49 / 114
第3章 将来の目標をみつけるにゃ
またお前らにゃのか
しおりを挟む
ドンドン!! ドンドン!!
2人の感動シーンをぶち壊すようにドアを激しく叩く音が聞こえた。
2人はさらにギュッとお互いを抱きしめながら体を固くして震えているようだった。
「こんにちは!九州ローンの金崎と申します。下西さーん そろそろ借金払ってくださいよー」
「おーい! いるのはわかっているんですよ!」
九州ローンって、来夢をいじめていたやつだな?なんでこうも同じ会社と遭遇するんだ?腐れ縁にはなりたくないぞ! そう思いながらもボイスレコーダーをこっそり入り口横の棚の上に置いてみた。
「近所に迷惑かけるとここには住めなくなりますよ!」
お前が言うな……
「おい、いい加減に開けないとぶち壊すぞ!」
ドンドン!!
「ママー 怖いー」
「まりの、ごめんね……」
「そろそろ開けないと窓ブチ割るからな!」
ドアの外の男たちはキレ気味に声を荒げている。
母親は諦めたようにフラフラと玄関に行き鍵外しドアを開けると、なだれ込むように2人の男性が入ってきた。
「ようやく開けてくれた。私、九州ローンの金崎とお申します。こちらが藤元といいます。奥さんそろそろ借金返済してくれませんかね?期限はとっくに過ぎて利息がドンドン増えていくだけですよ?」
「あの……、今は病気で生活もままならない状況ですし、もともとそんな借金は私はしていませんし……」
「ここに書類があるでしょ? 旦那さんの名前で借金500万でその連帯保証人にちゃんと下西なな子って自分でも書いて実印まで押してあるの見える? これだけ揃っていれば裁判しても連帯保証人が支払う義務があるって判決出るだけだよ?」
「あの人が借金した話も聞いてませんし、もう3年も帰ってきていません……」
「だから、あんたの所に来てるんだよ。さっさと旦那に変わって返えしてくれないかな? まだその年なら稼げるところ紹介するから4年もあれば返せるんじゃないかな?」
「子供がまだ小さいし、病気がちなのでそんなところで働けません」
「子供? 子供なんて施設に預ければいいだろ? 病気なら生命保険入ってもらってもいいぞ、かけて2年後3000万掛けて死んでもらえれば娘にも1000万は残してやるよ。ちゃんと契約書書いてもいいぞ」
「私に死ねと?」
「治る病気ならさっさと治して働け! 治らないなら生命保険掛けて死ね!」
「ママしんじゃいやああああ」
後ろで聞いていたまりのが母親に抱きついてきた。
そろそろムカつきも最高潮になってきたので、こいつらを追い出す事にしよう。一度玄関の外に出て少し神々しい光を纏った姿で玄関から入る。
「猫? なんか光ってないか?」
金崎が独り言みたいに呟いた瞬間、爪で二人の頬を引っ掻いて、更にコピーらしい証文を分捕り玄関から出ていく。
「まて、それを返せ!」
二人は頬を手で抑えながら追ってきた。
捕まりそうになっては逃げるを繰り返し、2人ともヘトヘトになるまで走らせ最後は契約書を持ったまま逃げ去った。
結構な距離を走らせたので車まで戻るには30分程かかるだろうと思い、アパートまで転移で戻り、肉体強化をして車を微妙に道路へはみ出させておいた。狭い道路なので車が邪魔で通過できないように……
二人組が戻るのを待っているうちにそこを通ろうとしたトラックがクラクションを鳴らしまくった。
ウルセェ……
その音がうるさすぎたのか、通報で駆けつけた警察官がひとりはトラックの運転手をなだめ、もうひとりが車の駐車禁止の現認をしていた。トラックの後ろにも車が連なりクラクションを鳴らして収集がつかなくなってきた時に2人が戻ってきて、その状況を見て顔を青ざめていた。
駐車禁止を取られ、トラックの運転手達に罵られたせいか、今日はもう回収する気もうせたのだろう。すぐに車で走り去っていった。
2人の感動シーンをぶち壊すようにドアを激しく叩く音が聞こえた。
2人はさらにギュッとお互いを抱きしめながら体を固くして震えているようだった。
「こんにちは!九州ローンの金崎と申します。下西さーん そろそろ借金払ってくださいよー」
「おーい! いるのはわかっているんですよ!」
九州ローンって、来夢をいじめていたやつだな?なんでこうも同じ会社と遭遇するんだ?腐れ縁にはなりたくないぞ! そう思いながらもボイスレコーダーをこっそり入り口横の棚の上に置いてみた。
「近所に迷惑かけるとここには住めなくなりますよ!」
お前が言うな……
「おい、いい加減に開けないとぶち壊すぞ!」
ドンドン!!
