女神にさらわれ異世界で魔王を倒した大賢者!魔法も使える勝ち組人生予定で現代に戻ってみたら駄女神のミスで何故か猫の体にされちゃったにゃ

ぽてたん

文字の大きさ
69 / 114
第3章 将来の目標をみつけるにゃ

エリクサー後日談だにゃ

しおりを挟む
 エリクサーが枯渇して数週間経ったが、クワズイモからは普通の水しか出てこず毎日24時間体制で警備と研究者が張り付いていたが、徐々に規模が減らされて警備員1名と研究者が毎朝水を採りにくるだけとなっていた。
 しかし、エリクサーが出たという噂が噂を呼び神社へは結構な人数の参拝客が来るようになり、お賽銭等も今までよりも集まるようになっていた。
 遊水地からの水を飲むとエリクサーのような効果は無いが、体調が良くなる人が出てきて湧水池が荒らされそうになってしまった。そのため金儲けで水を利用すると悪影響を与え、神社にちゃんと参拝して心からのお祈りをしないと効果は全く無いこと。エリクサーのような効果はあのイモが無くなったのでもう二度と出ることはない事。ただ湧水池の水をコップ1杯分を飲むことでほんの少しだけ体調をよくする効果がある事をまりの経由で神社から参拝客へ伝えてもらった。猫神様と話をした少女からの話だということで、湧水池を荒らされることも無く神社も落ち着きを取り戻しつつあった。

 しかしフェイザー製薬は現状では1円の収入どころか、神社の賃貸料で3000万円もの金を支払ったので売上的にはマイナスで、武村に医院長経由で渡した残りの3分の1の量のエリクサーがあるだけで、そのエリクサーも調べども何も有効成分は出てこなかった為、部長の成井は焦っていた。

「おい、中林エリクサーはもう少しどうにかならんのか?」

「どうにかもなにも、移したら駄目だと言ったのを移したのは部長ですよね? それで戻したけど効果がない理由はわかりませんし、あの葉っぱから出ない以上もう出ないんでしょう」

「そんな、どうにかしろ!」

「何をどうすれば?」

「いざとなったら、その女の子を攫ってでもどうにかしろ!」

「今、何を言ったのかわかってますよね? この会社で誘拐とかバレたら会社が消滅しますよ?」

「うるさい、このままじゃ、俺は破滅だ」

「破滅でも命はなくならないでしょ? どっかに異動になる程度で……」

「異動なんかしたくない! その子の名前と住んでるとこはわかるのか?」

「わかりますが、お教えはできませんよ」

「言わないと服務規程違反でリストラ候補にいれておくぞ」

「そんな、馬鹿な話はありませんよ」

「あのリスト出すのは上長の俺だから、馬鹿な話もなにもないぞ、言わなきゃリスト入だ」

「教える事はできませんが、少女の連絡先を書いた紙は自分の机の上に置いてあります。自分は外出してそのまま直帰の予定です。その間何かあっても自分の知らない範疇です」

「わかった、気をつけてな」

「では行ってきます」

 中林が部屋を出るが早いか、成井部長が中林の席に飛びつくのが早いかわからないくらいのタイミングで成井が中林の机まわりを調べて何やら住所を書いた紙を見つけ、自分の手帳に書き写していた。

 中林は一度神社に行って、あの子供がいないかを探していた。神社をくまなく探したが見当たらず諦めて帰ろうとしたときに、階段を上がってくるまりのを見つけた。

「下西まりのちゃんだよね?」

「知らない人には教えられないです」

「そうだよね、じゃお母さんに手紙を書くからそれだけ渡してもらえるかな?」

「手紙なら渡すの」

 中林は同じ会社の成井部長が良からぬことを考えていることや、すでにまりの達の情報を掴んでいることを手紙に書いてまりのに渡した。
 帰ってからまりのからの手紙を読んだなな子はすぐに俺の所に連絡をしてきた。まだ同居準備中だが、状況が状況だけに

『とりあえず、すぐに移動するにゃ、うちに来れば安心だにゃ』

「まだ引っ越しの手配とか全然してませんが……」

『大丈夫だにゃ、全部持って行くにゃ』

 アイテムボックスに家具ごとダンボールごとに放り込んで30分もしないうちにすっからかんになった。

「トラちゃんすごいの」

『このくらいは朝飯前なのだにゃ』

 予定より早いが今日から同居生活の始まりだ。来夢にはなな子経由で連絡させておいた。

『とりあえず二人共これを持っておくにゃ』

 二人にはペンダント式の魔石で作った防犯ベルを持たせた。まりのは薄い板状にしてお守りに入れて首から下げるようにしたので、学校でも問題ないだろう。何か仕掛けてきても対処できるように万全の準備をしておく。まりのの学校は今までより少し遠くなったが歩けない距離ではないので、できるだけ一緒に登校したり帰りも俺か、シロ達に護衛をお願いしている。

 俺の家から通い始めて3日めくらいから、誰か後を付けてくるようになったので、そろそろしかけて来そうだな。

 5日めの学校帰りにいつもの如く、神社へ向かいお参りをしていた。そこにガラの悪い3人くらいのチンピラみたいなのが、まりのを取り囲みんだ。

「こんにちは、なにかごようですか」

「はい、こんにちは、まりのちゃんだよね? お願いがあって来たのだけど、あの薬をどうにしかして手に入れられないかな?」

「あれはもうないの。あそこに立っているおじちゃんの会社が持っていってからもう出なくなっちゃったの」

「それって本当は他でも出るんでしょ? 出してくれないとママが大変な事になっちゃうかもよ?」

「大変なこと?」

「そう、怪我したり、行方不明になったりしたら大変だ」

「おじちゃん達がママに怪我をさせたり、どこかに隠したりするの?」

「あれがないともうママと会えなくなるかもしれないな」

「いやなの、またもらえるように猫神様にお願いしてみるの」

『まりの、神社へお参りするふりをするにゃ』

 まりのは本殿へ向かい一生懸命お参りをした。

 俺はわざと金色に光りながら本殿前で一鳴きした。

『まりの、明日出すから明日の午後に来るようにいうにゃ』

「猫神様が明日出してくれるの、だから夕方またくるの」

「そうかわかった」

 冗談だと思っていた猫神らしき猫が目の前で光なにを少女へ話していた。もしかしてこの子は本当に神様につながっているんじゃないだろうな? こんな事をして天罰とか当たらないよな…… そんなことをまりのを襲ったチンピラは思っていた。

 明日渡すやつは異世界で調合を失敗したエリクサーもどきを渡すつもりだ。少量だとエリクサーのような効果が出るが、量を飲むと活性が高すぎて老化をすすめてしまう薬だ。

 翌日の朝に露を採りに行くとすでに露は無かった……

 フェイザー製薬の人間が先に採取していったようだ。夕方はどうするかな? 念の為、まりのについて夕方神社へ行ったがあのチンピラは来なかった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者

哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。 何も成し遂げることなく35年…… ついに前世の年齢を超えた。 ※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。 ※この小説は他サイトにも投稿しています。

SSSレア・スライムに転生した魚屋さん ~戦うつもりはないけど、どんどん強くなる~

草笛あたる(乱暴)
ファンタジー
転生したらスライムの突然変異だった。 レアらしくて、成長が異常に早いよ。 せっかくだから、自分の特技を活かして、日本の魚屋技術を異世界に広めたいな。 出刃包丁がない世界だったので、スライムの体内で作ったら、名刀に仕上がっちゃった。

【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~

きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。 前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。

不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます

天田れおぽん
ファンタジー
 ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。  ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。  サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める―――― ※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。

第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。

黒ハット
ファンタジー
 前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。  

中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています

浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】 ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!? 激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。 目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。 もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。 セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。 戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。 けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。 「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの? これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、 ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。 ※小説家になろうにも掲載中です。

異世界に転生したら?(改)

まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。 そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。 物語はまさに、その時に起きる! 横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。 そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。 ◇ 5年前の作品の改稿板になります。 少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。 生暖かい目で見て下されば幸いです。

ジャングリラ~悪魔に屠られ魔王転生。死の森を楽園に変える物語~

とんがり頭のカモノハシ
ファンタジー
「別の世界から勇者を召喚する卑怯な手口」に業を煮やした堕天使・ルシファーにより、異世界へ魔王として転生させられた大学生・左丹龍之介。 先代・魔王が勇者により討伐されて100年――。 龍之介が見たものは、人魔戦争に敗れた魔族が、辺境の森で厳しい生活を余儀なくされている姿だった。 魔族の生活向上を目指し、龍之介は元魔王軍の四天王、悪魔公のリリス、フェンリルのロキア、妖狐の緋魅狐、古代龍のアモンを次々に配下に収めていく。 バラバラだった魔族を再び一つにした龍之介は、転生前の知識と異世界の人間の暮らしを参考に、森の中へ楽園を作るべく奔走するのだが……

処理中です...