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おはようみんな!
今日は4日後に控えた安土、京都旅行の説明をするよ。さっそくだけど持ち物の説明をしよう。
遠足の持ち物
・服
・食べ物
・水筒
・刀
・馬
・お土産
・おやつ
以上、これだけあれば何とでも周りがしてくれるかな?
さぁ、何から準備をいたそうかな。
「玄以(傅役の前田玄以)よ、水筒が欲しいぞ」
「どうぞこちらを」
「ありがとう!」
「冬服や下着が欲しいぞ」
「どうぞこちらを」
「ありがとう!」
「そこの若侍君、僕のふんどしに頬ずりしないでくれるかな?」
「玄以その人を連れて下がっていいよ。(今すぐに下がってね)」
さてと…馬は愛馬がいる(乗った事はない)、刀は脇差を常にさしている、おやつは金平糖が山ほどある。
残るはお土産であるな。いやー織田の御曹司って凄いね!
何でも出てくるし、この立場を失わないように頑張らないとね。
あとは我がおじいさま(信長)にお土産だね。気にいられないといけないからね。
「母上、信長爺様が好きな物を僕も持ちたいな!」お土産何がいいかななんて聞けないからね。
「金箔髑髏ですか?」
「…やっぱりいいや~」
次に四次よ何かないかな?
「信長様が欲しい物などわかりませぬよ、名物狩りをなさっている信長様が欲しい物など…」
「ですよね」
そこらへんの武将達は
「三法師様の接吻を…」
「三法師様の童貞を…」
「三法師様のふんどしを…」
「三法師様のご寵愛を…」
私は君達の欲しい物を聞いてるんじゃないんだよ。
誰かこの城から出してくれ!利治よ早くしてくれ!
やぁ、足軽達よ君たちは何が欲しい?
「手柄」「嫁」「城」「黄金」「領地」「鎧」「子供」「米」
…米それだ!
尾張の米、地元の米を持って行くのだ!
故郷の米をおじいさまに!
「そこの足軽大義である!お主に米一俵を与える」と言ってから書状を書いて足軽に与えた。
適当に斎藤利尭が何とかしてくれるだろう!ついでに利尭よ尾張の米も持ってきてくれ。すぐにだ。
そして突然ですが母上、後ろで薙刀を持って何をなさっておられるのですか?
「三法師、あなたを探していたのよ」
「いかがなされましたか?…戦でございましょうか?」
「いいえ、利尭があなたがコソコソ何かをしていると言ってきましたよ。」
「京都や安土に、行くなんて事はないさ」
「安土とおっしゃりましたね…利尭から聞いているのですよ」
「は母上、誤解してお、おりますので薙刀を振り上げないでいただきたく…」
「ほぉう、誤解ですと?」
「は、母上、ここれ以上は勘弁を!」
「全てを申しなさい」
「…」
「早く全てを申しなさい!」
「た、確かに禁令を分かっておりながら京都や安土に行こうといたしました、そして利尭始め、玄以、四次、佐藤その他諸々に岐阜城脱出もとい安土行きを手伝うように求めましたが皆が皆拒否いたし、途方に暮れておりました。そんなところで行けなくとも新年ですので贈り物をするのは如何かと思いつき、お爺様に何が良いか皆々に聞いておったのですよ!決して安土に行こうなどとは今はさらさらも思ってはおりませぬ母上、確かに皆の政務を邪魔致しましたが決して悪気があったわけではございませぬ、やはり礼節というのは欠かせぬものではありませぬか、そこにあるのはしかじかであり………ほにゃららなのでございさます母上!」
「えらく饒舌ですね。分かりましたが、水筒は?服は?なぜです」
「剣術稽古の時に近くに飲み物があった方が良いかと…、冬ですのでもっと温かき服が欲しく…」
「三法師…もうよろしいです、貴方は旦那様が岐阜に戻られるまで再び部屋で謹慎(監禁です)していなさい」
「え?」
説得は完璧だったはずだ、何故だ…?
後ろにいる四次の方に首を回し見つめるが、四次は目線をそらすばかりである。
利治の事は言っていないぞ…まさか利治が寝返ったか!
いや、それはなかろう。ではなぜだ!
