9 / 114
第1章
買取センター
しおりを挟む
百貨店近くに大きな看板で、【売ります!買います!預かります!】と書かれた質屋を見つけていたので、そこに行ってもらうことにした。
来夢には金で出来た指輪やアクセサリーを数点と、ルビー等の宝石の原石も渡している。鑑定で大体の価値はわかるので、もし30万円を切る価格の見積もりを出して来たら帰ろうと思っていた。
「お見積もり金額は60万円になります。即金買取であれば65万円まではお渡しできます」
思ったより高額見積もりがでた……
『金額の内訳を聞くんだにゃ?』
「この金額の、内訳詳細はわかりますか?」
「はい! こちらの金製品は1gあたり4600円でお引き取りさせていただいておりますので243600円。その他の宝石の原石は非常に品質が良い石ですので、少し高めに見積もりをしております大体35万円で合わせてキリの良い60万円の見積もりになります。金の相場も今は上昇傾向なのでその上昇見込みを含んで即決だと65万円でお引取り致します」
『悪くないにゃいのでそのまま買取をお願いするにゃ』
「じゃその値段で買取お願いします」
「ありがとうございます。書類とか準備してきますので少々お待ち下さい」
鑑定人は買取に必要な書類を来夢に書かせている間にお金を準備していた。書類を確認すると来夢へ封筒に入ったお金を手渡してきた。
「ありがとうございました。65万円になりますので確認お願いします」
来夢は指先を震わせながら小声でお札の枚数を確認してからバッグの一番下へしまい込んだ。
「あぁ緊張したっ!! こんな大金なんて久しぶりに触った……」
質屋を出ると来夢が小声で独り言を言っていたが、今日売ったものなんて持ってきたものの数万分の1くらいしか無いような気がする。
『今日のはお試しなんだなにゃ!! 今後はもっと大きにゃ金額になるから慣れるにゃ!!』
質屋では色々質問させてどんな売り方が良いかと等をメモさせている。金細工は相場で変動するが宝石に関しては、もう少し大きな都市が高く買取ってくれるようだ。向こうで加工した宝石はカットが甘く原石よりも価値は低かった。
魔石の細かいのを見せたが、これは宝石ではなく自然に出来たガラス片という評価で価値は0円査定だった……
魔石はこちらでは売れないようだな。魔道具なんてないから当然といえば当然なんだろう。向こうではすごい便利な魔石も今の日本では電気が代わりをしてくれたり、なんらかの道具でまかなえるので魔道具も作る機会はあまりなさそうだ。
『おい!! 前かがみでバッグ抱えてると、どっからどうみても大金持ってるカモにしか見えないにゃ!! もっとシャッキっとするにゃ!!』
「こんな大金ひったくられたり、無くしたらどうするのよ……」
『ひったくられたら、ひったくった奴に地獄を見せるにゃ……なによりまだまだ金も宝石もあるから大丈夫にゃ!! でも来夢の借金はこれで返すわけではないからにゃ』
「えっ? どうやってお金作るの? もしかして私をどこかに売ろうとしてる?」
『はぁ~ なんでにゃ…… そんな事しないなにゃあああ』
タクシー売り場に着いたが来夢はビクビクしている。
『どうしたにゃ?』
「タクシーなんて何年も乗ってないから緊張してる」
『アホにゃ……早く乗って帰るにゃ』
ようやく踏ん切りのついた来夢はタクシーに乗ることが出来た。もちろん俺は認識阻害の魔法を使って来夢の膝の上に乗って寛いでいた。
来夢には金で出来た指輪やアクセサリーを数点と、ルビー等の宝石の原石も渡している。鑑定で大体の価値はわかるので、もし30万円を切る価格の見積もりを出して来たら帰ろうと思っていた。
「お見積もり金額は60万円になります。即金買取であれば65万円まではお渡しできます」
思ったより高額見積もりがでた……
『金額の内訳を聞くんだにゃ?』
「この金額の、内訳詳細はわかりますか?」
「はい! こちらの金製品は1gあたり4600円でお引き取りさせていただいておりますので243600円。その他の宝石の原石は非常に品質が良い石ですので、少し高めに見積もりをしております大体35万円で合わせてキリの良い60万円の見積もりになります。金の相場も今は上昇傾向なのでその上昇見込みを含んで即決だと65万円でお引取り致します」
『悪くないにゃいのでそのまま買取をお願いするにゃ』
