスチームは混乱してオロオロして、バラバラに攻撃を始めてきたがそれらを的確にみんな防いでいると向こうチームは魔力切れで座り込む人も出てきた。
「お前らもう少し真面目にしろ!!」
「もうさっさと終わらせろ!!」
「お前ら金返せ!!」
賭けの最長時間を超えたらしく、もうSクラスが勝っても時間無制限に掛けた数人以外は賭けの対象外になったのでヤジがどんどんひどくなってきた。
それを見たリュシが皆に号令をかけた。
「よし、それじゃ攻撃するよ! 一斉にファイアランスで攻撃するからいいかな?」
「「「いいよ!」」」
「じゃ せーの!」
一斉にファイアランスを相手チームのフラッグへ向けて打ち出すと、相手チームのフラッグは防御されること無く折れてしまった。
「終了! Fクラスの勝利!」
審判の声で試合が終わるとSクラスの人たちはがっくり膝をついてこちれらを見ていたところに声が飛んできた。
「ちょっとまてええ! これは不正だ! こいつらは何らかの魔道具を使って不正に攻撃をしたんだ、もう一度この試合はやり直しだ!」
Sクラスの担任のステファンが大声で叫んでいたが、こちらは不正等なにもないので、どうしようか思っていたが、それに同調するような声がどんどん広がっていった。
「やっぱり不正をしていたんだな」
「だよな、Fクラスがそんなに強いわけないよ」
「属性が違う魔法なんて普通使えないよね」
「やり直ししろおお!
「不正ならSクラスの勝ちだろ?」
広がるヤジにこのままだと収拾付かないのでチラチラと貴賓席を見てみると、陛下がニヤニヤと楽しそうに笑っている。うーん嫌な予感しかない。陛下が立ち上がり拡声の魔道具に声を掛けた。
「ステファンよ、この試合は何か不正があったというのか?」
「ハッ 陛下、この試合は全て不正があったと思われます」
「ほぉー その理由を申してみよ」
「まず、こいつらの使った魔法はみな、属性違いの魔法でした。火属性も持っていないのに、こんな魔法が使えるわけがありません。土魔法もあの規模の魔法をこいつらが使えるわけないので、こっそり魔道具を持ち込んでいたに違いありません。ですので不正を行ったに違いいありません」
「なるほど、Fクラスが属性違いの魔法を発動するのが不正とな?」
「その通りでございます」
「ふむ、聞いた話によると今年の入学生はみんな優秀なのでこの試合前に全員が全員火、水、風の魔法を第2ランク以上に使えるよう指示をしていたのではないか?それであれば全員が火魔法を使えるようになっていてもおかしくないのではないか? Sクラスの生徒も全員火、水、風の魔法を第2ランク以上使えるようになっているのだろう?」
陛下の話を聞いて、たぶん他の属性の取得など聞いたことのないFクラス以外の生徒は周りをキョロキョロしている。
「いや、あの、他のクラスは……」
「Fクラスには他のクラスも全員同じ条件を出しておいてFクラスができなかったら3年間Sクラスの従者になると言っておったのではないか? そえでFクラスが他属性を使えるようになったから不正だと言うのはどうかと思うが?」
ステファンは油汗を流しながら返答に詰まっている。
「他のクラスは…… 自分の属性を最大限に出せるようになっており、他の属性は必要ないと判断しましたので…… えー……」
「そうか、その言葉に偽りはないな?」
「は、はい!」
「よろしい、それでは今からSクラスとFクラスの魔法の熟練度の試験を行い、Sクラスが勝てば今回の試合の再試合を認めよう。もし負ければFクラス以外はFクラスの従者扱いとする。よいな?」
「は、はい!」
思わずステファンは返答してしまったようだが、Sクラスの生徒は意気消沈してしまっているようだった。
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