~長谷川四次~
むしろ、饒舌過ぎて駄目なのですがね。
しかし2歳児とはまるで思えぬ、これが織田の為せる血か?それとも…
いずれにせよ末恐ろしい。
皆が刮目するだけはあるわ。
「麒麟児の未来楽しみよの~」
今日は4日後に控えた安土、京都旅行の説明をするよ。さっそくだけど持ち物の説明をしよう。
遠足の持ち物
・服
・食べ物
・水筒
・刀
・馬
・お土産
・おやつ
以上、これだけあれば何とでも周りがしてくれるかな?
さぁ、何から準備をいたそうかな。
「玄以(傅役の前田玄以)よ、水筒が欲しいぞ」
「どうぞこちらを」
「ありがとう!」
「冬服や下着が欲しいぞ」
「どうぞこちらを」
「ありがとう!」
「そこの若侍君、僕のふんどしに頬ずりしないでくれるかな?」
「玄以その人を連れて下がっていいよ。(今すぐに下がってね)」
さてと…馬は愛馬がいる(乗った事はない)、刀は脇差を常にさしている、おやつは金平糖が山ほどある。
残るはお土産であるな。いやー織田の御曹司って凄いね!
何でも出てくるし、この立場を失わないように頑張らないとね。
あとは我がおじいさま(信長)にお土産だね。気にいられないといけないからね。
「母上、信長爺様が好きな物を僕も持ちたいな!」お土産何がいいかななんて聞けないからね。
「金箔髑髏ですか?」
「…やっぱりいいや~」
次に四次よ何かないかな?
「信長様が欲しい物などわかりませぬよ、名物狩りをなさっている信長様が欲しい物など…」
「ですよね」
そこらへんの武将達は
「三法師様の接吻を…」
「三法師様の童貞を…」
「三法師様のふんどしを…」
「三法師様のご寵愛を…」
私は君達の欲しい物を聞いてるんじゃないんだよ。
誰かこの城から出してくれ!利治よ早くしてくれ!
やぁ、足軽達よ君たちは何が欲しい?
「手柄」「嫁」「城」「黄金」「領地」「鎧」「子供」「米」
…米それだ!
尾張の米、地元の米を持って行くのだ!
故郷の米をおじいさまに!
「そこの足軽大義である!お主に米一俵を与える」と言ってから書状を書いて足軽に与えた。
適当に斎藤利尭が何とかしてくれるだろう!ついでに利尭よ尾張の米も持ってきてくれ。すぐにだ。
そして突然ですが母上、後ろで薙刀を持って何をなさっておられるのですか?
「三法師、あなたを探していたのよ」
「いかがなされましたか?…戦でございましょうか?」
「いいえ、利尭があなたがコソコソ何かをしていると言ってきましたよ。」
「京都や安土に、行くなんて事はないさ」
「安土とおっしゃりましたね…利尭から聞いているのですよ」
「は母上、誤解してお、おりますので薙刀を振り上げないでいただきたく…」
「ほぉう、誤解ですと?」
「は、母上、ここれ以上は勘弁を!」
「全てを申しなさい」
「…」
「早く全てを申しなさい!」
「た、確かに禁令を分かっておりながら京都や安土に行こうといたしました、そして利尭始め、玄以、四次、佐藤その他諸々に岐阜城脱出もとい安土行きを手伝うように求めましたが皆が皆拒否いたし、途方に暮れておりました。そんなところで行けなくとも新年ですので贈り物をするのは如何かと思いつき、お爺様に何が良いか皆々に聞いておったのですよ!決して安土に行こうなどとは今はさらさらも思ってはおりませぬ母上、確かに皆の政務を邪魔致しましたが決して悪気があったわけではございませぬ、やはり礼節というのは欠かせぬものではありませぬか、そこにあるのはしかじかであり………ほにゃららなのでございさます母上!」
「えらく饒舌ですね。分かりましたが、水筒は?服は?なぜです」
「剣術稽古の時に近くに飲み物があった方が良いかと…、冬ですのでもっと温かき服が欲しく…」
「三法師…もうよろしいです、貴方は旦那様が岐阜に戻られるまで再び部屋で謹慎(監禁です)していなさい」
「え?」
説得は完璧だったはずだ、何故だ…?
後ろにいる四次の方に首を回し見つめるが、四次は目線をそらすばかりである。
利治の事は言っていないぞ…まさか利治が寝返ったか!
いや、それはなかろう。ではなぜだ!
~長谷川四次~
むしろ、饒舌過ぎて駄目なのですがね。
しかし2歳児とはまるで思えぬ、これが織田の為せる血か?それとも…
いずれにせよ末恐ろしい。
皆が刮目するだけはあるわ。
「麒麟児の未来楽しみよの~」
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