「じゃその値段で買取お願いします」
「ありがとうございます。書類とか準備してきますので少々お待ち下さい」
鑑定人は買取に必要な書類を来夢に書かせている間にお金を準備していた。書類を確認すると来夢へ封筒に入ったお金を手渡してきた。
「ありがとうございました。65万円になりますので確認お願いします」
来夢は指先を震わせながら小声でお札の枚数を確認してからバッグの一番下へしまい込んだ。
「あぁ緊張したっ!! こんな大金なんて久しぶりに触った……」
質屋を出ると来夢が小声で独り言を言っていたが、今日売ったものなんて持ってきたものの数万分の1くらいしか無いような気がする。
『今日のはお試しなんだなにゃ!! 今後はもっと大きにゃ金額になるから慣れるにゃ!!』
質屋では色々質問させてどんな売り方が良いかと等をメモさせている。金細工は相場で変動するが宝石に関しては、もう少し大きな都市が高く買取ってくれるようだ。向こうで加工した宝石はカットが甘く原石よりも価値は低かった。
魔石の細かいのを見せたが、これは宝石ではなく自然に出来たガラス片という評価で価値は0円査定だった……
魔石はこちらでは売れないようだな。魔道具なんてないから当然といえば当然なんだろう。向こうではすごい便利な魔石も今の日本では電気が代わりをしてくれたり、なんらかの道具でまかなえるので魔道具も作る機会はあまりなさそうだ。
『おい!! 前かがみでバッグ抱えてると、どっからどうみても大金持ってるカモにしか見えないにゃ!! もっとシャッキっとするにゃ!!』
「こんな大金ひったくられたり、無くしたらどうするのよ……」
『ひったくられたら、ひったくった奴に地獄を見せるにゃ……なによりまだまだ金も宝石もあるから大丈夫にゃ!! でも来夢の借金はこれで返すわけではないからにゃ』
「えっ? どうやってお金作るの? もしかして私をどこかに売ろうとしてる?」
『はぁ~ なんでにゃ…… そんな事しないなにゃあああ』
タクシー売り場に着いたが来夢はビクビクしている。
『どうしたにゃ?』
「タクシーなんて何年も乗ってないから緊張してる」
『アホにゃ……早く乗って帰るにゃ』
ようやく踏ん切りのついた来夢はタクシーに乗ることが出来た。もちろん俺は認識阻害の魔法を使って来夢の膝の上に乗って寛いでいた。
0
あなたにおすすめの小説
ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者
哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。
何も成し遂げることなく35年……
ついに前世の年齢を超えた。
※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。
※この小説は他サイトにも投稿しています。
SSSレア・スライムに転生した魚屋さん ~戦うつもりはないけど、どんどん強くなる~
草笛あたる(乱暴)
ファンタジー
転生したらスライムの突然変異だった。
レアらしくて、成長が異常に早いよ。
せっかくだから、自分の特技を活かして、日本の魚屋技術を異世界に広めたいな。
出刃包丁がない世界だったので、スライムの体内で作ったら、名刀に仕上がっちゃった。
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
ジャングリラ~悪魔に屠られ魔王転生。死の森を楽園に変える物語~
とんがり頭のカモノハシ
ファンタジー
「別の世界から勇者を召喚する卑怯な手口」に業を煮やした堕天使・ルシファーにより、異世界へ魔王として転生させられた大学生・左丹龍之介。
先代・魔王が勇者により討伐されて100年――。
龍之介が見たものは、人魔戦争に敗れた魔族が、辺境の森で厳しい生活を余儀なくされている姿だった。
魔族の生活向上を目指し、龍之介は元魔王軍の四天王、悪魔公のリリス、フェンリルのロキア、妖狐の緋魅狐、古代龍のアモンを次々に配下に収めていく。
バラバラだった魔族を再び一つにした龍之介は、転生前の知識と異世界の人間の暮らしを参考に、森の中へ楽園を作るべく奔走するのだが……
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる