わたしのかぞく

きむ

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中学生

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それからしばらく「普通」の日々を過ごしました。そのうちにだんだん頭にもやがかかっているというか自分が何を考えているのかよく分からなくなって来ていました。

そして夜になっていつものようにお母さんの愚痴を聞いている時。
私はまた何も聞こえなくなりました。
でも笑わなきゃと思って「うん」「うん」と相槌を打ちながら聞いていました。
それでお母さんは何も気づくことなく話し終わって満足そうに去っていきました。
そしてだんだん味もわからなくなりました。
本当に何も考えられなくなって、ついに様子がおかしいとお母さんに気づかれました。
ずっとほほえんで「うん」と相槌ばっかり打ってたらたしかにおかしい奴です。
するとお母さんは私を思いっきり打ちました。
そして「あんなそんなおかしくなるんだったら精神科に連れていくからね!!!精神科なんておりにずっと入れられてお風呂もご飯もろくに食べられないんだからね!!一生出てこれないよ!!!いいのそれでも!!」と言いました。
おそらく自分が話してるのに的はずれな返答を私がしてしまったことでおかしい思ったのでしょう。自分が一番じゃないと気が済まないひとなので。

私はぼんやりそれはダメだな。と思いました。
ああ、ここでも私は心配して貰えないんだな、とも思いました。
そしてだんだんモヤが1部かかってはいるけどクリアになりました。
無駄なんだなって悟ったのです。ようやくですが。

そうして相変わらず自分がしている事があってるのかは分からないけど一応「普通」に戻ったのです。
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