「ママー 怖いー」
「まりの、ごめんね……」
「そろそろ開けないと窓ブチ割るからな!」
ドアの外の男たちはキレ気味に声を荒げている。
母親は諦めたようにフラフラと玄関に行き鍵外しドアを開けると、なだれ込むように2人の男性が入ってきた。
「ようやく開けてくれた。私、九州ローンの金崎とお申します。こちらが藤元といいます。奥さんそろそろ借金返済してくれませんかね?期限はとっくに過ぎて利息がドンドン増えていくだけですよ?」
「あの……、今は病気で生活もままならない状況ですし、もともとそんな借金は私はしていませんし……」
「ここに書類があるでしょ? 旦那さんの名前で借金500万でその連帯保証人にちゃんと下西なな子って自分でも書いて実印まで押してあるの見える? これだけ揃っていれば裁判しても連帯保証人が支払う義務があるって判決出るだけだよ?」
「あの人が借金した話も聞いてませんし、もう3年も帰ってきていません……」
「だから、あんたの所に来てるんだよ。さっさと旦那に変わって返えしてくれないかな? まだその年なら稼げるところ紹介するから4年もあれば返せるんじゃないかな?」
「子供がまだ小さいし、病気がちなのでそんなところで働けません」
「子供? 子供なんて施設に預ければいいだろ? 病気なら生命保険入ってもらってもいいぞ、かけて2年後3000万掛けて死んでもらえれば娘にも1000万は残してやるよ。ちゃんと契約書書いてもいいぞ」
「私に死ねと?」
「治る病気ならさっさと治して働け! 治らないなら生命保険掛けて死ね!」
「ママしんじゃいやああああ」
後ろで聞いていたまりのが母親に抱きついてきた。
そろそろムカつきも最高潮になってきたので、こいつらを追い出す事にしよう。一度玄関の外に出て少し神々しい光を纏った姿で玄関から入る。
「猫? なんか光ってないか?」
金崎が独り言みたいに呟いた瞬間、爪で二人の頬を引っ掻いて、更にコピーらしい証文を分捕り玄関から出ていく。
「まて、それを返せ!」
二人は頬を手で抑えながら追ってきた。
捕まりそうになっては逃げるを繰り返し、2人ともヘトヘトになるまで走らせ最後は契約書を持ったまま逃げ去った。
結構な距離を走らせたので車まで戻るには30分程かかるだろうと思い、アパートまで転移で戻り、肉体強化をして車を微妙に道路へはみ出させておいた。狭い道路なので車が邪魔で通過できないように……
二人組が戻るのを待っているうちにそこを通ろうとしたトラックがクラクションを鳴らしまくった。
ウルセェ……
その音がうるさすぎたのか、通報で駆けつけた警察官がひとりはトラックの運転手をなだめ、もうひとりが車の駐車禁止の現認をしていた。トラックの後ろにも車が連なりクラクションを鳴らして収集がつかなくなってきた時に2人が戻ってきて、その状況を見て顔を青ざめていた。
駐車禁止を取られ、トラックの運転手達に罵られたせいか、今日はもう回収する気もうせたのだろう。すぐに車で走り去っていった。
0
あなたにおすすめの小説
ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者
哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。
何も成し遂げることなく35年……
ついに前世の年齢を超えた。
※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。
※この小説は他サイトにも投稿しています。
SSSレア・スライムに転生した魚屋さん ~戦うつもりはないけど、どんどん強くなる~
草笛あたる(乱暴)
ファンタジー
転生したらスライムの突然変異だった。
レアらしくて、成長が異常に早いよ。
せっかくだから、自分の特技を活かして、日本の魚屋技術を異世界に広めたいな。
出刃包丁がない世界だったので、スライムの体内で作ったら、名刀に仕上がっちゃった。
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
ジャングリラ~悪魔に屠られ魔王転生。死の森を楽園に変える物語~
とんがり頭のカモノハシ
ファンタジー
「別の世界から勇者を召喚する卑怯な手口」に業を煮やした堕天使・ルシファーにより、異世界へ魔王として転生させられた大学生・左丹龍之介。
先代・魔王が勇者により討伐されて100年――。
龍之介が見たものは、人魔戦争に敗れた魔族が、辺境の森で厳しい生活を余儀なくされている姿だった。
魔族の生活向上を目指し、龍之介は元魔王軍の四天王、悪魔公のリリス、フェンリルのロキア、妖狐の緋魅狐、古代龍のアモンを次々に配下に収めていく。
バラバラだった魔族を再び一つにした龍之介は、転生前の知識と異世界の人間の暮らしを参考に、森の中へ楽園を作るべく奔走するのだが……
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる